介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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第3706号 思想が変える現実/政治家の言葉

2010-05-24 04:07:09 | ネットの世界
【第2次世界大戦はいまだ終わらず】
 沖縄の方が、毎日、戦闘機の騒音の中で暮らしている。沖縄は、日本に復帰したが、アメリカによる支配という点ではまだ第2次世界大戦は終わっていない。
 南北朝鮮の海域で韓国の方が多数なくなった。テレビで知る情報ではどのような事態なのかはわかりませんが、朝鮮半島においては、朝鮮戦争がまだ休戦状態であって、いつ戦闘が開始されても不思議でない緊張感が残っています。

【twitterで参加者を募集している読書会】
昨日、5月23日、鹿児島は大雨でした。
鹿児島の繁華街である天文館での読書会TenDokuにでかけました。
この会のことは、偶然、twitterで知って参加しています。(5月9日に初参加。今日は2度目)

その模様は、

坂之上介護福祉研究会(資料編)P4587 TenDoku

に掲載されますので、私は、自分が紹介した本のことをこのブログに記録しておきます。


【言葉の力】
私が、紹介したのは、

坂之上介護福祉研究会(資料編)P4924 ドイツの第6代大統領ワイツゼッカー

が、1985年5月8日、第二次世界大戦(ヨーロッパ戦線)終了40周年を記念して行った演説「荒野の40年」です。(写真、右)

荒れ野の40年

言葉の力

これらの日本語の訳のほか、ネットでもドイツ語原文及び日本語の全訳

坂之上介護福祉研究会(資料編)P5002

を読むことができます。


【この演説の意義】
世界的に有名となったこの演説に関する感想や論評は、ネット上にも多数アップされています。

私の理解では、
・ 第二次世界大戦でのドイツの責任をはっきり認めた。 (Ⅲ)
・ ドイツ統一へのかすかな希望を婉曲に予言した。   (Ⅷ) 

というあたりに、この演説の歴史的な意義があると思います。

【ことばを大切に】
最近の若者は本を読まなくなったといわれて久しいですね。
ですが、鹿児島のtwitterで仲間を募るというこの新しいタイプの読書会では、若い人にさまざまな領域の新しい知識への強い関心や古典的な書物への回帰があることを知ります。

私は、ちょっとキザだったのですが、ワィツゼッカーの原文の方を紹介しました。
若い人に言いたかったのは、英語やもう一つの外国語を若いときに習得しておくことがやがて年を経て身を助けることになるということの例として私とドイツ語の話をしようとしました。

この点が今日の短いプレゼンで成功したとはいえませんが、「政治家は言葉を大切に」ということは、昨今の日本の政治家の軽い表現やメディアにおける芸能人化した政治家の発言と、25年前にドイツで行われた歴史を変えるような演説とを対比して話したかったのです。


《1469字》
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