京極高宣『社会保障と日本経済』を読む。
のシリーズその4です。
この本を読むうちに
ある程度本格的に読み込む必要があると痛感しました。
そこで
このブログでも新しいカテゴリを起こしたわけです。
序章のなかで
第4節 の時代区分に関して
今日の政治状況から、いまこそこの本で分析している方法とデータ
に基づいた政策論議が深まるべきだと思いました。
・・・この点は、医療改革、年金改革、そして消費税論議など
福田新内閣も発足し、これから予見される政策課題なので
折に触れて、また、本書の該当箇所で問題点をまとめていきたい。
第Ⅰ部 社会保障に理念と体系
の最初にある「市場原理主義とは何か」
については、あとで(第2章 社会市場と社会保障)触れます。
大切だが、難しいこの箇所をどのようにくだいてお話できるか、
私の勉強次第ですね。
というわけで
その「序」を飛ばして、今日は
第1章 社会保障の概念 p25-p42 の輪郭をみてみましょう。
第1節 社会保障の定義
第2節 社会保障の理念
第3節 社会保障の位相
第4節 社会保障の体系
の4節からなります。
第1節 社会保障の定義
では、日本国憲法第25条の規定から、社会保障制度審議会の勧告などにそくして
我が国の「社会保障」や「社会福祉」の定義の流れをまとめている。
はっきりいって「玄人」的な知識がいる。
大学の教科書などでは、どうしてもここから入るので、ずっとわからずじまい ということがある。
第2節 社会保障の理念
では、1993年の「社会保障制度審議会社会保障将来像委員会第1次報告」を手がかりに、
現在の社会保障の理念を
・自立と連帯
・総合的な生活保障
・個人単位
という3つのキーワードでまとめている。
第3節 社会保障の位相
では、
・社会政策 →政策レベル
・社会保障 →給付レベル
・社会サービス→臨床処遇(ケア&サービス)
の3つを、
その守備範囲(上のほうが広く下の方が狭い)と
実践レベルの違いから整理し、図解している。(p35)
このような立体的な整理すら、現在の社会保障の教科書ではできていないようだ。
第4節 社会保障の体系
は、
国際比較をする上での概念の点検をILOやOECDの定義との比較など具体的に行っている。
ここも、「玄人」的な知識が必要で、最初は(国際比較などを念頭にない段階)飛ばして前へ進んでよいと思う。
のシリーズその4です。
この本を読むうちに
ある程度本格的に読み込む必要があると痛感しました。
そこで
このブログでも新しいカテゴリを起こしたわけです。
序章のなかで
第4節 の時代区分に関して
今日の政治状況から、いまこそこの本で分析している方法とデータ
に基づいた政策論議が深まるべきだと思いました。
・・・この点は、医療改革、年金改革、そして消費税論議など
福田新内閣も発足し、これから予見される政策課題なので
折に触れて、また、本書の該当箇所で問題点をまとめていきたい。
第Ⅰ部 社会保障に理念と体系
の最初にある「市場原理主義とは何か」
については、あとで(第2章 社会市場と社会保障)触れます。
大切だが、難しいこの箇所をどのようにくだいてお話できるか、
私の勉強次第ですね。
というわけで
その「序」を飛ばして、今日は
第1章 社会保障の概念 p25-p42 の輪郭をみてみましょう。
第1節 社会保障の定義
第2節 社会保障の理念
第3節 社会保障の位相
第4節 社会保障の体系
の4節からなります。
第1節 社会保障の定義
では、日本国憲法第25条の規定から、社会保障制度審議会の勧告などにそくして
我が国の「社会保障」や「社会福祉」の定義の流れをまとめている。
はっきりいって「玄人」的な知識がいる。
大学の教科書などでは、どうしてもここから入るので、ずっとわからずじまい ということがある。
第2節 社会保障の理念
では、1993年の「社会保障制度審議会社会保障将来像委員会第1次報告」を手がかりに、
現在の社会保障の理念を
・自立と連帯
・総合的な生活保障
・個人単位
という3つのキーワードでまとめている。
第3節 社会保障の位相
では、
・社会政策 →政策レベル
・社会保障 →給付レベル
・社会サービス→臨床処遇(ケア&サービス)
の3つを、
その守備範囲(上のほうが広く下の方が狭い)と
実践レベルの違いから整理し、図解している。(p35)
このような立体的な整理すら、現在の社会保障の教科書ではできていないようだ。
第4節 社会保障の体系
は、
国際比較をする上での概念の点検をILOやOECDの定義との比較など具体的に行っている。
ここも、「玄人」的な知識が必要で、最初は(国際比較などを念頭にない段階)飛ばして前へ進んでよいと思う。