福井晴敏の作品。原作と映画の
両方を見た。
この作品、映画化前提の作品だからどっちが原作だかわからないが、
小説の方が圧倒的にインパクトが強い。
たしかに映画は潜水艦の中の切羽詰った感はうまく表現できている
のだが、なにせ内容が薄い。アクション映画としての出来は
かなりいいと思いますよ!
例えば、人間は何をもって何を基準で生きる道を選ぶかを問い
ただすシーンでも小説ではかなりのページを割いて描写している
のがだ、映画では一瞬の回想シーンだったり。。。
小説版の感想は、戦争の陰には色々な犠牲があり、犠牲になったひと
も最後までそれぞれに生きる事、生き様を、様々な立場で考えていく
ものなんだなとあらためて感じた。
小説は途中何度か涙があふれた。終章では涙がこぼれてしまった。
なんか最後は元気をもらえた気がする。