特定非営利活動法人 被災者応援 愛知ボランティアセンター 公式ブログ

2011年3月17日設立。孤児遺児応援活動、被災地ボランティア活動等、現在進行形で被災者応援活動を行っています。

愛知ボラセンの活動予定⇩(更新日:2024.5.3)

令和6年能登地震 被災者応援ボランティアバス
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NPO法人被災者応援愛知ボランティアセンターは、観光庁からの「観観産第174号(平成29年7月28日)災害時のボランティアツアー実施に係る旅行業法上の取扱いについて(通知)」に基づき、被災地ボランティア活動を実施いたします。

災害時のボランティアツアー実施に係る通知の適用対象となる地域について


■今後のボランティアバス活動予定
第10回 5月25日(土) ≫ 26日(日)
※現地との兼ね合い、また定員数に満たない場合などで変更になることもあります。

お知らせ:舞台「イシノマキにいた時間」

2013年11月05日 10時28分31秒 | 十八成ビーチ・海の見える丘協議会

こんにちは。田中です!!

皆さん三連休は楽しく過ごされましたか?

わたしはというと・・・風邪をひいたのか、謎の咳に悩まされております。。。

寒くなってきましたので、みなさんもお気を付けくださいね!!

先日愛知ボラセンへ1通のメールが届きました。

この舞台の運営等には、愛知ボラセンは関係していないのですが、

「震災を、被災地の今をより多くの人に伝えていく」そんな想いの込められた作品ですので、

ご紹介させていただきます☆

ご興味のある方はリンク先にて詳細を確認してくださいね☆


 

◆ 復興支演舞台「イシノマキにいた時間」について

作:福島カツシゲ(役者・脚本家・演出家)

出演:石倉良信、田口智也、福島カツシゲ

エンディング曲:「添歩み(そゆみ)」吉俣良

初回公演:2011/12/28-30 東京・下北沢

公演実績:東京・札幌・富良野・仙台・石巻・新潟・富士宮・熊本・鹿児島

※    あらすじ・詳細は公式HPにてご確認下さい。

http://www.ishinomakitime.com/

 

◆   「イシノマキにいた時間」名古屋公演概要

日時:2013年12月6日(金)①15時~②19時~

会場:名古屋市東文化小劇場

主催:「イシノマキにいた時間」製作委員会

共催:「イシノマキにいた時間」名古屋実行委員会

後援:中部日本放送株式会社(予定)

ゲスト:吉俣良

 

◆    福島カツシゲ について

・    役者・脚本家・演出家。大阪府出身。

・    『エンドロール』にて第4回WOWOWシナリオ大賞受賞(既に同chでドラマ化)

・    東日本大震災では、発生後から約半年間、石巻にてボランティア活動。以降もこの舞台のほか漁業支援などさまざまな支援活動を行っている。

(ブログを是非ご参照下さい。http://leader2940.blog59.fc2.com/blog-date-201105.html

・    芸能界での交友関係も広く、先日放送の「A-Studio」(TBS系全国ネット、ゲスト:風間俊介)の回では、後述の吉俣良さんと共に、番組の大半が彼らの話で盛り上がった。

 

◆    吉俣良について

・    音楽家。鹿児島県出身。

・    映画・テレビのサウンドトラックのほか、aikoなど著名アーティストのプロデュースも。

・    主な作品:NHK大河ドラマ『篤姫』『江』、映画『冷静と情熱のあいだ』『県庁おもてなし課』

テレビドラマ『Dr.コトー診療所』『風のガーデン』『救命病棟24時』など多数。

・    この舞台では、エンディング曲『添歩み(そゆみ)』を提供。今回の名古屋公演でもゲストとして出演。ピアノによる生演奏を予定している。

 

※今までの公演実績、過去の公演チラシ、舞台に関する新聞掲載記事などを同封いたしました。併せてご一読下さい。

 

▽舞台「イシノマキにいた時間」公式HP
http://www.ishinomakitime.com/

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十八成浜の復興に向けて着実に動きだしました!

2013年07月01日 13時44分25秒 | 十八成ビーチ・海の見える丘協議会

代表の久田です。

十八成浜の復興に向けて、朗報が届きました。

①防災集団移転先の高台の全地権者の承諾を得ることができました。行政では書類をそろえて、地権者の皆さんに提供していますので、土地の名義書換など予定より早く進みそうです。

②防災集団移転先の高台の造成の入札は、㈱森本組東北支店(仙台市)と㈱マルテック(石巻市)の共同企業体により応札されました。7月中旬の臨時市議会の承認を経た後、正式契約の方向です。これにより、7月末から8月初旬頃に、高台移転工事が着工されると思われます。

③「十八成浜ビーチプロジェクト」に伴う「天然砂浜」の調査費用として、1,200万が計上され、市議会の承認を得ました。石巻市では数年かけて、十八成浜に砂浜が戻るか、戻るとしたらどうすればいいのかといったような調査を行います。

④行政から、高台移転に伴う新県道案、「十八成浜ビーチプロジェクト」に伴う「砂公園(人工部分)」、「砂公園の管理棟、物販棟の建設予定地」などの案が出されました。一般社団法人 十八成ビーチ・海の見える丘協議会では、十八成区の役員も参加して、行政案を検討しました。そして、協議会案を作成し、今後、行政と交渉を行います。また、今後、同協議会には十八成区役員も参加することになりました。

③、④でお分かり頂けると思いますが、「十八成ビーチプロジェクト」は石巻市の十八成復興プランにすでに組み込まれています。石巻市にはカタールフレンド基金申請に当たって、亀山紘市長と2度の懇談を行い、市長の推薦を頂きました。そして、行政の皆さんもいっしょに会議を開いてきました。市議会正副議長(当時)、県会議員、市会議員の皆さんとも話しあってきました。こうした活動の反映として、「十八成ビーチプロジェクト」が石巻市の復興プランの中に組込まれました。

復興プランを策定し、それを推進していくにあたって重要なことは、以下のようなことではないかと思います。これはこれまでの経験に基づいてはいるものの、私の仮説です。皆さんの忌憚ないご意見を伺いたいと思います。

1)亡くなった方々、亡くした物を悼む時間をとり、復興プラン策定を慌てない。→喪に服し、肉体的・精神的な傷、人間関係の傷をできるかぎり癒す時間をとる。その際に、傷は自然治癒だけでは癒すことは難しい。外部の存在としてのボランティアのは重要になる。

2)被災者、地域住民の要望をまとめる。低平地の利活用は家を流された被災者だけではなく、地域住民全体の問題。十八成浜の場合、浜の象徴である砂浜の復活がポイントだった。

3)十八成浜のような限界集落の復興プランは、神戸や石巻市内の復興プランとはまったく違う困難さを伴う。未来が見えるような復興プランの策定が重要である。

4)復興プランの策定にあたって、ボランティアから、被災者・地域住民の要望を反映した上で積極的な提案は重要である。外にいて分かることもある。しかし、自身のプランを強引に通そうとしてはならない。あくまでも提案でしかない。

5)要望や意見が割れた場合、被災者・地域住民はお互いに利害の当事者となる。そのため、まとまるものもまとまりにくくなる危険性がある。利害関係の薄いボランティアは対立する要望をまとめやすい立場にある。

6)行政との話し合いは、被災者・地域住民の要望がまとまった時に初めて有効となる。地域住民の要望が非現実的なものでない限り、行政はかなりそのプランを受け入れ、推進していこうとする。ただし、過疎地の行政は人員削減で手薄になっており、しばしば動きが遅くなる。この点を考慮し、徒に行政を批判、非難することは禁物である。行政は復興をすすめていく大切なパートナーである。

7)ボランティアはこうした動きとは別に、被災地域全体の皆さんとの関係を深めていくことが重要である。

なお、5月23日に石巻市牡鹿総合支所で開催した、行政担当者と協議会の懇談会の議事録を載せた「くぐなり食堂ニュース」を添付しました。参考までにご覧ください。

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低平地の砂浜公園計画を実現するために~資金、砂の調達、マンパワーの3点が重要~

2013年04月23日 10時15分38秒 | 十八成ビーチ・海の見える丘協議会

2013年4月20日に十八成浜で配布した「くぐなり食堂ニュース」から

資金調達のメドは…、復興庁と環境省
 先週のくぐなり食堂ニュースで、復興庁の計画を紹介しました。「復興交付金の運用の柔軟化について」、「Ⅱ.効果促進事業等の対象拡大」で、「観光・なりわいの再生に向けた事業」として、「砂浜の再生調査、整備」をあげています。十八成協議会としては、まずは復興庁の復興交付金の獲得をめざします。
 さらに、環境省の「みちのく潮風トレイル(旧名「東北海岸トレイル」)も期待できそうです。同省HPでは、三陸復興国立公園を創設し、「『みちのく潮風トレイル』とは、東北地方太平洋沿岸地域に整備するトレイルコースのことです。トレイルとは、森林や原野、里山などにある「歩くための道」を指す言葉です。歩くスピードで旅することで、車の旅では見えない風景、歴史、風俗や食文化などの奥深さを知り、体験する機会を提供するものです。」と説明しています。計画では、青森県八戸市から福島県相馬市までを整備します。牡鹿半島は「金華山道」が対象となっています。
 十八成浜の金華山道は不明な箇所がありますが、砂浜の景観美が十八成のイメージですから、金華山道からかつて見えていた風景を再現することが、「みちのく潮風トレイル」事業の一環としての砂浜公園化は十分に期待できます。

砂の調達は…、国内調達は可能
 低平地をかさ上げするため、被災地では土砂の価格が高騰しています。そのため砂を入手することが困難な状況になっています。ですが、神奈川県の湘南海岸では砂浜を維持するために毎年30万㎥の砂をいれているとのことです。十八成で予定している3万立方㎥は建築関係者に聞けばそれほど多い量ではないとのことです。国内からの調達は問題なく実現できると考えています。

マンパワーは…、愛知ボラセンに
 運んできた砂を敷き詰めるのにはマンパワーが必要です。重機で行えばよいのかもしれません。ですが、愛知からのボランティアで敷き詰めたいと考えています。瓦礫撤去で、いわば十八成をマイナスからゼロにすることができたのではないかと思っています。そして、低平地に砂を敷き詰めることは、ゼロからプラスにすることと思います。愛知ボラセンのボランティアの皆さんは砂を敷き詰めに、喜んで十八成に帰ってこられると思います。

                      特定非営利法人 被災者応援 愛知ボランティアセンター理事長
                      一般社団法人 十八成ビーチ・海の見える丘協議会事務局長 久田光政

 

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十八成ビーチ・海の見える丘協議会に100万円寄付しました

2013年01月31日 15時35分53秒 | 十八成ビーチ・海の見える丘協議会

代表の久田です。

カタールフレンド基金は残念ながら不採択となりました。十八成浜の復興のためには、高台移転と低平地の利活用をめざす「一般社団法人 十八成ビーチ・海の見える丘協議会」の今後の活動が大きな意味をもってきます。

そこで、愛知ボランティアセンターは、十八成浜復興のために、同協議会に100万円を寄付しました。愛知ボランティアセンターにお寄せ頂いた活動費の中から支出しました。

十八成浜の復興から、牡鹿半島への復興をめざし、愛知ボランティアセンターは今後も活動を続けて参ります。

今後も皆様のご協力、ご支援をお願い申し上げます。

 

 

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カタールフレンド基金 申請書を提出しました

2012年12月13日 08時40分57秒 | 十八成ビーチ・海の見える丘協議会

プロジェクト名:「十八成カタールビーチ スポーツエコパーク&海の見える丘プロジェクト」

代表提案者:沼倉憲一(一般社団法人 十八成ビーチ・海の見える丘協議会)

共同提案者:久田光政(NPO法人認可申請中 被災者応援 愛知ボランティアセンター)

企画書の表紙に載せたメッセージは以下の通りです。                                                               

(声に出して読む日本語の美しさを表現してみました。音読してみてください。)

 

十八成・牡鹿・石巻

復興は 被災者の知恵 カタールの砂に

海に沈みし あの美しき 皆の砂浜 再生したい

津波ですべて 流されし 5万平方メートル(へいべい)

砂で、カタールの 砂漠の砂で さらさらビーチに

失せかかる村 ビーチで楽しむ スポーツメッカに

創り出す 高齢者の 健康と 雇用生きがい

美しき 十八成浜と アラビア湾に

ゆとろぎ遊ぶ カタールと 被災地の子ら はじける笑い

※「ゆとろぎ」は「ゆとり」+「くつろぎ」-「りくつ」。イスラーム研究家片倉もとこさんによるイスラームを象徴する造語です。

最新版の企画書をご覧になりたい方は、愛知ボラセンまでメールでお申し込みください。名前などをご明記の上、PDFファイルでお送りします。

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十八成ビーチ・海の見える丘協議会 

2012年09月08日 22時53分33秒 | 十八成ビーチ・海の見える丘協議会

代表の久田です。

十八成ビーチ・スポーツエコパーク構想が、河北新報、中日新聞で報道されました。

新聞の記事を補足し、皆さんに「十八成ビーチ構想」について改めて説明させて頂きます。

 

十八成ビーチ構想は高台移転とセットです。

「十八成ビーチ・海の見える丘協議会」は、定款で、「十八成浜の振興を目的とし、その目的に資するため、次の事業を行う。(1)地域住民が安心して暮らせる高台移転とそれに伴う諸事業 (2)十八成ビーチ・スポーツエコパーク構想を実現するための諸事業」としています。従って、新聞報道ではあまり明確には書かれていませんが、「十八成ビーチ構想」は高台移転とあわせて進めていく事業です。

工事の順としては、県道と高台移転地へのアクセス道を作ることから始まり、高台移転の土も利用して、津波で流された土地を整備する。高台移転の工事と平行しつつ、津波で流された土地に砂を入れて、人工ビーチエリアを作る。現在の県道を廃して、自然ビーチエリアを作る、と考えています。

 

自然のビーチを回復させることと、人工ビーチを作ることの2つがセットです。

これも新聞報道ではやや不明確なことですが、一番の目的は鳴き砂で有名な十八成の砂浜を取り戻すことです。地震による地盤沈下で、砂浜は無残にも消滅してしまいました。しかし、1年半たった今、砂が少しずつ戻ってきています。淀川の河口には今までなかった砂がついています。

現在の県の案は、高台移転の後背地に県道を移設し、現行の県道は市道にして残し、さらに6mの防潮堤を作ることとなっています。安全のためには防潮堤は必要です。ですが、このままの案では、十八成と海は完全に分断されてしまいます。そこで、県道は高台移転地の前近くとし(あわせて後背地に高台移転地のアクセス道路を設ける)、現行の県道は撤去することによって、自然の砂浜を回復させたいと考えています。

新しい県道は奥にすることで4m程度の高さに抑えられます。そして、県道の山側には樹木を植えて、津波対策を施します。県道の海側は階段状にして、ビーチスポーツ観戦用としたいと考えています。

自然の砂浜を回復させるためには、多少の砂を入れる必要はあるようです。ですが、これは他地域で問題になっている人工ビーチとは違うと考えています。問題になっている人工ビーチは治水特別会計などの税金を投入して人工ビーチを作ったものの、砂は流出してしまい、税金の無駄遣いとなっているというものです。十八成浜は海の流れによって砂がついているものですから、波によって流出していく可能性は低いと考えられます。自然のビーチへの砂の投入と、まったく砂のない場所への砂の投入とは別のものでしょう。

海岸工学を専門とされる神戸大学院准教授の内山雄介先生は、十八成浜の砂浜再生について、もともと砂浜ができる地形だったので、その地形に沿って砂を投入すると再生できるのではないか。ただし、震災後の海底地形の測定が必要、とおっしゃっています。

本当に砂が戻るかどうか、それは不確定です。しかし、前述のように砂が戻ってきている状況に希望を見いだしていきたいと考えています。

「十八成ビーチ構想」での「人工ビーチ」は、流されてしまった地域に砂を入れて「人工ビーチ」にしようというものです。自然ビーチと人工ビーチは遊歩道で明確に区分することを考えています。どこかの砂で十八成浜を壊してしまおうというような無謀な計画ではありません。

 

宮城県議、石巻市議、宮城県、石巻市の担当部局の皆さんと話し合いを重ねています。

こうした計画は、これまでに3回、宮城県議会議員の斉藤正美先生、石巻市議会議員の阿部和芳先生、阿部欽一郎先生、石森市雄先生、阿部正敏先生、石巻市牡鹿総合支所、石巻市本庁、宮城県東部土木事務所の担当部局の方々にも会議にご出席して頂き、ご意見を伺いながら、地元の案としてまとめているところです。そして、十八成浜→石巻市→宮城県という形で地元の意向として上げていくことになっています。また、9月14日には亀山石巻市長にお会いして、高台移転、県道、十八成ビーチ構想について懇談する予定になっています。

なお、牡鹿半島は国定公園内ですが、県、市の担当者ともに、国定公園内なので建設できない、ということは一言もおっしゃっていませんので、大きな支障にはならないでしょう。

役員

会長:沼倉憲一

副会長:及川伸太郎

事務局長:久田光政(愛知ボラセン)

監事:後藤秀敏

広報:阿部邦子

役員:阿部栄悦

役員:平塚二三江

委員(アイウエオ順)

上原啓五(作庭舎)

奥田弘幸(OPEN JAPAN牡鹿担当者)

城戸崎和佐(アーキエイド、神戸大学)

久世義晃(愛知ボラセン)

黒田清志(みちのくやまづと研究所)

後藤昂(牡鹿漁協十八成支部長)

後藤文吾(一級建築士)

 

十八成の皆さんが活動の中心です。

「十八成ビーチ・海の見える丘協議会」の役員と委員は左表の通りです。役員と委員の役割については、「最終的な決定は十八成に住み続ける地域住民にある。地域住民ではない委員は、いろいろな考え方、新しい視点などを提案し、地域住民の認識を深める役割を果たす」と考えています。「十八成ビーチ構想」の原案は愛知ボランティアセンターが提案しました。しかし、それは原案の提案であって、この事業は十八成の皆さんが中心となって進めていくもの、愛知ボランティアセンターの役割はそのお手伝いをすることと考えています。

  

50万人の人が訪れ、リピートしてくれるのかでしょうか…

これがこの最大の課題です。工事は資金を投入すればできなくもありません。ですが、ビーチを作ることが目的ではありません。それは入口です。観光施設は施設を作れば人は来るでしょうが、それだけではリピートしてもらえません。繰り返し訪れるような魅力をどう創出するかが最大の課題です。

まずは魅力あるイベントをどれだけ創出できるのか、そして、来られた方々が喜んでいただけるようなホスピタリティを発揮することができるのかが課題と考えています。

さらに、牡鹿半島全体で魅力を打ち出していく必要があります。1000年を越える金華山の歴史と文化、三陸沖の新鮮で美味しい魚介類…こうしたものを来られた方々に、いかに魅力的に提供できるのか、たいへんですが、とてもやりがいのある魅力的なことと考えています。

要は知恵と工夫だと考えています。優れた先例を学び、知恵と工夫を重ねることです。愛知ボランティアセンターは、今も十八成に大型バスで毎週のボランティア活動を継続させています。旅行業者のボランティア活動の他は見当たりません。愛知ボランティアセンターの活動は自然に継続できているわけではありません。災害ボランティアには継続性、持続性が重要と、昨年4月のボランティア開始直後から継続的な活動を続けるために必要なことを考え、手を打ってきた成果といささか自負しています。

もちろん、ボランティア活動とビジターズ産業との違いはありますから、ボランティアでの活動の経験に頼るものではありませんが、人を大切にするという視点は共通するのではないかと思います。これもやりがいのある魅力的なことと考えています。

なお、アクセスは県道2号線の他、コバルトラインが再開されることになっています。しかし、これだけでは足りません。大きなイベントの時には、仙台空港・仙台駅→(シャトルバス)→塩釜港→(高速艇)→鮎川→(シャトルバス)→十八成というルートを作れば、仙台空港から車で2時間半、公共交通機関では3時間以上かかりますが、1時間半ほどに短縮できます。そうすれば、十八成・鮎川を牡鹿半島の入口にすることができます。

 

住みやすい安全・安心の十八成を創ることが一番の目的です。

新聞の見出しには「にぎわい創出」とありますが、「十八成ビーチ・海の見える丘協議会」が本当に一番の目的としていることは、「十八成ビーチ」の利益を、高齢者の多い十八成の皆さんが安心して暮らすことができる街づくりに資していきたいということです。

具体的にはディサービスやディケア、養護老人施設、リハビリ施設のある整形外科クリニックなどをイメージしています。その他にも高齢者の皆さんにとって必要なことを、全国の様々な先進例に学びながら導入していきたいと考えています。

「十八成ビーチ構想」の一番の幹はここにあると考えています。人が来て、にぎわいが創出され、雇用が生まれる、それだけではありません。「十八成ビーチ」の利益を地域全体のものとすることが最も重要なことと考えています。

 

将来の夢は、他地域からの高齢者と若者の移住。さらに、高校建設も夢想しています。

十八成の高齢者の皆さんにとって安心して暮らせる街になるということは、他の地域の高齢者も住みたいと思えるような街になるということです。将来的には周辺地域、さらには首都圏の高齢者が終の棲家として十八成に移住してきたくなるような街づくりを進めていきたいと考えています。さらにビーチスポーツで若者が移住する…。人口が増える。高校がほしい。高校は他の地域からも通いたい、寮に住んでも通いたいという何かの特色のあるものを創り、牡鹿の子どもたちは優先的に入学できればいいわけです。まだまだ夢想、妄想のレベルですが、素敵な学校まで創れれば、子どもから高齢者まで、十八成、牡鹿を安心して暮らせる街にすることができるのではないかと思っています。

たいへんな事業ですが、夢や楽しさがたくさん詰まっていると思っています。十八成の皆さんを応援しながら一歩ずつ実現させていきたいと考えています。

この構想に名古屋から応援するプロジェクトチームの参加を呼びかけています。関心のある方はこちらからお申し込みください

 

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活動予定カレンダー