日本の社会福祉を比較研究するうえでは
アメリカと中国はあまり対照群としては用いられない。
しかし
経済の面では、この両国と日本とは密接な関連がある。
昨日届いた『野村週報』(7月23日号、「産業展望」p4-p5。雨宮愛知)
では
「国際産業連関表から見た日米中の相互依存関係」として
最近の統計を紹介・分析している。
日本の製造業の生産額のうち、7.20%が
アメリカの需要に誘発されたものである(2005年)。
全産業では、3.53%であり、製造業が他の国内産業に
比べてアメリカの景気により敏感であることがわかる。
中国についてみると、これに対応する数値
(日本の国内製造業の生産額のうち、中国の最終需要
に支えられている割合。2005年)は、1.96%である。
今のところ、アメリカよりはかなり小さい。
中国との関係でもう一つ。
日本の製造工業品を1単位製造するために
中間投入品を何%中国国内での生産によるのか
をみると、1.95%(2005年)になっている。
この数値は、1990年では。0.45%であったから
その依存度は急増している。
(よく写りませんでしたが、写真の右肩上がりの線)
この小論文では、海外が輸出先のみではなく、
生産のパートナーとしても機能してくること
を指摘している。
その要素が大きくなっていく時代には
ヨーロッパのような社会政策の分野での連携が
俎上にあがるだろう。
アメリカと中国はあまり対照群としては用いられない。
しかし
経済の面では、この両国と日本とは密接な関連がある。
昨日届いた『野村週報』(7月23日号、「産業展望」p4-p5。雨宮愛知)
では
「国際産業連関表から見た日米中の相互依存関係」として
最近の統計を紹介・分析している。
日本の製造業の生産額のうち、7.20%が
アメリカの需要に誘発されたものである(2005年)。
全産業では、3.53%であり、製造業が他の国内産業に
比べてアメリカの景気により敏感であることがわかる。
中国についてみると、これに対応する数値
(日本の国内製造業の生産額のうち、中国の最終需要
に支えられている割合。2005年)は、1.96%である。
今のところ、アメリカよりはかなり小さい。
中国との関係でもう一つ。
日本の製造工業品を1単位製造するために
中間投入品を何%中国国内での生産によるのか
をみると、1.95%(2005年)になっている。
この数値は、1990年では。0.45%であったから
その依存度は急増している。
(よく写りませんでしたが、写真の右肩上がりの線)
この小論文では、海外が輸出先のみではなく、
生産のパートナーとしても機能してくること
を指摘している。
その要素が大きくなっていく時代には
ヨーロッパのような社会政策の分野での連携が
俎上にあがるだろう。