十字砲火(クロスファイア)はターゲットを確実に殺害する方法で、党は容赦のない軍事組織なので「党最大の敵」を葬るタメには当然この手法が取られます。
しかし党はまた、この暗殺を民間人による賞金目当ての犯行に見せかけようとしたので、出来れば正面一ヶ所からの砲火で仕留めたく、それが愛新覚羅仁によって阻止されたので、将軍は仕方なく側面に配置した狙撃部隊に発射指令を送ります。
それを防ぐのはやはり徳流河(ドゥルーガ)の隣にいたローラしか居らず、彼女も仁に負けないくらい大柄なのでルーガを広くカバー出来ました。
また、ローラは世界的に人気のあるモデル兼女優なので、党も彼女を無闇に殺傷する許可は出さず、弾丸は初め逸らされます。
しかし、いくら威しのタマを撃ってもローラは動じないので、将軍は腕や足を掠める様に撃てと指令します。
ローラは広く腕と足を開いて立ちはだかったので、スナイパーは重症にならない様にそこを撃ちますが、ローラは3発受けてもまったく動じませんでした。
そうこうしている内に、正面の狙撃部隊からの砲火が止まります。
これは「戦いの女神カーリー」が狙撃地点の高層ビルの一室へメーヴェで急行し、そこに催涙弾を投げ込んだからでした。
部屋の中に居た傭兵達は目を開けられなくなり、その後革命軍の警備隊によって制圧されます。
ローラが防いだ側にも高層ビルが建ち並んでおり、そこの狙撃部隊も同じようにカーリーによって無力化されますが、党は絶対に失敗しないよう暗殺計画を立てており、将軍はその最終手段を決行します。
それは装甲ヘリからの狙撃で、遠くからがムリならば近寄って機銃砲で仏舎利塔を蜂の巣にするコトも許可されていました...