5月30日
姉たちと久しぶりに一緒にお出かけした。
母とも出かけた思い出の玉名・高瀬しょうぶ見物。
最初は母も元気なときだったから、10年以上もここへ来てたことになるね。
夜のライトアップにも来たね。
去年から夏はおでかけしないようにしていたから、
今年も涼しくなるまで休日は家で過ごす予定だった。
アデちゃん、しばらくおでかけはお休みだねーなんて言いながら。
まさか、この40日後にアデラとのお別れがくるなんて思いもしないお出かけだった。
輝くような青空の日で
美しい日だった。
ちょっとアデラには暑すぎるかな、と思い
サクっと写真を撮って、10分ほどで私とアデラは車へ戻ることにした。
サクっと撮った写真。
最近はアデラとふたりでのお出かけが多く、タイマーを使っての写真ばかりで
ピントが合っていなかったり、
カメラ目線じゃなかったり、と
なかなか思うような写真がなかったけれど、この日は姉に撮ってもらったからか
アデラも思うところがあったのか
神様からの贈り物だったのか
私もアデラもすごくいい笑顔で写っている。見るたびに泣けるくらい。
アデラがかわいくてたまらない。
もう一度、こんなふうに抱きしめたい。
たくさん撮ってきた集合写真。
人数もだんだん減ってきて、顔もみんなシニア顔になってきて
悲しいけど、淋しいけど
かけがえのない時間をありがとね。
この数か月、気持ちがほぼ死んでいた私だけど
決心したことがある。
新しいコを迎えて前に進む。
私の誕生日。お祝いの席で、アデラの絵を抱きしめて号泣したとき
もう一度アデラに会いたい、と思った。
残りの人生を考えたとき、そばにいてほしい存在。
小さな命。
保護犬やリタイア繁殖犬も調べたけれど、年齢制限で無理。
自分の年齢と犬の寿命を考えたとき、不安しかない。
それでも思い切って、アデラのブリーダーさんに連絡を入れてみた。
「アデラの同胎姉妹のひ孫の子?が出産真近」
そしてそして、私が決心をした次の日に誕生。
しかも、私が希望した女の子は5頭のうち1頭だけ。
なんだか運命を感じてしまった。
アデラは何ていうかな。
アミちゃんの本によると、その子の体を借りてアデラが会いに来てくれるかもしれない。
アデラの血が受け継がれた子。
似てても似ていなくても、アデラの血族の流れをくむ子。
アデラにまた会えるかもしれないと思うと心が震える。
まだ生後1ヶ月。
明日、初めて対面してきます。