スギタ議員とミズタ議員は

ベッドに横になり、眠りに就くまでの間、スマホをいじる習慣が私にはあ
る。動画投稿サイトのYouTubeを見ていると、ついつい興味をそそられ、
眠気が吹き飛んでしまうこともしばしばなのだが、昨夜は違った。「ええっ、
そんな？！」
ニュースサイトを見ていた私は、その見出しを目にして、呆気にとられた。驚
きで眠気が吹き飛んだ。

「江原啓之、『ＬＧＢＴは生産性がない』発言の水田議員をバッサリ『無視
するべき』」

私の目に飛び込んできたのは、こういう見出しだった。「ミ、ミズタ議員
だって？！」私は目を皿にしてこの見出しを一再ならず確かめた。だが、
私の見間違いではなかった。
他方、私がきょうのブログでこの議員のことを取りあげ、「スギタ議員」と
書いたことも間違いなかった。「スギタ議員はとんでもスギタ」という ふざ
けたタイトルを付けたから、それはよく憶えている。
「きょう書いたブログ、すぐに訂正しなければならないだろうか？」
私は事実を確かめるべく、「水田水脈」と検索ワードを入力して、ググって
みた。検索結果として表示された記事は、あらら、すべて「杉田水脈」とな
おっている。これは一体どういうことなのか？

眠い目をこすりながら、あれこれ調べて判ったのは、このトンデモ女性議員
は旧姓が「水田」だったのが、結婚して「杉田」に変わったらしい、という
ことである。ゆえに彼女の正式な呼称は「杉田」であり、本人も「杉田水脈
（みお）」と呼ばれることを望んでいる。よかった。それならきょう書い
たブログ記事を訂正しなくても済む。私はホッとして眠りに就いた。

翌朝、つまりきょうの朝のことである。念の為にと確認したら、例の記事は
「江原啓之、『ＬＧＢＴは生産性がない』発言の杉田議員をバッサリ『無視
するべき』」とタイトルが変わっていた。記事の配信元が誤りに気づき、
「水田」から「杉田」へと、急きょ訂正したのだろう。ったく、スギタ議員と
いい、この記事といい、人騒がせな話だよ！ まあ、私としては、ネタを提供
してくれるから、まんざらでもないんだけれどね。