それはチベットに潜入しているSFF(スペシャル-フロンティア-フォース)隊員を核ミサイル基地に結集させる為で、「党」はそこが占拠されたコトを2日遅れで知るコトになります。
これにはターシャの兵站攻撃が陽動作戦として働き、そちらに気を取られた「党」は核心的な施設にSFF隊員が結集するのを防げませんでした。
ここで新たにSFF隊員の登場人物を描きますと、それはチベット人と白系インド人(ペルシャ系かアレクサンダー軍の末裔)の混血男児で、名前はビジェイとします。
因みにこうした混血はネパール人に多く、ビジェイはカトマンズに長逗留した時の友達の名前です。
彼はイケメンでしたが貧乏なミュージシャンで、よく一緒に葉っぱを吸って音楽に浸ったモノです。
話を「工作員結集」に戻しますと、その数は10人くらいが適当でしょう。
彼等はずっと「チベット蜂起」を画策していて、今回のウラン鉱山での蜂起にも参戦しようと準備していました。
そこに「攻守交代」の絶好の機会が訪れたので、チベットに潜入した工作員は総力を結集します。
その中でもビジェイは特に重要な任務を帯び、核ミサイル基地にモーターパラグライダーでいち早く駆け付けます。
彼の特技はコンピューター-プログラミングで、ミサイル誘導システムの研究をしていました。
これは「党」が管理しているのでプログラムを書き替える必要があり、ビジェイはそれを僅か2日でやり遂げます。
あとは発射装置の整備などを他のSFF工作員が行い、実地試験も行って小型の戦略核を1000km離れたタクラマカン砂漠に落とします。
これは狙い通り成功し、その閃光と共に「一大ニュース」が世界中に知れ渡ります。