デ某の「ひょっこりポンポン山」

腎がんのメモリー(術後10年クリアーし"卒がん")、海外旅行記、 吾輩も猫である、人生の棚卸しなど。

吾輩も猫である 46 ( がんと闘う信念のジャーナリスト )

2014-04-06 01:39:25 | 吾輩も猫である
 花冷え。人間は粋な言葉を考えつく。昨日、今日と寒さがぶり返し寒がりの吾輩は炬燵が恋しい。朝は、寒さに耐えかね主人の布団に突進したのだが、「だ~め」と拒否されてしまった。猫パンチと頭突きのちょっかいも「やめっ!」と制され止むなく退散。



 めずらしく外出
 その花冷えの5日、引籠りがちの主人が出かけて行った。昼前だったので細君が「食べてからにしますか?」と訊くと、少し迷って「いや、駅の近くで適当に」。細君としては結構!嬉しいらしく、とびきりの笑顔と明るい声で「い~ってらっしゃ~い」。



 STAGEⅣ 
 主人の行先は鳥越俊太郎講演会「がんと闘う信念のジャーナリスト」。2005年に大腸がんを手術、その後、肺と肝臓に転移した「STAGEⅣ」、5年生存率1~2%の厳しい闘いをしている。この2月、最後の肝臓手術から5年、「がんを卒業しました」と。



 死ぬという覚悟
 がんとの闘いについて「がんだろうとなんだろうと人はみな死にます。例外はありません。いずれ死ぬものと覚悟する。死生観をもつ。同じ生きるなら思い切り愉しく正直に生きましょう」。主人、偉そうに「正直に!にこめられた含蓄、わかるか?シマ!」。



 本当のことを言うジャーナリストはパージ!
 「本当のことを言うジャーナリストはTV界からパージされます。あらゆる番組に眼が光っています。そういう仕掛けが作られました」。鳥越さんもTV界から声がかからなくなりつつあるらしい。それでも正直に!「言いたいことは言う。本当のことを言う」。

 ゆびきりげんまん
 主人、講演会で懐かしい人・・・主人の息子の保育所時代の友達のご両親に出遭った。主人同様すでにリタイアされ、「こんどゆっくりお話しましょう」と約束したと、嬉しそうに細君に報告していた。まるで子どものゆびきりげんまん。笑かしてくれるわ。

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 【過去ログ目次一覧】
 吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
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 腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
 旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
 ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c

8 コメント

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寒いですね (michi)
2014-04-06 09:04:09
寒いのに桜は健気に咲いています。

昨日友達から手紙が届きました。
知り合いが桜に間に合わず息を引き取ったと知らせて来ました。まだ60代、胆管癌でした。
癌になっても生きれる人もあればあっけなく逝く人もある
そこには何があるのでしょうか?
強運???(*^。^*)
私は、寿命と思うんです・・・そう思うようにしてるの方が正しいかな?

>愉しく正直に生きること
人の性格により愉しくなんて出来ない人もありますし
正直に生きたって・・・・
大嘘つきが癌にならない事もあります。

あくまで鳥越さんのお考えなのでしょうね
某医さんのうんちくとやらを是非伺いたいのですが・・・
最期のとき・・・ (デブと某医)
2014-04-06 17:14:38
michiさん

なかなか鋭い変化球、ありがとうございました。
私、率直なストレートも好きですけど、クセ球もウェルカムです(笑)

> 寒いのに桜は健気に咲いています。

今日は朝から美山(京都の山奥?福井に近い)までドライブ・・・いま帰ったところです。
私の街では桜が散り始めましたけど、美山あたりは見頃かな!?と出かけました。
ところが、もうすっかり終わっていました。
・・・と言うのはウソで(笑)まだ蕾がふくらんだばかりでした。

> 知り合いが桜に間に合わず息を引き取った・・・まだ60代、胆管癌でした。
> 癌になっても生きれる人もあればあっけなく逝く人もある

60代、団塊のがん世代。
私の学生時代からの友人はまさにその60代、あと二人はいずれも40代、
まるで突然!のようにがんで逝きました。

唐突ですが、マルクス経済学に「利潤率の傾向的低下の法則」という学説があります。
がんで亡くなることに統計的な傾向はあるとしても、果たして生命力に係る確たる法則は・・・。

> 私は、寿命と思うんです・・・そう思うようにしてるの方が正しいかな?

押村光男・・・分子生物学ではそこそこ知られた高校の同級生です。
何を研究しているかと言うと・・・「生命のスイッチ」について。
生命体には、その終焉に「終わり!のボタンを押す仕組みがある」と研究を続けています。
「寿命の研究」でしょうか? それとも「不老不死の研究」と考えるべきでしょうか?
「逆らえない」と考えれば寿命! 「逆らってでも」と考えれば医学!でしょうか?

>> 愉しく正直に生きること
> 人の性格により愉しくなんて出来ない人もありますし
> 正直に生きたって・・・・大嘘つきが癌にならない事もあります。

鳥越さんは「自分の気持ちに正直に」と仰っているのでありましょう。
私自身を顧みれば、確かに自分を偽り合理化した人生であったと、言えなくもありません。
どうせ死ぬなら、そしてその時が近いと思うなら、
せめて最期に至る残された時間は、自分の気持ちに「正直に生きたい」と・・・。

ひとそれぞれの最期のとき。
今、その瞬間を想像することが非現実的ではなくなったことは、私の確かな現実です。
Unknown (Anne)
2014-04-06 21:36:32
桜の季節とは思えないほど寒いですよね!
死を意識して、自分を自分らしく生きるって経験をされたら
鳥越さんのようなジャーナリストが増えてくれるんだろうなあ・・・
彼が言ってる「ほんとうのことを言うジャーナリストをパージ!」
最近のテレビは、現政権に否定的な人はみんなレギュラーを外されてると、あちこちで言われてますよね!
好き勝手している、こんな時にこそのジャーナリストなのに、日本ではメディアも新聞もそうはいかないし、
国民は自分の力で海外メディアの記事は読めない英語力!
世界が何と言ってるか、国連でなんと言われてるか、自分の力で本当の情報に触れられない!
そのことに気付くのはいつなんだろう・・・

みんな死ぬのは一緒!
だから正直に生きて、楽しく生きて、幸せを感じていたいなあ(*^_^*)
脱帽です。。。。 (michi)
2014-04-06 22:02:30
同じ団塊の世代とは言え弟かな?
お兄ちゃんかな(笑)
押村光男氏を検索して見たら・・・・
なんとズラーと出て来ました。
優秀な方とお友達のようで。類は類を呼ぶ
秀でてる所は凹んでいる所もあるってもんで・・・
すみません。
マルクスが出て来るとはすね。
返事だけして後ろから抜け出て喫茶店でおしゃべり
そんな時代を過ごしたので勉強はしていません。

娘が京都で看護師をしてましたので京都は良く行きました。大覚寺の側に住んでいました。大阪にお住まいなんですね。
境港の知り合いからマグロなどお取り寄せしてました。
どろエビ、ホタルイカなど海産物が美味しい所ですね。
話が支離滅裂で申し訳ありません。

嫌みな女生は止めて可愛い女性に戻ります
みんないっしょ! (デブと某医)
2014-04-06 22:55:41
Anneさん

問題意識あふれるコメント、ありがとうございました。

> 桜の季節とは思えないほど寒いですよね!

今日、美山(京都府)方面にドライブしましたら、
雨に打たれると思えば陽が射し、陽が射したと思えば強風と雨…。
山中はさすがに桜はまだこれから!でありました。

> 死を意識して、自分を自分らしく生きるって経験をされたら
> 鳥越さんのようなジャーナリストが増えてくれるんだろうなあ・・・

私が尊敬するジャーナリストと言えば本多勝一さん。
彼の著書で(膨大ですが)たぶん読んでいないものはありません。
死を意識する大病を患うことなく
本多さんや鳥越さんのような気骨あるジャーナリストの多からんことを願います。

> 「ほんとうのことを言うジャーナリストをパージ!」
> 現政権に否定的な人はみんなレギュラーを外されてると、あちこちで言われてますよね

保守勢力は、本来!厚みがあり強固ですから、
意外に思うほど考え方は柔軟で幅広いところが魅力でした。
しかし自民党単独政権が敗れたあたりからでしょうか、
保守勢力が硬直化し「思い入れ」まみれの原理主義がはびこり始めました。
そうした余裕のなさが、同盟国にもあきれられるほど狂信化に向かわせています。

> こんな時にこそのジャーナリストなのに、
> 日本ではメディアも新聞もそうはいかないし、

「民度が低い」と言われるとおり、民主主義的の土壌がまだ脆弱なのでしょうか・・・。
政治家との記者会見で、記者のツッコミの弱さに暗澹たる思いがします。
その一方で、小保方さんの件では余計なツッコミばかり・・・(笑)

> 国民は自分の力で海外メディアの記事は読めない英語力!

語学力はこれからの世代は急速に伸びると思います。
寧ろ国語力の弱さ、考える力の乏しさが、これから問題になるように思います。

> みんな死ぬのは一緒!
> だから正直に生きて、楽しく生きて、幸せを感じていたいなあ(*^_^*)

は~い! そうですね。
重病人も死刑囚もお坊さんも哲学者もお金持ちも貧しい者も・・・みんな一緒、平等!?
そう思うと、なんか地球がますます円く見えてきます(笑)
しばらく花冷えでしょうか・・・お風邪など召されませんように!
私も支離滅裂? (デブと某医)
2014-04-06 23:27:30
michiさん

再コメント、ありがとうございます。

> 同じ団塊の世代とは言え弟かな? お兄ちゃんかな(笑)
> 押村光男氏を検索して見たら・・・・なんとズラーと出て来ました。

押村と同級生ですから、年齢はおわかりいただけると思います。
彼はそんなに鋭い男ではなく、まぁまぁ・・・でした(笑)
入試だとか偏差値だとかが如何にアテにならないか、彼をみればわかります。

実は息子が分子生物学の分野でしたから、友人として彼の名を出したら驚いていました。
帰郷した際、息子を彼の研究室に連れて行ったら、大歓迎してくれて息子も感激!
なんてことがありましたけど、息子は医学に転身し彼の薫陶を受ける機会は無しに・・・。

> マルクスが出て来るとはすね。
> 返事だけして後ろから抜け出て喫茶店でおしゃべり
> そんな時代を過ごしたので勉強はしていません。

すみません、私も代返!協同組合の出身でした(爆)
なお、マル経は「社会(共産)主義の経済学」と思われがちですが、
本来的には、資本論は、その名のとおり「資本主義を分析、研究」した学説です。
左右対立的にではなくニュートラルに学ぶべきかなぁと思います。

> 娘が京都で看護師をしてましたので京都は良く行きました。
> 大覚寺の側に住んでいました。大阪にお住まいなんですね。

お嬢さんは、大覚寺の近くにいらっしゃった由・・・嵐山、嵯峨野界隈、良いところですね。
私は大阪の北部、私鉄(阪急)で言えば河原町と梅田のちょうど真ん中あたりにいます。

> 境港の知り合いからマグロなどお取り寄せしてました。
> どろエビ、ホタルイカなど海産物が美味しい所ですね。

お知り合いが境港に!? それはなんとなく嬉しいですね。
典型的な港町なのに、最近は「妖怪の町」で売り出し過剰に・・・。
商店街が殆ど土産物店になって、帰るたびに「こんなんでいいのか?」と思っています。

> 話が支離滅裂で申し訳ありません。
> 嫌みな女生は止めて可愛い女性に戻ります

と言うことは私のレスも支離滅裂かも…(笑)
嫌味も可愛さも「それぞれ素晴らしい」は・・・「ローマの休日」のラストシーン。
その後につづく一言は無い!ことにいたしましょう(笑)
肌寒い夜・・・心身ともにあたたかくしておやすみくださ~い 
私も、 (讃岐おばさん)
2014-04-07 09:13:22
桜の下で久しぶりに会った、所属事務所が違う会社の同僚と話がはずみました。
それにしても、鳥越さん、がん克服の様子をテレビでも見ましたが、頑張られていますね。
人生を愉しく、正直に生きる、素晴らしいですね!
実は私のモットーでもあります(笑)
讃岐さんのモットーはよおく・・・ (デブと某医)
2014-04-07 10:42:35
讃岐さん

ご無沙汰しています(でもブログはいつも拝読しています)

> 桜の下で久しぶりに会った、所属事務所が違う会社の同僚と話がはずみました。

桜の下で・・・遭われたのは、亀鶴公園でのおつれあいとのデート中のことかと・・・。
目立つお二人であったにちがいありません

亀鶴公園といい紫雲出山といい、桜さくら・・・見事なこと!
さくらはやはり日本の春そのものですね。

> 鳥越さん、がん克服の様子をテレビでも見ましたが、頑張られていますね。

鳥越さんが仰っていました。
「がんとの闘い、がん治療に関するルポではまだTV局から声がかかります」
「しかしジャーナリストとして発言できる場は確実になくなりつつあります」と。

> 人生を愉しく、正直に生きる、素晴らしいですね!
> 実は私のモットーでもあります(笑)

讃岐さんがその言葉をモットーに実践されていることは、
ブログからも4トラの旅行記からもよおく!存じています(笑)
ますますのご活躍とおたのしみをお祈りします

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