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食べたり買って良かったもの等を実体験に基づき厳選紹介!ぜひご利用頂きより良い人生や日本経済等活性化につながれば幸いです♪

「おどる魚(西船橋)」でお寿司等を堪能しました!

2013年07月31日 01時00分00秒 | 外食
<水曜は食べ物のおはなし>

 食べログでもJR西船橋駅近辺で6位と高評価の「おどる魚」というお店に行ってみました。
 場所は、JR西船橋駅北口のロータリーに面していて、2Fになります。

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↑店構え

 道路には明るいメニューの看板があり、お寿司が1個80円~と回転寿司風です。

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↑道路のメニューの看板

 2Fに上がって店内に入ると、和風居酒屋の造りですね。
店内はちょっと暗めですが、上のほうに大画面のテレビがあります。
店内には10人座れる「く」の字型のカウンターと4人のテーブル席が3つあります。
奥のカウンター席に座り、熱いおしぼりをもらってメニューを見ます。
手書きの「本日のおすすめ」メニューがあるのが嬉しいですね。
その中から中心に選びます。

3img_9289
↑本日のおすすめメニュー

 メニューを見ると魚は築地直送のようです。
サラダが食べたかったので「カニとアボガドサラダ」650円を選び、お寿司は季節感を味わいたいので「初夏の味覚6種」1200円を選びます。
 本鮪大とろ・湯葉うに・かつお・あおりいか・かんぱち・とり貝で、お得感があり嬉しいですね。
そのほか店長おすすめにぎりの「地金目鯛」220円と「しまあじ」270円を選びます。
それから「しめさば」80円も注文しました。
80円とは安い!
それから「岩のり味噌汁」350円と「茶碗蒸し」420円を注文します。
無性に岩のりを食べたいと思いました。
特に寿司屋の味噌汁と茶碗蒸しは美味しいですからね。


 さっそくサラダが運ばれますが、これには驚きました!
フランス料理風のサラダとはビックリです!
こんな和風居酒屋で現れるとはなぁぁ・・・^_^;)
ほんとビックリ!

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↑カニとアボガドサラダ

 トマトの上にたっぷりのアボガド、そしてその上に十分なカニが乗せられ、そしてその上にレモンとイクラが添えられています。
この美味しさには感動しましたね!
寿司屋でこんなサラダとは、「店長なかなかやるな!」と思いましたね。
想像以上のサラダで嬉しかったです!

 そして、丸い大皿に、しっかりと握られたお寿司が運ばれます。

5img_9291
↑お寿司

 回転寿司とは違って2カンではなく1カンで、しかも小振りなのはちと残念ですが、しかしながらどれも素材が良くさすが美味しいです!
大トロがとろける~!
そして湯葉にくるまれたお寿司にはビックリ!
湯葉とは珍しいですね。
かつおや金目鯛も美味しいです!

 そして、「岩のり味噌汁」が運ばれますが、このお椀がでかい!
底は浅いのですが、手のひら以上の広さのお椀でビックリです!

6img_9292
↑岩のり味噌汁

しかもアツアツで、カメラが曇ってしまいます^_^;)
もちろん出汁がよく効いていて、岩のりも美味しい!!
この味噌汁は体が欲していたようで、とても美味しく感じます。
熱いにも関わらずあまりの美味しさにあっという間にたいらげてしまいましたね。
とてもおいしかったです!

 そして茶碗蒸しが運ばれますが、これもまたアツアツでそして中がとろけていて、そしてかなり出汁が効いていて想像以上に美味しい!
こんなに美味しい茶碗蒸しは初めてですね!
かなり感動しました!

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↑茶碗蒸し

「おどる魚」は、想像以上に驚くことが多い美味しさで、特にフレンチ風サラダやしっかりとしたお寿司、そして大きなお椀で出汁の効いた味噌汁や美味しい茶碗蒸しをしっかり堪能でき、とてもオススメです!!

コース料理も2500円~あるので、そちらを利用しても良いかなと思います。
飲み放題は+2000円のようです。


美味しかったものまとめ(2013年上半期)

<今日の独り言>
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おどる魚

夜総合点★★★☆☆ 3.8
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関連ランキング:寿司 | 西船橋駅京成西船駅東中山駅



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SHOGI-BAR(池袋)で楽しみました!

2013年07月29日 01時00分00秒 | イベント・外出
<月曜はお勧めなおはなし>

 JR池袋西口から徒歩約5分のビルの5FにあるSHOGI-BARへついに行って来ました!

Img_8899
↑将棋BARがあるビル

 SHOGI-BARは現役将棋プロ橋本八段が経営するお店で、以前からぜひ行きたいと思っていたお店です。
棋士がBARを経営するとはかなりめずらしいと思います。
 
 ホームページを見ると、この日は19時から名人戦第4局(森内名人vs羽生三冠)の解説会も行うとのことでしたので、開店10分前の18:50頃に到着しました。
 開店前でしたが、快く入店させてくれて嬉しかったですね。

 橋本八段は結構ラフな格好で、店員の女性と打ち合わせをしていました^_^;)
結構大柄でした。
 しかしながら目の前に現役棋士がいるとは何だか信じられませんでしたね。
テレビや新聞でしか知らない世界なので感動です。

また店員の若い女性は髪の毛を金色に染め、色白のかなりの美人にも驚きました^_^;)

橋本八段といえば昨年A級に昇級し、そういえばテレビのNHK杯で度肝を抜くようなコメントがあって驚きました^_^;)

 さっそくカウンターに案内され、初めて訪れたことを告げると、システムについて教えてくれました。

 3000円が場代で、そのほかドリンク代を支払ってくださいとのことで、閉店の0時まで入れるとのことでした。
なお会員になると500円割引となるようで、他のお客さんはみんな会員証を持っていましたね。

 メニューを見てワイルドターキーのロックを注文します。
かなりウィスキーをなみなみとついでくれたのには驚きました^_^)
つまみと水も一緒に運ばれます。

 部屋を見渡すと、奥に将棋の大盤があり、その前に4人テーブル席、そしてその手前に畳の上に立派な将棋盤が置かれていて対局できます。
す・す・すごい!
そしてその手前に8人のテーブル席でしたか。
カウンターは確か6人席で将棋盤が置けるようになっています。
どのテーブルでも将棋ができるのはさすがSHOGI-BARです^_^;)

 解説会は人が集まって始めるとのことで、隣に客が一人来ると、なんと橋本八段自ら平手で私と隣の客を相手に対局してくれました!

 現役八段と平手で将棋を指せるとは感激です!
立派な駒を並べドキドキしながら指します。
もちろんあっけなく負けますが^_^;)、棒銀で急いで攻める前に王を固め、角を活用したほうがいいなど、優しく対局後も解説してくれたのには恐縮です。
ありがとうございました。

 そして、いよいよ席がほとんど埋まり、20時頃から橋本八段による名人戦第4局(森内名人vs羽生三冠)の解説会が始まりました。

 勝負はあいにく早い投了となってしまい、リアルタイムの解説を聞くことはできませんでしたが、加藤一二三九段のものまね等を取り入れながら^_^;)楽しく、優しく初手から解説して頂きました。
とても面白かったですね。

 どうも羽生三冠は調子が悪かったようで、森内名人の圧勝だったようです。

Img_8901
↑橋本八段による大盤解説会の様子

 それからは、他のお客さんたちは将棋をそれぞれ始めていましたね。
さすが将棋好きですね。

SHOGI-BARは、現役プロ棋士である橋本八段に会え、将棋を楽しめてとてもオススメです!!



お勧めなお話(2013年上半期)
自動車保険を安く!

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「ウナギ 大回遊の謎(塚本勝巳)」という本はとてもオススメ!

2013年07月26日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

「ウナギ 大回遊の謎(塚本勝巳)」の購入はコチラ

 「ウナギ 大回遊の謎」という本は、世界で初めて天然ウナギの卵を採集し、ニホンウナギの産卵場を特定するなどウナギ研究で前人未踏の成果をあげてきた著者が、ウナギの生態やウナギの産卵場を特定するまでの経緯・努力等を分かりやすく楽しく説明したものです。

 特にウナギは以下の特徴があるとは驚きましたね。

・卵からふ化すると「プレレプトセファルス」→「レプトセファルス」→「シラスウナギ」→「クロコウナギ」→「黄ウナギ」→「銀ウナギ」と変態などを行う
・シラスウナギを養殖すると、ほとんどが雄になる
・皮膚呼吸が発達していて空気中でも長時間生きていられる
・雌雄でライフサイクルが違う
・すべてが海と川を行き来するわけではない
・効率の良い遊泳運動をしている
・ウナギは磁気コンパスを使って長距離を泳いでいるらしい
・ウナギの祖先は約1億年前の白亜紀に出現したと推定される
・ウナギは5月もしくは6がつの新月に同期して産卵している
・卵が分布している範囲はきわめて狭く、わずか10km四方に収まっている

 また、調査船を使って毎年のように太平洋を航海して調査し、試行錯誤や仮説・検証を繰り返す様子や、採集用具や遺伝子解析等の装置の変遷などの努力には感動しますね。

 そして、フレッシュな発想と感性が研究に大きなブレークスルーをもたらすとは興味深かったですね。

 残念ながら最近ニホンウナギは激減し、ウナギ屋の値段も高騰していることから、これからウナギの生態研究をもっと進めて養殖化等を成功させ、ウナギをぜひ増やしてほしいと思います。

「ウナギ 大回遊の謎」という本は、ウナギのことをよく理解でき、とてもオススメです!

以下はこの本のポイント等です。
 
・ウナギは海で生まれる。「卵」から孵化したした前期仔魚は「プレレプトセファルス」と呼ばれる。下界の餌を食べ始めると後期仔魚期に入り、「レプトセファルス」になる。プレレプトセファルスとレプトセファルスを合わせて仔魚と呼ぶ。ウナギのレプトセファルスは眼以外には色素がなく完全に透明で柳の葉状の形態をしている。レプトセファルスは成長しながら海流によって沿岸に向かって輸送される。最大伸張期に達したレプトセファルスは変態を始める。この間、餌は食べない。変態後の稚魚は透明な「シラスウナギ」だ。シラスウナギは河口域にやってきて着底する。産卵場で孵化してから河口に到達するまで約半年である。着底後、摂餌を再開したウナギは、急速に色素が発現し、シラスウナギから「クロコウナギ」となる。クロコウナギは川を遡上し、やがて定着生活を始める。この時期のウナギは「黄ウナギ」と呼ばれ、背はオリーブグリーン、腹は黄身がかった白色だ。ただし、体色の変異は大きい。黄ウナギとして河川や池で成長する。雄が数年、雌が10年前後、淡水域で成長した後、秋口から銀化と呼ばれる変態が始まる。体は全体に黒ずみ、皮膚にグアニンが沈着して、金属光沢を放つ。この段階は「銀ウナギ」と呼ばれる。わずかに成熟が始まった銀ウナギは、秋から初冬に河川の増水とともに川を下り、海へ出る。外洋の産卵場に帰りついた銀ウナギは、産卵して一生を終える。河口から産卵場に至る「産卵回遊」過程の詳細はまだ明らかではないが、産卵期のピークはニホンウナギの場合、夏なので、回遊に要する期間はおよそ半年と考えられている。

・ウナギの産卵場といえば、まず北大西洋のサルガッソ海、ヨーロッパウナギとアメリカウナギの産卵場だ。太平洋のマリアナ諸島西方海域は、ニホンウナギとオオウナギの産卵場である。セレベス海はセレベスウナギとボルネオウナギが産卵するとみられ、フィジー西方海域はオーストラリアウナギ、ニュージーランドウナギ、ニュージーランドオオウナギ、ラインハルディウナギの産卵場と考えられている。インド洋には二カ所、マダガスカル島東方海域とスマトラ島西方のメンタワイ海溝である。前者ではモザンビークウナギが、後者ではベンガルウナギが産卵するとされる。しかし、これらの多くはおおよその推定海域であって、はっきり産卵場と確認されたものは少ない。

・ウナギが空気中でも長時間生きていられるのは、皮膚呼吸が発達しているためである。通常の魚はエラでガス交換して酸素をとりこむが、ウナギの場合はエラだけでなく体表からも酸素をとって利用する。皮膚呼吸による酸素摂取量が全呼吸の6割以上にもなることがあるという。それを可能にしているのは、体表に分泌される多量の粘液だ。一般に魚の鱗は、外部からの物理・化学・生物的刺激に対して体表を防護する役目をもつが、ウナギの場合、鱗は退化して小さな小判型の鱗が皮下に埋没している。その代わりに、表皮に粘液細胞が発達して、多量の粘液を分泌して体を保護する。と同時に、この粘液を通じて空気中の酸素が体内に取り込まれる。さらにウナギは他の魚に比べて、低酸素環境に強いというメリットも持っている。ウナギの特徴ともなっているぬるぬるの粘液が、陸上における皮膚呼吸と体の保護の役目を果たし、陸上長距離移動を可能にしたのだ。ウナギはほとんど鉛直に切り立った壁もよじ登ることができる。利根川から遡上してきたウナギが、100m近く落差のある日光の華厳の滝を登って中禅寺湖へ入ったという例もある。

・シラスウナギを養殖すると、ほとんどが雄になる。したがってわれわれが蒲焼きで食べるウナギはほとんどが雄といってよい。理由はよくわかっていないが、養殖池の高い個体密度や高温などの要因が雄を産むとも、飼育下のストレスが性を雄に偏らせるともいわれている。一般に性は、遺伝的には性染色体の組み合わせによって決まるものが多いが、環境要因によって性が決まる生物も知られている。爬虫類のワニやカメでは、卵が孵化するときの温度によって性比が偏ることがよく知られている。これは「環境依存型性決定(温度依存型性決定)」と呼ばれ、生物の性的可塑性を示す例である。ウナギのばあいは、基本的に性が決まっていると考えられている。しかし、この遺伝型性も発生の過程で様々な要因によって揺らぎ、たとえ遺伝型では雌であっても、性分化期の環境やストレスによって容易に雄に分化すると思われる。この場合は、紛らわしいのであるが、「温度感受型性決定」と呼ばれる型に分類される。キンギョやヒラメもこのタイプ。天然の生息域では、河川の上流にいるウナギは一般に雌が多く、下流や河口では雄の多い傾向がある。汽水湖の浜名湖でも場所による性比の偏りが知られていて、流入河川には雌が多いが、浜名湖内の性比はほぼ半々である。理由として、個体密度や水温の違いがいわれているが、まだ結論は得られていない。生殖腺の形態的分化が起こり始めて性分化が始まるのは、ニホンウナギでは全長20cm前後である。一方、河川遡上するか、河口もしくは湖内に残るかが決まるのはシラスウナギの接岸から1年半の夏までが多いので、性未分化の状態で生息域は決まる。性が決まった後に移動するわけではない。やはり、定着先の環境要因が雄なり雌なりへの分化を促しているのだろう。

・雄は50cm前後で銀化して産卵回遊に旅立ってしまうので、天然のニホンウナギで体長50-60cm以上の大型魚は、ほとんどが雌と考えてよい。旅立ちの年齢や体サイズは性により異なる。雌のほうがより高齢、大サイズで銀化し、産卵場へ旅立つ。雌が卵を1つ作ろうと思うと、雄が精子1つを作るより遙かに大きなエネルギーがいる。したがって生涯に一度の産卵の際に、少しでも多くの子孫を残すためには、雌雄で成長、成熟、回遊、繁殖など生活史の在り方が違ってくる。すなわち雄は小さいサイズで成熟を始め、若齢で旅立ち、早く繁殖に参加したほうが効率がよい。一方、雌は大きな卵を少しでも多くもって繁殖に臨むほうが有利なので、ゆっくり時間をかけて成長し、十分にエネルギーを蓄えたのち高齢で成熟開始、回遊、産卵したほうが多くの子孫を残せる。つまり雄はライフサイクルを早く回転させ、雌はじっくりと回している。同一種でありながら雌雄別々のサイクルで生きているのだ。それぞれ異なる場所で成長し、両者の接点は唯一産卵場における繁殖のときだけだ。

・最近、ウナギの回遊の原則を覆すような発見があった。ウナギは海と川を行き来する「通し回遊魚」で、外洋の産卵場で生まれたウナギは沿岸へ回遊してきて、その後、すべての個体が河川へ遡上して成長するものと一般に信じられていた。また教科書にもそう書かれている。ところが、産卵回遊中の銀ウナギを捕らえてその耳石微量元素を調べてみると、意外なことがわかった。必ずしもシラスウナギとして接岸後、河川遡上するとは限らず、そのまま河口に居残ったり、沿岸の海域へ帰ったりする個体も数多くいることが明らかになった。ウナギは単純な「通し回遊魚」ではなかったのだ。これは耳石に沈着したストロンチウム(Sr)の濃度を時系列に沿って計測し、個体ごとに回遊履歴を明らかにした結果だ。ストロンチウムは淡水中にはほとんどないが、海水中には比較的多い。この差を利用し、耳石の成長に伴って環境水から耳石に取り込まれたストロンチウムの濃度を測ることによって、その個体がいつごろ海にいて、どのくらいの期間淡水中で暮らしたか、おおよその回遊履歴を知ることができる。

・体重1kgのヨーロッパウナギがサルガッソ海まで泳いでいくのに、わずか60gの脂肪があればよいという実験結果がある。循環式遊泳装置スタミナトンネルの中で6ヶ月間、銀ウナギを泳がし、酸素消費量から回遊に必要なエネルギーを算出した結果、驚くべき低コストで(0.5kJ/km・kg)でウナギは回遊していることがわかった。ニジマスの遊泳に比べ5倍も効率の良い遊泳運度をしているともいわれる。

・ウナギは地球上のどこで起源し、どのように進化してきたのだろうか。ウナギの起源と進化の過程を解き明かすには、その回遊行動の進化を調べなくてはならない。ウナギ目魚類の化石はおよそ4000万年前の地層から出土している。しかし、おそらくウナギ目の祖先種が誕生した年代はさらに古いだろう。2010年に、パラオの海底洞窟で
ウナギ目の祖先種と思われる原始的な魚が見つかった。遺伝子の系統解析から約2.2億年前に出現したものと推定された。

・私たちは6年間で26カ国を訪問し、ついに世界のウナギ18種(当時)をすべて集めることに成功した。こうして集めたウナギ全18種のミトコンドリアDNAの塩基配列を解析した結果、やっと待望の分子系統樹が得られた。これによると世界中のウナギ類の中で最もその祖先に近いものは、インドネシア・ボルネオ島に棲むボルネオウナギという種であることがわかった。また、現在アフリカ東岸のインド洋に生息するモザンビークウナギと大西洋の二種が近縁であるということも驚きであった。このことは、両者が共通の祖先を持ち、それがかつてインド洋と大西洋を結んでいた古代の海に生息していたことを示しているからである。その海は1億年以上も昔、ローラシア大陸とゴンドワナ大陸の間に存在したテーティス海であったと考えられる。その名残が現在の地中海である。そこで、両者の分岐は遅くともローラシア大陸とゴンドワナ大陸が衝突してテーティス海が閉じ、スエズ地峡ができた3000万年より以前に起きていなくてはならない。したがって、この分岐の年代を今から3000万年前と仮定し、これをもとに分子系統樹全体の年代推定をした。その結果、ウナギの祖先は今から約1億年前の白亜紀に出現したと推定された。この推定は化石資料とも矛盾しない。

・ウナギの産卵期が夏とわかったのも耳石解析の結果だ。全国の河口にやってくるシラスウナギを集め、その耳石の日周輪を計数し、個々の日齢を求めた。すると、生まれてから6~8ヶ月経ったものであることがわかった。これを12月から3月のそれぞれの採集日から逆算して、それぞれの孵化日を求めて集計してみると、そのピークは7月となった。ウナギは産卵時の受精から卵の孵化までわずか1.5日なので、ここでは産卵日と孵化日のズレは全く問題にならない。

・なぜ卵や孵化直後のプレレプトセファルスは採れないのか?冷静になって考えてみると、その理由は、その時期のウナギが高密度で集中分布していることにつきる。産卵場で産み出された卵やそこから孵化したプレレプトセファルスは成長しながら、海流によってゆっくり西へ運ばれる。その際、最初はごく狭い空間に高密度で分布していたものが、次第に分散して広い範囲に低密度で分布するようになる。したがって、比較的大きいレプトセファルスは、しかるべき採集努力さえ払えば数は少なくても必ず採れる。しかし、孵化後間もないプレレプトセファルスや卵は、狭い範囲に集中分布するので、ひとたびこれにヒットすれば大量に採れるが、そもそもヒットする確率は極めて低い。

・7月に採れた全長10~30mmのレプトセファルスは、大きく5月生まれと6月生まれの2群に分かれた。そして、こっら2群の孵化日のモードが、それぞれの月の新月の日にほぼ一致したのだ。これはつまり、ウナギが各月の新月に同期して、いっせいに産卵していることを示している。それまでにウナギは夏を中心とした約半年間におよぶ長い産卵期をもつことがわかっていたが、その間、毎日だらだらと産卵しているわけではないらしい。またある日突然思い立って、いい加減なタイミングで三々五々、産卵行動に及んでいるわけでもないことがわかった。新月のいっせい産卵は、受精率を高め、真っ暗闇の夜は被食を減らすので有利といえる。さらに、新月の大潮の速い流れは、受精卵や孵化後のプレレプトセファルスの拡散を促進し、被食の危険を減らす。

・2005年6月の新月当日、1991年の小型レプトセファルスの大量採集から14年ぶりに、ついにその時はやってきた。西マリアナ海嶺南部のスルガ海山西方約100kmの地点で、それまで見たこともなかった全長5mm前後のウナギ目仔魚が計110尾採集された。直ちに船上で遺伝子解析が行われ、確かにニホンウナギのプレレプトセファルスであることが確認された。耳石の日周輪解析によると、孵化後わずか2日しかたっていない仔魚だ。実験室におけるウナギの人工孵化のデータから、水温20度では受精から孵化まで36時間かかることがわかっているので、これらのプレレプトセファルスは新月の約4日前に産卵された卵に由来するものと推察された。現場の西向きの海流を4日間遡ると、ちょうどスルガ海山付近から流れてきた計算になる。これはウナギの個々の産卵イベントをピンポイントで特定することに成功した初めての事例だ。また、これによってニホンウナギの産卵場は西マリアナ海嶺の海山域であることがほぼ確定的となった。

・張さんは世界初の親ウナギ捕獲という快挙を成し遂げ、横瀬さんは見事その地点を予言した。これらは「ビギナーズラック」で簡単に片づけられない。長年、ウナギ産卵場調査に従事してきた者にはない、フレッシュな発想と感性が研究に大きなブレークスルーをもたらしたのだ。一見、荒唐無稽にも見える着想が偉大な発見を生むことは、科学の歴史でよくあることである。常識にとらわれず、常に柔軟な姿勢を保つことが研究者として必須であることを改めて感じた。

・結果、卵が分布する範囲は極めて狭く、わずか10km四方に収まっていることがわかった。得られた卵は広い囲卵腔をもった胚体期のもので、直径は平均1.6mm、受精後約30時間、新月3日前の夜間産卵されたものと推定された。翌23日に採集された卵には、船上で観察している間に孵化し始めたものもあった。その後は、同一群の卵に由来すると思われるプレレプトセファルスが100個単位で多数採集された。海で孵化が始まってしまったのだ。結局2日間ほどの観測で計31個のウナギ卵の採集に成功した。とはいっても、卵の分布の中心に網がヒットすればおそらく何千何万という卵が採集できるはずなので、われわれの曳網作業はまだ卵分布の核心を突いたものではなかったと考えられる。しかし、何はともあれ世界初のウナギ卵を採集できたのであるから、やはり成功といっていだろう。嵐のような2日間が終わり、長年ウナギ研究を共にした大竹二雄さんと夕暮れのデッキに出た。生暖かい潮風に吹かれて飲んだ缶ビールの味は忘れられない。

・ウナギ卵が採集できたのは、塩分フロントの位置を正確に押さえることができたためである。これは天鷹丸からのCTD観測結果の貢献が大きい。もし、白鳳丸が例年通り単独で東経140度ラインを観測し、塩分フロントの位置が北緯13.5度であることを知ったとしたら、そしてそれを海山列まで真東に延ばして交点を求めていたとしたら、実際の卵採集地点より北東に200kmも離れた地点を集中調査していただろう。そうすればおそらく卵の発見はなかった。塩分フロントが傾いていることがわかったのは、誠に幸運であった。ウナギ卵採集地点の北緯12度50分、東経141度15分は、ちょうど塩分フロントと西マリアナ海嶺の海山列が交わった点で、親ウナギが産卵海域に形成される塩分フロントを目安に産卵地点を決めるというフロント仮説を裏付けるものだった。まさにその交点で採集されたものだから、われわれ自身その的中ぶりに驚いた。もちろん、海山域で新月2日前に採集されたので、海山仮説、新月仮説も十分満たしている。この発見により、ニホンウナギの推定産卵場はカイヨウポイントよりさらに南西へ広がった。

・結局、2008、2009、2010年の3カ年のトロール調査で、ニホンウナギの産卵親魚は計13個体で、オオウナギは計4個体、合わせて計17個体の親ウナギが捕獲できた。2009年の卵発見後、2010年には石油高騰で白鳳丸航海はキャンセルされてしまったが、2011年には再び白鳳丸で卵を採集する機会が訪れた。まず塩分フロントを見つけ、海山列との交点で調査を始めたところ、わずか4回目の曳網で卵を得ることができた。採集された卵の発達段階とそれぞれの採集日時から逆算すると、ウナギは新月の2~4日前の3日間に、ほぼ同一海域で毎晩産卵しているようだ。卵の分布水深から、ウナギの産卵は水深150~200mの比較的表層近くで行われることも2009年に引き続いて再確認できた。これによって、今回の卵採集は2009年の卵発見のように幸運や偶然だけではないように思えた。

・ニホンウナギの資源は1970年前後の最盛期に比べると約10%にまで減ってしまった。世界的に見ると、大西洋のアメリカウナギとヨーロッパウナギの激減ぶりはさらにひどく、盛時のわずか1%にまで減っている。その原因はいろいろ言われている。まず乱獲、それに河川環境の悪化、発電用ダムのタービンに巻き込まれての死亡や汚染物質、寄生虫やウイルス病、カワウによる捕食も指摘されている。さらには、産卵場を含む海洋環境の変化も大きな影響を持つといわれている。

・エルニーニョが起こると、塩分フロントが南下することが知られているが、最近のエルニーニョの頻発が塩分フロントの南下に伴う産卵地点の南下をもたらしているのかもしれない。このサザンシフトはレプトセファルスの輸送とシラスウナギの東アジアへの加入に大きく影響し、資源変動の重大な要因となる。事実、北緯13度のカイヨウポイントで生まれたウナギの運命を、海流データに基づく数値シミュレーションで見てみると、大部分がフィリピン沖で南下するミンダナオ海流に取り込まれて死滅回遊となり、本来の北上する黒潮に乗って、東アジアに加入する個体が少なくなってしまうという結果が得られる。しかし、14度のスルガ海山の緯度から粒子を放流すると、大部分が黒潮に取り込まれ、首尾よく東アジアにやってくる。わずか1度の産卵地点の違いが東アジアのシラスウナギ資源の変動の鍵を握っているのである。このほかにも、海水温の上昇や台湾沖の渦の数や規模、あるいは北赤道海流がフィリピン沖合で黒潮とミンダナオ海流に二叉するバイファケーション(分岐)の緯度など、さまざまな要因がレプトセファルスの回遊過程に影響し、シラスウナギ資源の変動を起こす。

<目次>

はじめに
第1章 ウナギと出会う
 1 魚の運動生理学
 2 アユの回遊メカニズム
 3 動因と「脱出理論」
 4 大アユと小アユ
 5 海へ進出
 6 ウナギとの出会い
 7 ウナギの生活史
第2章 ウナギの7不思議
 1 産卵場の謎
 2 レプトセファルスの謎
 3 陸を這う謎
 4 性の謎
 5 海ウナギの謎
 6 回遊の謎
 7 起源の謎
第3章 産卵場を求めて
 1 大西洋
 2 太平洋
 3 番頭さん
 4 練習船・敬天丸
第4章 小型レプトセファルス
 1 処女航海
 2 第5次ウナギ産卵場調査
 3 ビギナーズラック
 4 夏産卵説
第5章 仮説
 1 空白の時
 2 熱帯ウナギの研究
 3 海山仮説
 4 新月仮説
第6章 潜水艇
 1 潜水艇ヤーゴ
 2 ゾディアック
 3 怪しい雲
 4 そっくり卵
 5 調査船・駿河丸
第7章 プレレプトセファルス
 1 原点回帰
 2 新兵器
 3 ハングリードッグ作戦
 4 プレレプトセファルス発見
 5 経験
 6 成果の公表
第8章 親ウナギ
 1 漁業調査船・開洋丸
 2 スルガ包囲網
 3 親ウナギ捕獲
 4 予言
 5 ギャップ
 6 明かされたこと
 7 雌ウナギの発見
 8 オオウナギとニホンウナギ
 9 複数回産卵
第9章 卵
 1 大船団
 2 S字サーキット
 3 練習船・天鷹丸
 4 天然ウナギ卵
 5 傾いた塩分フロント
 6 産卵水深
 7 後日談
第10章 資源と保全
 1 激減した資源
 2 ウナギの保全
 3 鰻川計画
 4 鰻博覧会
おわりに
参考文献

面白かった本まとめ(2013年上半期)

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ラ・ブランシュ(渋谷)でフレンチを堪能しました!

2013年07月24日 01時00分00秒 | 外食
<水曜は食べ物のおはなし>

 ZAGAT2013で料理分野NO1にランクされていたので、ランチですがラ・ブランシュラ・ブランシュへ行ってきました!

 場所は渋谷駅から徒歩約10分で、青山学院大学正門前になります。
2Fにあるので階段を上がります。

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↑ラ・ブランシュの店構え

 雨の中、12時開店の15分前に到着してしまいましたが、快く店内に入れてくれて助かりました。
 お店は1986年に開店してかなり経ちますが、4回改装されたようです。
 そのため、店内はかなりきれいで、緑もありよくまとめられています。さすがフレンチのお店ですね。

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↑店内

テーブルの横には花が生けられていて綺麗です。
ウィスキー?が入ったワイングラスがあり、何だろう?と思いましたが、虫よけとのことでした^_^;)

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↑テーブルの横の花

テープルの上には小さな花が置かれていて、そして自分の名前いりのカードが置かれていました。「Merci」と書かれていましたね。

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↑テーブル

そしてメニューを渡され、何を注文するか悩みます。

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↑メニュー

メニューが見ずらくて分かりにくいですが、縦に読むとよいです。
ランチコースが以下のように3種類あり、それぞれパンやデザート・コーヒー等飲み物が付きます。

・3600円:前菜1つ選択+メイン1つ選択(魚or肉)
・6000円:前菜1つ選択+メインの本日の魚+メイン1つ選択
・7800円:前菜2つ選択+メインの本日の魚+メイン1つ選択

 ZAGAT1位なので、ここは7800円のコースを選択することにしました。
 そして前菜はこのお店のスペシャリテである「イワシとジャガイモの重ね焼き トリュフ風味」と、「フレッシュ フォワグラソテー」、そしてメインが一番悩みますが、「鴨肉のコンフィーパイ包み焼き エピス風味」を選択しました。

 特に「イワシとジャガイモの重ね焼き トリュフ風味」はとてもオススメのようで、このお店の代表作とのことでした。
 それから最近読んだ「猛女とよばれた淑女」という本の中で、「フレッシュフォワグラ」かでお店で揉めた話があり、ぜひ「フレッシュフォワグラ」は食べてみたいと思っていたのでナイスタイミングでした^_^)
 お店の人に訊くと、フランスからフレッシュフォワグラは空輸で運んでいて、他の店とは違って冷凍ではないとのことです。
さすがですね!
 メインは、そのほかシェフの地元の福島県川俣の「軍鶏黒米づめロティ」や「千代幻豚肉ロティ」等も美味しそうで非常に悩みました。

 そして、飲み物を選びますがミネラルウォーターを注文します。
炭酸水900円が出てきてしまいガッカリしますが、ここは同じ値段で構わないので炭酸抜きのミネラルウォーターが良かったです・・・。

 そして、パンが運ばれます。バターではなく豚肉のペーストとのことで、このペーストは美味しかったですね。

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↑パンと豚肉のペースト

 それからアミューズが運ばれます。
トマトや大根などが小さく切られたもので美しいです!
この繊細さは嬉しいですね!
そして野菜がお腹にも良さそうです。
特に乾燥トマトが濃厚でその美味しさにはビックリします。

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↑アミューズ

そしてアツアツのくるみパンも運ばれます。
このパンも美味しくて嬉しい!

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↑アツアツのパン

そして、このお店のスペシャリステである「イワシとジャガイモの重ね焼き トリュフ風味」が運ばれます!

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↑イワシとジャガイモの重ね焼き トリュフ風味

 塩の効いたイワシと甘いポテト、黒トリュフの香りが絶妙に合い、この美味しさには感動です!
周りのベーコン等とも一緒に食べるとなおさら美味しいです!
さすがスペシャリステです!

そして、カップに入っているイワシカプチーノもアワアワですが美味しい!
この前菜はとてもオススメですね!
おもわずホッペが緩んでしまいました。

そして、次の「フレッシュ フォワグラソテー」にも感動しました!

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↑フレッシュフォワグラソテー

フォワグラが、ものすごく柔らかく、そして臭みがなくて、とても新鮮で美味しい!
この新鮮さには感動です!
そしてその隣のマンゴーを軽く焼いたものが甘くて濃厚でこのフォワグラと合い、そしてベリー等の酸っぱさとも合って、これは非常に素晴らしい一品です!
「フレッシュフォワグラソテー」も、とてもオススメですね!!

 それから、本日の魚料理は、活け〆の旬の「いっさき」とのことで、その上には焼かれたワイルドライスが合いました。
その回りはきゅうりスープで、そして素揚げされたアスパラやごぼうがありましたね。
 アスパラがこんな姿になるとはビックリです。
「いっさき」が適度にポワレされていてもちろん美味しいですが、この野菜の使い方が巧いと思いましたね。

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↑本日の魚料理

そして、口直しにハッカクのグラニュー糖?が運ばれます。
甘くて冷たくて美味しいです。

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↑口直し

 そして、メインの「鴨肉のコンフィーパイ包み焼き エピス風味」が運ばれます!

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↑鴨肉のコンフィーパイ包み焼き エピス風味

これは、野菜の彩りもあり美しいです!
そして、パイの中には鴨肉が美味しく包まれていて、バルサミコ酢?とも合い、これも美味しい!
隣の生地は甘くて中には栗が入っているようでした。

そして、かなりお腹いっぱいにはなりましたが、チーズを勧められ、せっかくなので注文します。
どんなチーズがいいと訊かれ、青カビのものと固いものを頼みます。

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↑チーズセット

なんと、イタリアのコルシカ島の羊のチーズとのことで、青カビのものはメメといい、そのほかビールで洗った少し癖のあるチーズもありました。
羊とはいえ、どれも美味しくて驚きましたね。
良い体験ができました^_^)

そして、冷たいブリュレが運ばれます。
表面はカチカチですが、中は柔らかいプリンでさすが美味しいです。

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↑ブリュレ

そしてデザートは、バナナのものと相方はチョコのものを注文します。
そのほかアーモンドを選択することもできました。
バナナのものはアイスで、上にオレンジを焼いたものがありましたね。
結構ボリュームもあり美味しいです。

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↑バナナデザート

そして、チョコレートのデザートはかなり大きかったです!
ふわふわのチョコケーキと、チョコのアイスでした。
上質さを感じさすがでしたね。

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↑チョコレートのデザート

そしてコーヒーが運ばれますが、またデザートがあるのには驚きました。
美味しいですが、もうおなか一杯です^_^;)

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↑コーヒー

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↑デザート

 なお、お店の方にZAGATで1位になっていたのでこのお店に来たと話をしましたが、お店としてはそういう宣伝本にはあまり興味がないようで見ていないとのことでした。
 またこのお店はホームページもありませんし、ミシュラン取材には断っているようで、とにかく味にこだわりを持っているようで、それはそれで感心しました。
 そのせいか、平日のランチということはありますが、我々の他に客は1人客と4人客だけでしたね。
 他の店と違って簡単に予約でき、そして美味しい料理を食べられるのはよいかと思います。

 それから食事の前と途中でオーナーシェフがあいさつに来てくれたのは嬉しかったですね。
 かなり貫禄がありましたが、弟子も独立して成功させているようで、それは素晴らしいと思います。

 ラ・ブランシュは美味しい料理を堪能でき、どの料理もボリュームもあり、とてもオススメですね!
 特に「イワシとジャガイモの重ね焼き トリュフ風味」と、「フレッシュ フォワグラソテー」はとてもオススメです!!

美味しかったものまとめ(2013年上半期)

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ラ・ブランシュ

昼総合点★★★★ 4.4
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「ドールランドみなかみ」でスムージー等を堪能!

2013年07月22日 01時00分00秒 | イベント・外出
<月曜はお勧めなおはなし>

 群馬県のみなかみ町に、あのバナナなどで有名なドールが経営するドールランドみなかみがあったので行ってみました!

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↑ドールランドみなかみの玄関

 場所は、上越新幹線の上毛高原駅から車で5分ほどのところにあります。

 「ドールランドみなかみ」は、フルーツ狩りやバーベキュー、その他ジャム作り等ができる施設です。

 フルーツ狩りは以下ができるようでした。
・りんご
・プラム
・さくらんぼ
・ブルーベリー
・和梨
・洋梨
・ぶどう
・桃
・イチゴ 

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↑フルーツ狩りの案内

 しかしながら私が訪れた5月中旬はイチゴ狩りは終わってしまい、これから「さくらんぼ」の季節ですが、今年は寒かったため6月に入ってからとのことで、フルーツ狩りは季節外れで残念でした。

 ただ、リンゴ農園など散策できるとのことで、ゆっくり歩いてみました。
巨大なリンゴの「世界のリンゴ散歩道」の案内がありましたね。
結構広大な敷地で、各種フルーツの木がたくさん植えられていましたね。
緑がいっぱいで自然を満喫できました。

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↑巨大なリンゴの案内

 それから建物に戻り、スムージーやフレッシュジュースを注文しました。
レギュラーサイズでそれぞれ330円です。
 注文したのは、ブルーベリーと水菜のスムージーで、りんごも入ったものです。
 そしてりんご・パイナップル・バナナのフレッシュジュースも注文しました。

目の前で、ジューサーで「ガガガーーー」と作られます。

外のベンチでジュースを堪能しました。
スムージーはブルーベリーが良いですね。
なんだか目に良さそうです。
そして、フレッシュジュースはパイナップルの甘みが良かったですね。
今後、我が家ではパイナップルを入れてみようと思います。

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↑スムージーとフレッシュジュース

そのほかジェラートも売っていて美味しそうでしたね。

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↑ジェラート

それからアメリカ人らしき若者の団体が観光バスでワイワイ見学に来ていましたね。
団体の観光客もドールランドは受け入れるようです。
 あとでバーベキューを楽しむようで、セッティングされていました^_^)

「ドールランドみなかみ」はスムージー等オススメですが、特にフルーツ狩りの季節が良いと思います!



お勧めなお話(2013年上半期)
自動車保険を安く!

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「世界で勝たなければ意味がない-日本ラグビー再燃のシナリオ(岩渕健輔)」という本はとてもオススメ!

2013年07月19日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

「世界で勝たなければ意味がない-日本ラグビー再燃のシナリオ(岩渕健輔)」の購入はコチラ

 「世界で勝たなければ意味がない-日本ラグビー再燃のシナリオ」という本は、36歳で日本代表GM(ゼネラルマネージャー)に就任した著者が、2019年に日本で開催されるラグビーワールドカップへ向けて、世界のラグビーや日本の現状、日本が世界各国相手に勝つための個人・組織のロードマップ等についてまとめたものです。

 実は、スポーツ界ではオリンピックとサッカーワールドカップに次ぐ3番目の規模をラグビーワールドカップは誇り、2011年にニュージーランドで開催された第7回ラグビーワールドカップ大会は観客数135万人、世界207の国と地域でテレビ放映され、視聴者数のべ39億人というビックイベントとなっています。

 そんな中で、日本ラグビーは2012年10月現在の順位は16位で、ワールドカップでの成績は1勝2分21敗と、世界相手には惨敗の状況です。
 しかもワールドカップは20チームで試合が行われ、前回のワールドカップで上位12位に入っていない日本は、予選で負けてしまうと、開催国にも関わらず試合に参加できない可能性もある^_^;)という危機的な状況とのことです。

 そして最近は日本でのラグビーの認知度はサッカーとは逆に、下がる一方と思います。

 そんな状況ですがラグビーファンの私としては、ぜひこれから日本ラグビーが盛り上がり、2019年ワールドカップでは勝利して決勝トーナメントへ進出してほしいと思います。

 そのためには、本書にも書かれている通り、日本選手は野球やサッカーのように世界のリーグで活躍し、力をつけるしかないと思います。
また高校を卒業してすぐに、日本のトップリーグに参加できるような環境作りも必要かとも思います。

 それから、著者はイギリスのケンブリッジ大学へ留学してラグビー部に所属した経験や海外のプロチームに所属した経験があり、そのエピソードはなかなか興味深かったですね。

 この本は、日本ラグビー界の現状がよくわかり、また2019年ワールドカップで日本が活躍するロードマップが描かれていて期待が持て、とてもオススメです!

 以下はこの本のポイント等です。

・2019年のラグビーワールドカップの詳細はこれから決まっていくが、これまでと同じ開催方法であれば、前回大会ベスト12チームに、世界各地区の予選を突破し8チームを加えた合計20チームが、5チームずつ、計4つのプールに分かれて一次リーグを戦うことになる。各プールの上位2チームが決勝トーナメントに進出し、優勝を争う。大会期間は1ヶ月半におよび、計48試合が行われることになる。まだ決まっていないことの1つに、日本代表チームの出場権がある。開催国だから当然出場権があるものと思われているが、過去の大会はいずれも世界ランキング上位の国で開催されており、すべての開催国が前回大会の成績によって出場権を獲得している。2011年のニュージーランド大会で、3敗1分の成績で一次リーグ敗退した日本は、2015年大会に出場できるとはっきり決まっているわけではない。とはいえ、日本は過去のアジア予選では難なく勝ち上がり、すべての大会に出場してきた。問題はなによりも、2019年までにどれだけ日本代表チームが力をつけ、世界ランキング上位に上がっていけるかである。目標は一次リーグの突破だ。それは、自国開催のワールドカップを盛り上げ、成功に導くためであると同時に、日本におけるラグビー文化を育て、未来へとしっかり受け継いでいくことにもつながっていく。日本代表は、なんとしても勝たなければならないのだ。

・現状の世界ランキングをより具体的に見てみよう。1~5位は、ニュージーランド、南アフリカ、オーストラリア、イングランド、フランス。2011年のワールドカップは、1位がニュージーランド、2位がフランス、3位がオーストラリア、4位がウェールズという結果で大会を終えた。6~10位グループには、頭一つ抜けた感のあるウェールズに続いて、アイルランド、アルゼンチン、スコットランド、サモアが入る。この中で特筆すべきはアルゼンチンだろう。南半球では、1996年から南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランドの3カ国による「トライネーションズカップ」が開催されていたのが、2011年からはアルゼンチンがそこに加わり、4カ国の対抗戦になった。トップ5のチームと戦う機会を得て急速に力をつけている国と言える。このグループの中では、スコットランドやサモアは少し離されていて、イタリアやトンガとともに次の集団を形成している。ここまでで12位だが、この数字は重要な意味を持つ。ワールドカップの一次リーグでは、5カ国ずつ4つのグループに分かれて戦うが、その上位3チームつまり計12チームは、次回大会への出場権を得ることができるのだ。この12チームはその時々の世界ランキングと必ずしも一致しないが、12位内に入るということはラグビーの世界において一つの目安と言える。トップ12のチームには、カナダが続く。日本とほぼ同じ実力で順位を争っているのは、フィジー、グルジア、アメリカなどだ。このあたりが14~17位ということになる。

・ラグビー選手は、普段どこでプレーしているのか。世界ランキング上位の代表選手たちは、それぞれプロリーグのチームで活躍していることが多い。ヨーロッパには大きな3つのリーグがある。イングランドの「プレミアシップ」(12チーム)、フランスの「トップ14」(14チーム)、そしてアイルランド、ウェールズ、スコットランド、イタリアのトップチームが集まった「プロ12」(12チーム、ケルティックリーグとも呼ばれる)である。一方で南半球には、ニュージーランド、南アフリカ、オーストラリアから各5チームが集まった「スーパー15」というリーグがある。この4つのリーグが世界のトップリーグだ。世界ランキングで10位までに入る国の代表選手は、ほとんどがこれらのプロリーグのチームに所属している。

・1987年の第1回大会以来、日本代表は7回のワールドカップで24試合を戦ってきた。しかし、成績は1勝2分21敗。一次リーグを突破して決勝トーナメントに進出した経験は一度もないというのが現実だ。日本代表が唯一挙げた1勝は、1991年の第2回大会でのことだった。すでに一次リーグ敗退が決まっていた最終戦だったが、日本は世界ランキング下位のジンバブエ相手に9トライを奪い52:8で圧勝した。しかし、まさかその後ずっと勝つことができないとは、当時、誰も考えなかっただろう。

・日本代表強化という観点だけから考えれば、高校を卒業した選手はすぐに社会人ラグビーのトップリーグのチームに入ったほがよい。ラグビー選手としての能力は、間違いなく早く伸びるはずだ。日本ラグビーのよきアマチュアリズムの伝統の中で、日本代表の強化をどのように位置づけるか。バランスの問題だとは思うが、大きな課題であることには違いない。

・世界を知ったという意味で大きかったのは、1995年の南アフリカ大会で、ニュージーランド相手に145点を取られて大敗を喫したことだ。この試合が日本ラグビー界に与えたインパクトは相当なものだった。1987年にニュージーランド代表が来日して、日本代表が100点以上取られたときもショックだったが、ワールドカップという舞台で失点した145点は、きわめて衝撃的な数字だった。私自身、高校生プレーヤーとしてこの試合を見ていたが、尊敬のまなざしで見ていた日本のスター選手たちがうなだれている姿をいまも覚えている。日本ラグビー協会として、この敗戦からなんとか立て直さなければならないということで、神戸製鋼で活躍し、96年に現役を引退したばかりの平尾誠二氏が代表チームの監督に就任した。当時の協会にとっては、かなり思い切ったカードを切ったのだと思う。日本ラグビー界の最大の人気を誇る平尾氏の登用は、かげりの見え始めたラグビー人気をふたたび盛り上げる意味合いもあった。私はその少し前から選手として日本代表に選ばれていたが、テストマッチが行われる秩父宮ラグビー場にはいつも2万人ほどの観客が詰めかけ、ほぼいっぱいになっていた。1998年には、日本での選手生活が長いニュージーランド出身のアンドリュー・マコーミックを外国人初の主将にするという試みもあった。さらに、アルゼンチンをテストマッチで破り、99年のパシフィック・リム選手権では、アメリカ、カナダ、トンガ、サモアに勝って優勝するなどの成績を残した。しかし、同年にウェールズで開かれたワールドカップでは、やはり1勝もすることができなかった。「ラグビーも世界へ」とのかけ声はあるが、実際に戦ってみるとまったく勝てないのである。急速にファンが離れ、日本代表への期待がしぼんでいったのは、そのころからだったように思われる。いまやテストマッチが行われても、5000人程度の観客しか集まらないこともある。それほどまでに、日本代表への期待感が落ち込んでしまったのだ。さらに、ラグビー界全体への失望感からか、あれほど観客が詰めかけていた早明戦にも空席が目立つようになるなど、どんどん悪い循環に陥っている。平尾監督時代の日本代表は、秩父宮ラグビー場での試合が終わったあと、出口でサポーターたちが待っていてくれた。現在ではそうした熱心なサポーターも少なくなり、雰囲気がガラッと変わってしまっている。こうした光景を目の当たりにして、危機感を抱かないラグビー関係者はいないだろう。

・1980年代を振り返ってみれば、サッカーはそれほど人気があったわけではない。小学生のころの私は、マンガの「キャプテン翼」を読んで胸を躍らせ、日本代表の試合や日本リーグ(当時)を何度か見に行ったことがある。しかし、国立競技場や西が丘サッカー場にはほとんど観客が入っておらず、むしろそのことに驚いたものだった。というのも、当時はラグビーの早明戦を見に行くと、満員で入れない状態だったからだ。ところが、サッカーの試合で読売対日産などの好カードを見に同じ国立競技場へ行っても、あまり人がいない。現在とはまったく正反対の状況だったのである。

・2019年の日本開催のワールドカップを成功させるためには、何よりも日本代表が強くなり、勝つ姿を多くの人に見てもらうことが重要だ。具体的な目標として、2015年のイングランド大会ではトップ10、2019年の日本大会ではトップ8を掲げている。当然、ランキングを上げるためには、自分たちよりも強い相手に勝たねばならない。ラグビーの世界ランキングは非常に明快だ。15~16位に位置する日本が順位を上げるには、ランキング上位のチームに勝てばよい。したがって、トップ10に入るために勝たなければならない国は明確に決まっているのだ。ターゲットとなるのは、現在のランキングで9~14位圏にいるイタリア、スコットランド、トンガ、フィジー、サモアの5カ国だ。幸いにして、トンガ、フィジー、サモアの3カ国とは、毎年行われるパシフィック・ネーションズカップで戦うことができる。この大会で3カ国から勝ち星を挙げることが、世界ランキングを上げる大前提となる。しかし、先々のテストマッチの予定がほとんど決まってしまっているため、イタリアやスコットランドと対戦することは難しい。2015年のワールドカップで当たる以外、基本的に戦うことはできない。世界ランキングポイントは、強い相手に勝たない限り大きな点が加算されることはないので、実際のところ10位圏内に入るのは大変難しいことだ。日本からすると、トンガ、フィジー、サモアは上位国なのえ、勝利すればある程度のポイントを得ることができる。また、2013年に対戦する6位のウェールズに勝つことができれば、かなり多くのポイントが入ることになる。それ以外で日本に与えられたチャンスとしては、ワールドカップの舞台での勝利が挙げられる。ワールドカップでは、一次リーグで必ず上位国と対戦することになっているからだ。ここで強豪国に勝つことが、世界のトップ10入りにつながっていくだろう。

・2015年に世界のトップ10に入るためには、ワールドカップの一次リーグで最低2勝しないといけない。5カ国で戦う各プールには、抽選で第一シードが1カ国、第二シードが1カ国というように割り振られてくる。現在のランキングからすると、日本は4巡目になるだろう。となると、そのプールには日本よりも上位のチームが3つ、下位のチームが1つ入る計算になる。トップ10に食い込むためには、その下位チームに勝つのは当然のこととして、3巡目で入ってくるチームにも勝たなければならない。また、2勝を挙げてプールで3位以内に入れば、次回大会の自動出場権を得ることができる。ワールドカップで2勝というのは、そういう意味があるのだ。トップ10に入ることができれば、その先の4年間に強いチームとマッチメイクできるようになるだろう。それは、日本代表を鍛えることにもなし、日本におけるラグビー人気をふたたび盛り上げることにもつながっていくはずだ。

・伝統校のケンブリッジとオックスフォードは、強いライバル関係にある。両校の間で毎年12月に行われる定期戦は「バーシティマッチ」と呼ばれ、日本ラグビーで言えば早明戦や早慶戦のような国民的行事だ。バーシティマッチにはユニークな習慣がある。試合が近づいて出場選手が決まると、キャプテンが選手の寮や宿舎を1軒ずつ回り、「君はバーシティマッチのメンバーの何番だ」と直接告げるのだ。二軍のバーシティマッチもあるが、その選手にも同様に告げられる。私は一年目のシーズンはウイングで出場予定だったが、直前の怪我で出られず、二年目は一軍のスタンドオフとして出場した。その日の終わりには、選ばれた15人だけでディナーを食べに行く。選ばれた選手たちは「ブルー」と呼ばれ、文字通りブルーのジャケットをつくって着用する。ブルーのジャケットを着てカレッジを歩いていると、バーシティマッチに出る選手だということが一目で分かる。バーシティマッチに注目するのは学生たちだけではない。出場メンバーの名前は町に貼り出され、町の人たちの反応はがらりと変わる。さらには、たくさんあるカレッジのうちの3つで、特殊な夕食会や伝統的なイベントも開かれる。ポート&ナッツと呼ばれるイベントは、全員がタキシードを着て、ポートワインを片手にナッツを食べながらOBたちと歓談するというものだった。試合二日前の晩にはケンブリッジが一望できる丘に選手たち全員で集まって、キャプテンが町の歴史を語る。どれほど伝統的で、格式が高いことか。それは想像をはるかにしのぐものだった。なにせ、試合会場となるロンドン郊外のトゥイッケナムにある競技場は8万2000人の観客を収容できるのだが、バーシティマッチではそれが満員になることもあるのだ。ラグビー発祥の地の伝統の重みだけでなく、ジェントルマンの国であることも見せつけられた。バーシティマッチのメンバーに選ばれると、こうした儀式に出席するにはパートナーが必要なのである。20代前半までずっと日本で生活してきた私は、ケンブリッジには留学している身分である。それがとつぜんファーストレディの世界になって、「おまえ、パートナーはどうするんだ」と言われ、驚いてしまった。まったく考えてもいなかったことだったのだ。ほかの選手たちはみんな当然のことだと思っていて、日本人の私にはそういう情報をくれなかった。突然パートナーが必要だということを聞かされた私は、大慌てで当時つきあっていた現在の妻を日本から呼び寄せ、なんとか事なきを得た。あらかじめ知らされていなかったとはいえ、これは本当に冷や汗ものだった。試合が終わったあとには、競技場の中で簡単な「ファンクション」が開かれる。ファンクションとは、関係者が集まって歓談するパーティーのことだ。そこには両校の選手や監督、コーチ、レフリーなどが一堂に会するが、この場にもやはりパートナーが欠かせない。競技場でのファンクションが終わると、パートナーと選手が同じバスに乗って宿泊先のホテルへと移動する。もちろんパートナーと同室だ。日本の感覚では考えられない習慣だが、それが伝統というもの。そして、タキシードに着替えて、舞踏会で本格的なファンクションが始まるというわけだ。

・ケンブリッジの卒業生でプロのラグビー選手になるのはほんの一握りで、私の同級生や前後の年代を含めても数人だった。もっとも多い就職先は、ロンドン・シティの金融関係やコンサルタント。あとは教員、あるいは法廷弁護士か事務弁護士かは別にして弁護士も多かった。

・代表への意識という点で思い出すエピソードがある。2003年にオーストラリアで開催されたワールドカップは、イングランドが初の優勝をおさめた。サラセンズに所属していた私は、そのときのイングランド中の盛り上がりが忘れられない。優勝を決めるドロップゴールを決めたジョニー・ウィルキンソン選手は、サッカーのベッカム選手らと並び称されるスーパースターとなった。帰国後、選手たちは二階建てバスに乗って目抜き通りのリージェント・ストリートをパレードした。私は当時大きな怪我をしていたため、日本代表として出られず、ワールドカップは現地オーストラリアで観戦した。そこでサラセンズに所属する選手たちとも話をした。たしかにイングランドは優勝候補筆頭だったが、優勝にかける彼らの思いは非常に強かった。イングランドチーム全体がいい雰囲気であることもよく伝わってきた。

・日本ラグビーのGM(ゼネラルマネージャー)は、現場の総責任者ではない。たとえば、15人制日本代表チームの総責任者はヘッドコーチで、いま就任しているのは、前年までGM兼監督としてサントリー・サンゴリアスを率いていたエディー・ジョーンズである。それに対して、組織を全体的にコントロールするのがGMの仕事で、現場をいかにいい形で運営していくか、あるいはしっかりと運営されているかをチェックする役割を担っている。なお、日本代表といっても、年齢制限のない15人制代表チームだけではない。その下には若手選手育成プロジェクトの「ジュニア・ジャパン」、さらには年齢制限のあるU20、高校日本代表(U18)、U17などのユース日本代表がある。そのほか7人制ラグビーでも、セブンズ日本代表やセブンズ・アカデミーが活動している。以上が男子日本代表だが、女子にも同じく15人制日本代表、7人制日本代表、セブンズ・アカデミーがある。私の役割は、これら各カテゴリーにいるヘッドコーチやチームマネージャーとコミュニケーションをとり、彼らとともに日本ラグビー界を全体として底上げし、最終的には15人制・7人制の日本代表をどうやって強くしていくかを考え、そのプランを実行していくことだ。そこにはもちろん、強化計画がどこまで進んだのか、その成果を随時チェックして正確に評価する仕事も含まれる。ちなみに、世界規模のラグビーイベントとしては、本書の大きなテーマである男子15人制のワールドカップのほか、女子の15人制ワールドカップもあり、これは2014年にフランスで開かれることになっている。女子のワールドカップは1991年の初大会から4年ごとに開催され、日本代表は第1回、第2回、第4回に出場しているが、最近の第5回、第6回はアジア予選で敗退し、出場することができていない。このほか、7人制では男女ともに「ワールドカップセブンズ」と呼ばれる大会もある。男子は1993年に第1回大会が始まり、日本は毎回出場を果たしている。女子は2009年に第1回大会が開催され、日本も出場した。そして、2016年にブラジルのリオデジャネイロで開催されるオリンピックから、7人制ラグビーが正式種目になることが決まっている。

・2012年の代表活動期間中はフィジカル面の強化に重きを置き、その結果、多くの選手に大幅なフィジカル能力の向上が見られた。選手の努力に敬意を払う一方で、これまでのラグビー選手はアスリートではなかったのかもしれないと思わされる。というのも、100m走で0.01秒を争うような、ギリギリのところが勝敗を分ける世界で戦うのが代表チームのはずである。選手たちにはそれを自覚してもらい、限界までフィジカル能力を上げきることを課題とした練習を行っている。

・日本人が世界で通用すると言われているものの1つに、瞬発力(クイックネス)がある。たとえば5m、10mの間の加速のことだ。レスリングなどに見られるような、組み合い時のすばやい身のこなしなどとも共通する。したがって、いいパフォーマンスができる範囲の最大限まで筋肉で固めて、それでも足りない重さをクイックネスでどれぐらい補っていけるかが課題となる。「重さ×速さ」なら、重さで足りないぶん、速さが相手よりも上まわってれば、同等の戦いになる可能性は十分あるというわけだ。そのような考えに基づき、まずは一人ひとりのフィジカル能力をアップし、明確に数値として足りない部分を補うという課題に取り組んでいるところだ。重さで言えば、まず食生活とトレーニング環境の要素が非常に大きい。食生活に関しては、日本のチームは以前からかなり細かいレベルまで気を遣ってきた。たとえばプロテインを含めた食事のメニュー管理などは、トップリーグのチームなどでもやっていることだ。では、私がかつて見たイングランドやフランスの選手たちはどうかというと、トレーニングそのものはすごくやるものの、食事管理はほとんど行っていなかった。それでいて、体は日本人の2倍ぐらい厚い。同じ量のトレーニングをやっても、彼らは筋肉が早くつくし、体もすぐ大きくなる。これはどうしたものかなと思ったものだった。そう考えると、日本人は食事の管理などをもっともっと細かくやらないと、彼らには追いつかないのかもしれない。現在、日本代表チームの合宿では、朝の5時半からトレーニングを始めている。選手のアスリート性を上げるために、1日24時間を最大限使っていく方法を考えて、そうした環境を整えていかなければならない。その一方で、代表チームの活動期間は限られているので、選手が所属するトップリーグや大学チームとの連携が欠かせない。各選手の所属チームを代表スタッフが実際に訪れ、考え方を説明し、トレーニング内容を一緒に考えている。先ほど日本人選手の特徴として瞬発力を挙げたが、ほかによく言われることとして持久力がある。マラソンでも暑いコンディションの中で行われると、がぜん日本人が強かったりする。持久系のスポーツで、かつ、かなり厳しいコンディションの中であれば、世界と勝負ができるというのは、日本ラグビーにも言えることだろう。

・若い高校生のU18やU20であっても、同格以上のチームと戦って勝つことができたら、自分たちがワールドカップに出るような年になったときも、自分たちは勝ってきたぞと思えるだろう。だから、どのカテゴリーも勝つことが大事なのだ。そのためには、私が外国の大学チームやプロリーグチームを体験したように、個人で海外に出て、世界を知るという道もあるだろう。外国のチームに長く所属し、高いレベルの中で自分が戦えると感じている選手が日本代表に何人か加わることは、より大きな力になるはずだ。たとえば、現在、パナソニックに所属している田中史朗選手や堀江翔太選手が、ニュージーランド国内のリーグでプレーしている。それは、ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカの3カ国でやっている「スーパー15」の下の国内のトップリーグにあたる。あるいは桐蔭学園高校卒業後に南アフリカのシャークス・アカデミーに入団した松島幸太郎選手は、現在、南アフリカのクワズル・ナタール州のU19代表として活躍している。外国のチームでチャレンジすること自体はよいことだ。日本のサッカー選手もヨーロッパのクラブチームで勝負することで、力をつけてきている。もちろん、本気のチャレンジである以上、本当にステップアップして生き残れる選手は、何割もいないかもしれない。しかし、世界ランキング上位のチームのほとんどの選手は、そうして世界のトップリーグで戦っているのである。外国の舞台で戦った選手たちが日本代表に加わったとき、チームに対する誇りやメンタイティは自ずと強くなっているはずだ。だが、日本の選手が注目を浴びるのは、残念ながらワールドカップぐらいしかない。ワールドカップでどのおうなパフォーマンスを示せるか。そこで認められて初めて、実際に海外のプロチームから声がかかることになる。ラグビーもワールドカップや強豪国とのテストマッチで注目されて、何人かが海外へ行くといったストーリーが生まれてこないと、チーム力は上がってこないだろう。世界トップ10が15年のワールドカップの目標だが、そのトップ10の国のリーグに日本人選手がいないようでは目標達成は難しい。

<目次>
序 日本にワールドカップがやってくる
 世界3位のスポーツイベント
 そのときピッチに立つのは誰か
 世界で勝負したい、世界に勝ちたい
 日本代表GMの役割
第1章 世界への挑戦が日本ラグビーを変える
 日本代表はまだ世界の相手ではない
 世界の勢力図
 負け続けてきた日本代表
 大学ラグビーの功罪
 「勝てない日本」に人気がかげり始めた
 国民的スポーツの条件
 代表選手にロイヤリティはあるか
 代表チームで選手を鍛える
 成果を積み上げてこなかった日本代表
 日本代表である限り絶対に負けられない
 世界トップ8へのロードマップ
 強くなればもっと強いチームと戦える
第2章 世界と戦うということ
 原点はタッチラグビー
 少ないチャンスを生かす発想力
 人生にはオプションが多いほうがいい
 初めての日本代表ジャージ
 ラグビーがうまいだけでは選ばれない
 バーシティマッチのシーズンがやってきた
 勉学か日本代表か
 修士論文を書き上げる
 出場できなかったウェールズ大会
 サラセンズへの入団
 外国人枠の壁
 個性的な選手をまとめる監督たち
 戦略以前の体づくり
 代表チームにかける思い
 挑戦の舞台を日本へ
第3章 戦うための組織をつくる
 日本代表は一つだけではない
 急速に変わりつつある女子代表
 GMの役割はチームの方向づけ
 GMのスケジュール
 練習は強度と密度
 科学的手法を取り入れる
 日本人選手の強みを生かす
 何かで傑出した選手が必要
 teamworkとチームワークはどう違うのか
 激しい議論も辞さない風土
 スポーツにおけるお国柄
 意見を出せば責任が生まれる
 ラグビーのキャプテンに求められるもの
 コーチングが一方的なティーチングになってはいけない
 選手とコーチの間に緊張感はあるか
 活発なコミュニケーションができる環境
 国際試合に必要な力
 ラグビー全体のコミュニケーション
 オールジャパンの体制をいかにつくるか
 コミュニケーション・ラインをシンプルに
 どんな選手を選び、育てていくのか
 スタッフこそ常に評価の対象にせよ
 最後の責任はGMの私にある
第4章 「勝つ文化:の創成
 組織の前に個の戦いで負けない
 日本のラグビー選手はアスリートだったか
 より大きく、強く、速く
 世界の潮流を押さえる
 選手のモチベーションを高める
 チームの力を確認する
 世界一のアタッキングラグビー
 正しい状況判断ができるか
 「そこそこやれた」では意味がない
 「勝って当たり前」のメンタリティ
 ライバルはいてくれたほうがいい
 日本の外でラグビーを経験する
 格下相手の試合をうまく使う
 状況判断力はゲームでしか養えない
 いかにプレーに余裕を持たせるか
終 2020年の日本ラグビー
 目標の先にある大きな理念
 ラグビーは日本に根づくのか
あとがきに代えて-小さくて大きな勝利

面白かった本まとめ(2013年上半期)

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キッチンABC(西池袋)の洋食はとてもオススメ!

2013年07月17日 01時00分00秒 | 外食
<水曜は食べ物のおはなし>

 池袋に行く機会があり、食べログで比較的評価が高くコストパフォーマンスが高いようなので、キッチンABC(西池袋店)へ行って来ました!

 場所はJR池袋駅西口から徒歩約10分ほどです。

1img_8885
↑店構え

 店内に入って驚いたのは、改装したばかりなのかもしれませんが、かなりきれいに清潔に店が保たれていたことですね。
 金額が安いお店はあまりきれいではない店が多いのですが、このお店はめずらしくきれいにしています。お手洗いもかなりきれいでしたね。
 料理の美味しさはお店のきれいさに比例するという持論を持つ私にとって、かなり期待がもてました。

2img_8888
↑店内

さっそくメニューを見ます。
 ☆今月のおすすめ☆を選ぶかかなり迷いますが、当店名物ブラックカレーを使ったオムライスである「オムカレー」の誘惑には勝てず、しかも自家製手ごねハンバーグ付きの「オムカレーセット」がかなり魅力的で、「オムカレーセット」880円を注文しました!
 そのほかハンバーグ料理・ポーク料理・カレー類・スパゲティー料理などがありましたね。
どれも1000円以内でかなり良心的だと思います。
 なおライス大盛りは+100円でその他大盛りは+150円でした。

3img_8889
↑今月のおすすめメニュー

4img_8890
↑メニュー

 しばらくして料理が運ばれます。

5img_8893
↑オムカレーセット

 黒い!!
そしてボリュームたっぷり!!
ドライカレーを卵で包んだオムライスの上に、手ごねのハンバーグがど~んと乗っています!
味噌汁付きです。

 黒カレーを一口食べてみますが、うぉぉぉコクがあって美味しい!
よく煮込まれています!
さすが当店名物ですね!
ハンバーグも手ごねでさすが美味しい!
オムライスもドライカレーというのには少し違和感がありましたが、さすが美味しい!
想像以上の美味しさで、さすが店内をきれいにしているだけはあるなぁと思いました。
 失礼ですが店構えからあまり期待していなかっただけに、喜びは倍増です。
 ほかの料理も楽しんでみたいと思いましたね。

キッチンABCはとてもオススメです!!



美味しかったものまとめ(2013年上半期)

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キッチンABC 西池袋店

夜総合点★★★☆☆ 3.9
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関連ランキング:洋食 | 池袋駅要町駅



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群馬県みなかみ町での利根川ラフティングはとてもオススメ!

2013年07月15日 01時00分00秒 | イベント・外出
<月曜はお勧めなおはなし>

 群馬県のみなかみ町の温泉へ寄る機会があり、みなかみ町の観光ホームページを見ていると、利根川でラフティングも楽しめるということが分かりました。

 ラフティングとはゴムボートに8人ほどで乗り、各自オールを持って転覆しないように漕ぎ、川の激流下りを楽しむものです。

 一度はラフティングを家族で楽しみたいと思っていたので、さっそく予約です!

 その観光ホームページからは、28社のラフティング提供会社一覧を見ることができ、そこから各社のホームページにリンクされていて、それぞれ調べてみました。

 ラフティングは少々危険なので、小学生は基本的に夏だけ参加できるようです。
 春は雪解け水で水量が多いのですが、夏は水量が少なく安全性が増すためのようです。

 そんな中で、ウィズ・スポーツでは、水量が基準値以下でかつ流れが穏やかな中流であれば5月に小学生高学年であれば参加できるとのことなので、朝の9時から半日コースで予約しました。

Img_8884
↑ウィズ・スポーツのパンフレット

 また、持ってくるものも「水着」と「タオル」だけでよく、他の装備はすべて貸してくれるとのことで、とても楽で良かったですね。
しかも「水着」はなくてもよく、下着でも良いようでした。

 このウィズ・スポーツは女性社長が経営で、女性の視点で丁寧なサービスを考慮していると考えられ、少し安心です。
 また、通常どこの会社も半日8000円の料金ですが、大人6000円、子供5000円というお値段も魅力的でしたね。

 そして、当日ですが実は急遽予定が変わり1日早くなったのですが、当日予約の13:30から参加でOKでした。
 たまたま高速道路渋滞で参加できないグループがあったようで、そのため参加できたのかもしれません。


 カーナビでウィズ・スポーツを設定して行きましたが、国道から川方面へ曲がる道が1本ズレていたので注意が必要です。
 ウィズ・スポーツ案内の看板が国道沿いにあるので、それを見ながら曲がったほうが良いですね。

 ウィズ・スポーツに到着すると、白い犬が2匹しっぽを振って歓迎してくれました!
 またお店の方から明るく元気よくあいさつを受けます。
またウェットスーツなどが洗濯されていました。

 さっそく室内に入り、注意事項や承諾事項が書かれた紙を渡され、それらに住所や氏名などを記入し、お金を支払います。
 女性社長は、「子供は軽いし上下に動くからボートからは落ちないんだよね!子供を心配する親の方が子供ばっかり心配していて自分が落ちちゃうんだよね。ガハハ」と笑っていました^_^;)
明るい空気が流れています^_^) 

 そして男女に分かれて更衣室に入り、まず持参の水着を着て、そして渡された体にフィットしたウェットスーツ上下を装着します。
 まず、足から入れて肩まで通し、ふくらはぎ部分のチャックを締めます。
 そして上着部分を装着しました。
それからゴム靴下を装着して、ゴム靴を装着し、そして救命胴衣にヘルメットを装着して完成です。
 なかなか格好良い姿です。

またメガネが落ちないように、メガネにゴムを通してくれます。
 
 子供用もきちんとしたウェットスーツで安心でしたね。

 そしてバンに乗って出発します。
 案内係は「トモさん」という方で、恐そうなサングラスをかけたお兄さんでしたが、車のなかで簡単に優しくジョークを交えながら楽しく全体的な説明をしてくれます。
 あとでサングラスを外してくれますが、小っちゃなお目目でかわいい方でしたね^_^;)
 運転手さんは、カメラマンを兼任していました。

 そして現地に到着すると、乗り込むゴムボートが準備されていました。
 もう一組は大学生らしき男女8人のメンバーで、午前中もラフティングを楽しんだようで落ち着いていましたね。
 我々の組は我々親子3人+トモさんの4人のチームでした。

 そして、トモさんから優しく細かく説明を受けます。
まず、トモさんと全員で熱く始まりの握手をします^_^)
この握手は良かったですね。

 それからボートから落ちたときの対処方法について学びます。
ボートから落ちた時の対処は以下の3種類があるとのことでした。

(1)ボート横のロープをつかんでいた場合
 すぐに引き上げるので大丈夫。但しオールは片手で握っておくこと。

(2)オールを持っていて、ボートに届いた場合
 オールを引っ張り、引き上げるので大丈夫。

(3)ボートから離れてしまった場合
 ロープを投げるので、それにつかまること。ロープを引っ張り、引き上げるので大丈夫。なおロープをつかんだ場合は、救命胴衣で浮くので仰向けになり、波に合わせて浮いた時に呼吸をすること。

さっそくボートに引き上げるシュミレーションで自分が引き上げられますが、トモさんは力持ちで、力強く引き上げてくれました^_^)

 それからボートから離されて、投げられたロープをつかめなかった場合は、オールを縦におなかのところで抱え込み、仰向けになって、下流方向に足を向けて流されるまま流された方がよいようです。
 下流方向に頭を向けると、ヘルメットをしているとはいえ岩に頭が当たって危険です。
 またボートが転覆してその中に入った時は、上のほうは空気があるのでそこで波に合わせて空気を吸って息を整え、ボート横のロープをつかんで脱出すれば良いとのことでした。

 そしてオールの握り方を教わります。片手はオールの先を握り、矢沢永吉のようなマイクの握りではダメとのことでした。
それでは他の人にオールの先端が当たった時に危険なためです。

 そしてそのオールを使って「前こぎ」、「後ろこぎ」の練習をします。
ひじを伸ばして、深く水に入れてこぎます。
「いち」「に」「いち」「に」と声を合わせてこぎます。
なお結果的には「後ろこぎ」は一度もありませんでしたね。

 それから「つかまって」と言われると片手でボート横のロープを握り、そしてオールの先を持った片手をボート中心に付けることを何度も練習します。
 この「つかまって」は激流の時に何度もありましたね。

 そして「入って」と言われるとボートの中に腰を移動して入る練習をします。

何度か「つかまって」と「入って」の練習をしました。

 実際ラフティングが始まると、「前こぎ」号令がほとんどでしたね。
「前こぎ」といっても、5回ほどこぐとストップでした。
 そして激流の時に結構「つかまって」があり、2回ほど「入って」がありましたね。

 練習が終わり、ようやく出発です。
出発の前に写真撮影がありますが、カメラの調子が悪く何度か撮り直します。
大丈夫かな?と思いましたが結果的には大丈夫でした。

そして出発すると、隣のチームの船頭さんからオールで水をかけられたりします。
雪解け水なので、ちょっと冷たいですが、天気が良かったので気持ち良かったですね。

 そしてさっそく激流が近づき「前こぎ」を5度ほどして勢いをつけたり、岩場を避けたりします。
激流は水面が白くなっています。
激流に近づくと、岩場なので水面が50cmほど上下していて驚きましたね。
激流では「つかまって」と言われるので、急いでロープを握り、もう一方の片手はボート中心に付けます。
結構ボートが上下に揺れて、水がかかったりしますが、想像以上に楽しいです!
遊園地の乗り物とは違って、生の体験は迫力が違いますね。
子供も大喜びでとても楽しめました!
家族で「楽しい!楽しい!」を連発していました。

意外と大きな激流でも大丈夫なんですね。
また波に合わせて自然と体重移動できるようになっていました。
とはいえ、トモさんが随所で巧みな先導をしていて、さすがプロだと思いましたね。

 ラフティングは、随時激流というわけではなく、穏やかな所も随所にあり、そこでは楽にしたり、写真撮影の箇所では手を振ったり、ボートに寝っころがったりしました。

 コースの半分ぐらいのところでは、水量が少ないせいか一度ボートを下りて、船頭さんがボートを運び、また乗りましたね。

 最後はダムのところではディズニーランドのスプラッシュマウンテンのように、急な坂道を「ガガガッ」と降りるところがあり、少しびびりましたね。(上記の写真の左側ですね)
 しかし意外と大したことはなく、楽しく降りられ、そしてその写真撮影もありました。

 以上でラフティングは終わり、トモさんと無事を祝ってみんなで固い握手を交わしました!

 それから車の上にボートを乗せ、そしてお店まで車で戻ります。
約2時間で約10km利根川を流れたようです。

 帰りの車の中でいろいろトモさんに聞きました。
 トモさんによると、上流の方が激しくそこは小学生は無理なようです。
また、ダム放流が始まったので水深がもう少し深いと小学生はダメだったようで、ラッキーでした。
それからラフティングは中止になることはほとんどないようです。
台風か雷雨の時は中止になるようですが、雷雨の時は少し時間を待って開始するようでした。

 また、ウィズ・スポーツではそのほかカヌーやバンジージャンプ、パラグライダーのほか、夏場にはシャワークライミングという川の滑り台を楽しむことができるようです。
バーベキューのオプションは1500円とのことです。

 そのほか、みなかみ町ではマウンテンバイクを楽しむこともできるようです。

 お店に到着すると、ウェットスーツを更衣室で脱いで着替えます。
ウェットスーツ等はすぐに洗濯機で洗濯されていましたね。

 そして撮影された写真をテレビ画面や印刷されたものを見ながら選びます。
 1枚500円とのことで、結局3枚購入しましたね。
1週間後ぐらいに郵送されるとのことでした。
郵送費は200円でしたね。
良い思い出になりました。

 みなかみ町の利根川でのラフティングは想像以上に激流を家族で楽しめ、ウィズ・スポーツのみなさんは優しく明るく、とてもオススメです!

お勧めなお話(2013年上半期)
自動車保険を安く!

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「ホンダ イノベーションの神髄(小林三郎)」という本はとてもオススメ!

2013年07月12日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

「ホンダ イノベーションの神髄(小林三郎)」の購入はコチラ

 この「ホンダ イノベーションの神髄」という本は、ホンダで1987年に日本初のエアバッグの量産を成功させ、2000年にはホンダの経営企画部長に就任した小林三郎氏が、その経験を基に、ホンダが今でもイノベーションを成功させるその秘訣について、分かりやすくまとめたものです。

 特に、世のため人のために「作って喜び、売って喜び、買って喜ぶ」という「3つの喜び」を大切にすることや「人間尊重(自律、平等、信頼)」という哲学と純粋な想いが、イノベーションの成功を手繰り寄せるカギとなったということはよく理解できました。

 また、三日三晩の合宿で一つのテーマについて徹底的に議論するワイガヤは素晴らしいと思いましたね。
この議論を続けていると、「他人や社会のために自分やホンダは何ができるか」という気持ちに全員がなるようです。

 最近、初めてホンダのクルマを買ったのですが、特にリアルタイムに各ホンダ車の情報を基に渋滞を避けるインターナビというカーナビシステムは凄いと感動しましたし、もちろんエアバッグはサイドのカーテンエアバッグも付けていてとても満足しています。
 この本に書かれている努力や情熱が、こういった製品につながっているのだと納得しました。
 最近だと、N-BOXやN-ONEというクルマが機能やデザインが素晴らしく、売れているようですね。
また、10年ほど前のことを思い出しましたが、S2000というクルマを試乗したときは、そのクルマの開発にかけた情熱について、かなり熱っぽく説明を受けて、そしてその走りもよくて、とても感動した記憶があります。二人乗りでなければ買いたかった・・・
ホンダはそういう情熱あふれた会社なんですね。
アップルのスティーブ・ジョブスの情熱にも似ていると思いました。

「ホンダ イノベーションの神髄」という本はとてもオススメですね!

以下はこの本のポイント等です。

・「イノベーションに挑みたい」-技術者の本能がそうささやく。イノベーションとは技術革新による新しい価値の創造であり、人々の暮らしや社会を良くする原動力となるからだ。技術者なら必ず、自らの手で成し遂げたいと思うはずである。その意味でイノベーションに取り組むことは楽しい。1987年12月10日、事故が起きてエアバッグが初めて日本で作動し、乗員を保護したと販売店から連絡を受けた。すぐに時間をつくって会いに行った相手は、群馬県の地元企業の社長さんで、「エアバッグで命拾いした。ありがとう。ありがとう」と何度も感謝の言葉を受けた。握手した時の感覚は、今も手に残っている。その後も、多くのお客様から長期間にわたってエアバッグに対する感謝の手紙をいただいた。技術者冥利に尽きるとはこのことだ。技術者としてのキャリアの大半をエアバッグの開発・量産・市販に充て、その後はホンダの経営と身近に接してきた。その間にイノベーションについて真剣に考え続けた。理想化する気は毛頭ないが、ホンダにはイノベーションを成功に導く企業文化や仕掛けがあると考えている。

・イノベーションは成長の糧である反面、それに挑戦するには漠然とした覚悟ではダメだということである。イノベーションの目的や意味について徹底的に考え、腹の底から、それこそ魂のレベルで理解する必要がある。この点、ホンダは極めてシンプルだ。イノベーションで目指すものは「絶対価値」(本質的な価値という人もいる)の実現である。ここでいう価値とは、あくまでもお客様にとっての価値である。故に、研究のための研究や、技術者の自己満足のための技術開発には見向きもしない。そして、絶対価値とは、「違い」を生む価値のことを指す。

・言いたいことはただ一つ。「他社の話なんて聞きたくない。それは相対的な話にすぎない。あんたは今、ホンダの安全の方向性を決めているんだ。そのときになぜ他社の顔色を見るのか。なぜ自分たちがこうなりたいと、絶対価値を言えないのか」ということだった。入社2年目の新米技術者に対して専務が気色ばんで真剣に怒ったのである。これが結局30分続き、具体的な報告内容まで進めず、再報告になった。相対価値ではなく、「絶対価値の実現を目指す」と話すのは簡単だが、ここまで徹底的にこだわり、実際の行動に反映させないと、その意味を腹の底から理解したとはいえない。

・以下はホンダの企業文化を著者なりにまとめたものだ。「高い自由度」「熱い議論」「本質的な高い志」が3つの柱だ。その「志」の項目の中に絶対価値の追求が含まれている。「専務とケンkしろ」というのは、「高い自由度」と「熱い議論」という2つの柱と深く関係している。以下は目新しいものではないと感じるかもしれない。ホンダの企業文化の特徴は、こうした項目だけではなく、むしろ、それを日常活動の中で、とことん考えながら愚直に実践することにある。実際ホンダでは、若手社員と取締役が役職とは関係なく、一人の人間として激論を交わすことが普通にある。

<高い自由度>
 ・平等(フラット組織)
 ・学歴無用
 ・ミニマムルール

<熱い議論>
 ・前向き
 ・ワイガヤ(本質議論)

<本質的な高い志>
 ・A00(本質的な目的・ゴール)
 ・自分の想い・志
 ・コンセプチュアル
 ・絶対価値の追求
 ・高い目標



ノリのいい知的興奮集団
<自律の文化>
 ・一人ひとりに自ら考えさせ、自律させる(自分自身で自分を律する)

<熱気と混乱が革新の母>
 ・研究開発者の熱気がないと革新は生まれない
 ・トップが熱気に反応しないと、革新を殺す

・本格的なイノベーションの成功率は10%にも満たない。つまり、多くは失敗する。実施期間も10年以上に及ぶことが多い。長期間にわたって成功率の低い多数のプロジェクトをマネジメントすることは、論理と分析に基づいたきめ細やかな手法では無理だ。このため、「熱意や想い」といった、人間性に基づく原理でプロジェクトが運営される。ホンダは一時期、そのイノベーションにおいて、およそ20%の成功率を達成していた。通常の2倍以上である。こうして実現した絶対価値がホンダの成長の大きな原動力になったのである。さて、ここでもう一度、上司や周囲の人たちが、なぜ正しいという信念の下でイノベーションを阻害するのかを考えてみよう。その最大の理由は、オペレーションの価値観で、イノベーションを評価するからである。1年から数年の期間限定で100%の成功を求められるオペレーションの視点からは、10年以上かけて9割が失敗するイノベーションのプロジェクトは欠陥だらけに見えるのだ。加えて、オペレーションは論理と分析に基づいてプロジェクトを進めているので、これまでの取り組み内容や成果、今後の展開・見通しを理路整然と説明できる。このため、熱意や想いを推進力とするイノベーションのプロジェクトはいいかげんに見えてしまう。最後までイノベーションの本質を理解できないのだ。さらにこうした流れをダメ押しする要因がある。企業活動の95%をオペレーション業務が占めていることだ。こrは、裏を返せば、オペレーション業務で成果を上げて役員になった人が大多数を占めていることを意味する。オペレーションでの成功体験に照らすと、イノベーションの非効率さばかりが目に付くのだ。しかも多くの場合、イノベーションの現場の担い手たちは変わり者だ。イノベーションは、正規分布の中央部ではなく、端部から生まれるからである。ほとんど注目されていない領域からユニークな価値を発掘することがイノベーションである。だから必然的に、担当者はユニークな人、日本語にすれば変わり者、が多くなる。結局、多数を占めるオペレーション派が主導権を取ってイノベーションを阻害し、死に至らしめることになる。

・創業期の企業は規模がちいさく、やりたいことがあって起業したので、もともと新しいことに挑戦する気概に満ちている。イノベーションにも積極的に取り組む。しかも、創業者自らが判断するので意思決定が速い。ところが、企業が成長してオペレーションが主流を占めるようになった瞬間に熱気が失われる。すべてを理解していると勘違いしている、オペレーションが得意な経営陣が、その成功体験に基づいて深い考えもなしに、正しいことをしていると思いながらイノベーションの息の根を止めるわけだ。しばらくはそれまでの蓄積があるので、外からは順調な経営に見えるが、新たな価値が生まれないので先細りとなる。そして待っているのは、大企業病の蔓延であり、それに起因する混乱だ。多くの企業は、こうした経緯をたどって衰退していく。

・ホンダでは、目標を考える際に、必ず「A00」に落とし込んでいく。A00は「本質的な目標」のことで、「在りたい姿」や「夢」と置き換えてもよい。

・A00でもっとも重要なことは、何が本質なのかを腹の底で理解し、魂の発する言葉として表現できるまで、とことん問い詰めることだ。よく練られたA00は、もうこれ以上細分化すると手段になってしまう、ギリギリの直前であることが多い。これによって、必要となる手段(技術開発)を簡潔に統合するのである。このためA00は、適用する商品開発や技術開発といったプロジェクトごとに、内容だけではなくフェーズも変わってくる。その商品や技術に対して「顧客は何を求めているのか」「ホンダはそのニーズにどう応えられるのか」「開発を担当するあなたは何がしたいのか」を、考えなければならない。「考えてばかりで技術開発が成功するのか」という声が聞こえてきそうだが、考え抜くことはとても重要である。ここでボタンを掛け違えると、それ以降の研究開発が全て水泡に帰すことさえあるからだ。

・著者は以前、「アコード」や「レジェンド」、シビックなどの開発責任者と議論したことがある。彼らが口をそろえるのは、ぴったりはまるコンセプトができると技術は付いてくるということだ。そして、コンセプトとA00は直接つながっているのである。

・3つの喜びとは、1951年12月におやじ(本田宗一郎(創業者))が社内報で我が社のモットーとして掲げたもので、「作って喜び、売って喜び、買って喜ぶ」こと。おやじはその中で「私は全力を傾けて、この実現に努力している」と書いている。3つの喜びは、技術者、販売店・代理店、購入者の喜びを同時に実現することを目指したものだ。中でもおやじは、「買って喜ぶ」を最も重要と考えていた。「製品の価値を最もよく知り、最後の審判を与えるものはメーカーでもなければディーラーでもない。日常、製品を使用する購入者その人である。「ああ、この品を買ってよかった」という喜びこそ、製品の価値の上に置かれた栄冠である」と宣言している。これは、技術者の独り善がりに対する戒めにもなっている。「買って喜ぶ」を真剣に考えれば、技術者がイノベーションで実現すべきは顧客に喜んでもらうための価値という考えが自然と出てくる。だから、論文を買くための研究や、技術者の好奇心を満たすための技術開発には見向きもされない。そして、最後の審判はユーザーがするので、例えばユーザーに違和感がある場合は、製品や技術に問題があると考えるのである。

・おやじは「ムダなやつは一人もいない。皆に得手をやらせれば苦労をいとわず向上心が出て頑張り、本人は幸せなんだ」と語っている。「B・C級(の人材)は出て行け」と言い放った米国の経営者とは大きな違いだ。

・人間尊重は個性の重視とも重なる。異端者や変人、異能の人を排除しないで尊重する、懐の深い文化がホンダには根付いている。むしろ、イノベーションを目指すチームは変わり者だらけだ。個性がない人、言い換えれば自分の考えを持たない人に独創的な仕事ができるわけがない。人間尊重は、個性の重視を通じてイノベーションとも密接に関係しているのだ。

・ホンダは、3つの喜びと人間尊重を基本理念・哲学にしているが、哲学だけでイノベーションが実現できるわけではない。「行動(技術)なき理念(哲学)は無価値」なのだ。そこでホンダは、理念・哲学を実際の行動に結び付ける、「企業文化」と幾つもの「仕掛け」を培ってきた。人間尊重はホンダの企業文化として、3つの喜びは目指すべき目標として、ホンダ社員の体に染み付いている。こうした企業文化や仕掛けがイノベーションを強力に後押しするのだ。たとえば本質的な目標を簡潔に表現するA00や、三日三晩の合宿で一つのテーマについて徹底的に議論するワイガヤといった仕掛け、熟慮を経ていない発言に対して徹底的に叱りつける文化や学歴無用のフラットな組織という企業文化が、いわば加速装置のような役割を果たしてイノベーションを推し進める。こうした企業文化と仕掛けがホンダ独特の「熱気と混乱」を生んでいるのだ。

・仕掛けづくりに関しては、三代目社長の久米是志さんの存在が大きかったと思う。A00を導入したのは久米さんだし、ワイガヤを始める際にも久米さんが深く関わったといわれている。もともとおやじは、「技術の前に哲学がなきゃダメだ」とか「素人に分かりやすく説明できないようじゃ、おまえは分かっていない」ということを常に社員に話していた。時には「おまえたちはこれが本当にお客様の価値だと思っているのか」と涙を流しながら殴りつけることもあった。久米さんたちはそうやって直接鍛えられたが、おやじが第一線から遠ざかっていった時期、どうすればいいかを真剣に悩み、熟慮に熟慮を重ねたのだと思う。おやじは天才だから、普通の人間には同じことはできない。そして、何とかしておやじのDNAを引き継ごうとしてたどり着いたのがA00であり、ワイガヤだったのではあるまいか。

・実はもう一つ、ホンダ流イノベーションの必須条件がある。技術者が高い志と強い想いを持つことだ。ホンダでは、技術者個人の自由と裁量に任されている領域が広い。技術者のやる気がなくなったら、いくら本質に根ざした哲学があり、イノベーションの加速装置を備えていても全く役に立たない。全てが一瞬にして崩れ去ってしまう。そのため、技術者を叱咤激励して、やる気を引き出す必要がある。この役割は、経営陣が担わなければならない。これこそ、まさに人づくりなのである。財務体質が改善すれば企業がよくなったように見えるが、あくまでも短期的なものだ。中長期的に会社をよくし競争力を高めるには人づくりしかない。だから、経営者や役員は、人づくりのために時間の3~4割を使う必要がある。

・ワイガヤは社外でやる。基本は三日三晩の合宿だ。一週間の場合もあるが、1日4時間ぐらいしか寝ないから、三日三晩が限度だ。著者が所属していた安全部隊だと、一人が1年間に平均で4回くらいワイガヤに参加していた。1回3日間で、4回行うと年間で12日間にいある。年間の勤務日数は240日程度なので、約5%を通常の業務から離れてワイガヤに充てていた。参加する人数は7~8人が多い。安全部隊は著者が入社した当時は数十人で、その後人数が大きく増えた。その中から7~8人が集まるので、いつも同じメンバーというわけではない。

・実際のワイガヤはどんな雰囲気なのだろうか。何しろ三日三晩、同じテーマを延々と議論し続けるのである。そんな機会は、普通は滅多にないはずだ。当然だが、一日目はみんな元気だ。自分の意見を主張し、みんなの説得にかかる。しかし、そう簡単に説得されないから議論は白熱する。まず、それぞれが言いたいことを言わなければワイガヤは始まらない。二日目になると人の意見を理解しようとし始める。理解した上で自分の主張を深めていく。大体この頃には、ワイガヤで初めて一緒になった人の人柄も分かってくる。そして、三日目に入ると論理的な意見が出尽くして、みんな疲れてくる。そんなときに「それをホンダがやる意義は何か」なんて、議論をスタート地点に戻すような意見を言う人がいたりする。みんな「また、そこから始めるのか」という感じでドッと疲れる。しかし、これは重要で、同じ「意義」であっても、初めのころの意義と三日目の意義ではレベルが違っており、議論は確実に深まっている。こうした行きつ戻りつを繰り返しながら、議論は論理の枠を超え、創造的な領域に入っていくのだ。不思議なものでここまで来ると、自分をよく見せようとか、地位や名誉、富や権力を求める心がすっかり消えて、「他人や社会のために自分やホンダは何ができるか」という気持ちに全員がなってくる。数え切れないほどワイガヤに参加したが、それはいつも同じ。人間の本性は高貴なものだとつくづく感じる。誰もが高貴な心を持っている。これを確信して共有することが、実はワイガヤのもう一つの大きな効用かもしれない。

・三現主義は、おやじがホンダを起業して以来ずっと言い続けてきたことだ。三現とは「現場」「現物」「現実」を表す。一般には「現場で現物を見て現実を知り、現実的な対応をする」ことと説明されるが、ホンダの三現主義には、さらに「本質」という隠れたキーワードが埋め込まれている。つまり、「現場・現物・現実」を知ることで、本質をつかむ」ことがホンダの三現主義だと著者は考えている。さらに言えば、本質をとらえるためには、あれこれ考えたり議論したりする前に、まず現場・現物・現実を知らなければならないという、揺るぎない信念がホンダの三現主義には込められている。そして、三現主義は現実に軸足を置くので、机上の空論に対する戒めともなる。おやじは、この三現主義を常に実践してきた。現場に足を運び、現物をジッと見つめたり手に取ったりして、よく考え込んだ。

・三現主義というと生産現場の改善に主眼を置くことが多いが、ホンダの場合は生産現場だけではなく、開発や研究、営業や調達など全ての事業活動の現場が対象になる。

・本質は現実に根ざしている。しかし、現実をそのまま受け入れたのでは、何も変わらない。理想と現実という二つの異なった視座を行き来しながら、「何を変えるか。本当にそれを変えることができるか」を問い続け、本質を追い求めていくのがイノベーションにおける三現主義なのである。

・16年に及ぶエアバッグの開発の期間中に、しつこく聞かれ続けたことがある。直接の上司だけではなく、本田技術研究所の実質トップだった久米是志・ホンダ専務やおやじが、繰り返し繰り返し問い掛けるのだ。「エアバッグの価値は何だ?」と。これに対してはいつも、「安全です」と答えた。すると「安全の何が価値なのか?」と聞かれるので「世界で毎年10万人、毎日300人近くの人が交通事故で亡くなっています。エアバッグがあれば、この人たちの多くの命を救えます。我々がやらなければいけません。」こんなやりとりを何度も経験した。その答えを聞くと、直接の上司や久米さん、おやじたちは「そうか」と同じようにうなずいた。今になって思えば、答えた内容ではなく、答え方と目を見ていたのだと思う。それによって、開発チームがコンセプトをつかんでいるか、前向きに取り組んでいるか、そして何より、心底やりたいと思っているか、などを測っていたのではないか。質問が本質的な内容だけに、ごまかしは利かない。

・失敗したことを知って「なぜこんなことをやったのか」と聞く。そのときに「あなたがやれと言ったからじゃないですか」と答えると怒鳴り声で返ってくる。「俺がやれと言ったからやった?それなら、俺が死ねと言ったなら、おまえは死ぬのか」と。なぜ怒鳴るのか。それは、上司が言ったことを無批判にそのままやるという姿勢が許せないからだ。失敗の責任を部下に押しつけようとしているわけではない。「あなたの助言のこの点に可能性があると考えて実験してみましたが、うまくいきませんでした。」と答えれば、怒ることは絶対にない。この2つの答え方の最大の違いは、担当者自身の判断が入っているかどうかである。前者は「言われたことをそのままやる」、後者は「自分の判断によってやる」。担当者が自律しているかどうかが問われているのである。もう一つ、ここには平等の考えも入っている。上司の助言業務命令と受け止めて無批判に実施することは、そこに明確な上下関係があることを示している。一方、妥当性を判断した上で実施する場合には上下関係はない。上司の助言は幾つもある選択肢の中の一つとして平等に扱われるかrだ。ホンダには「技術の前で平等」という伝統があり、役職が高いからといって、ある特定の技術をゴリ押しすることは許されない。技術の優劣を判断する基準はただ一つだけ。すなわち、お客様に新しい価値を提供できるかどうかだ。そして、その判断を実際に行うためには、自律と平等という土壌が必要なのである。俺が死ねと言ったならうんぬんは、もともとおやじが言ったことなのだろう。何人もの先輩から、この言葉で怒鳴られた。これに限らず、多くのおやじの言葉が今もホンダの中で生きている。そして最後が信頼である。ホンダの人たちは婉曲表現を嫌う。本音と建前の使い分けもない。その方が伝えたいことを確実に伝えられ、余計なことを考えなくて済むからだ。だから「腹の探り合い」や「相手の出方をうかがう」といった”高度な話術”に出番はない。

・若い技術者でもプロジェクトの責任者になれるということを意味する。ホンダには、人が持つ、特に若手が持っているポテンシャルを信じ、大きな裁量権を与える伝統がある。こうした環境は、特にイノベーションにとっては強みになる。イノベーションは失敗に終わる可能性が高く、成功率はどんなに高くても20%前後、普通は10%に届かない。いわばハイリスク・ハイリターンのプロジェクトだ。これは、若者向けの仕事といえる。少数の例外を除けば、人は年を取るに従ってリスクを取らなくなる上、積み上げてきた専門知識も邪魔になることが多い。確かにベテランの専門家はいろいろな知識を持っているが、その知識は全て過去のもの。イノベーションは、過去の技術の改良ではなく未踏の領域に挑戦することなので、過去の知識は役に立たない。ベテランの専門家は、過去の知識が障害になって技術を素直に見ることができず、まず、できない理由を考える傾向が強い。以前にも紹介したが、エアバッグの実用化には、ホンダの技術系役員と幹部技術者はほとんど全員が反対した。イノベーションには、リスクを恐れず技術的な偏見のない若い技術者の存在が絶対に必要なのである。

・一方で、任せた以上、上司は口を出さない(支援しない)というのもホンダの伝統だ。エアバッグの開発の初期段階で、技術的な課題がなかなか解決できず、上司の主任研究員に相談したことがある。愚痴に聞こえたかもしれない。すると、「サブちゃん(著者のこと)、君は本当にラッキーな技術者だ」と、にこにこしながら肩をたたいてきた。その理由がとんでもない。「技術的な問題は、君だけが抱えているわけじゃない。たぶん、ライバルメーカーも同じだ。君がそれに挑戦して解決できたら、その技術を組み込んだすごいクルマができて、お客様に喜んでもらえる。まさに”三方一両得”だ」といった具合。正直言って「コノヤロー」と思った。こっちは真剣に悩んでいるのだから。しかし、このとんでもない答えにも不思議な効用があった。壁に突き当たっても「チャンスかもしれない」と、前向きに考えるようになったのだ。これはとても大切なことで、問題が起きたときに大変だと悩むよりもチャンスだと前向きに考えると、それだけで結果が大きく違ってくる。

・「俺はさあ、もうすぐ50歳だ。金もないけどよ。おまえの年に戻れるんだったら500億円だって払うぞ。若いというだけでそれくらいの価値があるんだ。それなのに、おまえは何をくだらないことを言っているんだ。そんな言い訳ばかりしていると、何もしないまま人生が終わってしまうぞ。そうやって生きていくのか」40年前の500億円だから相当な額だ。当時の私に500億円の価値があったわけではもちろんない。あくまでもポテンシャルの話だ。ポテンシャルをフルに生かせば500億円にもなるが、生かさなければ何もなし得ない。頭を強烈に殴られたような衝撃を受けた。くだらないことでくよくよ悩んで、時間をムダにしてはいけない。そして、できることを着実にやっていこうと心に決めた。「ラッキーな技術者」と「500億円」の話を先輩から聞かされたのは、ここで紹介したときだけではない。やはり若いときにそれぞれ何回か言われたことがある。しかも、ラッキーな技術者の話には必ず三方一両得のオチが付き、若さの価値はいつも500億円だった。だからたぶん、この2つはおやじが言ってきたことなのだろう。

・量産プロジェクトは比較的に順調に進み始めた。それには、著者が工場に対して敬意を持っていたことが大きな要因の一つだったかもしれない。敬意とは何か。当時の工場は職人気質で、理詰めの話が通じないことも多かった。酒の席に誘われたら、飲めないのだが必ず付き合うし、世話になったら心を込めてお礼を言う。こうして信頼関係を築いていった。それに加えて、相手の価値観を尊重することが特に大切だ。

・ここでは、なぜエアバッグの開発が成功したかについて考えてみたい。エアバッグの開発の道のりの中にイノベーションを成功に導く本質があると思うからだ。まず、絶対に諦めなかったことである。みなさんには月並みなことに聞こえるかもしれないが、諦めないためにはくじけない心を持つことが必要であり、それはなかなかできることではない。

・ほとんどの出席者が反対する経営会議でエアバッグの量産を決めた久米さん。必要ないと確信しながらも米国でのエアバッグの実車搭載試験を許可してくれた雨宮さん。開発中止を宣告し、権限でいえばそのまま中止にできるところを、著者の想いをくみ取って開発を継続させてくれた下島さん。そして、周囲からダメテーマといわれる中で一緒に闘ってくれた開発チームのメンバー。いろいろな曲折もあったが最終的に協力してくれたサプライヤーの皆さん。運だけでは決して乗り越えられなかったはずだ。そこにはホンダの哲学があったのである。著者が危機の際に繰り返し話した「交通事故で亡くなっている多くの人たちを、エアバッグで救いたい」という想いは、まさにホンダの哲学そのもの。この想いが、同じ哲学を魂の中に息づかせている人たちと共鳴し、彼らを突き動かしたのである。哲学とそれに基づく純粋な想いには、人を動かす、目に見えない大きな力がある。その力が大きな流れになって、エアバッグを実用化に導いた。哲学と想い、この2つこそがイノベーションの成功を手繰り寄せる最大のカギなのである。


<目次>
 1章 絶対価値 さあ、未踏の技術に挑もう
 2章 イノベーション包囲網 なぜ上司や周囲は反対するのか
 3章 本質的な目標 良い目標がイノベーションを導く
 4章 哲学と独創性の加速装置 息づく本田宗一郎氏のDNA
 5章 ワイガヤ①高貴な本性 三日三晩話すと何かが起こる
 6章 ワイガヤ②心の座標軸 愛について、何をしっている
 7章 三現主義 まずは現場・現物・現実と心得よ
 8章 現実的とは エアバッグで子供を殺すな
 9章 異質性と多様性 あなたは「どう思う」、そして「何がしたい」
10章 学歴無用 答えのない問題を解く
11章 ルールとホンダのしきたり ルールは最小限に、自律する組織をつくる
12章 コンセプトと本質①五代目シビック サンバで、クルマをつくる
13章 コンセプトと本質②アポロ計画 「キミの言うことは訳が分からん」
14章 コンセプトと本質③言葉の力 技術開発を始める前にすべきこと
15章 トップと上司の眼力 久米三代目社長の、魔の40分
16章 自律、平等、信頼 俺が死ねと言ったなら
17章 若者のポテンシャル 二階に上げて、はしごを外す
18章 説得 もうホンダを辞めるしかない
19章 やる気を引き出す おまえら、ボーナスは要らないな
20章 価値の見える化 マップを描いて新しい価値を探る
21章 開発から量産への壁①連携 「エアバッグはマムシぐらい大嫌いだ」
22章 開発から量産への壁②サプライヤー 自らが動かないと何も始まらない
23章 哲学と想い 人を動かす大きな力
24章 イノベーションに挑む 天才でなくともイノベーションを達成できる
おわりに

面白かった本まとめ(2013年上半期)

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Sumika living(群馬県みなかみ町)でのランチはオススメ!

2013年07月10日 01時00分00秒 | 外食
<水曜は食べ物のおはなし>

 群馬県のJR水上駅の転車台広場近くにある「Sumika living」でランチを堪能しました!
 以前このブログで紹介したJR水上駅での蒸気機関車を見学した後に訪れました。

 Sumikaとは「澄み処」で、澄んだところを意味しているとのことです。
心が落ち着いたり、和んだりできる場所であることを目指しているとのことです。

 入口は木々に囲まれ、お店の駐車場から坂を下りていきます。

1img_8862
↑Sumika livingの入口

 お店は古い家を改装したのでしょうか。
古さを感じますが、きれいに改装されています。

2img_8877
↑店の入口

玄関を入り、少し歩いたところにドアがあります。
野菜や赤米なども売っていました。

3img_8863
↑玄関を入る

店内は、カウンターバーが円形状にあり、その周りにテーブル席があります。
かなりお洒落で、天井には大きな梁が2つはあります。
吹き抜けにもなっています。
また、ピアノやスポットライトもありましたね。
演奏会がここで開かれるのでしょうか。

4img_8870
↑店内

5img_8871
↑吹き抜け部分

 外で竹林を見ながら食べることもできましたが、少し肌寒く、そして蚊が飛んでいたので外は諦めました。

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↑窓からの竹林

そしてメニューを見ます。
このお店は、沼田産の無農薬玄米や地粉、地元みなかみ産の無農薬野菜やSumikaの菜園で採れる野菜などを使ったメニューとのことです。
味噌汁の味噌は自家製とのことです。

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↑和食と洋食のプレートメニュー

8img_8865
↑カレーのメニュー

どれを選ぶか家族でひじょ~に悩みました。
専用の圧力釜で2時間かけて炊かれた酵素玄米などの和食や自家製パン、根菜カレーなど、どれも魅力的です。
結局、酵素玄米のプレート1000円と根菜カレーサラダ付き1100円、小学生の息子には750円のキッズランチを選びました。

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↑酵素玄米のプレート

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↑根菜カレーサラダ付き

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↑キッズランチ

しばらくして食事が運ばれますが、おぉぉぉどれも健康的で美味しい!
特に玄米は歯ごたえがありますが柔らかくてよく炊けています。
サラダやスープ、味噌汁も美味しい!
味噌汁はさすが自家製で、初めての味です。
ゆっくり味わえましたね。

Sumika livingは、静かに落ち着いて、良質の食事を健康的に頂け、蒸気機関車を見る前後に訪れることをオススメします!



美味しかったものまとめ(2013年上半期)

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スミカリビング

昼総合点★★★★ 4.0
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群馬県の天神峠からの谷川岳の景色はとてもオススメ!

2013年07月08日 01時00分00秒 | イベント・外出
<月曜はお勧めなおはなし>

 意外と積雪が多く断念しましたが群馬県にある谷川岳へ登山したいと思い、5月に谷川岳ロープウェイを使って天神峠まで行ってきました!

 谷川岳ロープウェイの場所は、関越自動車道の水上I.Cから国道291号線を谷川岳方面に北上して約14kmの所にあります。
 JR水上駅や上毛高原駅からバスも出ているようです。

 立体駐車場が1000台も収容できる大きなビルで驚きましたが、冬場はスキー客で賑わうため、このような大きさのようですね。
駐車料金は500円でしたが、冬場は1000円のようです。

 このビルの中からロープウェイで出発することとなります。
ロープウェイ料金は大人往復2000円、子供往復1000円となります。
 ただ、宿泊場所で割引券を発行してくれ、大人は200円引き、子供は100円引きで利用できました。

 ロープウェイは複式単線自動循環式ゴンドラとのことで、風に強い安定性と快適性、バリアフリー機能もあり車イスの方も安心して利用できます。
 標高746mの土合口駅から標高1,319mの天神平駅まで高低差573m、ロープウェイ長2,400mを最短約7分で結びます。

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↑ロープウェイ乗り場

 5月でスキーシーズンではないので、すぐにロープウェイに乗れました。
しかも約2分間隔でゴンドラが到着して乗れるようです。
この間隔の早さはすごいと思います。
またバリアフリー機能で段差なく乗れるのは子供にも安心ですね。
ゆっくり余裕で乗れます。

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↑土合口駅から離れる

 ゴンドラに乗ってゆっくりと出発します。
そしてロープウェイのロープを動かす装置が大きく立派で驚きます。
このローウウェイは、2本のロープ幅がゴンドラより広いんですね。

3img_8649
↑ロープを動かす装置

そして標高1,319mの天神平駅にようやく近づきます。
2.4kmもあるので結構な距離です。

4img_8651
↑天神平駅に近づく

天神平駅に到着すると、大きな雪で作られた顔が出迎えてくれました^_^;)
嬉しくなります。
そして天神峠向けのペアリフト乗り場がありました。

5img_8659
↑天神平

 当初はこの天神平から谷川岳に向けて登山する予定でしたが、5月中旬にも関わらず想像以上の積雪で、小学生の息子もいるし、登山装備が十分ではないので登山は断念しました。
深い所は1m以上積雪がありますね。

そこで、ペアリフトで天神峠を目指すことにします。
このペアリフトは標高1,502mの天神峠を目指すことになります。
高低差168m、リフト長428mで、こちらも乗車時間は約7分とのことです。
このペアリフトは一人往復700円でしたね。

6img_8660
↑ペアリフト

 ゴンドラと違ってリフトは足下に何もなくちょっと怖いですが、周りの雪解けや谷川岳を見て楽しめます。
そして、天神峠に到着して、展望台に行きますが、谷川岳連峰が美しい!
5月だというのに雪がたくさん積もり、特に標高1,963mのトマノ耳と標高1,977mのオキノ耳が美しいですね!
日本百名山に選ばれるほどで、さすがの景観だと思います。

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↑谷川岳連峰

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↑谷川岳連峰の説明

 この天神峠から谷川岳山頂までは約3kmで、約2時間30分かけて登ることができるようですが、この5月中旬はまだ積雪が多く、天神峠からの登山は断念しました。
 ただ、双眼鏡で山頂近くを見てみると、豆粒ですが、登山を頑張っている方たちを見ることができましたね。

 それから天神峠には神社もありました。
「諸天善神嶽(中院)」とのことで、鳥居には天満宮と書かれていました。
勉学成就のお願いをします。
この神社はちょっとした岩山となっていて子供は喜んでいましたね。

9img_8694
↑諸天善神嶽(中院)

10img_8693
↑諸天善神嶽(中院)の説明

 それから、ちょっとした池があり、そこには水芭蕉の花が綺麗に咲いていました。
美しい~!
つい、「みずばしょぉぉの花が、咲いてる!」と歌ってしまいますね^_^;)

11img_8704
↑水芭蕉の花

 そして、東北弁で「富士山が見える!」との声が聞こえてきたので、もう一つの展望台の所へ行きます。
 そこでは鐘を鳴らすこともできましたね。
しかし、残念ながら我々が行った時には、雲がかかったようで富士山を見ることはできませんでした。
非常に残念でしたね。
こんな遠いところから富士山が見えるとは驚きです。
ただ、長野方面のアルプスは遠くに見ることができたようです。

12img_8707
↑富士山方面

13img_8706
↑富士山方面の説明

 天神峠は、谷川岳連峰を美しく眺めることができ、水芭蕉も綺麗でとてもオススメですね!
 今度は夏場に谷川岳連峰登山をチャレンジしたいと思います!

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「人生で大切なことはみんなマクドナルドで教わった(鴨頭嘉人)」という本はとてもオススメ!

2013年07月05日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

「生で大切なことはみんなマクドナルドで教わった(鴨頭嘉人)」の購入はコチラ

「人生で大切なことはみんなマクドナルドで教わった」という本は、25年間マクドナルドで働いた自称「日本一のマクドナルド・バカ」である著者が、マクドナルドで働くことを通して学んだ大切なことをまとめたものです。

 実は、マクドナルドで働くアルバイト・スタッフは、全国で約3,300店舗もあることから日本で16万人もいて、累計では260万人にもなり、人を育てるインフラという面も併せもっているようです。

 マクドナルドといえば、マニュアルによる教育というのが有名ですが、手順を教えるだけでなく、ポリシーを伝え、人材を育成していく仕組みが構築されていて、そして熱いハートを持った方がたくさんいることは素晴らしいと思いましたね。

 この本を読んで、特に以下については素直に著者の経験をさらけ出してもいて、とても共感しました。
どれも大切なことだと思います。

 ・逃げなければできないことはない
 ・社員の本当の仕事は、ハンバーガーの作り方を教えるのではなく、「人として社会に貢献できる大人に成長させてやること」
 ・「見返したい」という前向きな気持ちで頑張ることは大切
 ・一生懸命やれば必ず伝わり、感謝の交換にもつながる
 ・何度でも同じことを伝えると、自ら自分の行動を変えるということにつながる
 ・「弱さ」は考え方と行動次第で「強さ」に変えることができる
 ・人は感情に従って行動を選択する
 ・他人を変えることはできない、自分を変えることが大切
 ・お客さまの情報を持っているのはお客さまと毎日接しているアルバイト・スタッフである
 ・委ねることは大切
 ・目に見える問題の根本を探り、一つひとつ確実に解決することが大切

 なお、著者は店長として「お客さま満足度全国1位」「従業員満足度全国1位」「セールス伸び率全国1位」の「三冠」を達成して「最優秀店長」にも選ばれ、マクドナルド初の「グループ運営店長」やオペレーションコンサルタント、採用担当も経験し、かなり熱血なようです。

「人生で大切なことはみんなマクドナルドで教わった」という本はとてもオススメですね!

以下はこの本のポイントなどです。

・いつも誰かにほめられたくて、目立ちたくて、タイトルアップすることばかりを考えて行動していた僕。苦手なことからできるだけ逃げるようにして、他の人にばれないようにすることばかりを考えていた僕。そんな僕に、青田くんは大切なことを教えてくれました。「逃げなければできないことなんてない。向いてない仕事なんかない。仕事から逃げる自分がいるだけなんだ」おsれは、言い訳ばかりしてできない理由探しの天才だった僕に大きな衝撃を与える大きな”学び”でした。

・「俺はなぁ、鴨頭、マクドナルドでアルバイトする奴にハンバーガーのつくり方を教えるのが社員の仕事じゃないと思ってるんだ。マクドナルドの社員の本当の仕事は”人として社会に貢献できる大人に成長させてやること”だと思ってるんだ。マクドナルドには、毎年何万人もアルバイトが入ってくる。その多くが初めて仕事をしてお金をもらう経験をする。その大切な時期に、間違ったことを覚えてしまったら、将来誰よりもそいつが不幸になるだろ。だから、間違ったことをしたら受け入れてもらえない、それが社会っていうものだということを徹底的に教える。そのためだったら俺は嫌われようが陰で何を言われようが構わない」そう敢然と言い放ったのです。僕は心の底から感動しました。心が震えるような気がしました。僕自身も単なる厳しい社員だなぁという認識しかなかったのですが、今田さんの自分に対する厳しさと、我々アルバイトに対する厳しさの奥にある”本当の愛情”に、ようやく気づくことができたのです。

・僕は、他人との比較を一切しないで自分を成長させることの方が、不自然でもったいないことのように思えてならないのです。他人との闘いに勝つために”自分との闘い”に打ち克つ。新しい自分に出会えるまで頑張れた時に「頑張った自分を褒めてあげたい!」との気持ちを持つ。意味を考えずに勝ちを目指してこそ、そんな素晴らしい人生の瞬間に巡り会えるのだと思うのです。

・今ならハッキリ分かります。僕がハンバーガー大学で学んだことは、ハンバーガーのつくり方でもマクドナルドの店舗運営でもなかった。人としてどんな行動をするか?どんな人生を歩むか?それは自分が選択するんだ。そのことを学べたのだと。

・「よし!俺は稼いで稼いで、稼ぎまくって、おやじを見返してやろう」そんな強い気持ちを持った事も事実でした。結局はこの”おやじを見返したい”というエネルギーのおかげで、世間一般でいう五月病などというものとは無縁の社会人になれたことは間違いありません。

・一生懸命な姿をちゃんと見てくれている人はいるんだと、改めて実感した瞬間でした。シンプルだけど、一生懸命行動したら、みんなが共感してくれて、店長始め上の人たちも熱い気持ちで応えてくれた。スーパーバイザーなんて当時の自分には雲の上の存在でしたが、そんな人の心まで動かせた。店長には「鴨頭のおかげだ」と言われましたが、僕は「みんなのおかげです」と素直に口から出てきました。決してひとりではできないことをみんなの力が結集されて達成することができたのです。

・チームとは、組織とは、そんな風に一人ではできないことを成し遂げるためにあるのだと思います。「みんながいたから」と心の底から言うことができて、全員で喜びを分かち合うことができました。店長の「鴨頭のおかげだ」という言葉に対し、僕は「店長が任せてくれたからです」。僕がスタッフに「みんなのおかげ」と言うと、みんなは「鴨頭さんが頑張ったからですよ」という返事。全員で感謝の交換をすることができたのです。やったことは、お店の掃除です。ただそれだけのことです。でも、そこには達成感がありました。感動がありました。そして感謝が生まれました。どんな仕事でも一生懸命やれば必ず伝わる。そして必ず感謝の交換につながるのです。

・今思えば、何度も言って聞かなければ見捨てられても当然です。いや、通常は2、3回言っても行動が変わらなかったら「何回言ってもわからない奴だ。やる気がないんだな」と諦められてしまうのが普通でしょう。しかし、何度も伝えてくださったことで自分も気づくことができ、変わることができたのです。僕はこの先輩マネージャーから「何度でも同じことを伝える」ということの凄さを教えていただきました。ある意味淡々と繰り返し伝えてくださったことで「自ら自分の行動を変える」という変化が起こせたし、本質的に気づけたのだと思います。もしも、1回で変えてやろうと思えば、会社の上司であれば、できるのかもしれません。たとえば、大声で怒鳴りつける。こうすれば「もう怒られたくない」という心理が働いて、1回で言うことを聞いたかもしれません。でも、それでは「本質的に気づく」ことはなかったかもしれないと思うのです。人は外からの力では本質的に変われません。自分を変えられるのは自分だけなのです。でも、何度も淡々と同じことを伝えてもらったとき、僕は「自分が間違っているかもしれない」と自分で疑いを持ち、自分で行動を変えてみたのです。そして、次の日にお店で働くクルーたちの活き活きとした姿を見て、自分で気づくことができたのです。

・評価者は、店長や本社の人ではなく、毎日来てくださるお客さまなのだ、と。サービス業とは、毎日出会うお客さまに、少しでも元気になっていただきたい、笑顔になっていただきたい、幸せな気持ちになっていただきたい、そんな自分の内側からあふれ出るホスピタリティの気持ちを伝え続ける仕事なんだ!そう気づくことができたのです。

・弱い部分があったからこそ自分の意識を高めることができたし、弱いところがあったからこそ助けてもらう必要があり、周囲と親しくなることができたのです。”弱さ”は考え方と行動次第で、”強さ”に変えることができるのだと気づくことができました。このことに気づくと「問題は問題ではなく、成長のチャンスでしかない」、そんな風にも思えてくるのです。

・僕がいくら正しいことを言っても、みんなその通りにしませんでした。今ではその理由がわかります。当時の僕は「正しいことを言えば、正しいことをやってくれる」と思いこんでいたのです。でも、人はそんな風にできていません。人は、感情に従って行動を選択しているからです。しかし僕は、自分がいってもその通りに行動変えないで、自分の思い思いの手順で相変わらず効率のよくないオペレーションをしているスタッフに、もっと言ってきかせなければ!と、さらに指摘をしまくるようになっていきます。空回りがさらに加速していたのです。

・当時の僕は「他人を変えよう。どうにかして変えてやろう」、そう思っていたんです。でも、他人を変えることはできません。できないことにエネルギーを使い、消耗し、やがて病んでいったのです。変えられないことにエネルギーを使い、消耗し、やがて病んでいったのです。変えられないことにエネルギーを使い、自分が求めているものと現実とに大きなギャップが生まれ、それが改善されていかないからストレスを感じる。世の中のほとんどのストレスはこの、変えられないことにエネルギーを使う行為から生まれています。まさにこの時の僕は”他人を変えよう2という変えられないことにエネルギーを使い、消耗し、ストレスを感じ、求めていなかったハズの人生を歩んでしまうことになったのです。

・「そうだ!まずは自分が悪かったということを飲み込もう。そうすれば、解決方法は必ず見つかる。そして、自分が変わらなくてはならない。この失敗の教訓を必ず次に生かそう!」そう考えたのです。

・これは衝撃でした。僕だって店長ですから、たくさんのキャンペーンの企画を提案してやってみました。でも、全く当たらないんです。でも、クルーの方の提案は見事に的中してセールスをぐいぐい押し上げていくのです!そうです、僕はこの店で初めて知ったのです。本当にお客さまの情報を持っているのは、社員である自分より、お客さまと同じ生活をし、お客さまと毎日接しているアルバイト・スタッフさんの方であることを。

・この店は究極のチームになっていました。まさに「全員が店長、全員が経営者のチーム」です。全員がこの店の未来を自ら考え、提案し、運営し、お客さまに喜んでいただき、店舗と会社に貢献する喜びを味わってしまったのです!この店は、そんな素晴らしいアルバイト・スタッフのおかげで、2年間で月商が2.4倍のお店に育っていきます。オープン当初大赤字だったお店が黒字転換しただけでなく、マクドナルド全社に影響を及ぼすような「奇跡の店」へと成長していったのです。

・わずか2年前、僕は自他ともに認める日本一最低な店長でした。仙台一番町店というお店で、誰のことも信じることができず、スタッフのモチベーションを下げ、お客さまの信頼を裏切り、売り上げと利益を落としに落としました。そんな僕を青森県弘前市のスタッフは日本一の店長に育ててくれました。本当に感謝しかありません。では、青森県弘前市の店長であった僕と、その2年前の僕とでは、いったい何が違ったんでしょうか?知識が増えたのでしょうか?熟練度があがったんでしょうか?違います。変わったのはたった1つだけなのです。信じられるかどうかではなく、信じると決めてしまう。このたったひとつの誓いが、僕のマクドナルド人生を変えてくれました。少し前までは、すべてを否定しまくって誰も信じない店長でした。しかし”信じる”と決め理想を共有したことで、会社に貢献できる店長へと変身することができたのです。すべての根底は”みんなが大好きだ!”ということ。あとは枝葉だと気づいたのです。

・その気づきとは、「委ねよう」でした。”お願い”や”業務の依頼”といった、一部を任せるのではなく、1店舗の将来をまるごと「委ねる」という取り組みのスタートです。組織で言えば、当然店長である自分が責任者です。つまり「責任は自分」という状況で部下に完全に委ねるという経験は、彼にとっても僕にとっても大きなチャレンジではありました。そして、このチャレンジはどうなったかと言うと、結論から言えば「良いことずくめ」でした。なぜなら、店舗の業績アップと人材育成のスピードアップ、そして部下の成長と僕自身の成長という、短期的成果と長期的成果のすべてが実現していくことになるからです。

・組織は人間の身体に似ています。真の問題点を解決しなければ堂々巡り。人もおなかが痛ければ腹痛薬、頭が痛ければ頭痛薬を服用しますが、不規則な生活や食生活を見直さなければ、本当の意味で問題を解決することはできません。組織もこれと同じで、目に見える問題、例えば店が汚れている、応対が悪い、入れ忘れが多いなどの問題をただ現象面で捉えて改善しても、一時的な改善にしかならず、やがて同じ問題が巡ってきます。現象面で問題を発見したら、その問題の根本はどこから来ているのか、どことん深く考えると、スタッフのモチベーションが低く退職率も高い、さらにスタッフの派閥争いがあるといった真の問題に直面します。このお店の場合、最も深奥にあったのが、社員の中が悪いということだったのです。社員の言うことがバラバラで、誰の言うことを聞いてよいのかが不明確で、お店の中が混沌として運営に支障をきたし、スタッフ一人ひとりがストレスを抱える。すると先述のような、チームワークの悪さ、サービスの時間の長さ、アルバイト・スタッフの派閥争いといった、目に見える問題が職場環境に現れて来るのです。目に見える問題の根本を探り、一つひとつ確実に解決すること。これがとても大切なことだと思い知らされました。

・そのときに店長の僕がどんなことをしていたか、お教えしましょう。毎日一生懸命にハンバーガーをつくって、最高の笑顔で接客をして、掃除をして・・・などは一切しておらず、ただひたすらにビデオカメラを持って、スタッフの働く姿を撮影していました。ビデオをまわしながら、接客中のカウンターでは「そのスマイル!ホントに最高だね、お客さまメチャメチャ幸せになっちゃうねぇ!」とか、厨房でハンバーガーにケチャップを打つ仕事をしているスタッフには「何そのケチャップの撃ち方!そんなに早くてキレイに打てるの君だけだよ。たぶん日本一だと思うよ!」、さらに倉庫で資材整理をするスタッフには「そんなに素早く丁寧に整理してくれてたんだね。知らなかったよゴメンね。本当にありがとうね」といちいち語りかけるんです。そして撮りためた映像を自分で編集して、カッコいい音楽を付けて、全員を集めて大きなスクリーンで大音量で流して、みんなで泣くんです。それが恒例になっていました。

・その映像はダビングして、「お父さんやお母さんと一緒に見てよ」とスタッフにプレゼントしました。すると両親から手紙が届くようになったのです。「うちのグウたら息子があんなにキビキビと仕事をしているなんて、想像もつきませんでした。店長さん、ありがとうございます」「娘は人見知りで、初めて会った人に目を見て挨拶のできない子でした。その娘があんな笑顔で接客できるようになるなんて、考えられません。店長さん、娘を採用してくださって本当にありがとうございます」それらを読んだときに、僕は”やっとなれた!”と思いました。自分はずっと、そんなマクドナルドの社員になりたかったのです!

・人はみな、無限の可能性に満ち満ちています。その自分の可能性に気づき、自分に「YES!」を出して生きた時、自分にすら想像もできなかった新しい自分に出会う時が必ずやってくる。そんな素晴らしい体験を、マクドナルドで働く中で、一人でも多くの人にしてもらいたいのです。毎日、「自分のやっている仕事は人の役に立っている!なんて素晴らしい仕事をさせてもらってるんだ!」と感じながら働く。そんな喜びに満ちた、素敵な働き方が誰でもできるんだという大切なことを、伝え続けていきたい。人は働くことを通じて、生まれてきた意味、自分の価値、使命に生きる喜びをつかむことができます。僕にとってマクドナルドは、それに気づかせてくれた素晴らしい場所でした。

・「結局前は何になりたいんや?」僕が、この究極な問いに答えられたのは、42歳になった時でした。なんと約2年間もかかったのです。「ボス!わかりました!僕は・・・人気者になります!有名人じゃなくて人気者です。つまり、出会ったすべての人に「ありがとう!おかげで素晴らしい人生になった!」と言われるような価値ある人生を生き抜きます!」そう言い切った時から、僕の新しいチャレンジが始まったのです。世の中に、自分にしかできない価値を提供する。そんなチャレンジをしようと自分に誓いました。その為には、「これだけはやらずには死ねない」という圧倒的な強い思いに生きていくことが、最も大切な選択だと思うようになり、そこでひとつの自分自身の核に気づいたのです。

・ハッピーマイレージは、サービスを受ける側であるお客さまが、サービス業で働く人を「承認」する活動です。笑顔の素晴らしい店員さんに「元気をもらいました!ありがとう!」とお礼を伝えて「ハッピーマイレージの赤いカード」を渡す。そのカードと承認のメッセージをお客さまから受け取ったサービスパーソンは、次のお客さまをお迎えするとき、もっともっと素晴らしい心からの笑顔を伝えてしまうのです。そうやって、ハピネスのペイフォワードをお客さまから伝えていく活動がハッピーマイレージです。僕の命の限り続けていく使命なのです。毎日、お客さまに少しでも笑顔になってもらいたい、少しでも元気になってもらいたい、幸せな気持ちになってもらいたい。そんな素晴らしい価値を提供してくださっているサービス業で働くみなさんが、自分のその素晴らしい存在価値に気づいて、毎日を輝いて働ける「未来のスタンダード」をたくさんの仲間と一緒に創っています。

<目次>
プロローグ サービス業は天使の仕事
第1章 マクドナルドのアルバイトは、なぜニコニコして働くのか
  1 肩書きではなく、仕事の価値は自分が決める
  2 逃げさえしなければ、できないことはない
  3 本当の愛情は、必ず伝わる
  4 最高の挨拶は、最高のリーダーシップを発揮する
  5 限界を超えるチャレンジにこそ意味が見える
  6 人生の歩み方は、自分自身で定める
  7 相手の立場で考え伝えたことは、必ず成果につながる
第2章 社員の最高の報酬は、お客さまの笑顔
  8 一生懸命は、やがて感謝の交換につながる
  9 上司の仕事は、舞台監督のように縁者を輝かせること
 10 「報連相」には、たくさんの気づきが隠されている
 11 仕事の本当の評価者は、上司ではなくお客さま
 12 弱さは強さに変換できる
 13 自分のために頑張ってもらえる人間になる
第3章 店長の仕事は、楽しい職場をつくること
 14 失敗を生かして自らを変える
 15 理想は共有すべきものである
 16 働く価値の置き方で、人生が良い方向に向く
 17 重要なのは問題の”根本”を解決すること
 18 人は誰もが期待され、貢献したいと思っている
エピローグ サービス業で世界を変える

面白かった本まとめ(2013年上半期)

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「I Kousya(アイコウシャ)(東京 水道橋)」で本格的ハンバーガーを楽しみました!

2013年07月03日 01時00分00秒 | 外食
<水曜は食べ物のおはなし>

 東京の水道橋近辺で美味しいものはないかと食べログで検索すると、「I Kousya(アイコウシャ)」というハンバーガー屋の評価が高いので、行ってみました。
 本格的アメリカンなハンバーガーを提供するようです。

 場所は、JR水道橋駅の東側で駅から徒歩1分とすぐです。
創業は2003年とのことです。元は牛乳屋さんだったようです。

1img_8637
↑店構え

 店内は、入口の上の方に雑誌LIFEの表紙?も飾られていて、アメリカンな感じですね^_^)

2img_8628
↑店内

3img_8636
↑店内

 さっそくメニューを見て、アボガドバーガーのレギュラー997円を注文します。
アボガドが健康に良く美味しそうなので、最近はよく注文しますね。
ハンバーグはビーフ100%手ごねのパテで、レギュラーは100gのパテとのことです。
ちなみに、ラージはパテが150gで1207円、ダブルはパテが200gで1417円です。
それぞれ約200円増しですね。

 ハンバーガーにはそのほかにレタス・トマト・オニオン・タルタルソースが含まれ、自家製のポテトチップスとピクルスが付きます。

4img_8629
↑メニュー

 しばらくして、アボガドバーガーが運ばれますが、このお店では完成系を提供するのではなく、上に置くパンや野菜は別に置かれるんですね。
 ケチャップやマスタードを好きなようにかけるためでしょうか。
そしてアボガドの上に赤茶色のナツメグがたっぷりとかけられていて驚きました!

5img_8633
↑アボガドバーガー

 どうやって食べるか少し考えてしまいますね^_^;)
ひとまずポテトチップスを食べますが、厚切りで、ほどよい固さで歯触り良く、塩も効いて美味しい!
この厚切りは嬉しいです!
そしてピクルスも良い歯触りで水分も十分で美味しい!

 そして、おもむろにアボガドの上にレタスやトマト等の野菜を置き、ゴマもちりばめられて適度に焼かれているパンを重ねて、横に置かれた白い紙袋の中にその合体されたハンバーガーを入れて、そしてテーブルの上に置かれたケチャップをかけて、ハンバーガーを押しつぶします。

 かなりハンバーガーが大きいので、口を大きく開けて「がぶっ!」とかぶりつきます。
 この瞬間が嬉しいですよね~。
ハンバーグとケチャップ、アボガド、パンが融合して美味しい~!
これは堪りません!
そして、新鮮シャキシャキ水分十分なレタスにタルタルソースがたっぷりかけられていて、これまた美味しい!
タルタルソースがとても美味しく感じましたね!

 想像以上にアボガドバーガーを堪能しました!
美味しかったです!

 ぜひ水道橋駅近くに来た際には、この「I Kousya(アイコウシャ)」のハンバーガーをおすすめします!

 東京ドームに行った際には家族を連れて行きたいと思いましたね。

美味しかったものまとめ(2013年上半期)

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アイコウシャ

夜総合点★★★☆☆ 3.8
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関連ランキング:ハンバーガー | 水道橋駅神保町駅九段下駅



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JR水上駅での蒸気機関車(C61)はとてもオススメ!

2013年07月01日 01時00分00秒 | イベント・外出
<月曜はお勧めなおはなし>

 稼働している蒸気機関車(C61)が見れるとのことなので、群馬県のJR水上駅へ行ってきました!

 12時と15時に蒸気機関車(C61)が到着・出発するようなので、11:30頃にJR水上駅に行ってみました。
 JR水上駅には無料の駐車場がありましたね。

 駅員さんに訊ねてみますと、12:04に蒸気機関車が到着し、客車を切り離して約300m離れた転車場へ行き、その転車場のほうがよく蒸気機関車を見れるということなので、歩いて転車場まで行き、待つことにしました。

1img_8769
↑転車台広場へのアクセス案内


 転車台広場には、D51(デゴイチ)が置かれていて驚きましたね。
少し朽ちてはいますが迫力があります。

2img_8770
↑D51

 そしてD51やC61の案内がありました。
C61は現在稼働している蒸気機関車で、1949年(昭和24年)に製造されたようです。
ずいぶん古い蒸気機関車ですね。

3img_8790
↑D51の説明

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↑C61の案内

 それから観光地によくある顔出しの記念写真撮影場所があってそれを楽しみ、そして転車台を見ます。
これからこの転車台に蒸気機関車が乗って回転するとはワクワクしましたね。
動く蒸気機関車を目の前で見るのは生まれて初めての体験です。

5img_8793
↑転車台

6img_8794
↑転車台の説明

 そして「ボーーッ」と蒸気機関車の汽笛がなり、谷間に響きます。
しばらくして、右側から白い煙を吐き、車輪が大きく、石炭満載で、客車をはずしたC61がゆっくり現れて感動しました!

7img_8795
↑C61蒸気機関車が現れる!

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↑C61の真横

 車輪がかなり大きく、力強いのは嬉しいですね。
動き始めは車輪が空回りもしたようです。
 そして撮り鉄のみなさんがが現れました。
みんな水上駅の方に最初はいたんですね。
我々も最初は水上駅にいれば良かったかと少し悔やみます。
到着や客車切り離しなど見たかったですね。

 それから転車台のところにC61がゆっくり来て、そしてゆっくり方向転換をします。
それにしても汽笛がかなり大きな音で、そのたびにいちいちびっくりしてしまいます^_^;)
また「ドッドッドッ」という音も力強くていいと思いましたね。

9img_8803
↑転車台に乗る

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↑転車台で回転

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↑転車台で回転

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↑転車台で回転

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↑転車台で真正面

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↑転車完了

そして、方向転換した蒸気機関車はまたバックして線路に戻ります。
そして空の転車台が回転して元に戻ります。

15img_8828
↑転車台正面

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↑転車台が戻る

 それから機関車が定位置まで運ばれ、しばらくそこに止まるためか、そこで水や灰を出したり作業が始まりました。
なかなかアナログな作業の連続で興味深かったですね。

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↑機関車の水出し

 また、隙間から機関車内で石炭が燃える赤い炎が少し見えて嬉しかったですね。
石炭が燃える臭いが懐かしい~。
小学生の頃、自宅の風呂釜を石炭で燃やしていたことを思い出しました^_^;)

18img_8840
↑機関車の炎

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↑C61斜め正面

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↑C61正面

それから女性のJR職員二人により記念写真を撮ってもらいます。
運転手用の帽子やC61のプレートも用意されていて、帽子を被り、プレートを持って、持参のカメラで写真を撮ってもらいます。
このサービスは嬉しかったですね。
みんな並んで撮影してもらいます。

それからJR水上駅の方へ歩いて帰っていると、C61と切り離された客車がありました。

21img_8861

↑客車

 JR水上駅では、無料でC61の力強い車輪の動きや大きな汽笛などを体験でき、また転車台での転車などを見れて、とてもオススメです!


お勧めなお話(2013年上半期)
自動車保険を安く!

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