南九州の旅

ジィジの再生記念日、6月17日に南九州の旅に出かけてきました。
JTBさんのツァーに参加して、8時15分中部国際空港発の飛行機で9時30分に宮崎空港へ降り立ちました。
台風4号の発生で、お天気は朝から雨でした。

空港ではここから同行してくださる添乗員さんが迎えてくれました。
各地からの参加者40名ほどの一行がこの二日間をご一緒するバスで出発です。

バスは海岸沿いの道を南下して、堀切峠をすぎた道の駅フェニックスで休憩しました。
この付近一帯は日南海岸国定公園となっているところです。

 

 

鬼の洗濯板

更に南下して油津から内陸の方へ、日南市の飫肥（おび）へ向かいました。このツァーでは飫肥城散策が組まれていたのが選んだ要因の一つでした。

飫肥城大手門

 

 

飫肥は藩主伊東氏のおさめた500年におよぶ小さな城下町で九州の小京都と呼ばれているそうです。城は周囲2.7キロの場内に松尾の丸・中の城・本丸などを配した平城です。
自由見学なので、私たちは豫章館（藩主の住まい）や松の丸（御殿）などを見て回りました。

大手門を入ったなかに小学校もあるということでした。
通りに面して日本の近代外交の礎を築いた明治の外交官、小村寿太郎の資料館、小村記念館がありました。

昼食には飫肥の名物、飫肥天定食（魚のすり身に豆腐を混ぜて揚げたもの）をいただきました。
魚卵の煮付けなどもあって、ヘルシーな献立で満足でした。
食後に　卵焼き　を頼んで食べてみました。卵焼きと聞くと出汁巻き卵を連想しますが、ここのは違います、デザートと思ってください・・・と事前のガイドさんからの情報どおりでした。
食した感想は、丁寧に作られたプリンでしょうか。おいしゅうございました。

 飫肥は、じっくり、ゆっくり見ていれば、ここだけで一日過ごしても・・・と思える場所でした。もっと見たい！場所もありましたが、そこはツァーです。
決まった時間にはバスに戻らなければなりません。　　雨に濡れた紫陽花がきわだって美しくみえた町でした。

                             
飫肥の卵焼き

 

 

止まない雨のなか集合場所へ戻り、バスは東九州自動車道へ、南九州市にある知覧へ向かいました。
行程の中に知覧特攻平和会館があったので、ジィジはこのツァーに決めよう！となった所です。

知覧は昭和16年大刀洗陸軍飛行学校文教所が開設され、少年飛行兵・学徒出陣の見習い士官らが操縦訓練をかさねていた所です。
戦況が緊迫し険悪となり昭和20年本土最南端の陸軍特攻基地となり20歳前後の若い隊員たちが
国の将来を思いながら出撃した地だということです。

当時の真の姿・遺品・記録を後世に残し、史実を多くの方に知っていただき、戦争のむなしさ平和の大切さ命の尊さを訴え正しく語り継ぎ、恒久の平和を祈念することがこの地の責務であろうと基地の一角に建設されたのだそうです。

 

 
　　　　　　　　　　　　　　　　　知覧特攻平和会館

 

毎年5月3日の知覧特攻基地戦没者慰霊祭には全国から参拝者が訪れているそうです。

戦争を知らないやーやですが、たくさんの若い命が散っていった地に来て、この平和会館に展示されている出撃した人たちの遺書・母や家族への手紙を読みながら、涙があふれてきました。

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雨はさらにはげしくなってきました。
知覧をあとにして、一行は今夜の宿の指宿へ・・・宿について、まず砂蒸し風呂を体験しました。
浴衣のようなもの一枚のみで、砂の寝床へあおむけに横になると、係りの人が　ドサッ　ドサッと温かい砂をかけてくれます。
5分もするとポカポカとしてきます。うとうとしそうなよい気持ちです。もう5分くらいすると、今度は熱い！と感じるところが・・・体を少し動かして温度を調整します。12～3分くらい砂に埋まってそのあと、温泉につかると、体がほかほかで軽くなったような気がしました。

そのあとはゆっくりと薩摩の料理をいただきました。
この地方の料理はお出汁をきかせた薄口ですが、ガイドさんの説明によると醤油がすでに甘味のある薄口になっているということでした。
わたし達にはぴったりのお味でした。
生ビールがおいしかったこと！

旅行一日目、内容の濃い一日はこうして暮れていきました。
明日は二日目を・・・またお付き合いくださいね

 

 　ながながとお読みくださりありがとうございます