【印刷はしない学会誌】
英語で書かれた学術誌が増えているという。
社会福祉学の分野でもあるのです。
ヨーロッパを基点に年2回発行されている。
Social Work & Society
がそれです。
http://www.socwork.net/
著作権の関係で
これ以上引用しませんが
2007年の第2巻がでます。2項目目のカテゴリArticles へいき、
Equality and Diversity in the Dutch Welfare State
(福祉国家オランダにおける平等と多様性)
という論文を選択してください。
著者は、Douwe van Houten でユトレヒト人間科学大学教授。
英語といってひるまないで挑戦してみてください。
オランダの人が学んだ英語で、ヨーロッパで通ずることを意図した英語なので
やさしいです。(内容は難しい)
*これに対応した印刷された雑誌は無く、ずばり電子雑誌です。
日本の社会福祉学の大先生たちでパソコンが苦手で英語が嫌いの向きにはこの論文は達してないわけです。
(かくいう私も、ごく最近発見したばかり)
【社会を構成する原理の変遷】
この論文は、A4版で14ページ。
うんと要約すると、
オランダ社会を例にとって、社会の根本的なあり方が変化してきたことを述べている。
1 最初は、経済の原理。EUという(通貨統合の)大実験は経済の理屈からはじまった。
2 今、ヨーロッパで課題になっているのは、政治的な原理です。平等であるべきだということですね。
3 次の段階は、多様性を認めるということ。これは、文化の多様性を前提に発展してきたヨーロッパならではの原理ですね。
4 最後の段階は、社会に取り込むinclusive という原理です。
【市民権の発展】
この幾つかの原理principleの発展を市民権citizenshipの発展で見るわけです。
political citizenship
cultural citizenship
inclusive citizenship
最後の段階は、ソーシャル・インクルージョン(社会的包摂)という概念で、日本でも論じられるようになってきました。
この論文の特色は、
以上の議論を
オランダの法制とヨーロッパの憲章との関連で
障害者問題と外国人問題の2つを例に進めていることです。
オランダ社会の現状を批判的に考察しているのが印象に残ります。
【障害者問題は福祉の原点】
ここまで要約するために私は音読で4回は読み考えました。(黙読も何回か)
理解できたのは、細川瑞子『知的障害者の成年後見の原理』を悪戦苦闘して読んできたおかげです。
日本の社会福祉には、学問や原理は乏しいか、外国の受けうりで、法律や制度を覚えるのに精一杯です。政治家は既得権の死守。
この論文の発展段階では、「ものとり」の経済の原理以前のようですね。
ソーシャルワークといっても、アメリカのような技術論ばかりではないことを知ると希望がわきますね。
英語で書かれた学術誌が増えているという。
社会福祉学の分野でもあるのです。
ヨーロッパを基点に年2回発行されている。
Social Work & Society
がそれです。
http://www.socwork.net/
著作権の関係で
これ以上引用しませんが
2007年の第2巻がでます。2項目目のカテゴリArticles へいき、
Equality and Diversity in the Dutch Welfare State
(福祉国家オランダにおける平等と多様性)
という論文を選択してください。
著者は、Douwe van Houten でユトレヒト人間科学大学教授。
英語といってひるまないで挑戦してみてください。
オランダの人が学んだ英語で、ヨーロッパで通ずることを意図した英語なので
やさしいです。(内容は難しい)
*これに対応した印刷された雑誌は無く、ずばり電子雑誌です。
日本の社会福祉学の大先生たちでパソコンが苦手で英語が嫌いの向きにはこの論文は達してないわけです。
(かくいう私も、ごく最近発見したばかり)
【社会を構成する原理の変遷】
この論文は、A4版で14ページ。
うんと要約すると、
オランダ社会を例にとって、社会の根本的なあり方が変化してきたことを述べている。
1 最初は、経済の原理。EUという(通貨統合の)大実験は経済の理屈からはじまった。
2 今、ヨーロッパで課題になっているのは、政治的な原理です。平等であるべきだということですね。
3 次の段階は、多様性を認めるということ。これは、文化の多様性を前提に発展してきたヨーロッパならではの原理ですね。
4 最後の段階は、社会に取り込むinclusive という原理です。
【市民権の発展】
この幾つかの原理principleの発展を市民権citizenshipの発展で見るわけです。
political citizenship
cultural citizenship
inclusive citizenship
最後の段階は、ソーシャル・インクルージョン(社会的包摂)という概念で、日本でも論じられるようになってきました。
この論文の特色は、
以上の議論を
オランダの法制とヨーロッパの憲章との関連で
障害者問題と外国人問題の2つを例に進めていることです。
オランダ社会の現状を批判的に考察しているのが印象に残ります。
【障害者問題は福祉の原点】
ここまで要約するために私は音読で4回は読み考えました。(黙読も何回か)
理解できたのは、細川瑞子『知的障害者の成年後見の原理』を悪戦苦闘して読んできたおかげです。
日本の社会福祉には、学問や原理は乏しいか、外国の受けうりで、法律や制度を覚えるのに精一杯です。政治家は既得権の死守。
この論文の発展段階では、「ものとり」の経済の原理以前のようですね。
ソーシャルワークといっても、アメリカのような技術論ばかりではないことを知ると希望がわきますね。
英語は読みやすいのですが、解釈が深くできますね。
生まれて初めて行った海外は、オランダでした。
今年の夏には、トルコの学会で多様性について発表予定です
アジアとヨーロッパの接点で
みるからに
「多様性」を論じるにはふさわしそうですね。
むかし
ドイツで秘書のクリスティーヌのご主人がトルコ人でした。
若い時に
国際的な学会に参加することは
人生の大きな資産だと思います。
その節には
また発表される中味を教えてください。