一年で最も夕暮れが遅い六月。紫陽花にふさわしい梅雨入りが遅かった六月。それでも日は進み明日からもう七月です。七夕、祇園祭を経てやがて梅雨明け、本格的な夏が来ます。朝から雨が降りつづく今日六月の晦日、七月のQPカレンダーをお届けします。
遅き日のつもりて遠き昔かな(蕪村)。俳句を嗜むでなく好きと言うのさえおこがましく憚られます。そんな私が、歯に衣着せぬ佐高信さんの人物評「”同い年”も . . . 本文を読む
「4.28」「10.21」・・・殆どの方が格別の感慨はもたれますまい。4.28は「沖縄デー」、10.21は「国際反戦デー」と聞いても、何のことやら?だと思います。そして1960年の今日「6.23」、日米新安保条約の批准書が交換され発効しました。
今日の朝日新聞。第1面から隈なくさがしましたが、「6.23」「日米安保条約」の言葉はどこにもありませんでした。それでも第1面に「沖縄、きょう慰霊の日 . . . 本文を読む
こころざしを果たして/いつの日にか帰らん/山は青き故郷/水は清き故郷。
郷里を出て半世紀余・・・老親の介護に帰るたびに、美しく気高い故郷の山、彼方に広がる故郷の海を眺めながら、青雲の志すでに霞み狭小な現在のわが姿に恥じ入ります。
故郷の山を見よ 紅葉色はえて/故郷の川面は映す 清きその影・・・されど麦の畑は わだちに荒らされ/かもめの唄かわらねど 海はすでになく・・・故郷の山守れ 緑よ若者 . . . 本文を読む
「花の色は移りにけりな いたづらにわが身世にふるながめせしまに」。桜花が詠まれた一首ながら 紫陽花を想います。悲しいほどに優しく儚くも美しく咲き 雨に一際映えます。ひとつの別れがあり ひとつの想いにあふれ ひとしきり日常に溶けこむ佇まいです。
Painted by QP
指揮者のパーヴォ・ヤルヴィさん。拙ブログでもエスト . . . 本文を読む
雨にうたれてこその紫陽花なのにここ暫く雨が降りません。それでも土を縫い陽光を浴びてあの独特の姿を整えつつあります。まるでいわさきちひろの絵の少女がかぶる帽子のような・・・そんな優しい光景を思いつつ、痛ましい事件の被害と加害に思いが至ります。
多くの命が奪われ傷つきその陰に更に多くの悲しみ悲嘆がひしめきます。加害者とその周りにも行く先なき深い暗闇があることと思います。裁判が始まれば、 . . . 本文を読む
6月のカレンダー Painted by QP.
なんだか追われるように日々が過ぎ行きます。そんな日々になんとまあ酷い事件のつづくこと・・・。被害に遭った方々とそのご家族、そして加害者の家族もまた塗炭の苦しみにまみれるほかありますまい。悲しい心により添う六月の雨であれ 花であれ と願います。
ここしばらくブログを更新できませんでし . . . 本文を読む