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『おんな城主直虎』24話 さよならだけが人生か?

2017-06-20 21:42:54 | 大河
2016年NHK大河『おんな城主直虎』第24回「さよならだけが人生か?」の感想まとめのまとめです。


しんみり返せ。



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■アンニョセーラ

アンニョセーラ龍雲丸が直虎ちゃんを手痛く振って一時退場しました。

「うんじゃ!」

小学生男子か。


何気ないシーンなんですけど、頭を止めに飛び出していく六左がよかったですね。
「もう少しわかるように説明してくれぬか」
「我らはそなたが来るのを楽しみにしておったのじゃ。これではさすがに納得がいかぬ」

六左は純粋に龍雲丸一派の人たちのことを人として好きになったのかなって。
組織に必要なのは多分こういう『やわらかい人』なんだと思いますよ。

「不器用だけど何もできないけどでも、井伊のために何かがんばりたい、田植えを教えてくれ」
って顔面泥だらけになってた姿(14話)を思い出すと目から汁が。



■ドンマイドンマーイ


「はいはいおつかれ!ドンマイドンマーイ!」

ライバル退場につき、但馬はご機嫌ルンルン。
今回はのっけから「やはりここか」ってタメ口。


それなのに直虎ってば
「皆あの者たちのように生きられれば良いであろうの。ひとりひとりの身のうちに生きるすべを持っておれば好きなように生きていけるのではないかの」
ってアンニョセーラageの話ばっかりじゃねえか!
そういえばちょっと前までクズ親の話ばっかりだったっけ。



「買いかぶりがすぎると思いますが」

政次、もはや開き直ってるんじゃないか疑惑。



■それフラグっていうやつ

アンニョセーラの生き方を目の当たりにした直虎。
農民たちに、文字の読み書き、薬草の知識、護身術、お金の扱いなどを教えることにしました。

すると人口が増えた!
人手不足解消で納税が増えるね!やったね!


『いも』にニッコリ、旻天さん最近出番ないけど素敵よー!

ほっかむり六左かわいいよ!


『塩留め』の裏をかいた儲け話も軌道に乗りそう。
直虎と但馬は仲良し。
婚姻外交もできるようになって、これなら戦国生き残れそう。




あれあれ?
なんか上手く行き過ぎじゃね?




■第六天魔王2017


婚姻外交で悩んでる人はここにも。


「例の縁組、そなたが迷うておるようじゃと聞いての」

!!!

「そなた、世の頭越しにあの禿狸と結ぼうとしておらぬか」

禿タヌキ……


「弟が兄を裏切ることなどございましょうか」
「余は弟を斬ったがの」


ヒイイイイ。



「こざかしい策を労ずれ岡崎は誰かの手に落ちよう。承知したか!この豆狸!!!!」

豆タヌ……


今年も
ノッブ圧が強い。




※なお、去年はこちらでござる。(→『真田丸』4話「挑戦」




■徳川家康2017


久々に瀬名様BGM入りました!


ヨッホッホオオオッヨッオオオオォッ――――ッ.........
ハッハッハッハッハハ――――――ハァッ!



「お久しうございます、殿」


「久方ぶりに殺されるかと思った」

※このあとわりと何回も「殺されるかと思った」が待っていることを、このときのヤッスはまだ何も知らない。


ところでヤッス、久しぶりだよね?
いやドラマの登場も久々だけど、瀬名ちゃんに会うのも久々だよね?

と思っていたら。

「相変わらず広いのう、お前の膝は」

※屈指の美脚に膝枕してる阿部サダヲ


「なんやかんやで今川はよかった」「三河でええやん」といつもの愚痴を言うヤッス。
「おまえは何言うとるんじゃ。おまえが駿府に入る姿を観たいんじゃ」と優しく励ます瀬名さん。

「鬼や禿タヌキではなく、かわいらしい豆タヌキが入ることこそが不幸中の幸い。せめてもの御恩返しと言えることかと」
と励ますも、そうやってみんな自分の野心のために、利用するんじゃないか!とまだブチブチいっているヤッス。


「わしは一生駆けずり回るだけじゃ」

※ほぼほぼそのとおり。

「長生きすればよろしゅうございますよ。さすれば鬼も禿狸も殿より先におらぬようになりまする」」

※これもそのとおり。



なんだかほんわかする家康と瀬名姫。

それにしてもヤッス。
おまえ久しぶりに会った正妻に、仕事の愚痴を言うだけ言って、「うんじゃ!」って。
ディナーもお泊りも何もないけど、旦那は自分に弱みを見せてくれている。
自分の言葉で元気になってくれている。

こんなんずるいじゃん……




帰りがけの家康の姿に、瀬名姫は井伊のことを忘れないように声をかけました。


「井伊のことをくれぐれもお願いします」

あっこれテストに出る奴だ。





■いい子だね~


桜の縁談が進んでるんですが、なにせ相手は今川の家臣。
ぶっちゃけ、いい噂は聞かない今川の家臣、しかも重臣・庵原殿。

「それあかんやつじゃない?大丈夫?(´・ω・`)」
と今年のベテラン芸人枠・光浦姉さんも、妹のことが心配。

千賀様とかにも相談してみた結果、『庵原殿があまりにふがいない、頼りない、どうしようもない、ポンコツ、くそやろう、投げ入れろ案件だったら、何か適当な理由をつけて桜を下がらせればいい。とりあえず会ってみる』ということになりましたが……


「ほーん、で?」


「殿はもっと愉快な策を考えると思うておったのに。粗相をして向こうから断らせるやら、BBAを連rいい子だね~」


「誰だ今の」



■しの株爆上げタイム

同じころ。
桜が庵原に嫁ぐっていう話をだいたい把握したうえで、千賀様のところにやってきていたしのさん。
「いやこれぶっちゃけ人質っすよね」と、彼女もまた千賀様にアドバイスを求めに来ていました。

直虎が「とりあえず会いにいってる」っていう話を聞いて…


「なんだかいっぱしの殿様のようになってまいりましたね」

えらそうだな!


でもしのさんかっこいいぞ。
直虎の奥方みたいなポジションに入ってるぞ。

さすがだな!バーサーカー・井伊直政の母ちゃん!




■元特撮ヒーローの庵原さん

南渓和尚と一緒に、庵原殿のところにやってきました直虎さん。


おっイケメン。

庵原の言葉に直虎は驚くことになります。
「今直虎様を知らぬものは駿府にはおりませぬよ」
今、力をつけている井伊家に離反をされて困るのは今川。
ならば結びつきを強化するなら今。
そのための縁談だ。



庵原殿すごいな、作中でもかなり上位にくる知能レベル高い人だな。


「最期まで忠義を尽くした者こそ、敵にすら惜しいと思われるのではございませんでしょうか」

申し分ねえな!合格!



■さよなら、おとわ


帰り道。
自分が意外に有名人になってしまっていたことを「迷惑な話」とする直虎に、南渓和尚は驚きを隠せませんでした。



今回の桜の縁談についても、もっとも堅い策を選んだ直虎。
「つまらんのう」と和尚もつい本音を漏らしていました。





あのころ、猪突猛進だった『姫』。
いつも自分の周りをちょこまか動いて、豊かな発想力と想像力で苦難をかいくぐってきた姫。

その姫はいつのまにか『殿』になってた。
懸命に走っていた猪は、いつのまにか立派な虎になった。



「もうおとわはおらぬのじゃのう。つまらんのう」

小林薫の淋しそうな演技って、こっちまで淋しくなるがな…



■さよなら、姫様


「大丈夫、心配ないよ」と庵原殿についてを桜に伝え、安堵させた直虎。
その領主としての立派な姿に別れを告げる人がひとり。



着物を間違えたり、足元がおぼつかなかったりすることが増えた。
耳も遠くなり勘違いも多くなって、里へ下がろうと思う。
後ろ髪を引かれる故殿には会わないでに行くと。



「たけは里へ下がりました」と千賀様から話を聞き、直虎が追いかけます。


「許さぬぞたけ!我の元を去るなど役に等立てずともよい。井伊の館でよぼよぼになり死ねばよい!」

「たけは我が看取ると決めておったのじゃ!我を置いてゆくなど、我の元を去るなど決して許さぬからな」


まるで子供のように、わがままを言うように。
その姿は久しぶりに見せる猪の姿でした。


「姫様じゃ!」
と喜びを隠せないたけさん。


怒りっぽくて泣き虫。
言うことなんて聞きやしない。
でもそれは『情けの深い私のとわ姫様』。


「今一度お会いできてたけは嬉しゅうございます。なれど姫様は姫様でございますまい。井伊の殿としてご決心をされねば」
井伊の財政は上向きになってきたとはいえ、いまだ苦しいもの。
乳母ひとつとってもきちんと仕事ができるものを採用しないとならない。



「最後に一つくらい!私の言うことをきいてくださいませ」と言うたけさんに、直虎は何を言い返すことも出来ませんでした。
でも一つだけ、馬に乗って里まで送ると。

それが『情け深いとわ姫』の最後の姿でした。



■さよなら、井伊谷の少女

思えば1話から視聴者を騒然とさせるやんちゃな子でしたねえ。



初回は突然滝壺にダイブ。
とにかく走るおとわを、たけさんはずっと追いかけていましたっけ。


逃亡した亀之丞の代わりになって山で追っ手をまいたりさ。

誘拐事件もありましたっけ。


ほんで突然の剃髪をするわ、今川に呼び出されるわ、龍王丸に勝負挑むわ。


寺に入れば落ち着くかと思いきや、わりと早々に脱走するわ。
腹すかしたあまり蕪盗むわ。



画面の端々で殿を見つめるたけさんや南渓和尚が、影なり見切れなりで映ってたんでしょうね。
和尚やたけさんたち、桶狭間とその後を生き抜いた大人たちが見つめてきたおとわと次郎と井伊直虎。

信長登場の折り返し地点の回に、粋な演出するじゃないの。

さよなら、おとわ。
さよなら、崖っぷちの姫。
さよなら、井伊谷の少女。






■こいつはひどい


ってしんみりしてたんですけどね。


おや?


「梅と申します!以後よろしゅうお願い申し上げまする!殿!」

姪っ子のうめさんwwwwww
梅沢さん若返ったwwwwww

つかしんみり返せよwwwww


てか絶対「まつさん」がいるでしょ。
茶虎の猫も含めて、直政世代か井伊直弼世代の話までには出てくるでしょ。



■二ヤつく但馬


家のために自ら退くことを決めたたけ。
井伊直政の母として、井伊家の奥として力を発揮しているしの。
井伊の外交のために尽力すると話した桜。

「我は果報者じゃ。あの者たちのように思うがままには生きられぬが、井伊のためにその身を捧げてくれる者に囲まれておる」と但馬のことをチラ見しながら直虎。


「驚きにございますな。今までお分かりになかったとは」

あっ但馬照れてる!
照れ方も下手くそすぎて多分伝わってないけど!



直虎は、桔梗と北条の家臣の誰かとの縁談も提案します。
但馬にとっても今川への忠勤ぶりアピールになるし、先手を打っておくことができる。
北条なら今川方だから動きを怪しまれることもないし、何より動きを知ることができる。

うっそ直虎ちゃんがきちんと外交やってる。


「なかなかよろしきお考えかと」

鶴嬉しそうだな、楽しそうだな。
ニヤついてんじゃねえよ。


※鶴の幸せ=フラグ



■イチャつく但馬

それからしばらくして。

 

桜が今川に嫁いだ頃。
織田の徳姫が徳川の竹千代のもとにやってきました。

色んなことが動き始めます。
桔梗の縁談、井伊と北条もつながりはじめます。


「うむ、よいところじゃの」

何このイチャつき距離感。
そのままチッスしちゃいそう。

但馬……
本当に楽しそうだな……


何はともあれ婚姻外交も大成功。
儲け話もふってきた。
みんなが殿を信頼してくれていて、家臣たちの関係も良好。
不遇な立場だった小野家も報われている。

色んな人と別れて出会って。
衝突して和解して。
泣いて笑って。

人生、さよならだけじゃない。







あれ、おかしいな。
井伊のわりにうまくいきすぎじゃね?



■次回!

次回ちょうど半分第25話、『材木を抱いて飛べ』

アンニョセーラの復活早くて但馬涙目問題。


■おまけだよ




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