この度の台風26号で亡くなられた方へお悔やみと
多大な被害に遭われた方々へお見舞い申し上げます。
一日も早い救出作業・復旧・復興を願っています。
愛知ボランティアセンター
久世です。
大変大きな台風が10月に日本列島を襲ってきました。
今週もまた2つの台風が日本の接近してきています。
これ以上被害が出ない事を願うばかりです。
さて遅れましたが
第103回の活動報告をします。
毎回の現地ボランティアの出発は東別院のお茶所(おちゃじょ)をお借りして行っています。
103回の出発日は11日。
11日は愛知ボランティアセンターの学生さんを中心に毎月17時から19時までの間
栄・三井住友銀行前で「震災孤児遺児」を応援するワンコインサポータ募金(11日募金)を行う日です。
そこで、今回はボランティアの皆さんの集合場所を「栄・噴水前」として、
早く来られた方には募金活動にも参加して頂きました。任意でしたが、全員の方が参加されました。
初めて街頭に立ち声を出した。この活動の大切さ重要さが分かった」と多くの方が感想を話されています。
そして出発式。
いつもとは違う場所ですが、月命日の「11日」ですから、北の方を向いて「黙祷」から開始。
栄ということで、職場が近いから間に合ったという方も多く、
いつもより多い30人以上ものお見送りの方々から見送られて、
元気よく栄を出発しました。
10月12日の十八成は快晴!
皆さん笑顔での活動開始となりました。
とくに、その笑顔は9歳の榊原明穂ちゃんから^^
お父さんと参加。バスの自己紹介では
「私のやれる事を精一杯やりたい。頑張りたい」と挨拶。
皆さんから拍手の嵐でした。
明穂ちゃん、十八成でも素敵な笑顔。
明穂ちゃんの笑顔で、初めて参加したボランティアさんも緊張が取れ
笑顔での活動となったわけです。
今回は
○くぐなり食堂
○こころ配り
○チーム恭一
○チームダイバー
○阿部邦子さんの生きて
でした。
○くぐなり食堂
梅ごまごはん
根菜みそ汁
鮭の南蛮漬け
シーフードナムル
ヒジキと切干大根のきんぴら
さつまいもとごぼうのサラダ
約2年ぶりに料理長を務める星川さん。
「久世さん、僕プレッシャーに弱いからあまり≪長≫はやりたくないな」
と、大きな体には似合わないことをおっしゃっています。
星川さんの不安とは関係なく、主婦ベテランの方や「私にやらせて下さい。切らせて下さい」
という学生さん達でドンドン料理は進んで行きました。
明穂ちゃん(写真右)も食堂班。お父さんは心配り班で別々でしたが、一生懸命に頑張りました^^
今回も、皆さんの見事なチームワークで、見事時間内に終わる事が出来ました。
ありがとうございました。
○こころ配り班
大ベテラン 島岡さんと一緒に回るのは
中学生と大学生!!ペア
島岡さんの日頃の「十八成愛」のおかげで
初めてのボランティアさんも、十八成の方々からたくさんの話しを伺う事ができました。
他のグループもたくさんのお宅に上げて頂き、いろいろなお話しを伺いました。
十八成浜の皆さんいつもありがとうございます。
感想でも
「初めて参加したのに、こんなにおもてなしをして頂けて嬉しい」
「孫のように可愛がってくれてた」と、ボランティアの皆さんが笑顔で語っていました。
○チーム恭一
今回は白山神社の草をかりました。
元自衛隊の星野君の号令の元
皆さん元気よく活動。みるみるうちに草がなくなってきました
そしたらヒョット顔を出した「カニさん」
恭一さんはそのカニを見て
「生きてきて白山神社でカニも見たのは初めてだ」と驚いていました。
きっと草を刈ったお礼を言いにきたのでしょう・・・
そして、あけびの差し入れも頂きました。
愛知ボランティアセンターは十八成の皆さんに支えられていると実感。
ありがとうございます。
休憩後は恒例の避難訓練。
どこに逃げればいいのか皆さん考えながら避難。
恭一さんから課題だ出されました。きっと、ボランティアさんはこの課題をクリア―して
人の為に行動できると思います。いざという時はよろしくお願いします
○チームダイバー
愛知ボラセンが二年前輸送のお手伝いをした
民宿めぐろさんの釣り舟。
先日、目黒さんから「海潜れる人はいるか?」と聞かれ
すぐに2人に声をかけました。
ダイバーの免許を持つ田中さんと高尾君
二人はすぐに日程調整をして参加してくれました。
以下は田中さん・高尾君の感想です。
今回チームダイバー班は、民宿めぐろさんの船の船底掃除を行いました。
今から船底掃除をする民宿めぐろさんの漁船「復幸丸」です。
2011年8月に、福井県の小浜市より贈られ、愛知ボラセンが輸送に一役買った、
復興の願いの込められた漁船です。
貝類や海藻が取れていますが、船底にこびりついています。それをへらで取っていきます。
船底掃除の様子です。
水中で体制をとるのは難しいです。
へらへの力の入れ方もなかなか難しく、体力を使いました。
それでも、2人で力を合わせてスクリューおよび舵まわりを完璧に取りました。
これで燃費がよくなります。
福幸丸を停留してある海底には津波で流された、缶詰めや、パイプ椅子などの生活備品が
多く沈んでいました。
2年半たった今でも海の中は変わらないことに驚きを感じました。
○阿部邦子さんの語り合い
本当は地震の事を思い出すのも嫌なの。
だから話したくはない。ただ皆さんに助かって欲しいから。
話し聴きたいと思ってくれる人には、本気で話すから、と邦子さん。
聴く方も「必ず生きる」という思いで真剣に聞いています。
そして最後の出発式
朝、十八成に到着した時よりもさらに笑顔が素敵になった榊原明穂ちゃんが感想を。
彼女の成長を感じた挨拶でした。お疲れさまでした。
十八成三姉妹もちゃんとお話を聞いています^^
そしてエール。
皆さん笑顔のまま
集合写真です。
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十八成の皆さんの【いってらっしゃい】
名古屋の【お帰り】