ハメーンリンナ 2013-07-08 11:21:24 | 水(甦る潤い) ハメーンリンナ・・・美しい湖とお城のあるフィンランドヘルシンキの北100kmの保養地。去る4月再び新刊で話題の書下ろし作。3ケ月遅れで読み切りました。このノベルのクライマックスはこのハメーンリンナだと思う黒ノエリと色のないツクルとの会話シーンには吸い込まれる。この作者の構文は深みと重みを携えた重厚感を覚える。昨今の芥川賞受賞作品の新人たちと比較するまでもなく作者のクォリティは高い。この3作目(19IQ。ノルウェイの森)の読後感も満足!