インドネシア生活が間も無く半年経とうとしている。
こちらに来て最初に感じたことは、貧富の差が目に見えてわかることと、衛生概念が低いということだった。現地の人やこちらに長く住む人に聞いてもそこは間違っていないようだ。ちなみにこのブログを書いてる今は私は食中毒で4日間腹痛と下痢が続き、昨日は点滴を初体験した。この食中毒も衛生概念が低いことに自分が慣れて来て、屋台で飯を食べたり、歯磨きを水道の水で平気でやるようになった積み重ねの気がする。今はお腹がめちゃ痛いけど、もうこの低くなった衛生概念は変わらないというか、変えない気がしている。お腹が痛い以上にそれによりコミュニケーションや色んな味の幅を持つことができたからだ。なんなら定期的な下痢は当たり前でいいやということ、、、
そんな中、「一気読み世界史」「13歳からの地政学」「汝星のごとく」「地図と拳」「言葉のズレと共感幻想」を読んだ感想をここに記しておきたい。
「一気読み世界史」歴史の教科書としては歯抜けだし、読み物としてはストーリー性が足りなかったが、知らなかった知識に触れられた事はよかった。かな。
「13歳からの地政学」これはまた再読したいし、子供にも読んで欲しい。日本に住んでると日本中心に、日本とその周りの国で起きてることしか目を向けないが、世界がどんな関係で成り立ってるかを分かりやすく理解できる。そして自分には関係ないはと出来事を流すのではなく、好奇心をもって相手の立場を考えながら出来事を考えると自身の幅が広がることを学べる。
「汝星のごとく」2022年の本屋大賞の他、直木賞候補にもはいった恋愛大作。人としての正しさと、自分たちだけの正しさと、何も正しいことはこの世にない、人生の難しさ男女の儚さが涙した。
「言葉のズレと共感幻想」これは目から鱗。小さな単語の理解から人には差があり、そのズレは文章や会話になるとさらに大きくなるから、もっと前提から人は違うことを考えてコミュニケーションをしなければならないことを楽しく前向きに捉えれる。これは子供がもう少し大きくなったら読ませてあげたいと思う。
「地図と拳」これたぶん直木賞受賞したのかな?地図が大好きな人が満州で世界大戦という大きな唸りに巻き込まれて暴力、戦争に自身も関わっていく。戦争の裏側では想像もしない人間ドラマがたくさんあることを学んだ。とにかく読み終わった時に重みがすごかった。
他にもいろいろ読んだけれど、いいも悪いも印象に残ったものを記載しておきます。