特定非営利活動法人 被災者応援 愛知ボランティアセンター 公式ブログ

2011年3月17日設立。孤児遺児応援活動、被災地ボランティア活動等、現在進行形で被災者応援活動を行っています。

愛知ボラセンの活動予定⇩(更新日:2024.5.3)

令和6年能登地震 被災者応援ボランティアバス
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NPO法人被災者応援愛知ボランティアセンターは、観光庁からの「観観産第174号(平成29年7月28日)災害時のボランティアツアー実施に係る旅行業法上の取扱いについて(通知)」に基づき、被災地ボランティア活動を実施いたします。

災害時のボランティアツアー実施に係る通知の適用対象となる地域について


■今後のボランティアバス活動予定
第10回 5月25日(土) ≫ 26日(日)
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熊本県御船町を視察してきました

2016年04月26日 00時36分30秒 | [平成28年(2016年)熊本地震]熊本県御船町・西原村ボランティア

代表の久田です。

4月25日(月)に、熊本地震での愛知ボラセンの当面の活動現場となる熊本県上益城郡御船町を訪問しました。

まずは、29日(金)~31日(日)の活動予定などについてご報告します。

主な活動現場と内容
①小規模多機能ホームみどりの丘 御船町上野1519-2
 約70人~80人
 みどりの丘には20人弱の利用者さん(ほとんどが認知症の方)がいらっしゃいますが、
 2度の大きな地震で室内がそうとう荒れた状態になっていて、現在はグリーンヒルみふねに避難されています。
   いったん、荷物を外部の仮置き場に移動させ、室内を片付け、必要な応急措置を講じて、
   できるだけ早く利用者さんが元の生活に戻れるようにするためのお手伝いです。
   認知症の方は全然違う環境になると不安に思われることが多く、認知症が悪化する危険性があります。
   グリーンヒルみふねの職員の皆さんの負担軽減のためにも、必要な活動です。
   建物は平屋で、目でみた感じでは建物そのものに大きなダメージはないようですが、数カ所ひび割れがあります。
   また地面には亀裂も走っています。
   
 必要なものは
 ・ヘルメット(ボラセンでお貸しできます)
 ・靴=安全靴の中に
釘ふみぬき防止用のインソールをいれるのがベストです。
     長靴は室内ですから不要です。
         登山靴のようなものやスニーカーでもいいかと思いますが、インソールをお入れください。
         私は雨天以外は瓦礫のある時期には、革製登山靴の釘ふみぬき防止用インソールをいれたものを履いています。 
 ・強度のあるゴム手袋 
   軍手よりは安心感があります。
 ・長袖、長ズボン、ゴーグル、防塵マスクの基本スタイルは必要です。

    トイレは水がでるようになっていますので、使用可能です。
   お昼ご飯は各自でご用意ください。
 ※石巻での瓦礫撤去作業時の昼食で、カップラーメンを持参されてお湯はどこですかといわれた方がいましたが、現場でのお湯の用意はありません。
   愛知ボラセンとしては、貸し出し用ヘルメット、土嚢袋、ミノ、瓦礫入れ箱、ほうきなどの基本的に必要と思われる物は用意します。

みどりの丘外観 
   

みどりの丘内部
     

 地面に亀裂 

たおれた室外機
 
 みなさん無事です

 みどりの丘の前にある中学校廃校の祈念。大きな石が倒れています。

②老人総合福祉施設 グリーンヒルみふね 御船町辺田辺840-9
 1)高齢者への音楽療法など、職員さんの負担を軽減するための福祉的な活動:6人前後
  音楽療法士の山下さん、宮崎さんとともに、グリーンヒルみふねに入所されている方々に対する活動です。
    特技やお仕事の関係で、この活動にふさわしいと思われる方に事前にお願いしてあります。

   2)愛知ボラセンと並行して炊き出しを予定されている方の応援(必要に応じて):8人前後
   バンダナ、エプロン、手袋などの基本的衛生グッズは愛知ボラセンで用意します。
  ともに昼食は各自でご用意ください。
  トイレは使用できます。

    
全国から応援物資は続々と届けられ、周辺で不足しているところにもお渡しになっています。
愛知ボラセンに水などをもっていってもらえないかというような申し入れも頂いていますが、
原則として、物資の提供は必要ないと判断しています。

  

さて、今回の視察では、5年間の愛知ボラセンの活動への信頼に基づくものだと実感しました。

老人総合福祉施設 グリーンヒルみふねで活動することになったのは、
十八成ボランティアに何度も参加されている音楽療法士の山下一郎さんから。
山下さんは阿部邦子さんの詩に曲をつけて、老人憩いの家で、心に染みる歌を聴かせてくださいました。

今回、御船町の藤木正幸町長ともお会いし、今後、御船町へ週末に継続的に訪問し、
応援活動を続けることについてのお話をさせて頂きました。
これまでにお預かりしてる義捐金10万円を藤木町長に直接お渡ししました。

藤木町長と私に紹介してくださったのは、御船町在住の理学療法士・増田安至さん。
その増田さんを紹介してくださったのは、熊本市在住の理学療法士・新谷大輔さん。
新谷さんは、昨年、私が理学療法士さんの集まりで、名古屋市内で講演をさせて頂いた際に、
熊本から参加され、私の講演を聴かれ、その後しフェイスブックで緩やかにつながっていました。

それぞれが信頼関係でつながり、彼が信頼してるなら、信頼できるだろうということで、繋がっていった関係です。
繋いでくださった皆さんの期待に応えられるように、御船町での活動をおこなっていきたいと考えています。
皆さん、ありがとうございました。 
なお、熊本では私が余震を感じることはありませんでした。 

 左から増田さん、久田、吉本さん、みどりの丘の職員さん

 

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