今し方、ネットで長選出馬表明に「高校誘致に取り組む」というのがあった。
市政の自治団体で高校がないことに驚いた。もしかして、埼玉県内にはあるかもしれないと推測するが、地方では「市」は地域の中核との思い込みがあるからだ。
ただ、本市は那覇市や糸満市に直線で5km内にある。
ない理由が見えてきた。
沖縄県、鹿児島県など多くの離島を抱える県では中学卒業後には島を離れて通学せざるを得ない多くの子女がいる。彼ら、彼女らが親元を離れざるを得ないことには同情した。昔、中卒で京浜、阪神、中京地区に就職していった時代とは違うが、親元から離れるという実態は同じだ。違うとすれば、船便などが良いことで、遠くないことか。
論点を変えて、なぜ親元を離れてまでも高校に進学しなければならないのか、である。高校がないからである。
さてコロナ感染者増加の懸念から、登校せずに「リモート授業」なるものが小中高大と特に今年は多くでところで実施された。その効果のほどの研究成果はないが、文科省以下の公認で実施されたのは事実である。
オーストラリアでは地上でも数百km離れた師弟が衛星放送で学習しているそうだ。
多くの級友と学習する意義は十分理解している。また、部活動が目的で、親元を離れて通学する私立高校生も多いが、通常の通学には親元で生活させたい者だ。
また、登校拒否の改善策にもなるのではないだろうか。
以上から、離島にリモート学習も認め、高卒認定を行うことを提案するがいかがだろう。併せて不登校生とのためにも。