介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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第4043号 認知症ケアの地域サービス連携(シンポジウム)

2010-11-07 04:11:50 | 認知症
昨日、11月6日午後、南さつま市で、認知症に関するシンポジウムが開かれました。


主催者の

野の花会

は、優れた実践で全国的に知られる。(創始者の吉井淳二氏は、文化勲章を受賞した画家で、2004年、100歳で亡くなった)


11月6日、午後1時30分から4時30分まで、3時間行われた。
近隣の専門職の方々など300名は参加されていたのでは。

認知症のケアでは日本を代表する研究者である

今井幸充先生(日本社会事業大学)

の講演(45分)とコーディネートで行われました。

シンポジストは、次の5人:
・ 鹿児島県庁(技官) (鹿児島県の認知症対策の概観)
・ 大牟田市長寿社会推進課長(地域ぐるみの認知症ケアで知られる)
・ 女性の会(家族・高齢者の立場から)
・ 医師 (加世田で診療を担当)
・ 看護師(加世田で認知症の「支援パス」を試行)
です。

シンポジウムは3時間みっちりと行われた豊富な内容なので、
ここでは、会場からの質問のあった事項や今井先生のまとめから幾つかの事項をあげるにとどめます。

○ 認知症の支援パスは、どこの施設から、いつの段階ではじまるのか?

○ (大牟田市に)地域での声かけの具体的な方法について。

○ (大牟田市に)介護予防について。

○ 連携のための情報提供と個人情報の管理とのバランス


*本ブログで、今井先生の文献を紹介したことがある。2008.07.25
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2 コメント

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今後の課題 (げんき)
2010-11-07 09:26:30
厚労省の取り組みで認知症サポーター養成が
全国各地で進んでいます。

私の市も遅ればせながら取り組みが開始し、来年度には
本格的に支援事業を始めたいのか、現在20数名の市民を
養成しています。私もそこにもぐりこみました(笑)

認知症に対する偏見が、本人や介護家族を孤立させる。

偏見をなくしていくことも大切ですが、障がい者や
外国人への偏見や差別がいまだになくならないことを
考えると、まずは本人や家族の支援に取り込むべきかなと
自分なりに目標を定めています。

認知症の方の住みやすい町は、誰にとっても住みやすい

そう思っています。
これまでの蓄積 (bonn1979)
2010-11-07 10:40:33
げんきさん

コメント有難うございます。

>認知症の方の住みやすい町は、誰にとっても住みやすい

そのとおりですね。

これまで
障害者や外国人への偏見が
残っているような要素は
認知症への偏見につながっていますね。

認知症は
誰にもどの家庭にも
起こりうるということから
認知症の人やその家族への支援は
社会全体を変えていく可能性を
秘めていますね。

それにしても
げんきさんの行動力には脱帽です。

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