特定非営利活動法人 被災者応援 愛知ボランティアセンター 公式ブログ

2011年3月17日設立。孤児遺児応援活動、被災地ボランティア活動等、現在進行形で被災者応援活動を行っています。

愛知ボラセンの活動予定⇩(更新日:2024.5.3)

令和6年能登地震 被災者応援ボランティアバス
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NPO法人被災者応援愛知ボランティアセンターは、観光庁からの「観観産第174号(平成29年7月28日)災害時のボランティアツアー実施に係る旅行業法上の取扱いについて(通知)」に基づき、被災地ボランティア活動を実施いたします。

災害時のボランティアツアー実施に係る通知の適用対象となる地域について


■今後のボランティアバス活動予定
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【豊川市金沢町バラ農園応援ボランティア】活動報告

2023年06月11日 22時01分35秒 | 【令和5年(2023年)台風2号水害】豊川市ボランティア

こんばんは。

クタクタで爆睡し、朝起きたら腕が筋肉痛。声がカスカスなスタッフ田中です。

6月10日(土)に実施いたしました、【豊川市金沢町バラ農園応援ボランティア】活動報告をさせていただきます。

 

今回は、8棟のビニールハウス、24万本ものバラが2mもの泥水に浸かり被災された佐久間さんのバラ農園のお手伝いをおこなうことに。

 

自分たちが住んでいる愛知県の被災。

なんとか力になりたい。

その一心でボランティア募集を開始しました。

 

なかなかボランティアさんが集まらない、、と呼びかけさせていただいた今回の活動でしたが、最終的には

ボランティアバス30人、

現地合流のボランティアさん、豊川高校と岡崎城西高校の生徒さん合わせて22人、

地元の皆さま、総勢70人での活動となりました!!

 

朝7時東別院のお茶所前へ集まり、活動に必要な道具をバスへ積み込み出発。

はじめての方もいらっしゃったので、行きのバスの中では、気をつけていただきたいことなどの注意点をお伝えし、

質問などにお答えしながら豊川市へ向かいました。

 

途中SAでの休憩を1回はさみ、片道1時間半。

 

愛知県内で活動をするのは、愛知ボラセンを設立した2011年から実は初めてです。

 

到着してすぐ、バラ園の佐久間さんから被害の状況を伺い、約1mのグラスウールに植え付けられたバラを、グラスウールごとすべて外の集積場所に運び出してほしいとやり方のレクチャーをうけました。

 





佐久間さんの後ろにあるバラを見て一同は愕然。

倒れたり泥をかぶったり、枯れているバラは

佐久間さんが大切に育ててきたバラです。

頭では理解しているものの、そのバラを撤去しなければいけないことに悲しさや悔しさが込み上げます。

 








 

今回の活動は5班に分かれておこない、各班の班長さんは愛知ボラセンの活動に何度も来てくださっている皆さんにお願いしました!

 

誰にでもすぐ班長さんがわかるようにビブスを着用していただき、わからないことや困ったことなどがあったらすぐ聞けるような体制で活動をスタート。

すべてのボランティアさんが怪我や体調不良なく活動できるよう、班長さんもこまめにメンバーさんへ声掛けをして下さいました。







写真でわかるでしょうか。
この写真は植え付けられたバラ、グラスウールの裏面です。
 
 


 


グラスウール同士が根で繋がっているところはノコギリで裁断し、外へ運び出します。

 



バラは棘があるので、持ち方に気をつけながら、近くの人に当たらないようにと運び続けます。

 



そして、地元の方やボランティアさんが出してくださるトラックに積み、集積場までピストン輸送。


 



(こちらのブルーのつなぎの方は、愛知ボラセン理事長 久田の教え子さんでもある、衆議院議員の今枝代議士です。こちらの農園と繋いでくださった方でもあり、当日もお忙しいなか駆けつけてくださいました。)

 

集積場についたら、広い敷地の奥までまた運びます。







シンプルな動きですが、何往復も、本当に何往復もしました。
 
こまめに水分補給をし、休けいを取りながら、活動場所も班でローテーションし変えながら進めました。

 

活動終了予定時間は16時だったのですが、

「すべて片付くまであと少し」

ボランティアの皆さんが残る力を振り絞り、帰りのバスが出る最後の最後まで頑張ってくださいました。

 

Before



 

After



 
バラをすべて運び出したあと、バラの下に敷いてあった4種類のシートも丸めながらすべて外へ。
 
佐久間さんのビニールハウス8棟、佐久間さんのハウスのお迎えの牧野さんのハウス2棟、合計10棟すべて片付けを終えることができました。
 
改めて、人の力はすごい。
ボランティアの皆さんは本当に丁寧で、そしてとてもあたたかい。
 
災害ボランティアが初めての高校生たちも、弱音を吐くことなく、
土がついて服がまっくろになっても、クタクタになっても最後まで手を止めることはありませんでした。
 
 
愛知ボランティアセンターはお片付けをする作業の団体ではありません。
お片付けを通して、被災された方に寄り添い応援を届ける団体です。
 
佐久間さんのバラがまた咲いてくれる日を願っています。
 
 
 

最後になりましたが、70人でボランティア活動の背景には、とてもたくさんの方の応援がありました。

一人でも多くの方に届くようにとボランティア募集にご協力いただいた、メ~テレさま、中日新聞社さま、HEART FM「breakers」さま、

終着の場所、駐車場を快く貸していただき、普段は17時で閉まってしまう門を私たちのために空けたままにしてくださった東別院さん、

早朝のお見送り、倉庫からの道具出し、夕方のお出迎えと駆けつけてくださったボランティアの皆さん、

ボランティアバス到着前の時間から、現地合流のボランティアさんの車を整備してくださったり、冷たい飲み物をご用意いただいた、今枝代議士の公設秘書 田淵さんをはじめとする地元の皆さん、

ここには載せきれない方の応援が集まってはじめて成り立っています。

お力添えいただきました皆さま、本当にありがとうございました。

 


少し余談を。

余談①
今枝代議士の公設秘書 田淵さんが用意してくださったドリンクたち。
なんと種類別に分けてあり、名前を書けるようにシールとサインペンまでありました。
想像力の高さに驚きをかくしきれず、クーラーボックスの写真を何人ものボランティアさんが撮っていたのはここだけの話。
 


余談②

今回もメ~テレさんが同行してくださいました。

当日お昼のニュースと、明日(6/12)のドデスカ、アップで放送してくださいます。

 

■被災したバラ農家でボランティアが支援活動 愛知・豊川市(メ〜テレ(名古屋テレビ)) - Yahoo!ニュース

https://news.yahoo.co.jp/articles/6c533f3858479031453d01347efcf0ea0dc8480e



メ~テレの記者さん、カメラマンさんが、撮影があいた時間泥だらけになって一緒に活動してくださいました。

12年活動をしてきましたが、一緒に汗を一緒に被災された方に寄り添ってくださるマスコミの方ははじめてだと思います。

 

余談③

帰りのバス、途中のSAに止まった際にバスの中を確認していたら、あちこちにバラが!!

こんなに綺麗な花を捨てるのはもったいなくて、、と。

皆さんのご自宅できっと今もきれいに咲いているんだろうな。







 

 

コメント
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