『改めて5700Gで組んでみた。⑥・・』にて、5700G iGPUの方でベンチマークを回したかったけどマザーボード側映像端子からグラボ出力してしまう云々の話がありましたが、実は既にA2000をインストール後の出来事でした。
ICZI Mini DisplayPort HDMIアダプター 4K@30Hz ミニディスプレイポート MiniDP
Mini DisplayPortとHDMIを繋ぐことができるアダプターです。
グラボ出力をマザーボード映像端子から出来ればこの様なアダプターは不要、となりますがそうもいかないようで・・
A2000でマザーボード映像端子出力時の 3DMark Fire Strike
無駄な迂回をすることによるロスが生じているようで、Time Spy時にも同様でした。以後A2000からの直接出力にて行いました。
A2000 DisplayPort直接出力時の 3DMark Fire Strike
6GB版 RTX3050 スコア 11685
A2000 スコア 15458
上のと比較してモニタリングのグラフがフラットでとても綺麗なのが分かります。ゲーム用途でないにもかかわらずこのベンチマークでは余力を感じる程でした。良ければ過去記事『改めて5700Gで組んでみた。④』でのFire Strike結果2種とも見比べてみてください。
Fire Strike実行時の温度ログ
ベンチマーク冒頭のデモをスキップしています。
全てのテストで60fps超となっています。
フルHD60Hzでならゲーム用途にも十分使える性能であることがわかりました。
Time Spy スコア
6GB版 RTX3050 スコア 5375
A2000 スコア 6558
現在 6GB版 RTX3050登場初値での比較になりますが、それぞれのTime Spyのスコアと値段の差が丁度1.22倍になっています。偶然ですが面白いですね。
6GB版 RTX3050が市場に潤沢となって価格が落ち着けば、本来の魅力が発揮されるでしょう。
Time Spy実行時の温度ログ
Time Spy 詳細なモニタリング
2560 × 1440の解像度だと30fpsを維持するのがやっとになります。
高解像度に強そうですが、フルHD60Hz超の壁は厚いですね。
CPUの性能の影響の少ないグラフィックスコアでの比較です。
3DMark Fire Strike グラフィックスコア比較表
GeForce RTX™ 3060 Ti 28515 コスパワッパが悪いが高性能
GeForce RTX™ 4060 27760 115 W コスパワッパに優れる
GeForce® GTX 1080 22290 中古購入でコスパ最強
GeForce RTX™ 2060 19576
グラフィックスコア GPUコア CUDAコア数 メモリインターフェイス TGP
GeForce RTX™ 3060 12GB 21817 GA106 3584 192bit 170W
NVIDIA RTX™ A2000 16381 GA106 3328 192bit 70W
GeForce RTX™ 3050 8GB 15457 GA107-150-A1 2560 128bit 130W
GeForce RTX™ 3050 8GB 15457 GA107-150-A1 2560 128bit 130W
GeForce RTX™ 3050 6GB 12747 GA107-325-K2-A1 2304 96bit 70W
A2000が非ゲーム用途の製品だと忘れてしまいそうですが、補助電源無しのmini-ITX用途での購入検討に値するのではないかと思います。
Port Royal スコア
Speed Way スコア
登場したばかりの次世代製品であるRTX 2000 Adaは5割増し超の能力とのことですが、今回はそれの上位版RTX 4000 SFFも補助電源無しとなっています。
当然値段も凄いけどスペックも化け物じみた感じなんでしょうか?
今回は手の届く範囲の補助電源無しグラフィックボード としてRTX A2000 をとりあげてみました。
ドスパラさんの最安RTX3060や最安付近のRTX3050 8GBなどが比較対象となるでしょうか。
RTX A2000は中間の性能で補助電源無し。
純粋にゲーム用途でなら頑張って最安値のRTX4060を買うのが吉かと思います。
それでは最後までご覧いただきありがとうございました。 (^o^)/