写真は「ほりほり」です。
5月13日で2歳になります。
ほりほりは唯一病気から復活して元気になった子。
3兄弟のうち天国に行った「るんるん」の分まで頑張って長生きしてほしいです。
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娘は本が好きなだけではなく、書くことも好きです。
小学生の時も友達とお話を書いて交換して読んでいました。
このGW中もこれから書くお話の下書きがメモ用紙に書かれていました。
ちょっとナイショで公開したいと思います。
とても「カマキリダンス」を踊るような子が書いたとは思えないほど暗ーーーいお話です。
文章はそのままなので、内容も拙く、表現がおかしいところがありますが、気にせず読んで下さい。
題名は「永苦人(もくと)」。くらーい・・・。これは名前というか、主人公を表すあだ名のようなものらしいです。
永苦人(もくと)
「ね、お母さん。この音はお母さんの鈴の音だよね?」
永苦人は亡き母の写真に語りかけている。やがて顔を上げベンチから立ち上がり、写真を握りしめ、公園を歩く人々に話しかけた。
「あのー、つかぬことを聞きますが、この鈴の音はどこからするのです?僕にはわからないのですが。」
人々は無視をする。
こういうのに付き合うと面倒だと昔から教えられてきたのだった。
気になることに、永苦人は女性には語りかけない。何も言わず、女たちの顔をのぞき込むだけ。
そして、その顔と母の顔を照らし合わせる。
もうわかったであろう。
永苦人は今、亡き母を探しているのだ。
よく聞く「無駄な骨折り」というやつだ。
永苦人は「無駄」という言葉の意味を明確に知っており、これがその「無駄」であることもよく承知している。
ただ、あきらめきれないのだ。
三年前、永苦人は反抗期だった。
そして母と大げんかをし、気の弱い母に「死ね!」という言葉を連発してしまったのだ。
ちょうどその時期、母は夫のことでも悩んでいた。
夫は浮気をし、その愛人と楽しい時間を過ごしたかったため、かなりの額の借金をしていた。
返済を求められている額は、母の想像を超えていた。
夫の職業では到底返すことができない額だった。
家の貯金をはたいても、とても足元にも及んだものじゃない。
母は「夫の浮気」と「多額の借金」で、ついに詐欺をしてしまったのである。
おかげで借金を返済することはできたが、心には大きな穴ができたようであった。
そんなある日、詐欺の被害にあった「田中幸子さん」が自殺をしたというニュースが流れた。
その人を死に追いやったのは、紛れもなく永苦人の母であった。
そして次の日、責任を感じた母は睡眠薬を口いっぱいにほうり込むと、永眠したのであった。
なんとかわいそうな永苦人。
母の死んだ日はちょうど永苦人と大ゲンカをした翌々日であった。
つまり永苦人は勘違いをしたのだ。
母の死の原因は永苦人が死ねと言ったからではないのに、永苦人は自分の暴言のせいだと信じていた。
遺書はなかった。
母のとっさの行動に、永苦人は原因は自分なんだとますます責任を感じたのであった。
僕のせいで母さんは死んだ・・・
こうして母の写真と母のいつも身につけていた鈴だけを頼りに、母を探し出したいと思っていた。
一度でいいから母の顔を見て、抱きしめ、ごめんなさいを言おうとしている。
太陽は山にしがみつき、少しずつ顔をかくそうとしている。
・・・つづく・・・
くらーい!!!なんで気の弱いお母さんが詐欺をはたらくんでしょう?
その前に多額の借金までして浮気をした旦那さんに怒らないの?
ツッコミ所はいろいろありますが、かわいい「たこやきぼうや」のメモ用紙に走り書きをしてあったのを載せただけなので(読まれるとも知らず)、ご容赦下さい。
しかし、「永苦人」という題名といい、大丈夫かな、うちの子?
カマキリダンスを踊ったり、暗い話を書いたり、中学生って複雑です。
5月13日で2歳になります。
ほりほりは唯一病気から復活して元気になった子。
3兄弟のうち天国に行った「るんるん」の分まで頑張って長生きしてほしいです。
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娘は本が好きなだけではなく、書くことも好きです。
小学生の時も友達とお話を書いて交換して読んでいました。
このGW中もこれから書くお話の下書きがメモ用紙に書かれていました。
ちょっとナイショで公開したいと思います。
とても「カマキリダンス」を踊るような子が書いたとは思えないほど暗ーーーいお話です。

文章はそのままなので、内容も拙く、表現がおかしいところがありますが、気にせず読んで下さい。
題名は「永苦人(もくと)」。くらーい・・・。これは名前というか、主人公を表すあだ名のようなものらしいです。
永苦人(もくと)
「ね、お母さん。この音はお母さんの鈴の音だよね?」
永苦人は亡き母の写真に語りかけている。やがて顔を上げベンチから立ち上がり、写真を握りしめ、公園を歩く人々に話しかけた。
「あのー、つかぬことを聞きますが、この鈴の音はどこからするのです?僕にはわからないのですが。」
人々は無視をする。
こういうのに付き合うと面倒だと昔から教えられてきたのだった。
気になることに、永苦人は女性には語りかけない。何も言わず、女たちの顔をのぞき込むだけ。
そして、その顔と母の顔を照らし合わせる。
もうわかったであろう。
永苦人は今、亡き母を探しているのだ。
よく聞く「無駄な骨折り」というやつだ。
永苦人は「無駄」という言葉の意味を明確に知っており、これがその「無駄」であることもよく承知している。
ただ、あきらめきれないのだ。
三年前、永苦人は反抗期だった。
そして母と大げんかをし、気の弱い母に「死ね!」という言葉を連発してしまったのだ。
ちょうどその時期、母は夫のことでも悩んでいた。
夫は浮気をし、その愛人と楽しい時間を過ごしたかったため、かなりの額の借金をしていた。
返済を求められている額は、母の想像を超えていた。
夫の職業では到底返すことができない額だった。
家の貯金をはたいても、とても足元にも及んだものじゃない。
母は「夫の浮気」と「多額の借金」で、ついに詐欺をしてしまったのである。
おかげで借金を返済することはできたが、心には大きな穴ができたようであった。
そんなある日、詐欺の被害にあった「田中幸子さん」が自殺をしたというニュースが流れた。
その人を死に追いやったのは、紛れもなく永苦人の母であった。
そして次の日、責任を感じた母は睡眠薬を口いっぱいにほうり込むと、永眠したのであった。
なんとかわいそうな永苦人。
母の死んだ日はちょうど永苦人と大ゲンカをした翌々日であった。
つまり永苦人は勘違いをしたのだ。
母の死の原因は永苦人が死ねと言ったからではないのに、永苦人は自分の暴言のせいだと信じていた。
遺書はなかった。
母のとっさの行動に、永苦人は原因は自分なんだとますます責任を感じたのであった。
僕のせいで母さんは死んだ・・・
こうして母の写真と母のいつも身につけていた鈴だけを頼りに、母を探し出したいと思っていた。
一度でいいから母の顔を見て、抱きしめ、ごめんなさいを言おうとしている。
太陽は山にしがみつき、少しずつ顔をかくそうとしている。
・・・つづく・・・
くらーい!!!なんで気の弱いお母さんが詐欺をはたらくんでしょう?
その前に多額の借金までして浮気をした旦那さんに怒らないの?
ツッコミ所はいろいろありますが、かわいい「たこやきぼうや」のメモ用紙に走り書きをしてあったのを載せただけなので(読まれるとも知らず)、ご容赦下さい。
しかし、「永苦人」という題名といい、大丈夫かな、うちの子?
カマキリダンスを踊ったり、暗い話を書いたり、中学生って複雑です。