私がトイレに入っていると、高確率でくぅちゃんがついて来ます。
昨夜もそうで、足に擦り寄ってゴロゴロ喉を鳴らしながら、
私を見つめてパカッと口を開けました。
は?何?そのアホ顔??
いいや!!違うぞ、ワタシ。これは噂に聞くサイレントニャーだっ!!!
母猫と仔猫間のみで疎通の出来る周波数。
思い返せば、くぅちゃんがオカンを見つめて口をパカッと開けている事が
今までもありました。
その度に、舌のしまい忘れと同じものだと思い、
「くぅちゃん、口、開いているよ?」なんて無神経な事を言っていたんです。
まさか、まさか、『愛』だっとはっ!
「おいらはそんな回りくどい事はしないぜィ」
ああ、アンタは主張が激しいもんな。
煩いほどぎゃあぎゃあと、ひっついて来るもんな。
今日なんてさ、Hillsの糖尿病療法食をジップロックに小分けしようと
準備して、その前にトイレに行っておくか、と目を離したんです。
するとバリバリバリッ!と音が。
「ちぃ!?」と顔だけ出すと、案の定ちぃちゃんがカリカリが入った袋を、
食い破ろうとしている姿が目に飛び込んでいきました。
「やめんかっこら!!」と怒鳴ると、「やべっ」と逃げて行きましたよ。
この子はさあ、臭覚が犬並で、以前宅配で届いたカリカリを玄関に置いたまま
買い物に行ってしまい、帰宅したら、ちぃちゃんが段ボールを食い破り、
カリカリの袋まで食い破っているところでした。
「あっ!」と叫んで目が合うと、「やべっ!」と脱兎の如く逃げて行き、
散らばったカリカリを、事の善し悪しを全く理解してないくぅちゃんが
食べていて、「あたしじゃないわよ。見ていただけなんだから」と、
あちゃさんがオカンを見上げてキャンキャンと主張。
そして何が起こっているのかも知らず、寝室で眠るれんれんという、
そんな事があってから、届いたカリカリ入り段ボールは即座に解体する
ようになった経緯があります。
逞しいよ、ちぃちゃんは。ノラでも生きてけそう。
あ。今日はくぅちゃんの誕生日(推定)ですよ。
13歳になりましたー。高齢化が進んでるなー。
でも今更もう仔猫のテンションにはついていけないと思います。
熟年猫も良いもんですねぇ。
ではでは。