なぜ人は動かされるのか。影響力の武器を読んだ。
マーケティング、とりわけ広告の仕事が多い自分には日頃の悩みに直結する。基本的な考えとして、広告の仕事は「親友の結婚祝いの会を仕切ると考えろ」とよく私は話している。
会場にくる人全員を幸せな気分に出来ればいいけど、そのために何を優先させていくか、誰の気持ちに寄り添うか。時に例外はあるが、何よりも新婦を笑顔にできることを優先する。そうすると、新郎も笑い、会場もハッピーな空気になる。この本を読んでもあらためてその考えが強くなった。
新婦を理解していれば、これをやると新婦が絶対に喜ぶカッチ、サーがあり。マックスやりたいことも、新婦が判断したことなら多少の妥協も喜んでもらえる。一般的な会の流れからズレることをやる場合は、その理由付けなどが伝わりやすいように細心の準備や段取りが必要であることなどなど。マーケティングコミュニケーション、広告には必要な情報が様々な事例をもとに書いてあり頭の整理になった。
返報性のルールなんかは、やはり貸し借りをうまく活用しないとカモになってしまうことは身が引き締まる思いであり、自分の交渉においても意識をしないといけないと再認識できた。