論語を現代語訳してみました。
述而 第七
《原文》
子之所愼、齋戰疾。
《翻訳》
子〔し〕の慎〔つつし〕む所〔ところ〕は、斎〔さい〕・戦〔せん〕・疾〔しつ〕なり。
《現代語訳》
〈あるお弟子さんが、次のように仰られました。〉
先師(=孔子のこと)が粛然〔しゅくぜん〕とされていたのは、祭祀・有事・疾病のときだけでした。
〈つづく〉
《雑感コーナー》 以上、ご覧いただき有難う御座います。
「祭祀」は家内にかかわること、「有事」は国家存亡にかかわること、「疾病」は人の生死にかかわること。
たしかに、面白おかしく話したりすることではありませんね。ましてや、それらをビジネス(商品)化することなど、言語道断だと思います。
※ 孔先生とは、孔子のことで、名は孔丘〔こうきゅう〕といい、子は、先生という意味
※ 原文・翻訳の出典は、加地伸行大阪大学名誉教授の『論語 増補版 全訳註』より
※ 現代語訳は、同出典本と伊與田學先生の『論語 一日一言』を主として参考