介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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数ならぬ身にて

2007-09-26 12:25:25 | 映画・読書
と書き出そうとしたら
前にも引用したようです。


『徒然草』第113段・・
「・・自分自身は、なにさまというほどのものではないのに
テレビに出るような有名人を、さもよく知っているようにいいふらす」
(岩波文庫版ーp193-から私がいま訳したもの)
*このブログ、7月10日の項

新内閣の名簿
自分の日常とは遠い世界だが・・・

・福田新総理の奥様
 2004年3月26日、隣の席に座ったことがある。
 場所は、群馬県の某福祉施設。新しい棟の竣工式か何かに私もよばれていた。
 「官房長官の家内です」ときりだして
 見事なスピーチをされた。一座がわっとなるような華やぎがあった。

・舛添厚生労働大臣
 今をときめく有名人だが・・
 30年ぐらい前に、「日仏賢人会議」といった両国の比較研究グループがあって
 舛添さんは、当時は少壮の東大助教授。
 私は、「(自分は)ドイツ帰りなのにフランスとは?」と思ったが、
 日本の社会保障を教えて欲しい、フランスはフランス側に聞こう
 というわけだった。
 舛添さんは、正規の委員で、私が「社会労働班」とかの作業スタッフだった
 が、何回かご一緒した。はきはきとした発言振りは昔から変わらない。
 この会議の結果は、新書版の報告書にまとまったのですが残念ながら手元にはないです。

・大田経済財政担当大臣
 20年ほど前のこと。イギリスから帰った炭谷茂さん
(「社会福祉法」制定の時の社会局長で、後に環境事務次官をつとめた)の主宰する勉強会があって、
 月1回、それぞれの専門分野の研究発表をしていた。
 大田さんは、当時から聡明な方で、活発に議論に参加されていた。
 鹿児島のご出身ということで、南日本新聞にはしばしば大きく掲載される。

・渡辺行革担当大臣
 お父さんの渡辺美智雄さんにお世話になった。
 というのは、私がドイツにある日本大使館に初代の「ソーシャル・アタッシェ」
 として赴任したが、このポストは渡辺さんが外務省からとってきたポストという ことで、
 赴任前に挨拶をしていくようにいわれた。
 当時、農林大臣だったので大臣室で赴任の挨拶をした。
 普通、他省の若いもんが挨拶にいって会えるわけがないが、
 秘書官からの「ドイツ」ときいてすぐ話が通じたようだ。
 「農業を見ればその社会がわかる」「日本の農業は、ドイツに似ている」 
 「だから、日本の社会保障もドイツに似ていると直感している」
 しっかり勉強して来い といわれた。30年まえの話です。
 実際に、農林大臣のときにドイツに見えて、私は、ドイツの
 医療費担当官のところに農林大臣に随行して出かけたので大使館では不思議がられた。 
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1 コメント

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ドイツのことはあまりわからないのですが。 (はるむん。)
2007-09-26 16:38:58
こんにちは。
ドイツのことがあまりわからず恐縮ですが、この、ソーシャル・アタッシェ(sozial アタッシェの綴りが想像つきませんでした)とうのは、どういった役割を果たしているのでしょうか?先生のホームページのどこかに記載がありましたでしょうか?ご教示いただければと思います。

京極先生の本。
先生が書かれていたとおり、社会保障の政策の変遷を非常にわかりやすく、また立体的というのか、系統立ててというのか、書かれていたのは、本当に目からウロコでした。今まで、あまりよく理解できなかった部分も、なるほど~、とすんなり入ってきたように思います。ILOやOECDのことも、特に比較分析をやろうと考える人にとってはとても有用な部分だったように思いました。

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