10月2日から4日まで、横浜で開催された成年後見法国際会議に参加しました。
社会福祉士Maa-chanのブログ 2010.10.05
は、報道の記事を踏まえて今後の課題を整理されています。
会場で、社会福祉士の成年後見活動でわが国の草分け的な存在である池田恵利子先生にお会いすることができました。そして、新刊のご本を紹介いただきました。
池田恵利子編『エピソードで学ぶ成年後見人』(民事法研究会)
出版社のサイトには詳しい目次がアップされています。
* * *
第1章 後見人としての基本姿勢
1 後見人は「本人」の支援者です
2 後見人は、本人の生涯を支える人生の伴走者です
第2章 後見人のしごと
ストーリー1 一人暮らしをしていた認知症高齢者のAさんがグループホームを利用するまで
ストーリー2 精神科病院に入院していたCさんが有料老人ホームに入所するまで
ストーリー3 一人暮らしをしている認知症高齢者Eさんの在宅生活を支援する~サービス利用を中心に~
ストーリー4 認知症高齢者Gさんが特別養護老人ホームで快適に暮らすために果たした成年後見人の役割
ストーリー5 障がい者施設で長年暮らすIさんの生活を支援する
ストーリー6 父母を亡くした知的障がい者のKさんを支える
ストーリー7 高齢者施設に入所したMさんの不要となった自宅を処分することなるまで
ストーリー8 Oさん夫婦おのおのに第三者の成年被後見人・保佐人が選任されて
ストーリー9 Qさんの家族後見人から引き継ぐ
ストーリー10 夫の死後の事務を妻のSさんと成年後見人が行う
ストーリー11 Vさんの入退院の手続と、医療への同意
ストーリー12 病院で最期を迎え、死後も成年後見人によって支えられた身寄りのないXさん
第3章 後見活動の視点 基本姿勢を貫き実現するために
1 本人の「最善の利益」とは何かを探り実現する
2 他者の支配や権利侵害に注意をむける
3 後見人の限界を認識し、独断に陥らずネットワークの中で活動する
あとがき 特に市民後見人の方々に期待して
* * *
成年後見を担当している専門家向けですが、いずれも実例に即しての解説なのでこの制度の運用の実際を学ぶにも貴重な本だと思います。
左側の本は、
中山二基子・秋田綾子(マンガ)『一生安心、老後のお金!マンガでわかる成年後見制度』(講談社、2009年9月)
の一部です。今度の会議に出るのに基礎的な知識を整理するために読もうと横浜へ持っていったのです。マンガでの解説なのでわかりやすいです。12話にわかれていて、各編マンガによる解説のあとにはそれぞれ中山先生のまとめがついています。
中山先生は、弁護士で、高齢者の財産管理・成年後見制度・相続・遺言がご専門で、この分野の研究・実践では第一人者です。
世田谷区成年後見支援センター
所長など多数の公職にある。私と大学の同期です。といっても、先方は私をご存じないです。当時は1学年540名のうち女子学生は3名でしたから私の方はよく知っているのです。(これは横道でした・・)
今回の会議は、膨大な内容なので、直接聞いた分科会などから、少し学び直して記事にしていきます。
社会福祉士Maa-chanのブログ 2010.10.05
は、報道の記事を踏まえて今後の課題を整理されています。
会場で、社会福祉士の成年後見活動でわが国の草分け的な存在である池田恵利子先生にお会いすることができました。そして、新刊のご本を紹介いただきました。
池田恵利子編『エピソードで学ぶ成年後見人』(民事法研究会)
出版社のサイトには詳しい目次がアップされています。
* * *
第1章 後見人としての基本姿勢
1 後見人は「本人」の支援者です
2 後見人は、本人の生涯を支える人生の伴走者です
第2章 後見人のしごと
ストーリー1 一人暮らしをしていた認知症高齢者のAさんがグループホームを利用するまで
ストーリー2 精神科病院に入院していたCさんが有料老人ホームに入所するまで
ストーリー3 一人暮らしをしている認知症高齢者Eさんの在宅生活を支援する~サービス利用を中心に~
ストーリー4 認知症高齢者Gさんが特別養護老人ホームで快適に暮らすために果たした成年後見人の役割
ストーリー5 障がい者施設で長年暮らすIさんの生活を支援する
ストーリー6 父母を亡くした知的障がい者のKさんを支える
ストーリー7 高齢者施設に入所したMさんの不要となった自宅を処分することなるまで
ストーリー8 Oさん夫婦おのおのに第三者の成年被後見人・保佐人が選任されて
ストーリー9 Qさんの家族後見人から引き継ぐ
ストーリー10 夫の死後の事務を妻のSさんと成年後見人が行う
ストーリー11 Vさんの入退院の手続と、医療への同意
ストーリー12 病院で最期を迎え、死後も成年後見人によって支えられた身寄りのないXさん
第3章 後見活動の視点 基本姿勢を貫き実現するために
1 本人の「最善の利益」とは何かを探り実現する
2 他者の支配や権利侵害に注意をむける
3 後見人の限界を認識し、独断に陥らずネットワークの中で活動する
あとがき 特に市民後見人の方々に期待して
* * *
成年後見を担当している専門家向けですが、いずれも実例に即しての解説なのでこの制度の運用の実際を学ぶにも貴重な本だと思います。
左側の本は、
中山二基子・秋田綾子(マンガ)『一生安心、老後のお金!マンガでわかる成年後見制度』(講談社、2009年9月)
の一部です。今度の会議に出るのに基礎的な知識を整理するために読もうと横浜へ持っていったのです。マンガでの解説なのでわかりやすいです。12話にわかれていて、各編マンガによる解説のあとにはそれぞれ中山先生のまとめがついています。
中山先生は、弁護士で、高齢者の財産管理・成年後見制度・相続・遺言がご専門で、この分野の研究・実践では第一人者です。
世田谷区成年後見支援センター
所長など多数の公職にある。私と大学の同期です。といっても、先方は私をご存じないです。当時は1学年540名のうち女子学生は3名でしたから私の方はよく知っているのです。(これは横道でした・・)
今回の会議は、膨大な内容なので、直接聞いた分科会などから、少し学び直して記事にしていきます。
私はこれからですが、いつになるやら(笑)
権利擁護のレポート採点中ですが、教えることの難しさを痛感しています。
成年後見制度は奥が深すぎて、私ですら壁にぶつかりです。
民法の勉強をどうしようかと頭抱えています。
来年度の講義をどうするか。
逃げ出したい(笑)
車の両輪としてスタートした
成年後見制度については
ここにきて、ようやく身近なものになってきたという感じがしてきました。
成年後見制度が進まない一つには、
「つなぐ」役割であるケアマネジャーも、
その仕組みや繋ぐための方法、
繋いだ後にどう連携していくのか、
といったことを知らなかったり、
知ろうとしなかったりすることも一因のように思います。
今日の記事でご紹介いただいた本は、
共に、そんなケアマネにもやくだちそうな本のように
思えます。
私もぜひ、読んでみようと思います。
池田先生を
ご紹介いただいた
おかげで
良い本に出会うことができました。
今度は
あまり戦線を広げずにいましたら
このような本と出合えて
何よりでした。
成年後見の分野は
まさにこれからですね。
超多忙それに
体調のこともきがかりですが
ご自愛のうえ健闘ください。
PS
「オフ会」の件は
幸い、田中裸王さんがみえる機会に
企画できました。
コメント有難うございます。
私自身
ケアマネも
成年後見も
暗いのですが
この両分野の重なり合うところを
しっかり設計できないと
大変なことになりそうな予感がします。
学者や行政の
思い込みの設計図ではなく
ケアマネと成年後見の双方から
現場の課題を重ね合わせる
その方法の一つにアローチャートが
さまざまな立場の交錯の方法に
「笑福会」的なものが
必要では
と思います。