心の音

日々感じたこと、思ったことなど、心の中で音を奏でたことや、心に残っている言葉等を書いてみたいと思います。

「ダ・ヴィンチ・コード」下巻を読んで

2005-01-17 18:54:11 | Weblog
 この本は、先の展開が読めず、「インディ・ジョーンズ」の映画のような印象の本でしたが、特に心に残った表現を書いてみます。
 「歴史は常に勝者によって記されるということだ。二つの文化が衝突して、一方が敗れ去ると、勝った側は歴史書を書き表す。自らの大義を強調し、征服した相手を貶める内容のものを。ナポレオンは、歴史とは合意の上に成り立つ作り話にほかならない、と言っている。」歴史的事実とよく言いますが、本当にそうかということは確かにわかりませんね。そういう視点を忘れないようにしたいものです。
 「人が無謀なふるまいに及ぶのは、欲するものを得ようとする場合よりも、恐れるものを取り除こうとする場合のほうがはるかに多い。」
 「歴史をひもとけば、性交とはそれを通じて男女が神にふれるための営みだったことがわかる。古代には、男性は精神的に未完成であり、聖なる女性との交接によって初めて完全な存在になると信じられていた。女性との肉体的結合は、男性が精神的に成熟し、ついには霊知ー神の知恵ーを得るための唯一の手段だった。」
 「性交は新しい生命を創りだし-それこそ奇蹟の最たるものだー奇蹟をなしうるのは神だけであった。子宮から命を産み落とすその能力ゆえに女性は神聖視された。まさに神だ。性交とは二つに分かたれた人間の魂のーすなわち男性と女性のー尊い結合であり、それを通じて男性は無欠の精神を手に入れ、神との交流をはかることができる。」
 「世界中のすべての信仰は、虚構に基づいている。信仰ということばの定義は、真実だと想像しつつも立証できない物事を受け入れることだ。古代エジプトから現代の日曜学校に至るどんな宗教も、象徴や寓話や誇張によって神を描いている。象徴は表しにくい概念を表現する一つの方法だ。」

中日ドラゴンズ、河合選手が説く「成功する4つの法則」

2005-01-17 18:15:30 | Weblog
 中日ドラゴンズの河合選手が、中学生相手の講演会で、自分の実体験をもとに、「成功する4つの法則」を説いたそうです。
 1 「やり続ける大切さ」 まず人にない自分の特徴を見極め、そしてそれを磨くために、自分で決めたことをやり続けることだそうです。やはり「継続は力なり」ということですね。河合選手の場合、バント練習や守備練習など地味な練習を人よりも長くやり続けたからこそ、大記録を打ち立てることができたのでしょう。
 2 「自分の良さを知る」 野球に必要なのは4番打者だけではありませんね。自分の良さ、特徴を知り、人がやらないことをやったそうです。例えばバント練習など、あまり皆好んでやらなかったそうですが、河合選手はそれを武器にしようと考えたのでしょう。
 3 「準備をする大切さ」 常に先のことを考えて、準備を怠らないということです。控えの時でも常に戦況を見極め、自分の役割を見つけていたそうです。
 4 「出会いを大切に」 多くの人に支えられて、またいい出会いがあって現在があるそうです。人間は決して一人では生きられません。信頼しあえる人間関係を築くことの大切さを説いています。
 いずれも河合選手の長年の経験と努力に裏打ちされた、重みのある言葉だと思いました。