6丁目のつぶやき

歩く、登る、耕す、聴く、造る、採る、乗る、見る、の写真ブログ徒然草

旧下ヨイチ運上家の格式

2020-11-26 | 建築

国指定重要文化財
江戸時代に交易を請け負った
旧下ヨイチ運上家(や)を
余市に訪ねた

何故漢字で余市と書かず
ヨイチと書くのか?
当時はアイヌ人が主で
和人は少なかったのでは
と考えたが・・・
 
そして何故旧下と?
余市川を挟んで上と下に
運上家があって
この様な家は
全盛期では道内に85ヶ所あったと
 
旧下ヨイチ運上家は
間口40m奥行16m建築面積540平米(164坪)
寛永6年(1853)に改築し
当時の図面をもとに復元
木造平家建て
一部中二階の大きな建物
 
 
 
松前藩は経済的基盤が農業でない為
蝦夷地の砂金、木材、
アイヌ交易で得た収益、
商人が運上金を払って
漁業を行う
その番屋からの収益が
松前藩の立ち位置だ
 
建物正面入口右側に出先役所
左側が番屋で番屋入口は左端にある
家屋は一体化してはいるが
右側の役所部分は上段に位置して
畳式だ
 
 
 
 
番屋部分は大きな炉を中心として
炊事場、台所、酒蔵、
吹き抜け部分には
漁師の寝所が2階部分にある
 
天井が高く内部空間は広い
柱や梁は太く
豪壮な造りに驚く
 
 
 
当然とは言え
今様の新建材など無く
耐久性のある本物の建築が
時と共に美しくなり
本当に心安まる
 
こう言う建物を観ると
今の建築は
安く軽く100年も持たない薄っぺら
建築と思えて仕方ない

既存の建物を活かして
建物を建て替えるとか
使用する人と向き合い
使い捨ての美徳はやめて欲しい

地球環境的にもったいない事を
現代はしているなとつくづく思う
 
 
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フゴッペ洞窟の刻絵

2020-11-21 | 旅行

札幌から余市まで約58km
自動車で約1時間半

途中小樽手前の国道の海側に

弱々しい虹がかかり
今日は予報では雨と・・・

降らない事を祈りながら
ブゴッペ洞窟まで・・・

小樽から余市に入る国道を走って
海辺に面したところに
フゴッペ洞窟があり
続縄文時代に彫られた刻絵があると
人から教えられ出かけた

 
この国道はいつも走っていて
ブゴッペ洞窟の
小さな表示看板がある事に
まったく気がつかなかったが・・・
 
表示板の直ぐ脇に
洞窟らしき崖が見え
それに
くっついて洞窟を隠す様に
資料館はあった
 
どうやら資料館から
洞窟へ入るように
なっているらしい
生憎、
洞窟内は密閉空間で
入場できず資料館だけと書いてある
 
コロナ禍の為
無料とのことで
中に入れば
原寸大の岩模型があり
微かな文字で絵らしき
ものが彫られて有翼人像か?

レプリカを見るのではなく
本物を見たかったが・・・

 その他に
発掘された土器、骨角器、貝等出土
鏃や刀等陳列されていた
 
続縄文時代には洞窟前で
海や川からの魚類や動物たちを狩猟し
そこで生活し催事が行われていた様だ
と解説文があったが・・・
 
 
洞窟の真前に博物館を造り
何故塞ぐ様なレイアウトにしたのか
多分洞窟保存の為だろうが
洞窟
そのものが見られず
もうちょっと工夫があっても!
 
陳列品もわずかで
全て撮影禁止
館内から直接入る洞窟入口には
装飾華美な立派な扉?
に鍵がかかりチョット小首を
傾げたのは私だけだろうか?
 
写真も撮れず外観だけでごめん
不平言うより感謝した方が
良いよなぁ
 
来るとき
大きな虹が掛かっていて
縄文時代から
明日への架け橋に
なるかと思ったが・・・
 
 
 
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畑仕舞い

2020-11-16 | 家庭菜園

雪はまだ降らないと
ヤーコンや食用菊の収穫を
先送りにしていたが
急な寒波で畑に雪が積もり
今年の農作業は
6ヶ月間のお休みに入つた様だ

 
畑に行ってみると
網柵がまだ周囲に残置され
それを乗り越え
鹿、狐の足跡が雪面に残る
 
 
見渡せば
あの勢いのあるヤーコンの葉が
一気に萎れ
無残な姿で列をなす
 
 
キャベツ、白菜、牛蒡は雪面に
埋もれて痛々しい
 
 
ほっとけ農場もコロナ禍の影響で
農場へ行くことが日課になり
手を尽くした結果は
大根、白菜等豊作で近所配りが
忙しかった
 
相変わらず
今年も獣やカラスや青虫等の被害は
あったが
電柵を施したところは幸い被害は無く 
来年はもう少し電柵面積を増やして
トーキビなど挑戦だ
 
無農薬、有機栽培に拘った
ぼっとけ農場もコロナ禍のお陰で
雑草取りや囲い作業ができたが
農作業はきつく
獣との戦いも続くし
来年は挑戦できるかなぁ・・・
 
夕陽が山陰にさみしく沈んでいった
 
 
 
 
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真駒内公園の今風景

2020-11-12 | 風景

コロナ禍で三密が叫ばれて
換気をしなければならないが
外気温が冷えれば
窓は開けずらい

その為か密閉空間になり
北海道で感染者が急増です
この先どうなるのか?
GOTOトラベル札幌除外に
ならなければ良いが?
 
寒気が北海道を覆い
札幌も今日は積雪10cm
まだ根雪には成らないと思うが
いよいよ冬到来
 
真駒内公園内の雪景色を観に
手袋とマスクをして
万歩計は7km一万3千歩
免疫力が上がったかなぁ
 
 
黄色い銀杏は葉が落ち始め
ナナカマドの紅い実が空に映え
白樺の白い幹が雪に馴染み
宿木が天高く丸く
いくつもできているが・・・
 
 
 
 
 
 
 
樹齢300年のイタヤカエデも
今年は傾きかけて元気がなく
例年樹巣にフクロウが来るか・・・
 
 
公園は
人が少なく活気が無い様だし
コロナ禍
早く終結して欲しいが
来年の夏まで続くのかなぁ
 
 
 
 
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ぬる湯

2020-11-07 | 風景

バブルの頃
皆さん風呂もサウナも温度が高いほど
好まれ汗を噴き出して直ぐに上がる

あがって
ビールガンガングビィグビィ
すべての生活がイケイケドンドン
 
交感神経も
活発に休む暇なしであった
 
日本人は元来せっかちなのか  
熱湯を好むようで
暑いのを我慢して入り直ぐに出て
落ち着か無い
 
それが昨今
コロナ禍の影響か人々は鎮まり
外出も避け
リモート時代に突入だ
世の中全体に
少々巣ごもり状態で
じっくり入る人が多くなった様だ
 
『体が喜ぶぬる湯の勧め』
なる本も出る始末
 
小生はもともと長湯で
そのためぬる湯大好き人間だ
露天風呂など
たっぷり一時間は浸かり
指などふやけた状態で
副交感神経活発で血流も穏やかで・・・
 
 


全国のぬる湯を求めて徘徊し
苔の生えた岩風呂や
湯花の着いた湯口から
チョロチョロ流れでる音を楽しみ
どっぷり浸かる
 
 
 
加水加温なしのかけ流しで
誰もいない風呂を独り占め
贅沢そのものだ
 
窓越しに
紅葉や雪の散るさまを見て
悦になって
2~3日ゆっくり過ごす
まさに至上の喜びだ
 
長湯の為か腹は空き
喉は渇き
あまりにスロー過ぎて
頭の回転が鈍くなるのが問題だが
これは風呂のせいでは無く
加齢の問題だと自分に言い聞かせる
今日この頃だ
 


 
 
 
 
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白髭の滝

2020-11-04 | 風景

美瑛から白金温泉に向かって走っている

 

 

十勝岳連邦は既に真っ白に雪化粧
裾野の紅葉と劇的な対比で
季節ならではの風景が美しい
 
 
数十年前
美瑛岳に吹雪の中登って
冷え切った体を温めるため
白金温泉に身体をしずめた
その時は『白ひげの滝』など
眼中になく帰路についたが・・・
 
今は白金温泉は近代化して
立派なホテルが建ち並ぶ
そこえ『白髭の滝』の案内看板も立ち
その滝を見るだけの
立派な橋?が渓谷をまたいでいる 
 
手前の駐車場に車を止めて
橋の中間から見下ろせば
噴火によって旧台地の上に
暑さ3mあまりの溶岩が乗り
その境目から伏流水だと思うが
滝になって溢れ流れて素晴らしい
 
 
それをまじかに見られ
地球の歴史に驚嘆する
 
この滝は不気味に青く白く毒性を感じ
こんな情景があったなんて!
 
伏流水の中にアルミニュームが溶け
水と太陽光で反射して
このような色になるそうだ
 
 
五キロほど下流にこのような色になる
青い池があったが
 
こちらの滝は川底に
透明感があり
岩肌はアルミ色にこびりつき
近寄りがたい
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積丹ブルーの海

2020-11-01 | 風景

若い頃
積丹海岸でキャンプしながら
泳いだり
アサリ貝やムール貝をバケツ一杯
とって真っ黒に
日焼けしたものだったが・・・

海辺の岸壁を歩って海岸沿いを
半島先端まで行けたのが
今は密猟取締で近寄れず
岸壁上からの眺望を余儀なくされる
 
新しいトンネルが
泊原発の避難路と兼ね
積丹半島一周でき
余市から古平を通って
神恵内、泊と
快適なドライブが楽しめるようになった
 
 
今評判の積丹ブルーを見たく
信号の少ない一本道を
高速道路を走っている様な気分で
積丹岬までドライブ
 
駐車場に車を止め
枝分かれした幾つもの木道を登って
眼下の入江を見下ろせば
透明感あるブルーの海水が
岸辺に漂う
 
 
 
 
 
 
海辺に近寄れないため
海水が綺麗になり
ブルーが生じたのか
理由はわからないが
上からの眺望は水彩画の様で
素晴らしかった
 
 
 
 
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