2016.10.30は、山寺へ。
先日面白山に登った際に立ち寄った紅葉川渓谷の紅葉を妻に話したところ、どこかに行ってみたいと言う。
そこで、それこそウン十年前に二人で出かけた山寺にでもとなった。
現地に着いてみれば、山寺(立石寺)参道に向かう道には、たくさんの人々で大変な混雑。
大型観光バスもひっきりなしで来る。
当方は、紅葉見物。
参拝意欲などはなから持ち合わせていなかったので、すぐに方針転換。
あまり人の来ないだろうと推測される『天台のみちコース』(峯の浦・垂水霊境など)、『遊仙峡登山コース』(奥山寺遊仙峡)を回ることにした。
仙山線ガード手前の有料駐車場に車を置いて歩き出す。
(この付近の駐車料金は1回300円~500円となっている。向かい合っていながら100円違いというのもある。)
本来のスタート口である最上三十三観音 千手院観音には、路肩に2台ほど駐車可能なスペースがある。
とはいえ、ここから始めると戻りは上りの道となる。
それも大したことではないのだが・・・。
ここでも日ごろの怠け癖が出て、逆道を行くことにした。
(これで帰りは下り坂。)
(〇で囲んだ部分を歩いた。)
※『山寺ウオーキングマップ』(PDF)は ⇒ こちら
(山寺霊園:ここからスタート)
(最奥部の家屋の手前から右に折れて山道に入る。)
野趣あふれる道を奥へと進む。
平岩(ひらいわ)、牛頭天王(ごずてんのう)・神母女天(しんぼにょてん)を過ぎて平場に着く。
(「もう一つの山寺」と呼ばれる『峯の浦本院』跡)
五輪塔窟、天狗岩、修験場跡と回り、この一帯のすごさを感じるようになる。
(広場のような修験場の毘沙門天岩
その左には男岩。
女岩、胎内くぐりがあるというので、奥に入って大岩のすき間を覗いてみたりした。
そして、城岩七岩めぐりに移る。
道は、趣きがあっていい。
浄土岩、鏡岩などに立ち寄る。
(鏡岩)
(紅葉がきれい。けっこう、高度感がある。)
(周囲の山々は紅葉が進んでいないように見えるが・・・。奥は、面白山。)
猿岩、楯岩、弓張岩、烏帽子岩と過ぎていよいよ垂水霊境に入る。
ここからは奇怪な光景に驚くばかり。
(このハチの巣状の岸壁はいったい・・・?!)
(上からガイドさんに連れられて団体さんが下りてきた。)
(岩のすき間上部の丸いくぼみに垂水不動尊像が置かれている。)
慈覚大使(円仁)宿跡を見たのちは約400mほど山道を下って墓地に着く。
ここは千手院観音。
(千手院観音の鳥居右わきの石碑に興味が沸いた様子。)
(ついてる鳥居:鳥居の右の柱は恋愛運、左は金運大吉を、柱に抱きつき十回となえ願うのだと。)
わが連れは、いまさら右の柱というわけにはいかなかったのか、左の柱に抱き付いて「ついてる! ついてる!」と十回となえていた。
次は、奥山寺遊仙峡へ移動。
二口林道から左に折れて、奥山寺キャンプ場への道を走行。
遊仙峡の入り口には、1台分の駐車スペースしかない。
しかし、そのすぐ先にはかなりぬかるんではいたがやや広めの場所がある。
そこに車を置き、遊仙峡に入る。
深山幽谷とはまさにこのことか!!
巨岩が累々。
クサリ、鉄梯子に助けられながら奥へと踏み込む。
明るい陽射しの下ならどれほど見ごたえがあったことだろう?
巨木、苔むした岩などにも心惹かれながら遊仙窟付近でUターン。
またいつか再訪することを心に決め、今回はあきらめることにした。
(カツラの巨木)
この2か所はすごいところですよね~。垂水霊境では、松島の雄島に初めて行ったときと同じように、おどろおどろさを感じてしまいました。
また遊仙峡は、秋が最高と実感。(暖かい季節は虫がたいへん?!)
妻とはかつていろいろな山に行っていたのですが、激ヤセすると言っては付き合ってくれなくなりました。多分、わたしの案内がダメなんでしょう。
やっぱり秋が一番だと思います。良い時に行かれました。
遊仙峡を歩けるのなら奥様も山に行けるのでは?
お二人で里山巡りも楽しいですよね。
皆さんのブログは拝見させていただいておりました。
ホントに奥深いコースですね~。
キノコ? 1つでも見つけたらガゼンそういうモードに入ったのでしょうが・・・(残念)。
最後は芋煮会宴会でしたが…。
遊仙峡では少々ムキタケなどをいただきましたが…収穫はどうでしたか(。。)