介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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第3662号 音楽のような小説

2010-04-27 04:23:32 | 映画・読書
キャンパスの図書館で、福永武彦『草の花』(昭和29年。新潮文庫。写真)を借りて読みました。

きっかけは
テレビ(4/27 BSジャパンの22:00の番組)で
小林麻耶が映画監督の大林宣彦に「1冊の本」をインタビューしているのを見たからです。

文章の吟味が研ぎ澄まされていて
このような本を読むと
最近読む日本語はどなりあっているような気がしますね。

戦争中に学生だったというテーマ
キリスト者がなぜ戦争反対をしなかったのか?というのもポイントをついていますね。
*p.123

グーグルでは
たくさんの専門的なサイトがあり
いまさら私がと思いました・・・

でも
人は孤独である
人は分かり合えるのか
人は愛し合えるのか
傷つきながら愛し合う

そういった青春の課題を思いおこさせますね。

舞台になっている
サナトリウムのK村とは、昔、私が勤務した大学の新キャンパスがある清瀬のことですね。

学生寮のある伊豆のH村も重要な舞台ですが、これは戸田のことですね
私も学生の頃、仲間と泳ぎに行ったので懐かしかった。
無教会派のキリスト教のことも学生の頃、一時期参加したので懐かしい。
(いまは、まったく関心が無いですが)

大林監督は
「甘さは個性なのだ」
「人は二度死ぬ」p.125
「音楽のような小説」と
いっていたことが
読後、これらのことばに納得のいったことでした。

電車の中で
うどん屋で
ガヤ・コーヒーで

空いた時間に読みましたが
良質な時間だった。
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