介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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第3661号 「食事ケア」の視点(twitterから)

2010-04-26 07:44:54 | 介護福祉
写真は、「おソ松な日々Ⅱ」の2010.04.19付け記事からお借りしています。

twitterの記事は、1つの記事140字という制限があるので、書きやすく、本音がうまく書かれていますね。問題は、その記事の中にさまざまな他の人の記事やコメントや感想などが入り乱れていて、まとめて理解するのは難しいです。

それは、もったいないのでは?
という気持ちで、twitterの記事のまとめ(編集)ということを試みています。

今回は、第3654号で、社会福祉士とケアマネについて「つぶやいて」いたsandanshikomiさんの「食事ケア」に関する「つぶやき」をコピー・編集してみました。何れも、昨日、4月25日に断続的に「つぶやかれ」たものです。
*今度は、時間の流れに従って、15の記事を並べています。最初の3つは、施設ケアの基本的な「つぶやき」です。

     *       *       *       *       *  

【介護施設の仕事】
1 私の場合は以前から「死」への思いが強く、逆に「死」に立ち会える事にやりがいを感じて、高齢者福祉を選びました。ターミナルケアやグリーフケアはホントに難しく、手探り状態ですけどね・・
2 自分は、学生時代に「倫理」を選択した事もあり、「送る人もまた送られる人」という、仏教の教えに共感しております。浄土真宗の「白骨の御文」を、諳んじたら入居者のばあさんに涙を流して「ありがたい」と言われた事も・・・
3 特養の内部にいる人間にとっては、運営基準が全く現場に即していない事は当たり前の事なので、それゆえに経営努力が求められる=「いいケアを提案すればするほど、給料が安くなる」というジレンマを抱えています。

【食事ケア】
4 どうして「栄養ケア」なんて名称にしたんだろうな。「食事ケア」が正解なのに。栄養を満たし、体重の増減と血清アルブミン値に一喜一憂している管理栄養士をみていると、バカらしくなる。
5 あ、病院じゃなく、施設の場合ね。
6 カップラーメン食べたいって言うバア様に、チキンラーメン食べさせて「夕飯少なめにしてね」ってお願いに言ったら、怒られたww 未だに怒られた意味がわからんのだが。血圧も良い、心疾患もない、嚥下状態良好、DMも無い。何が問題なんだ??
7 糖尿病の人が「たまには、饅頭たべたい」っていうので、「食事量で調整してね」って内線で連絡したら、怒られた。どうにかするのが、専門職じゃねーの?
8 こういう調整ができるのが、施設ケアの強みであり、チームケアの真髄じゃないのかと。
9 つーか、以前、栄養士とのケンカに負けたくなくて、異常に勉強した事があるww。今でも何故かデスクの本棚に食物交換表があったりする。
10 どうして「アレルギーじゃなくて、好き嫌いでしょ?代替必要ですか?」なんて言葉がでるのか。
11 80年間もそれがキライで食べなかった人に、施設に入ったからって、無理に食べさす必要があるのかと。その人は、それで80年間元気で過ごしてきたんだから、イイじゃん。
12 そうじゃなきゃ、施設に栄養士なんて専門職はいらない。なぜ、生活の場である「施設」にも栄養士が配置されているのかを、よく考えて欲しい。「栄養」だけが全てじゃないでしょ。
13 だから「栄養ケア」ではなく「食事ケア」であるべき。
14 と、なぜか栄養士を嫁にもらってしまった自分が偉そうに呟いてみた。
15 経口移行(維持)加算にしても療養食加算も、栄養ケアの一部分でしかないのだ。介護では「個別ケア」が叫ばれて久しいが、食事面では「集団給食」の名の元で、がんじがらめになっている栄養士のなんと多い事か。
 
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8 コメント

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マネジメントの一方法 (どりーむ)
2010-04-26 08:08:52
「口腔ケア」とともに、
「口腔」のケア、
「食事」若しくは「栄養面」のケア、
と、その側面だけにとらわれていらっしゃる方が多いですね。

本当は、口腔面をケアすることから、
栄養面をケアすることから、
その人の生活をマネジメントしていこうという、
取り組みなんですけどね。

でも、それに気がついていらっしゃる方が
それぞれの現場にいらっしゃることは、
とても強みですね。
これからが楽しみです。
生活全体をみる (bonn1979)
2010-04-26 08:19:15
どりーむさん
早々にコメント
ありがとうございます!

この「編集」作業は
ある程度の時間がかかりますが
せっかくの「つぶやき」が
twitterを読んでいない人は読む機会がないわけだし

なんとか
読める形で
残しておこうと
この記事のtwittererのお許しを
えないで
かってにやってみたのです。

コメントをいただき
大向こうの議論ではなく
こういうことの蓄積を
「生活をマネジメントする」
という枠組みで理解する素材となっていきそうで

また
このような作業をやっていきたい
と励まされました。
食事にもソーシャルワークの必要性 (Maa-chan)
2010-04-26 08:24:49
 若い頃障害者の施設で勤務していました。ある時調理職員とお酒を飲みながら「栄養士は栄養のことしか考えない」「本当に大切なことは美味しく食べて幸せを感じることじゃあないかなぁと思って,俺たちは作っているんだ」という話をしました。
 栄養士の立場,調理職員の立場,本当にそのとおりです。

 ソーシャルワークの基本が「その人らしく生きる」であるとすれば,食べるということは基本の「基」だと思っています。かと言って,あまりにも偏りの激しい食事で,命に関わるようではよろしくない。そこにもソーシャルワークの力が必要なのかなぁと感じます。

 栄養士の立場,調理職員の立場,またケアスタッフの立場等を調整しながら,「その人らしく生きる」ことを基盤にケアを考えていくことが大切だなぁと思っています。在宅でも同じですね。

 もちろんその前提として,口腔ケアの大切さを忘れてはいけませんね。
つながり (bonn1979)
2010-04-26 08:29:46
Maa-chanさん

コメントありがとうございます。

口腔ケア
食事
栄養

ソーシャルワーク
生活

さきほどの
どりーむ さんのコメントと
あわせると

とりくむべきテーマと方法の
広がりが展望されてきましたね。
Unknown (masa)
2010-04-26 13:00:11
「栄養ケア」で無く「食事ケア」という視点はとても大切だと感じます。いい言葉ですね。

栄養ケアマネジメントというものがありますが、体重と身長からBMIを出したり、食事形態を変更したりといった次元ではなく、その人にとっての食の楽しみ、生きる楽しみまで含めて、栄養ケアマネジメントだと思います。

私も以前は障害者施設に勤めていましたが、施設の種別や利用者が違うとはいえ、特養との栄養士の位置づけの違いに戸惑うことが今もあります。

昨日twitterで見たときに (bonn1979)
2010-04-26 13:29:44
masaさん

コメントありがとうございました。

「科学的」という錦の御旗ではなく
生活実感に支えられた視点が大事ですね。

昨日
twitterで
さっとみたときに
なかなか重要な視点だな
と思ったのでしたが
朝から
現場経験豊なお三方から
コメントをいただき
嬉しいです。

*その人のtwitterをタイムラインで読むソフトがあるようで、私の編集方法は初歩的でした。

恥ずかしながら・・ (sandanshikomi)
2010-04-26 20:48:07
つぶやいた本人です・・
世間話のような、まとまりのないつぶやきに対して、twitterでもこちらのブログでもいろいろとご意見をいただいて、うれしく思います。
何か、見えないところで同志を得た様で・・・

あとは、自分自身の実践力とマネジメント力かな。
まだまだ、力不足・・

見えないところで同志 (bonn1979)
2010-04-27 05:46:13
sandanshikomi さん

コメントありがとうございました。

差しさわりのない範囲で修正しています。

余分なことをしているのかな
とも思いつつ作業しましたが

つぶやいたご本人はじめ
いいコメントいただきました。

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