写真は、奄美の加計呂麻島、諸鈍集落。徒然なる奄美 2010.05.23 からお借りしています。
社会福祉士国家試験問題/スウェーデンに関する出題
*第17回~第22回 社会福祉士原論(現代社会と福祉)・社会保障論
(問題)以下の問いに○×で答えなさい。
*解答は、
「資料編」P5010参照。
【1】 日本の社会保障給付の対国民所得比は、スウェーデンやドイツに比べて高い水準である。
第17回問題13選択肢C
【2】(アメリカ、日本、ドイツ、スウェーデンの中では)社会保障給付費の対国内総生産(GDP)比が一番高いのは、スウェーデンである。
第18回問題20選択肢3
【3】財源を租税とする医療保障制度をもっているのは、フランスとスウェーデンである。
第22回問題55選択肢3
【4】スウェーデンの保健・医療サービスは、社会保険方式により提供されている。
第20回問題12選択肢2
【5】スウェーデンでは自由民主党政権が誕生(1920年)し、同政権によって同国の自由主義的福祉政策の基本的な枠組みが形成されて福祉国家の基礎となった。
第22回問題24選択肢1
【6】スウェーデン社会民主党のハンソン(Hansson,p.)は、ワークフェア政策とは対極に位置するベーシックインカム(BI)に基づく脱商品化を徹底させた福祉政策を展開し、就労と福祉を切り離した。
第21回問題4選択肢5
【考察】
以上の6問題は、次の3つの命題に整理されます。
① スウェーデンの社会保障は経済規模に対する比率で世界でもトップクラスである。
② スウェーデンの医療・保健サービスのシステムには租税を直接投入したものを含む。
③ スウェーデンの福祉国家は、1920年に政権をとった社会民主党の政策によるところが多い。とくに、ハンセン(1932~1946の間、首相)の指導力が大きかった。
【このブログでのスウェーデン】
カテゴリ「地球」には、海外の社会保障事情について、501件がアップされています。
このうち、スウェーデンについては、11件の記事があります。
(2007.07.18~2009.05.10)
*このほか、「北欧モデル」に関する記事があります。
【資料編でのスウェーデン】
「坂之上介護福祉研究会」(資料編)には、カテゴリ701 Sweden があって、これまで113件の記事がアップされています。(2009.06.04以降)
701 Sweden
・ スウェーデンに関するサイト(日本語。英語)
・ スウェーデン政府が発表する統計(英語)
・ スウェーデンの社会や社会保障に関するオンライン情報(英語が多い)
・ スウェーデンの社会保障に関する日本の専門家による論文(フルペーパー)
に分類できます。
*このほか、北欧、デンマーク、フィンランド、ノルウエーの各カテゴリがあります。
社会福祉士国家試験問題/スウェーデンに関する出題
*第17回~第22回 社会福祉士原論(現代社会と福祉)・社会保障論
(問題)以下の問いに○×で答えなさい。
*解答は、
「資料編」P5010参照。
【1】 日本の社会保障給付の対国民所得比は、スウェーデンやドイツに比べて高い水準である。
第17回問題13選択肢C
【2】(アメリカ、日本、ドイツ、スウェーデンの中では)社会保障給付費の対国内総生産(GDP)比が一番高いのは、スウェーデンである。
第18回問題20選択肢3
【3】財源を租税とする医療保障制度をもっているのは、フランスとスウェーデンである。
第22回問題55選択肢3
【4】スウェーデンの保健・医療サービスは、社会保険方式により提供されている。
第20回問題12選択肢2
【5】スウェーデンでは自由民主党政権が誕生(1920年)し、同政権によって同国の自由主義的福祉政策の基本的な枠組みが形成されて福祉国家の基礎となった。
第22回問題24選択肢1
【6】スウェーデン社会民主党のハンソン(Hansson,p.)は、ワークフェア政策とは対極に位置するベーシックインカム(BI)に基づく脱商品化を徹底させた福祉政策を展開し、就労と福祉を切り離した。
第21回問題4選択肢5
【考察】
以上の6問題は、次の3つの命題に整理されます。
① スウェーデンの社会保障は経済規模に対する比率で世界でもトップクラスである。
② スウェーデンの医療・保健サービスのシステムには租税を直接投入したものを含む。
③ スウェーデンの福祉国家は、1920年に政権をとった社会民主党の政策によるところが多い。とくに、ハンセン(1932~1946の間、首相)の指導力が大きかった。
【このブログでのスウェーデン】
カテゴリ「地球」には、海外の社会保障事情について、501件がアップされています。
このうち、スウェーデンについては、11件の記事があります。
(2007.07.18~2009.05.10)
*このほか、「北欧モデル」に関する記事があります。
【資料編でのスウェーデン】
「坂之上介護福祉研究会」(資料編)には、カテゴリ701 Sweden があって、これまで113件の記事がアップされています。(2009.06.04以降)
701 Sweden
・ スウェーデンに関するサイト(日本語。英語)
・ スウェーデン政府が発表する統計(英語)
・ スウェーデンの社会や社会保障に関するオンライン情報(英語が多い)
・ スウェーデンの社会保障に関する日本の専門家による論文(フルペーパー)
に分類できます。
*このほか、北欧、デンマーク、フィンランド、ノルウエーの各カテゴリがあります。
社会福祉士国家試験というのは、範囲が広いですね。
私はここでしか、問題に触れていませんけど、見ただけで、
JUNKOさんたちの血のにじむような努力が感じられます。
私は、試験というものは、ある程度準備してから知識を問うものと思い込んでいたので、最初、全く知識のない問題を解くことに心理的な抵抗があったのですが、過去問題から学習していく方法を先生が分かりやすく示してくださるので、だいぶ頭が柔らかになりました(笑)
コメントありがとうございます。
実は
私は、この手の出題は好みません。
あまりに一般化していて意味がないような。
学部の1年生が過去問をしきりに難しいというので
2年生に聞いてみたら
高校までで
外国の事情など、ましてや歴史などは
習っていないというのですね。
このギャップには参ります。
このブログのメインのお客様は教室。
次いで、社会福祉士の受験生。
という想定ですから・・
できれば
「福祉の問題をやさしく話して市民の方に読んでもらう」
が夢です。
一般の方も
高校までで福祉や介護、社会保障のことを
学ばずに社会に出て行きますから。
(スウェーデンでは、中学で税のことなど含めてがっちり学んでいますね)
コメントありがとうございます。
韓国のことを
日本人に教えておられて気づかれていると
思うのですが・・・
外国を学ぶとは
奥が深いことで
試験問題で
このように表面的なことを覚えることではない
と思ってはいます。
ともかくも
教室で
試験問題の基礎を教えねば
という焦りから
編み出した方法ですね。
「基礎編」の11件
「資料編」の113件
には、スウェーデンに対する私の関心がつまっています。
この概要を記事にするのが
本ブログの次の課題ですね。
スウェーデンと言えば国民年金法、社会サービス法、エーデル改革などが印象に残っていますが、教科書通りおぼえても試験には出ないんですよね。最近のニュースまでちゃんと網羅していないと太刀打ち出来ません。
海外ではないですが、私は公務員試験向けの「速効の時事」は買って読みました。
簡単で読みやすかったから。
げんきさんの仰る通り、血のにじむどころか、出血大サービスですー。範囲が広すぎてね、気が遠くなるくらい広い太平洋です、社会福祉士国家試験は、、、、
コメントありがとうございます。
「介護福祉士」命ですが
どちらかというとケアを受ける側になってきました。
やむをえず
「社会福祉士」の2枚看板で
ブログしています。
たしかに広すぎて。
なんとか
もう少し「締まった」学問?
にしたいですね。
教えるのも大変です。