中国には1億3000万人ものキリスト教徒が居るとされますが、その中でローマ法王を崇めるカトリック教徒は弾圧の対象にされています。
これは党(ドン)が全ての宗教を支配しているからで、その上に君臨するローマ法王の権威などはとても認められないからです。
この状況に対して、ローマ法王庁(バチカン)はずっと抗議し続けていますが、ドンは国外勢力につながる宗教を違法としているので、まったく話し合いの余地は有りません。
しかしそれでもなお、中国の地下教会は成長を続けているので、「宗教に必要なモノは弾圧である」という格言は真実なのかも知れません。
これはキリスト教の「サクリファイス(犠牲)思想」とも絡んでいると思え、ドンに支配された教会の信者になるコトは安全ではありますが、そこには「犠牲思想」を育む余地が無く、なんのスリルもカタルシス(快感、浄化)も無いので、人々は本物を求めて地下教会へと走るのでしょう。
こうした宗教的弾圧を受けて来た人々は、同じく社会的に弾圧されて来た農民工や「闇っ子」に対する連帯意識が強く、「長征」によって新たに立ち上げられた独立自主管理労働組合「連帯」にも積極的に参加します。
このポーランドで民主革命を主導した Union の名前を引き継ぐのは、明らかにローマ法王庁との連帯を意識してのモノであり、世界中のカトリック教徒を見方に付けるタメでもあります。
これに対してローマ法王ヨハネ-パウロ3世は、闇っ子女子達を率いて「真、善、美」にかなった「長征」を行っている徳流河(ドゥルーガ)にテンプル賞を贈り、「中国女性革命」との連帯の意を表明しました。
これに答える形で、ルーガは次のアルバムのタイトルを「Faith Light(信仰の光)」とし、彼女はほとんど寝ないで活動しているので、その発表は驚くほど早く受賞してから3日後とします。