介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

新しいブログにリンクしています。7つのテーマにわけました。引き続きお読みください。

第4006号 ビッグイシュー:若者を襲う貧困

2010-10-16 04:46:38 | 映画・読書
昨日、久しぶりに、鹿児島中央駅の郵便局前で

ビッグイシュー第153号

を買いました。

この雑誌は、毎月1日と15日に街頭でホームレスの人によってのみ販売されます。
300円ですが、このうち160円は販売しているホームレスの人の収入になる。

大都市圏(札幌、福岡を含む)以外で発売されているのは、

金沢
広島
鹿児島

だけです。
鹿児島では、中央駅のほかでは天文館。
時間帯や天候(雨だと販売できない)の関係もあって入手するのは意外と困難です。
昨日もたまたま「花電車」の写真を撮ろうと街へ出かけたら買うことができた。


これまで、このブログでもこの雑誌を何回か取り上げていますが、

第3263号(2009.10.25)

以来、1年ぶりですね。

鹿児島ではガヤコーヒー(坂之上)に毎号おいてあり、私も最近ではそこで読みます。
「自家焙煎コーヒーGaya通信」でもビッグイシューの紹介記事が取り上げられています。


今号のスペシャル企画は、

茂木健一郎

と、ホームレスのビッグイシュー販売人の方3人との話です。9月12日、東京お台場で行われた。


その要点:

・ サラリーマン男性で買う人は少ない。女性が7割。

・ ホームレスは、若い人が増えている。

・ ホームレスでもインターネットで連絡が取り合えないか?

・ ビッグイシューの認知度は、東京で2割、大阪で3割くらいでまだまだ低い。

・ 学生の就職も困難な時代で「この国では実はみんな生きづらいと感じている・・」(茂木)が、ビッグイシューがそういう日本のあり方を変える起爆剤になってくれれば。
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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (kinsan)
2010-10-16 06:14:55
こんにちは!
私は学生の頃、路上生活者の自立支援施設のアルバイトをしていたので、ビッグイシューはよく購入していました。値段の割には中身が充実してましたね。

路上生活者は確かに若年化が進んでいます。
中高年の方は結構働くことや自立、脱出に意欲的なんですが、若い方は少し違いますね。

人との触れ合いや居場所。そのようなものを求めているような若年層。路上生活から抜け出す意欲よりも、愛情その他の支援?が必要な様子でした・・・

懐かしい単語にコメントさせていただきました。
Unknown (manapu)
2010-10-16 06:23:53
実は 学校の先生の 推薦が西成で 見学に行ったら 内定でて お断りしました

今なら どこでも 行けるけど 私が子供たちに 一番恐れているのが ひきこもりと
ホームレスなんです。
それも 偏見なんかもしれません

こちらでも 雑誌でるといいですね

よろしければ 22日に見せて頂けませんか

とても 興味深いです
Unknown (つきの)
2010-10-16 07:33:20
わたしも一度入手したことがあります。 


街中を歩いていて遭遇したことはなく、ホームレスの方の支援をしているので、先輩から参考に買ってと渡されたものですが。 


直接ホームレスの方々と関わっての感想は、若い方も多いです。詳しくは書けませんが、職を失い家に帰れないかた、障害を持っているかた、いろいろな問題が重なっているかた等々 


一度支援に関わると、「あの方は、保護は受けられたかなぁ?アパートはかりられたかなぁ」と気になるんですよね 


残念なことに、一度畳の上に戻っても、敢えてまた自身の意思で路上に舞い戻る方もいます。 


難しい問題です。しかし、やりがいはありますよ。


ようこそ (bonn1979)
2010-10-16 17:03:09
kinsan さん

コメントありがとうございました。

鹿児島では
ビッグイシューはほんとに入手困難です。

今号の座談会でも
ビッグイシューの販売する人に
語りかけるところから

と強調していますね。

路上に生活する人々を
放置するような社会は
また介護問題にも冷たい社会といえますね。

今日も
昼過ぎ
鹿児島中央郵便局前を探しましたが
おられなかった。
神戸にお持ちします (bonn1979)
2010-10-16 17:07:04
manapu さん

コメント有難うございます。

神戸へもって行きます。

都会と田舎では違うでしょうが
こちらでも都心部では
大都会と似たような社会がでてきそうです。

20年ほど前の話ですが
ニューヨークの五番街の
メインストリートでない箇所に
路上生活の人がたくさんいました。
そうなんですか… (さはら)
2010-10-16 17:09:07
若いっていうのは、この年代(40代)に入った自分としては、本当にうらやましいなあという思いしかありませんでした。


しかし、最近、職場で不思議に思うことがありました。


新卒の予定の学生さんの応募が立て続けにあったのです。


それも、

・外国語学部中国語学科
・情報学部情報学科

という、介護とはまったく脈絡のない大学の学部学科の応募が。事務長(学部の先輩でもあります:女性)と話していて、「たぶん新卒の就職が厳しいから…なんでしょうね」という結論に。その程度かと思いきや、ホームレスですか!これはおどろき!


彼らは将来の日本を担う人材だと思うのですが…。


昨年相談室に採用された女性に名の新卒(社会福祉士受験資格あり)は、何とかがんばっていまして…いろいろありますが、やっぱり若者が加わってくれてよかったと思っております(これは福祉系だけの話?)。
鹿児島での活動 (bonn1979)
2010-10-16 17:10:10
社会福祉士の先輩で
鹿児島の活動を発表された方がいましたね。

学部のT先生のゼミでも
この問題に取り組んでいて
そのポスター発表を聞いたことがあります。

この雑誌は
薄いのですが
よく絞られた記事やエッセイで
心に残るものが多いです。
低年齢化 (bonn1979)
2010-10-16 17:14:17
さはらさん

コメントありがとうございます。

日本の国際金融上の位置
製造業の海外移転
高校や大学の新卒の就職先の不足
そしてホームレスの低年齢化

介護問題以前の
というか
将来の介護問題を
一層困難にするであろう要因が
目に見えてきましたね。
同日購入! (岩清水)
2010-10-16 21:33:34
貴ブログにアクセスしてびっくり。
私も本日大阪で購入しました。

茂木さんとのパネルディスカッションは
納得でした。
ビッグイシューの意義がよくわかります。
付け加えます (つきの)
2010-10-17 08:06:38
国際大学はA先生と一緒に活動しています。 


現場あがりの先生なので、大変熱心な先生です。


物静かなのに、熱意を感じます

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