DNAという分野に詳しくないので、疑問だけを書く。報道によれば、「辛い味を好む韓国人の特異的変異」が見つかったという。
韓国人にだけ存在する6万個のDNA、クラウド利用で発見
http://japanese.joins.com/article/611/143611.html
《こうしてわかった韓国人特有の変異は、病気に関連した遺伝子から身体特性に関するものまで多様だった。代表的なものが辛い味を好む韓国人の特異的変異だ。20人中6人から共通で発見された変異で、唐辛子の辛さの成分のカプサイシンによって活性化するたんぱく質と関連があることが明らかになった。》
ただ、キムチに使う唐辛子は朝鮮出兵の時に加藤清正が持ち込んだとされている。それからまだ423年くらいしか経っていない。25歳で子を産めばまだ17世代程度。ある時期から朝鮮人が唐辛子を食べまくったとしても、たった17世代でDNAが変異するほどの影響を与えた、というのが謎すぎる。
実験例としては、暗室で50年間育て、1400世代を経たショウジョウバエにDNA変異が認められたという報告はある。それにしては、韓国人の変異は早すぎないか。人が1000世代遡ると約2万5千年前。DNA変異の起源はそのくらいまで遡るはずで、記事の説明は誤りではないのか。
DNAの変化って、成人が自分の環境に合わせて卵子や精子のDNAを作り変えてしまうことなのかな。知識がないからその辺がよくわからない。
それらしい解説があったので以下に拝借。
遺伝子診断の理解のために
http://www.shikoku-cc.go.jp/hospital/guide/kranke/outpatient/support/genetic-familial/data/book/
6.遺伝子変異はどのように起こるのか?
遺伝子変異には、親から受け継ぐ先天的なものと生まれた後に起こる後天的なものとがあります。先天的な変異は体を構成するすべての細胞に見られるDNAの変異です。それゆえ先天的な変異は生殖細胞変異とも呼ばれます。それは遺伝子の変異が生殖細胞(germ cells;子供を作るのに必要な精子や卵子)の中に存在し、親から子へ、世代から世代へと受け継がれていくからです。その変異は細胞が分裂するたびに複写され、全細胞が同じ変異を持つことになります。