へるしーな日々

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父との思い出

2014-08-05 19:21:05 | メモリー

朝刊の「くらしの作文」という欄で、小松隆一さんの文を読んでいて、何とも懐かしい気分になりました。

お土産は、なぜかいつも一冊の本だった・・・に続く作者の小松さんは私よりお若い方だけれど、 「十五少年漂流記」 「宝島」 「三銃士」は、
三冊とも父が私にプレゼントした本と同じ!という偶然にびっくりでした。

 

  中日新聞・8月5日 朝刊より 

 

「十五少年漂流記」 は15人の少年が無人島に漂流して、力を合わせ生き抜くという、今となっては興味深い物語なのだが小学校低学年の私には難しすぎて、何年もあとに読んだ覚えがある。
「宝島」と「三銃士」は、一応すんなりと読むことができたが、今、振り返ってみると父は冒険ものが好みだったのか・・・
そして、どちらかというと三冊とも男の子向けの本だったような・・・

父が娘に与える本は、年齢より少し高度なものであったが私が、それで本嫌いになることはなかった。父の他にも本を与えてくれる大人が周りにいたから・・・それは、叔父であり、叔母の時もあった。

「小公女」・「アルプスの少女」・「小公子」は小学校の頃に読みふけった本でした。

大正生まれの少し取っつきにくい父でもあった。のところも共感でしたね~
愛情深い性格でしたが、子供心にも理不尽なことを言う・・・と思ったことも多々ありました。
「女の子は口笛など吹くものではない」とか、中学時代の私の歩き方(後姿)を見て「そんなに反り返って歩くな!」等など・・・

くらしの作文の、小松さんのお父様を追憶する文のおかげで、遠い子供の頃のことが胸の奥から湧きだしてきました。
存じ上げない、お方ですが、お礼申し上げます。

47歳で早世した父に、娘に対する思いを聞くこともなく過ぎてしまいましたが、今朝の投稿文のおかげで、しきりに父のことを思い出した朝でした。