旅する心-やまぼうし

やまぼうし(ヤマボウシ)→山法師→行雲流水。そんなことからの由無し語りです。

すっぱね

2020-09-12 23:54:36 | 日々雑感
今日は雨が降ったり止んだり。
「散歩に行かないの?」と妻から声がかかったとき、反射的に「”すっぱね”あがっからやんだ!」と言ってしまった。
歳をとるにつれ記憶の奥に沁みついていた言葉が出てくるようになった。


高校を卒業するまで仙台で一緒に暮らしていた次女(現在は都内の我が近傍在住)からはコメントが寄せられた。
その次女とのやり取りを紹介。

次女:どんな意味なのか全然わからない(笑)。
わたし:すっぱねとは、かかとや裾の方に泥が跳ねあがることをいう宮城の方言。
    これを知らないとは、わが子育ても気を遣っていたんだね。
    ついでに、「きゃっぱり」も教えておくんだった。
    この「きゃっぱり」は、靴の中に水が入ってしまうことを言うんだよ。
    増水時に長靴を履いて避難などすると”きゃっぱりもづ”になって大変だから、スニーカーにしよう!!
次女:初めて知った!!(笑) 何語かわからないレベルだね。
わたし:方言(文化)は奥深いよ~!


  ふるさとの訛(なまり)なつかし
  停車場の人ごみの中に
  そを聴きにゆく

                      石川啄木 『一握の砂』



(散歩コースにある長い階段)


(東名高速道を見下ろす。)


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