斜めに

社会を斜めに見ると裏が見える?

本「本当に恐ろしいアメリカの・・・」に驚く

2020-05-29 11:04:04 | 政治
「本当に恐ろしいアメリカの思想と歴史」(副島隆彦著)のタイトルに惹かれた読んだ。

ヨーロッパが中心のフリーメイソンの歴史的な流れ、その背景、宗教との関わりは理解でいたが、「恐ろしい」ことはヨーロッパでのこととしか読み取れなかった。これと手、特段書籍にするほどでもなかろうが、実感。

ただ、この下りには注目と疑問が。
「明治天皇制を背後で操ったのはいイギリスで、現人神化」「戦後は米占領軍による天皇の人間宣言」
後者は誰もが理解しているが、前者の論理は初めて聞くこと。それなら欽定憲法はなぜプロイセンを手本に?一言も触れていない。

その他、欧米の歴史の細部について「これを知る日本人はほとんどいない」といくつもあげるが、日本人にとって欧米の歴史の詳細を知る必要性はあるのだろうか。日本史についてすら大事件などさえ知らない人が多いのに。多分欧米歴史専攻者のことなんだろうと思わずにいられなかった。

どんな点での「恐ろしいアメリカ」はついぞなかった(感想)。
全体として面白いのだが、「節のない竹にトゲがいくつもあった」漢字で読み終えた。失礼な評価を例えでもう一つ「いたち」の看板に誘われた気がした。