今回は「テラ-プラタ(恵みの土地)」が地球を救う理由について、より細かく述べてみたいと思います。
まずはこの、昨日も紹介した非常にシンケンなエコ-ブログを読んで頂きたいのですが、ここでは2030年代にはもうリン資源はピークを過ぎて枯渇へと向かい、世界経済はリン肥料の高騰による食糧価格の暴騰で危機に瀕する... という研究者の予測が述べられています。
この予測は経済研究所も出しており、リン鉱石の枯渇を人類に差し迫った最大の脅威としています。
ここではリンが下水として大量に海へ放出されている現状と、それが海洋微生物の異常繁殖をもたらし生態系を破壊しているコトや、そうした下水をリサイクルするコトでリン肥料を自給自足している先進国(スイス、ドイツ、オーストリア)の事例も紹介されています。
このリサイクル技術は「バイオレメディエーション」という研究ジャンルになっており、その中でも日本のEM1は実用性と成績でトップを走り、その成果は環境先進国から世界中へ広まっています。
農業に関してはEM7というのも有り、これはリン溶解菌を活性化させるモノです。
この菌の働きによって少ないリン肥料でも効率的に作物が育つので、リドゥース(削減)とリユース(有効利用)の技術として意義があります。
このページは中国企業のモノですが、リン溶解菌を単体培養するコトは出来ず、全ての菌は共生によって生きていて、中国の微生物企業はそうした基本をキチンと押さえているので伸びそうです。
「テラ-プラタ-ノバ (宝土改革)」を起こすにはこの「共生」を理想形に導く必要があり、その技術ではまだ日本のEMがトップを走っていますが、それを超えて世界一に立とうと、中国企業は国のバックアップで研究を進めております。