阪神淡路大震災から20年。
その20年の間、震度6以上の地震は気象庁調べで50回起きています。
鳥取地震で50回目。毎年、数回起きているのです。
熊本地震の前に42回もあった中で、災害時のペットを取り巻く環境は少しでもよくなって
いっているのでしょうか。
熊本地震でも、素早く動いていたのは民間の団体・個人だったような気がします。
そんな中で、アデラも通っている動物病院が災害時におけるペット同伴避難所開設願いの
署名運動をされました。(署名運動は終了しています)
私もその運動に強く賛同し、(このブログでも書きましたが)
友人・知人・全国のわん友さんに手紙を書き、1608名の方にご協力いただきました。
本当にありがとうございました。
多分、署名を集めているときにいやな思いをされた方もあったであろうと思います。
私も、頼んでもいない全然知らない人に暴言を吐かれました。
私が友達にお願いしている話を横で聞いて、割り込んできたのです。
「偽善」とも言われました。
ボランティア活動をするとき、よくぶつかることです。
私も長年、熊本骨髄バンクでボランティア活動をしてきましたが
街頭募金をするときなど、よく「その金を自分たちで使うんだろう」とか怒鳴られたりしたものです。
人の考えは千差万別。
強い信念をもって意志を貫くしかないのですよね。
私は偽善でもいいと思います。立派なことを言って何もしない人より
たとえ偽善だとしても行動することの方が大事なんです。
「24時間テレビ:愛は地球を救う」も同じ。
偽善とかやらせとか、出演者はギャラをもらうな、とかいつも色々言われていますが
毎年何億円というお金を集め、何十年もそれを続けている。それだけですばらしいと思います。
障害者に光を当てていることにうそはないですから。
なので、私も毎年少しでも募金しようと思うのです。
ボランティアに関しては、自己満足で大いに結構。
大体、色々と御託を並べる人に限って、何もしないんですよね。
御託を並べて「しない」理由づけをするんです。
高校生のときに参加していたボランティア活動で
何かキャンペーンをするときに、必ず、新聞社やテレビ局に告知していたので
宣伝するなんておかしい、と抗議したところ
当時大学院生だった会長が「活動を多くの人に知らせるのも重要なんだよ」と
教えてくれました。そうすることにより、困っている人の存在を知らせることになるんですね。
今考えると、しっかりした学生さんだったなあ。今の私よりずっと。
ありがたいことに、ほとんどの友人が快く私のお願いを聞いてくれて
それぞれに奔走してくれました。
署名は数が勝負ですからね。本当に感謝です。
今朝の熊本の地方紙。熊本日日新聞一面。
まだまだ復興できぬ熊本です。
わんこのうれしそうな後姿だけが救いですが。
全壊判定のマンションで、住人が全員退去したあとも、ペットがいるために
仮設にも入れず、電気も水もないマンションで暮らす飼い主さん。
これは氷山の一角。もっとたくさん同じような方がひっそりと暮らしておられると思います。
そしてこれからも、日本で災害が起きるたびにこういう被害者が出てくるんだろうなあと思います。
私に暴言を吐いた人、医者だということだけど(それ聞いて唖然とした!)
ペットを助けるということは、人を助けることなんだよ。
病気やケガを治すことだけが医者の仕事じゃないんだよ。・・・と、言いたい。
その人に色々言われて、俄然、お尻に火がつきましたよ。
私をBeat upしたつもりでしょうが、残念でした。
おかげでがんばれました。ありがとう。
今日は長々と怒りを書いてしまった。お見苦しいとこ、お見せしました。
今朝の熊日朝刊の記事に怒りを覚えたものですから。
こういう内容を一面に取り上げてくれた熊日さんに拍手を送ります。
ありがとうございました。