2021年ドラフト1位の12人予想
これまで高校生投手、高校生野手、大学生投手、大学生野手、社会人投手、社会人野手の順位予想をした中で、1位予想をしたのは下記7人となる。昨年は1月の段階で10人を1位候補と予想しており、今年はやや少ない。
予想順位 | 選手名 |
1位 | 小園健太 市和歌山(1位予想) 森木大智 高知(1位予想) 畔柳亨丞 中京大中京(1位予想) 阪口楽・外・岐阜第一(1位予想) 佐藤隼輔(1位予想) 山下輝(1位予想) 水野達稀 JR四国(1位予想) 残り5人 |
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この中で指名が重複しそうなのが、小園健太投手、森木大智投手、阪口楽投手の3人で、特に小園投手は実績も含めて12人の中で頭ひとつ出ている印象がある。現在のように1位候補が少ない状態が秋まで続けば、4球団から6球団くらいの1位指名重複があるかもしれない。
森木投手も実力は十分見せており、春・夏の高知大会には12球団のスカウトが勢揃いしそうで、小園投手との比較で森木投手の指名にいく球団が1、2球団ありそう。また、巨人は今年、外野手の1位候補を探していた。打撃の強化を必要とする球団は、阪口選手の1位指名をしそうで、こちらも2、3球団で指名競合するかもしれない。
そして残り5人については、2位指名予想をした選手から選びたい。
予想順位 | 選手名 |
2位 | 風間球打 明桜(2位予想) 松浦慶斗 大阪桐蔭(2位予想) 三浦銀二(2位予想) 椋木蓮(2位予想) 正木智也 慶応大(2位予想) 古賀悠斗 中央大(2位予想) 廣畑敦也 三菱自動車倉敷(2位予想) 森井絃斗 セガサミー(2位予想) 八木玲於 Honda鈴鹿(2位予想) 福永裕基 日本新薬(2位予想) |
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2位予想をしたのは10人で、こちらも昨年は1月時点で16人を挙げており、ドラフト上位候補全体でもやや少ない。
その中で、風間球打投手と松浦慶斗投手の高校生投手は現時点でも評価が高く、風間投手は常時150キロを投げそうな雰囲気があり、最終的に小園、森木と肩を並べる存在になりそう。松浦投手は左で150キロというインパクトがあるが、昨年の松本隆之介投手(横浜DeNA3位)、一昨年の及川雅貴投手(阪神3位)と上位確実とは言えないた。センバツ・春・夏の投球しだいとなりそう。
三浦銀二投手と椋木蓮投手は、大学1、2年から実績を残している。チーム事情もありリリーフでの登板が多くなっているが、今年は先発として勝負しそう。共にスマートな体から150キロの速球を投げており、今年はどんな方向に強化をしていくのか、そして先発で勝てる投手としてアピールできればとなる。その中で東京六大学でプレーする三浦投手はリーグ戦で活躍すれば1位指名になりそう。椋木投手は1位指名になるためには全日本大学野球選手権での活躍が必須だろう。
社会人投手では廣畑敦也投手、森井絃斗投手、八木玲於投手を挙げているが、昨秋の都市対抗のアピールでは廣畑選手が素晴らしかった。今年1年間、しっかりと投げて行ければ、1位指名の声も出てくる。森井投手は昨年も悪くなかった。プロでも先発でできる力を見せている。八木投手は常時150キロを出す出力のある選手で、リリーフとして即戦力と言える。二人は春の社会人野球日本選手権での活躍が1位指名の必須条件となりそう。
野手では正木智也選手、古賀悠斗選手、福永裕基選手を挙げた。正木選手は強打の外野手の候補として評価が高まりそうで阪口選手との兼ね合いで1位指名されるかもしれない。またプロ側が欲しがる選手として、捕手、強打の内野手もキーワードとしてあり、古賀選手は打撃に磨きがかかれば1位で指名する球団も出てくるかもしれない。福永選手は強打の二塁手ということで、都市対抗のような活躍を続けられればと思う。
ただしドラフト会議の指名は、2位予想をした選手がそのまま繰り上げて1位指名とならない難しさもある。1位は将来のエースや4番といった可能性を狙う傾向があり、関戸康介投手(大阪桐蔭)や徳丸天晴選手(智弁和歌山)、高木翔斗捕手(県岐阜商)といった選手が1位指名に上がってくるかもしれない。また社会人投手も評価が急上昇しそうな投手もおり、吉村貢司郎投手(東芝)、高椋俊平投手(西部ガス)、小孫竜二投手(鷺宮製作所)は非常に楽しみだ。
という事で現時点でのドラフト1位12人は、あらためて以下の様に予想します。
予想順位 | 選手名 |
1位指名 | 小園健太 市和歌山 森木大智 高知 畔柳亨丞 中京大中京 阪口楽 岐阜第一 佐藤隼輔 筑波大 山下輝 法政大 水野達稀 JR四国 風間球打 明桜 三浦銀二 法政大 正木智也 慶応大 廣畑敦也 三菱自動車倉敷 徳丸天晴 智弁和歌山 |