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「「学び」を「お金」に変える技術(井上裕之)」という本はとてもオススメ!

2013年08月30日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

「「学び」を「お金」に変える技術」の購入はコチラ

「「学び」を「お金」に変える技術」という本は、歯科医師だけでなく世界中のさまざまな自己啓発、経営プログラムなどを学び続け、現在はセミナー講師としても全国に飛び回る著者が書いたものです。

 人生を確実に成功に導くものは「学び」で、この本ではその学びの方法や考え方・時間管理・人間関係・習慣などについて、とても分かりやすく説明しています。

 主に以下について書かれていて、特に楽しく勉強することや、時間管理を大切にしコツコツ良い習慣をもって進めること、感謝や笑顔・スポーツ・教養が大切、周りに自分の目標などを伝えること、教えることが学びを強化、アピールすることが大切、そして勉強したことを社会に役立てればお金につながるについては共感しましたね。

・自分で仕事を天職に育てるほどのめりこむこと
・どんなセミナーを受講すべきかの答えは自分の中にある
・苦しい努力、つらい努力はせずに楽しく勉強すること
・時間管理をアップするには7つのことを守る
・計画通りコツコツと進め努力すること
・テレビによって貴重な時間を奪われないこと
・自分以外に頼めることは頼む
・学びに投資したものは損をすることはない
・勉強し続けると、追いかける人はいなくなるのでトップランナーになれる
・この世の中で起こることはすべて、自分の心の反映
・最高の人生ビジョンは社会福祉に生きること
・社会的な地位とは無関係にその人に引きつけられるかで選んで付き合うと人間関係について悩むことは減らせる
・運気の高い人とともにいること
・必死になって学びたいのならライバルの存在はこれ以上にない
・多くの人に支えられ助けられているのだから感謝することは大切
・笑顔を磨くことは大切
・達成感の喜びを味わい努力中毒になるとよい
・スポーツでがんばった人のほうが勉強でも仕事でも成果が出やすい
・本やセミナー、イベントなども出会った時が出会うべきタイミングなのでその機を絶対に逃さないこと
・本を選ぶにはTOPPOINTが参考になる
・出かけるときは最低でも3冊以上本をもつ
・一流の人材は、幅広い教養を身につけている
・努力することを通して自分を制御することを身につけることが本当の成果
・小さなことにも全力で取り組むこと
・とにかく本気になって勉強すること
・人生は毎日の生活の積み重ねだから良い習慣をつけること
・夢や目標のベクトルを自分中心から他者に役立つこと、社会に貢献することに切り替えること
・自分はどう願っているのか、どういう人物を目指すのかそれを絶えず語り続けることが大事
・学んだことを本当に身につける最高の方法は教えること
・自分の存在をいかに魅力的にアピールするかが大事
・仕事に本気に取り組み、世の中のため、人に貢献することを最大の喜びとして生きれば、その評価として必ず相応の報酬を手にすることができる

「「学び」を「お金」に変える技術」という本はとてもオススメです!
以下はこの本のポイント等です。

・1億円プレイヤーをめざす。そのために、いま、どんな仕事をしているかは大した問題ではありません。大事なのは、どんな思いで仕事をしているかです。「これこそ自分の天職だ」と確信できるぐらいいまの仕事が好きで、のめり込んでいるかどうか。それが大事なのです。私は天職は誰かに与えられるものではなく、自分で天職に育てていくものだと考えるようになりました。

・どんなセミナーがいいか。なんのセミナーを受講すべきか。私の経験が教えているように、答えは自分の中にあるのです。資格の勉強でも、語学の勉強でも懸命に学んでいくと、しだいに学びの感度が鍛えられていくのでしょう。少し学びだすと、関心がそちらに向くことから、それまで見逃していた雑誌やインターネットの広告、一度参加したセミナー主催者からのDMなど、セミナーの情報はいくらでも手に入るようになります。その中からどれを選ぶか。自分がちゃんと教えてくれるのです。数ある情報の中で、なぜか心惹かれるセミナーとか本は、自分が潜在的に求めていたもの、あるいは求めていたものに強くつながっているものです。ベストアンサーは、常に自分の中にあります。

・苦しい努力、つらい努力はしないほうがいい。いえ、してはいけない!のです。私が常に勉強をしているのは学ぶことが好きだから。楽しくてしかたがないから。勉強しているときがしあわせで、心の奥底から充足感が湧き上がってくるからです。だから、普通イメージするような苦しい努力はしませんし、したいことを我慢して勉強することもありません。その意味では「努力」は一切していません。「したいから勉強している」「楽しいから学んでいる」ので、苦労や我慢、つらい努力とはまったく無縁です。

・次の7つを守ると、「時間管理」のスキルは高水準にアップグレードできます。
 ①優先順位を決める
 ②新しいことをはじめるときは、現在、行っているものの一部を捨てる。
 ③できないこと、苦手なことはムリしてしに。
 ④したいことだけをする。本当にしたくないことは断る。
 ⑤取り組むときは、真剣に、集中して行う。
 ⑥スキ間時間をムダにしない。どんな小さな時間でも活用する。
 ⑦常に本気で生きる。明日はないという気持ちで取り組む。

・10代、20代、30代・・・と各段階でやるべきことをきちんと果たし、一段階ずつ積み上げていかなければ、高い頂点に到達することはりえません。私の年齢で、開業してから20年に満たない時間でここまで大きな成果を得られたのは、運がよかったからではなく、一歩一歩戦略どおり、計画どおりに私が進めてきたからです。緻密な計画と、それを実現するための真剣な努力。それを怠らずに実行してきた結果が、今日の私の姿です。

・NHK放送文化研究所の「2010年国民生活時間調査」によると、1日のテレビ視聴時間は平日平均で3時間28分。最近、テレビ離れが進んでいるといわれているにもかかわらずです。新聞は19分、雑誌・本は13分。テレビは圧倒的で、メディアの王様の座は不動です。逆に考えれば、テレビによって貴重な時間を3時間半近くも奪われてしまっていることに愕然としませんか?ながら視聴をする人もあるでしょうが、食事の後など、うっかりしていると、1時間ぐらいテレビに気をとられてしまうことはよくあります。ある知人は見たい番組は録画してしまい、基本は早送り。大事なところだけノーマルスピードで見る。この方法で1時間番組は30分以下で、十分楽しめるといっています。

・自分以外の人に頼むことができて、しかも彼らのほうがよくやってくれるとしたら、自分でやる必要はない(ヘンリー・フォード)

・最近もリーマンショックをきっかけに、ヨーロッパの金融危機と投資環境は悪化の一途をたどっています。こうした例からも、不動産や株式などの投資はいかに不確実で、時を得なければ、あっけなく無(ゼロ)に帰す、いや、大きな損失(マイナス)を招きかねないものだとわかります。それに対して、学びに投資した場合は、絶対に損をすることはないのです。学びの成果は確実に自分自身のものになり、一生、マイナスになることはありません。そのうえ、経験を重ねることによってどんどん磨きあげられていき、付加価値が加わっていくのです。

・以前、1回18万円という高額のセミナーを受講したことがあります。1年間12回で1つのコースになっていたので、参加費用はトータルで216万円。さすがに定員12名の少数精鋭主義というか、あまりに高額で参加者が少なかったのか、会場に顔をそろえた受講生は8名。比較的若いのは私ともう一人ぐらい。残りは50~60代。大手企業のトップ経営者ばかりでした。しかもこのセミナー、講義らしい講義があるのは午前中だけで、午後からはグループに分かれてフリートーク。1回18万円もとっておいて、半分はフリーディスカッションかと思ってくらいでした。でも、このディスカッションがすごくよかったのです。なんといっても、メンバーの多くは年商数百億~数千億円の大企業のトップ経営者なのです。それまで出会っていた年商数十億~100億円という経営者とはまるで格が違います。年商数十億~100億円クラスの経営者には、たたき上げの人に共通するすさまじいばかりの情熱があり、大いに刺激を受けてきました。年商100億円までなら仕組みがなくても情熱だけでなんとかいける。そんな印象をもち、私もまず、そこをめざしていこうと自身も得られました。ところがそこから1ケタ上がると、人としての器が違ってくるのです。経営者として優れているだけでなく、それぞれが人間的なオーラを放っている。親しくなって話をすると、みなすごい人格者なのです。それだけの人間力がないと大企業を引っ張っていくことはできないのだと圧倒される思いでした。

・参加者の一人、その方も大手企業の社長さんでしたが、この方から、「井上君、50歳までは勉強をしなさい。そこまで勉強を続ける人はいないから、50歳まで勉強していると、もう後を追いかけてくる人はいなくなって、まちがいなくトップランナーになれますよ」といわれた言葉はいまも脳裏に深く刻み込まれています。

・「鏡の法則」をご存じでしょうか。この世の中で起こることはすべて、自分の心の反映なのです。同じ金額を使うのでも、常に社会のため、人のために貢献できるようにと心している人にはちゃんとリターンが返ってくるのは、この法則が働くからです。

・彼らが描く最高の人生ビジョンは社会福祉に生きることなのです。カネギーもロックフェラーもビル・ゲイツも、ビジネスを大成功させると、次の生き方の軸足を社会福祉に移しています。お金はこうした使われ方をしたとき、本当の価値を発揮するのです。もともと、ビル・ゲイツの素顔はかなりの倹約家だそうです。何度も世界一の大金持ちに輝きながら、お金をじゃぶじゃぶお湯水のように使うことには関心がなく、むしろ、倹約することをゲームのように楽しんでいるというから痛快です。富は社会に還元する。こうしたことをドリームといってのける国民性は偉大です。カーネギーホールに足を踏み入れるたびに、私はその精神を胸いっぱいに吸い込むようにしています。

・その人の社会的な地位とは無関係に、その人に引きつけられるかどうか。そういう人を選んで付き合うようにしていけば、人間関係について悩むことはぐんと減らせるはずです。

・もっとも簡単に目に見えるほど確実に運気を高める方法は、運気の高い人とともにいることです。

・人付き合いと自分がなすべきことをどう選び分けるのか。群れから飛び出す。私はそう決めていたので、選択に迷うことはありませんでした。でも、要所要所の付き合いはみなと、とことん楽しみました。ただし、だらだらと長引かせない・・・。マイペースを守りながら、人間関係を最低限キープするだけの時間は確保する。自分自身の人生なのです。確信をもって自分のやり方をしていれば、周囲はちゃんと認めてくれます。付き合いが大事、人間関係が大事というのはわかります。でも、それを勉強を妨げる理由にしてはいけないし、また、その理由にはなり得ません。

・もし、何かを必死になって学びたいのなら、ライバルの存在はこれ以上ない、よき刺激となるものです。学びに疲れたり、何かに気を取られそうになったような場合も、「こうしている間もライバルは学んでいる」と思えば、怠け心に歯止めをかけられます。よきライバルがいるとかそくする。これは、大人の学びにとって、とても大きな事実だと思います。

・学べば学ぶほど、あまりにも微力であることに気づいていく。無限の可能性を秘める存在でありながら、一方で自分の非力さを完膚なきまでに知らされる。学びの行き着く先は、自分は多くの人に支えられ、助けられているというもう一つの事実への気づきです。それに報いるのは感謝しかありません。私はどんな場合も、「ありがとう」と感謝の言葉を真っ先に口にするように習慣づけています。

・アメリカのあるビジネススクールでは、全課程の最後に「笑顔」というカリキュラムが組み込まれているそうです。笑い顔を見ると、その人の品性や知性がよくわかります。私も最高の品性と、最高の知性をしのばせる笑顔を身につけることを目標に、いまも毎日、笑顔を磨き続けています。

・北海道の冬の寒さははんぱではありません。その寒さの中で卓球の朝練。放課後もあたりが真っ暗になるまでひたすらラリーやサーブの練習です。試合では強烈なスマッシュとかオーバーアクションのサーブなど華やかなプレイの応酬ですが、ふだんの練習は単調な基礎練習をうんざりするほど繰り返します。あとはランニングや筋トレ。地味でつらい努力を強いられる毎日の連続です。その甲斐あって、中学校のときには入学後はじめての大会に第1シードで出場し、優勝杯を手にすることができました。そのうれしかったことはいまでも忘れられません。目標を掲げてがんばる。結果がついてくる。最高の喜びを与えられる。この経験から、地味でつらい努力の記憶は目標を達成したその一瞬で消え去り、はかりしれない大きな喜びに変わってしまうことを身をもって知ったのです。達成感の喜びは一度知ったら忘れられません。何度でも味わいたくなり、そうなるといい意味での”努力アディクション”になってしまいます。

・スポーツで頑張った人のほうが勉強でも仕事でも、より成果が出やすい。私は自分の体験からそうした傾向を顕著に感じるのです。スポーツ経験者がなぜ、後に大きな力を発揮するようになるのか。その理由は、スポーツは肉体だけでなく、精神的にも強固なものを求められるからでしょう。スポーツは勝ち負けや記録など、誰の目にもはっきりした結果が出るので、ごまかしも言い訳も絶対にききません。自分との戦いを通じて、本質的な人間性を鍛えていくからだと思います。常に、自分自身の真の力を突きつけられる。才能不足、努力不足から目をそむけることも許されません。そうした体験から、人生は自分の力で生きていくほかはないということを強く自覚させられます。

・人との出会いと同様、本やセミナー、イベントなどとも、出会ったときが出会うべき最高のタイミングなのです。その機を絶対に逃さないこと。しばらく、読む時間が取れず”つん読”になってしまったとしても、手に入れた本はその瞬間から、潜在的な力になります。

・最近は、「できるだけたくさんの本にふれたい。それも時間をかけないで」という矛盾した思いを叶えてくれるシステムがあります。「TOPPOINT」もその一つ。「TOPPOINT」は毎月数多く出版される新刊書の中から一読の価値がある本を紹介している本のガイドブックで、1987年の創刊以来、この雑誌を手がかりに良書と出会い、効率のよい読書習慣を確立している人はかなりの数にのぼると聞きます。取り上げる本はビジネス書、ノンフィクションが中心で、中でもビジネス書のウエイトが高いようです。毎月、100冊前後の新刊書を熟読し、その中から新しい発想やアイディアが光る本など10冊を厳選。その10冊の内容が4ページ分に凝縮されて掲載されています。

・出かけるときは最低でも3冊以上の本をもって出かけます。”つん読”にしてある本や、以前読んだ本が出番となるチャンスです。移動時間は忙しい人にとって、最高の読書時間です。

・一流の人材といわれる人は、専門的な知識やスキルだけでなく、幅広い教養を身につけており、その教養が専門的な知識やスキルをさらに磨きあげ、本物の光を放つようになるのです。

・物理学やITなど、鋭い頭のよさが求められる領域でも、教養の深いことが研究成果を高めるうえで大きな力をもつと聞きます。アインシュタインはヴァイオリンの名手で、旅行にも必ずヴァイオリンを携えていき、歓迎会の席ではよくヴァイオリンの演奏を披露していたそうです。物理学を研究するときも、”よく、音楽で考える”といっています。アインシュタインにとって仕事と音楽は補完し合う関係にあり、音楽で感情が揺さぶられることが引き金になり、物理学の発想が自由にはばたくこともしばしばあったと伝えられます。

・努力の本当の成果は、努力することを通して、自分を制御することを身につけていくことではないでしょうか。人生はあまりにも誘惑に満ちています。寒い朝ならば、ベッドから起きあがるためだけでも、自分との戦いに勝たなければなりません。誘惑は仕事中にも容赦なく襲ってきます。そんなとき、誘惑に心揺れる自分をどう制御し、自分で自分に恥じない仕事をやり通すか。夜ともなれば、誘惑はさらにグレードアップするでしょう。そうしたことに次々と打ち勝って、本来、めざすものに向かって進んでいく。勝利はこうした内面との葛藤に打ち勝った者のみに与えられるのです。

・学びの成果も、まさに微差を追っていくことにより、達成されるのです。一見、小さなことに全力で取り組むことを忘れるな。小さなことを一つやり遂げるたびに人間は成長する。小さなことをきちんとこなしていけば大きいことは後からついてくる。デール・カーネギー

・私の勉強法の特徴は、「とにかく本気になって勉強する」ことに尽きます。あるテーマに絞り込み、その時期はそのテーマに関して徹底的に勉強します。徹底的に学べば、そこから必ず、成果につながる道が見えてきます。勉強してモノにならないという人が多いのは、モノにならないような学びしかしていないからです。

・人生は毎日の生活の積み重ねです。生活は習慣からつくられることが多いのですが、その習慣は性格に起因してつくられることがほとんどです。誤った生活習慣を続けていると生活習慣病になってしまうように、誤った生活習慣は人生をゆがめてしまいます。このゆがみが、運が悪い人の運命なのです。運命をよい方向に向かわせ、パワーアップするのはそれほど難しいことではありません。夢や目標のベクトルを自分中心から他者に役立つこと、社会に貢献することに切り替える。このシフトができれば運命は好転し、その後の運命はさらに上昇気流にのっていきます。

・自分はどういう自分になることを願っているのか。どういう人物をめざしているのか。それを絶えず、語り続けることが大事です。語った言葉は何よりも先に、自分の潜在意識に思いを浸透させます。「ウソも100回いえば真実になる」のです。言い切ると自信が生まれ、言い切るたびに自信が強化されていき、ついには絶対的な確信へと昇華します。その絶対的な自信はまわりの人々を動かし、潜在意識も働くようになり、夢は確実に現実のものになっていきます。

・学んだことを本当に身につける最高の方法は、教えることです。教える側に立つと、自分では理解できていたつもりのことが十分わかっていなかったと気づくことがあり、学びを徹底できるからです。

・積極的に自己アピールする姿勢がなければ、誰もその人の存在に気づいてくれません。「学び」をお金と結びつける最初の一歩は、自分の存在をいかに魅力的にアピールするか、なのです。声をかけられたら、グジグジしないで、明るい声で「やります」「やらせてください」と答えることです。

・私は、1億円プレイヤーとは、それぞれの領域の仕事に本気で取り組み、そのスキルもマインドも磨きあげられ、世の中のため、人に貢献することを最大の喜びとして生きている人だと考えています。そういう人ならば、その評価として、必ず、相応の報酬を手にすることになると確信しています。

<目次>

はじめに 学びへの投資を回収できる人、できない人
第1章 人生、すべての問題は「学び」で解決できる
  学びで運命を開いていく
 この世の法則を知っているか、知らないか
 1億円プレイヤーになる勉強法とは?
 手はじめは自分の専門分野の勉強から
 成果を出すための意識を変える学び
 意識が変わると行動が変わる
 人間としてのステージを上げていく
 潜在意識の存在を知る
 原因と結果の法則はすべてにあてはまる
 成功のための「学び」とは何か?
 法則の活用法を間違ってはいけない
 富や豊かな人間に引き寄せられる
 どんな仕事も学びで天職に育てる
 セミナーは最高の学びの場
 何を学ぶか?答えは自分の中に!
 努力はしてはいけない
第2章 時間は無限大化できる
  学びの時間はこうして生み出す
 人生を制する時間管理7つの法則
 「いつか」ではなく「いま」との大きな差
 セミナーは最優先順位で参加する
 時間を2倍、3倍に増やす
 速読・速聴でスピードを数倍に
 時間効率を高める日常の工夫
 できる人は、24時間学びつづける
 同じセミナーが地元で開かれていても、東京に行く
 時間は買える!けっして高くない
第3章 「学び」の成果を”お金”に結びうける
  まず投資。リターンはそこから生まれる
 学びはリターンが確約された最高の投資
 借金もせずには成功できない
 大金を投じたからこそ得られるもの
 いいお金の使い方をすると人生が変わる
 本当のアメリカン・ドリームとは何か?
 お金をリスペクトする
 素直にお金に手を伸ばす
 真の豊かさを知ることは自分への先行投資
 ブレない評価基準をもつ
 お金を手に入れる最高のサイクル
第4章 学びと類友の法則
  よくも悪くも、人間関係は引きつけ合う
 人間関係では無理をしない
 「この人は!」という人を見きわめる
 苦手な人にはニュートラルに向き合う
 運気の強い人と一緒にいるだけでもよい
 人脈づくりはまったく必要ない
 マイペースでも人間関係は築ける
 ライバルがいる喜びと効果
 ただ感謝、ひたすら感謝
 笑顔も磨くことができる
第5章 1億円プレイヤーへの習慣術
  毎日の習慣こそ、成功者に近づく道
 達成感の喜びを体に刻む
 勝ちグセをつける
 安住は衰退の第一歩、常に成長
 ”つん読”でもいいから本を買う
 「TOPPOINT」を活用する
 いつも読むべき本を持参する
 いざというとき、教養の底力が出る
 自分を律して誘惑に勝つ
 微差が大差を生む
 本気で行動する
 あきらめる口実を探さない
 生まれもった運命を知る
 そのうえで運命をつくっていく
 地球儀サイズで発想する
第6章 1億円プレイヤーになる それは、明日かもしれない
  1日1日、豊かさに近づいていく
 自分をレアメタル化していく
 「ありたい姿」を絶えず語る
 積極的にカミングアウトする
 学んだ結果をシェアする
 学びながら、どんどん教える
 したいことは口に出す
 声がかかったら、イエスと即答する
 お金の磁石を手に入れる
 あなたは二極のどちらに属するか?
 思いは叶う。それは明日かもしれない


面白かった本まとめ(2013年上半期)

<今日の独り言> 
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割烹 よし田(福岡市)で鯛茶を堪能!

2013年08月28日 01時00分00秒 | 外食
<水曜は食べ物のおはなし>

 福岡市の西鉄・地下鉄の天神駅近くにある老舗「割烹 よし田」は食べログで評価が高いし、鯛のお茶漬けが昔から有名とのことなので、ランチに行ってみることにしました。
 建物はかなり古そうで、2階に案内されましたが、畳の和室で年季を感じます。

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↑店構え

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↑店内

さっそく卓上にあるメニューを見ますが、ランチなので約4種類とシンプルです。
当店名物の鯛茶or刺身定食or天ぷら定食orカツ定食から選べ、それぞれ1050円です。
鯛茶1.5倍も選択することができ、それは1570円ですね。
そのほか単品として天ぷら1050円や「いか・関さば・関あじ」の活造りも注文できるようです。
ちなみに「いか」はおそらく呼子のいかで、関さば・関あじは大分の佐賀関の豊後水道で獲れる魚ですね。いずれも名物です。
ここは迷わず鯛茶を注文します。

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↑メニュー

メニューの裏を見ると、鯛茶の召し上がり方の説明がありました。
最初の一膳は刺身として楽しみ、二膳目は茶漬けとして楽しんでくださいとのことです。

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↑鯛茶の召し上がり方

すぐにご飯がたっぷり入った大きなお櫃が運ばれます。
この大きさにはビックリ!
一応ご飯は食べ放題のようです。
そしてタレや海苔に漬かった鯛が運ばれます。
見た目は鯛はどこ?という感じでしたが、かなりの量の鯛の刺身が漬かっていました。
係の方が茶碗にご飯を装ってくれます。
そして大きな急須にはアツアツのお湯が注がれています。
これは鯛茶用ですね。

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↑鯛茶定食

さっそく、わさびを溶かして刺身として味わいますが、おぉぉ鯛の身が引き締まっていて、そしてワサビが効いて美味しい!
これがご飯によく合います!
旨い!
もうこれだけで十分という感じですね!

そして二膳目にはたっぷりとご飯を装い、そしてタレ付き鯛をご飯の上にかけ、そしてその上から熱いお茶を注ぎます!

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↑鯛茶漬け

鯛の刺身が乗った豪華な鯛茶漬けで、これがまた美味しい!
これは名物なだけはありますね!
どんどんお茶漬けが喉を通します!
私は最近少食なのでこれで十分でしたが、食べ盛りの男性は1.5倍を注文したほうが良いかもしれません。
「割烹 よし田」の鯛茶漬けはヘルシーだし、美味しくてよいと思います。
とてもオススメで~す!

美味しかったものまとめ(2013年上半期)

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割烹よし田

昼総合点★★★☆☆ 3.7
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「千葉市科学館」で楽しんできました!

2013年08月26日 01時00分00秒 | イベント・外出
<月曜はお勧めなおはなし>

 小学生の息子に科学を楽しんで欲しいと思い、千葉市科学館へ行って来ました!
 結論から言うと、想像以上に科学を楽しめる内容となっていて、そしてどれも最新のきれいな設備でとても良かったですね。
 またプラネタリウムも素晴らしかったです!

 千葉市科学館の場所は千葉市の千葉都市モノレール葭川公園駅から徒歩約5分のところにあります。
 初めてモノレールにも乗れ、嬉しかったですね。
モノレールは意外と静かで、そして高いところを走るので、景色がよく良かったです。

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↑千葉市科学館

 千葉科学館のフロアは7Fから10Fとなり、直通のエレベーターで7Fに行きますが、そのエレベーターの中の手すりは幻想的に青から紫色などへ変化しますし、天井は星空となっていてワクワクさせます^_^)

 その7Fで料金を支払いますが、常設展示の入館料は、大人500円、小・中学生100円で、プラネタリウムとのセットは大人800円、小・中学生160円となります。
たまたま訪れた日は常設展示無料でしたので、プラネタリウム大人500円、小・中学生100円のみ支払いました。


各フロアの案内は以下となります。

7F:エントランス
 ・プラネタリウム
 ・企画展示室
 ・サイエンスアート広場
 ・ミュジアムショップ
8F:ワンダータウン
 ・視覚・感覚の不思議
 ・光の不思議
 ・音の不思議
 ・数とかたちの不思議
9F:テクノタウン
 ・電気と技術
 ・都市と技術
 ・機械と技術
 ・ロボットと技術
 ・おもちゃと技術
 ・電波と技術
 ・デジタルと技術
10F:ジオタウン
 ・地球環境を探る
 ・自然環境を探る
 ・宇宙を探る
 ・自分を探る


 7Fは主にプラネタリウムで、サイエンスアート広場やミュージアムショップがありました。

 そして8Fまでエスカレーターで上がります。
8Fでは傾いた部屋が面白かったですね。
畳の上に寝っころがって、そして起きあがるのですが、急坂に落ちるような感覚になります。
 実は平面なんですけど、すごい錯覚でした!

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↑傾いた部屋

 それから光のプリズム実験では、光を分光でき虹色を見ることもできます。
 ただ、光を大きく分けるだけでなく虹色にも分解するというのはすっかり忘れていましたがすごいですね。

 またビリヤードでは、四隅の穴に白い球を落とすための角度を自動的に板面に示してくれて、便利だなぁと思いましたね。
実際に球が落ちると嬉しかったです!
ただ、これはキューがバネ式になっていて、それで球を当てるのがなかなか難しかったです^_^;)

 それから、振り子のようなものを使ってリサージュ図形を作るというのは感動的でしたね!
 最後にはきれいな図形が描かれることになります。
息子もこれには結構ハマっていました。

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↑リサージュ図形

 それから9Fまでエスカレーターで上がります。
ここには昔のテレビもたくさん置いてありました。
そしてなんといってもスケルトンカーには驚きました。

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↑スケルトンカー

 実際の車を分解して、エンジンの中身などを見やすくしたものです。
昔の日産のシルビアを実際に分解していました。
方向指示機は実際に点滅しますし、ブレーキを踏むとブレーキランプも点きます。
また、マニュアルのギアが実際にどのように入るかや、ハンドルを回すと具体的にどのようにタイヤに伝わるかなどとても興味深かったです。
また、4気筒のツインカムエンジンの仕組みもよく理解しました。
係のおじさんが、詳しく分かりやすく教えてくれたのは、とても嬉しかったですね。
この企画は素晴らしいと思いました。

 それから息子が一番ハマったのは、メカニカルリレーというものでしたね。
ハンドルなどを操作して、白い球を右のほうにうまく運ぶというものです。1分50秒ほどでしたか。
結構脱落者が多いゲームでした。

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↑メカニカルリレー

 それから天井にセットされている千葉都市モノレールをリモコン操作し、そこからの映像を見ることもできましたね。


 そして、10Fでは竜巻を作るシュミレーションは面白かったですね。
大した風ではないのですが、白い煙で竜巻ができる様子は何度見ても面白かったです。

 また、化石発掘フィールドでは、いくつかの化石をトランクの分析機の上に置くと、その化石の説明をするというのは斬新で面白かったですね。

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↑化石発掘フィールドの化石たち

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↑化石発掘フィールドの分析機


 なお、10Fではお弁当を食べるスペースがかなりあり、休憩することができましたね。
少し休む場合は10Fに行くことをオススメします。

 そして、プラネタリウムも体験しました。
その日の千葉市科学館の夜空を説明するもので、北斗七星や北極星、カシオペア、春の星座のアークトゥルスやスピカの説明などもありましたね。
ゆっくり分かりやすく説明してくれました。

 「千葉科学館」は想像以上にきれいな設備で、楽しく科学を学ぶことができ、とてもオススメです!

お勧めなお話(2013年上半期)
自動車保険を安く!

<今日の独り言> 
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「学び続ける力(池上彰)」という本はとてもオススメ!

2013年08月23日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

「学び続ける力」の購入はコチラ

 「学び続ける力」という本は、テレビ等で活躍している池上彰さんが著者で、よりよく生きるために教養をもつことが大事で、そのためには読書するだけでなく考えることや、自ら枠組み自体に自由に問題を設定して新たな解を探すことが大切ということなどについて書かれたものです。

 また教養を持つことで、自分を客観視し、視野を広げることが大切ですね。

 そのほか以下についても分かりやすく説明があり、とてもオススメです!

・池上彰さんの勉強法
・大学でわかりやすく教える方法
・検索して引っ張ってきたものを重ねて新しい発想を生み出すことが大切
・聴き上手になることが大切
・説明には論理と視覚が必要
・勉強の意味について迷いが出たときは福沢諭吉の「学問のすすめ」を読むのがオススメ
・日本や海外の教養教育の歴史

さすがに分かりやすく読みやすく書かれた本だと思います。
よりよく生きるヒントになる本だと思います。

以下はこの本のポイント等です。

・父は晩婚でしたから、私が小学生のときに銀行を定年退職。関連会社に一時お世話になった後、60歳を過ぎてから、資格を生かして通訳ガイドの仕事を本格的に始めました。旅行会社との契約で、世界各地から訪れた外国人観光客を、日光や箱根などの観光地に日帰りで案内する仕事です。観光地への案内をする合間には、英語の技術書類を翻訳する仕事も請け負っていました。資格を取っていれば、第二の人生でも充実した仕事ができることを、父は身をもって教えてくれました。銀行員の仕事をしながら、なぜ資格を取ることができたのか。大学には縁のなかった父ですが、当時の慶應義塾大学の図書館は、一般の人にも開かれていて、一回10円の入場料を払えば利用できたというのです。若い頃は、仕事の帰りに大学図書館に寄って、英語の勉強をしていたのです。私が慶應義塾大学を受ける気になったのには、そんなことを聞かされていたことも影響したのかもしれません。合格したとき、大いに喜ぶ父の姿を見て、少しは親孝行した気持ちになったものです。

・名刺がなくても通用する、本当の力をどうやったら身につけられるのか。これを自問自答しながら仕事をするようになりました。NHKを辞めたばかりの頃、ある民法のディレクターに連絡を取ることになり、電話口に出た人に「池上と申しますが」と言うと、「どちらの池上さんですか」と聞き返されました。ああ、会社を辞めて肩書がなくなると「どちらの?」と聞かれるという話をよく聞いたけれど、こういうことなのか。50代になって初めて経験したことです。20代はじめに読んだ本の内容が、50代半ばになって甦りました。肩書がなくなったときの悲哀を私も味わいました。

・「本好きというのは、手元に読む本がないまま時間が空いてしまうのが恐怖。いつも何冊か手元に本を持ち歩くもの」という話に、わが意を得たり、と思いました。

・語学は、目標をつくって頑張るのが一番です。私の場合も、忙しい中でも英語の勉強をやめなくてすんだコツの一つは、目標を決めていたからでした。といっても特別なことではなくて、TOEICで何とかもう少しいい点を取りたい、という目標でした。二つ目は、勉強してすぐに効果が出なくても、「どうしてなんだろう」と焦らなかったことです。語学の上達は階段を登るようなもの。階段には踊り場があって、ずっとやっていても全然効果がないと思っていると、あるとき突然ポンと効果が出て、一段階上に上がる。またしばらく横ばいのあと、突然またレベルが上がると言われています。そうなると楽しくなってきますから、またコツコツと続けることができました。

・辞めた直後は結構暇だったので、まずは各大学が社会人向けに開設している講座のパンフレットを集めました。勉強好きの社会人は多いもの。多数の大学が、社会人向け講座を開いています。その中から選んだのは、まずは、拓殖大学のアジア塾という、夜、社会人向けに開けている講座です。明治大学のビジネス講座、慶應大学丸の内キャンパスの金融論の講義にも登録して、講義を聴きに通いました。「これからまた勉強できる!」というワクワク感がありました。

・いま私が興味を持っているのは、人間の心理についてです。ビジネスの現場は人間の心理で動いています。株価の上がり下がりだって、不思議なことに、いい材料が出たから上がるとはかぎらない。思いもよらないことが起こるのは、まさに心理によるものです。人間の心理と経済行動の関係をさぐる点での最新の理論は「行動経済学」です。こうした理論を学ぶことによって、人間の心理の不思議さがわかります。私たちが知りたい、学びたいと思っている森羅万象は、結局のところ、「人間とは何か」という究極の疑問に結びつく気がします。

・「リベラルアーツ」とは、何か。これはヨーロッパで生まれて発展した概念です。「リベラル」には「自由」という意味があります。「人を自由にする学問」とでもいうべきものなのです。古代ギリシャでは、人は奴隷と、奴隷を使う自由人に分かれていました。リベラルアーツは自由人としての教養を身につけるための学問として発展しました。ローマ時代に、これは「自由7科」として定義されます。7科とは、文法、修辞学、論理学、算術、幾何、天文学、音楽です。13世紀にヨーロッパで大学が誕生した当時、専門家養成のための学部に進む前の学問として位置づけられました。この伝統はいまも受け継がれ、ヨーロッパそしえアメリカの多くの大学で、専門教育を受ける前のコースになっています。特にアメリカでは、ハーバード大学のように学部4年間はリベラルアーツ教育を行い、それを基礎に大学院に進学し、大学院で専門教育を受けることが一般的です。そのためのリベラルアーツ・カレッジが数多く存在します。日本では、第二次世界大戦前まで、旧制高校でリベラルアーツ教育が行われてきました。戦後は、旧制高校が4年制の新制大学の教養課程になり、ここでリベラルアーツ教育を受けることになりました。しかし1991年、文部省が、大学設置基準の大綱化を実施したことで、従来型の一般教養科目が激減します。

・韓国の場合、海外から移籍した技術者は5年間所得税免除という制度があるが、そのような産業政策は日本にも必要なのではないか、と、国の産業政策のあり方にまで及びました。

・検索能力は必要な能力ですが、あるキーワードで検索して引っ張ってきたものと、別のキーワードで引っ張ってきたものを重ねることによって新しい発想を生み出す。そこまでできないと、あまり意味がないと思うのです。「組み合わせて引っ張り出す能力」と言っていいかもしれません。頭の中から、そのときに合わせて適切な知識を引っ張り出す。あるいは知識と知識を組み合わせることによって自分なりに展開させる。そのような能力こそが、いま必要なのではないでしょうか。そのためには、引っ張ってくるべき内容を大量に蓄積していなければなりません。これが、現代の教養のひとつなのでしょう。それができることが「教養がある」ということではないか、とも思います。

・テレビで共演した聴き上手といえば、イノッチこと井ノ原快彦さんが思い浮かびます。イノッチは、面白がって聴いてくれることで、相手をのせて、さらにそこから話を発展させてくれます。「うわーッ、面白いですね」とうなずきながら聴いてくれると、こちらもついついしゃべってしまいます。これは、天性の聴く力というのでしょうか。それに加えて、相手をいい気持ちにさせてくれる性格のよさがあります。気のきいたことを言おうとするのではなく、「ほう」「はあ」「へえーッ、すごいですねえ」などと、シンプルな合いの手がうまくて、そのときの顔の表情もまたいいのです。とにかく全身で受け止めて話を一所懸命聴いてくれる、そんな印象を与えるタイプです。

・SMAPの中居正広さんも聴き上手です。中居くんは私が何か言うと、それについて自分の知識を総動員して、「つまりこういうことですか?」と問いかけてきたり、私の話の展開に合わせようとしたりしてくれます。そこがとても好感を与えます。知識を総動員して話を展開させようとする、その性格のよさは素敵だと思いますし、こちらもついつい丁寧にしゃべってしまいます。気のきいたことを差しはさんだりとか、話をまとめたりとか、話を発展させようとして必死になるよりは、相手の話を面白がって聴くというのが、まずは一番大事です。中居くんのように、相手の話に「つまり、これはこういうことですよね」と返すのは、一歩間違えるとイヤミになりかねません。そう思わせないのは、彼のセンスと人柄だと思います。中居くんはふだんから、非常に勉強家です。けれども、「自分は途中から勉強するようになったので、基礎があるわけじゃない、どこか自分には足りないところがあるんじゃないか、どこか間違っていうかもしれない」という恐れのようなものを持っているように感じられます。自分はまだ十分知らないということを知っている謙虚さは、その人の印象を大きく左右します。

・伝える力には左脳と右脳が関係すると言うのです。左脳と右脳、すなわち、論理をつかさどる脳と、視覚など五感をつかさどる脳です。物事は論理的に言葉で伝えることが大事である。けれども、人間は論理的なものだけで動くわけではない、だから説明には、論理と視覚に訴えるもの、両方が必要である。論理的に説明されて何となくわかるけれどもいまひとつ腑に落ちないときには、ビジュアル化したもので説明されると納得できる。言い換えれば「左脳と右脳」の両方があいまって、「なるほどよくわかった」という気になるのだ。つまり、聴いていて絵が自然に思い浮かび、なおかつ論理が通っていると、ストンと腹に落ちる、それが本当の意味で伝える力なのだ、という話です。

・人間が自ら体験して知ることには限りがあります。でも本を読んでいくと、自分が知らない世界を、まるで目の前で見るように知っていくことができます。本によって”体験”できることも多いのです。本からどれだけ私はいろんなことを学んだだろうか、とよく思います。

・私は本が好きで、本を読むとほっとしていたし、読書は勉強になると思っていたのですが、そうではないとショーペンハウエルは断言するのです。確かに読書とは、他人が書いたものを読んでいるわけです。他人が考えたことを追いかけているにすぎないと言われても仕方がないのです。ショーペンハウエルはかなり毒舌家だとはわかっていましたが、ショックでした。でもさらに読み進めていくと、読書を否定しているわけではないのです。本を読んでも、その後に今度は、自分でものを考える時間がなければダメだ。ひたすら本だけ読んで賢くなった気持ちになっていても、それは、自分でものを考える力がつくわけではないということを言っているのです。読書がなければ教養は身につかないけれども、読書しただけで教養が身につくわけではない。これをショーペンハウエルは教えてくれたのです。深く感動した本や、自分にとって意味があると思った本については、次の本にすぐに行かないで、しばらく余韻に浸るということが大事なのです。その後で、著者は、なにを言いたいのか、そこから自分はなにを得ることがあるのかと考える時間を持たなければいけないのです。

・「すぐ役に立つことは、すぐ役に立たなくなる」ことが多いのです。すぐには役に立たないけれども、あるいは、一見役に立ちそうにないけれども、長い目で見ると、心の栄養になったり、自分を高めたり、自分の世界を広げてくれる本もあります。そういう本が、教養にとっては大事であり、生きていく上でも大事なのではないかと私は思うのです。すぐ役に立つことは、すぐ役に立たなくなる。後からジワジワ役に立つものもある。本を読むときには、そういう考え方も、また必要ではないかなと思います。

・勉強にどんな意味があるのか。そんな迷いが出たときは、古典をひもとく。福沢諭吉の「学問のすすめ」はどうでしょうか。この本は、私が慶應義塾大学への入学が決まってから、創立者・福沢諭吉の本を読んでおかなくてはいけないだろうと、半ば義務感で読み始めました。しかし、学ぶことが、人生にどんな意味があるかを、10代の私に教えてくれました。すごい先生があの時代にいたんだなあ、その大学に入れるんだとうれしくなったものです。この本で福沢が述べているのは、独立自尊、すなわち独立イズムです。学問があってこそ、一人一人が自分の足で立っていけるということを、改めて教えてくれます。

・私は、教養を持つということは「よりよく生きる」ということではないか、と思うのです。社会で力を発揮することができ、よく生きること。それに資するものは、現代的な教養と言ってよいのではないでしょうか。たとえば、哲学を学ぶことが教養と言えるのは、それは自分がどう生きるかということに関わってくるからだろうと思います。自分がどう考えればよいのかということを知るために、過去の先人っちがどのようなことを考えたかを知る。それはすなわち、「どう生きるべきか」ということにつながってきます。かつての、難しいことをたくさん知っているのが教養という考え方や、高踏的な学問や思想は、いまの時代には、非常に限られた狭い範囲のものになってしまっていて、かつてほど大きな影響力を持たなくなっています。その人の教養おは、単に知識のレベルだけでは、測れません。「教養人」というと、古今東西のさまざまな知識を身につけた人というイメージがあります。けれども、そのような狭い意味のインテリではなくても、長い人生を経て、味わい深いことを言う人、考えさせる発言をする人に、おきどき出会います。そのたびに、こういう方こそ真の教養人だと思うのです。この人たちの教養は、まさに生きる力です。

・リベラル=自由、とは与えられた問題の解を出すのではなく、自ら自由に問題を設定し、新しい解を探しにいくことである。アメリカのリベラルアーツ教育では、既存のシステムを組み替える発想のトレーニングを教えている。このため、社会に出た後も、大卒のエリートたちはシステムやフレームワークを変えることができる。アメリカと日本の政治家を比べると、教養に関しては完敗だ。オバマ大統領にしても、ヒラリー・クリントンにしても、大学時代にみっちりリベラルアーツも勉強しているから、相当な教養の持ち主であり、国際社会では、そんな教養あふれる人たちと伍していかなければならない。かつて日本の行政は、一般市民の政治参加について「巻き込む」という表現をしていた。英語でいうとインヴォルヴメント。主体はあくまで行政サイド。ところが、インヴォルヴメントからパーティシペーション、つまり参加を求めるようになってきて、最近では、エンゲージメントを求めている。つまり、市民が自らの責任で積極的に行政に関わることを意味している。巻き込まれるのではなく、市民が現実の社会、現実の政治に自らの意志で関わっていくことが求められている。

・教養が日本で重視されるようになったのは、かつて「大正教養主義」と言われていた時代、大正時代に入ってから。東京帝大んどの旧帝国大学では、専門能力を身につけることが重視されていたが、帝大に入る前の旧制高校では、ゲーテを読んだりカントを読んだりして、学生は、理系文系にかかわらず、徹底的に「教養」武装をしていた。戦前、「教養」は高貴とされていた。世俗的な、一般庶民の生活の知恵につながる「修養」を下に見ていた。戦前の教養主義は、東洋を見ずに、西洋を重視していた。その流れは戦後も続き、「岩波文庫を何冊読んだか」が競われるような時代があった。1970年代に、こうした教養のあり方が崩壊。誰もが大学に通う時代になって、大学生はエリートではなくなり、教養と修養を差別化する必然性がなくなったと。一見役に立たない「教養」を学ぶ時間を削り、専門科目でだけを徹底的に習得させると、学生たちは「できる人間」
になるが、この「できる人間」とは、「決められた枠組み」の中で「できる人間」のことである。価値観が多様化して、「枠組み」そのものをどう決めるかが問われる時代には、「決められた枠組み」の中だけで「できる人間」や「専門家」は、新しい時代には対応できない。「決められた枠組みで、決められた問題をいかにエレガントに素早く解くか」という力だけでは、「いまの社会では何が問題か?」と、問題そのものを自分で設定しその答えを自ら探していく、という状況には対応できない。

・「大学で教養を学び、社会に出ることに、人間としてどんな意味があるのか?」究極の質問ですね。これに私はこう答えました。「自分の存在が社会の中でどんな意味を持つのか、客観視できる力を身につけること」ができるのだ、と。そうでないと、ただやみくもに働いたり生きたりすることになります。そこで少し客観的になれるかどうか。視野が広げられるかどうか。枠の外側から眺められるかどうか。そういう力をつけることが、大学で教養を学ぶということではないかと思います、と。

<目次>
はじめに
第1章 学ぶことは楽しい
 名詞の力をはずして
 まずは刑法、刑事訴訟法から勉強した
 英語の勉強も始めた
 夜回りの英会話
 記者会見待ちの時間も本を読んでいた
 ペーパーバックで「大草原の小さな家」を読んだ
 やめないコツ
 NHKを辞める
 大学の社会人講座に通った
 調べるほど無知に気づく
第2章 大学で教えることになった
 理科系の大学で教えることになった
 リベラルアーツとはどんなものか
 「現代世界の歩き方」
 「現代日本を知るために」
 つかみとしての質問
 テレビ解説と講義
 メモとレジュメ
 メモをとる力
 地図の大切さ
 公害を授業で取り上げた
 いまの時代に三池炭坑について教える
 頭で理解できてもピンとこない
 時代の空気を伝えるということ
 「まったく遠い話」ではなくなるように
 歴史を追体験してもらいたい
 出席はとらない
 800次レポート
 期末試験
 原稿用紙の使い方を教える
 縦書きの世界
 批判力を持つ-大学で身につけたいこと1
 自ら学ぶ力-大学で身につけたいこと2
 技術者の生き方を考える授業
 「新しい論点を加えてくれたね」
 3つのメッセージ
 大学生に学ぶこと
 成績を厳しくつけたら・・・
第3章 身につけたい力
 ノートのとり方
 キーボード入力への懸念
 キーワードとは何か
 お笑い芸人のずらす力
 検索能力があればそれでOKか?
 ミャンマー、南アフリカ、韓国で共通に起きたこと
 一般化してみる
 聴き上手なイノッチと中居くん
 左脳と右脳の伝える力
 頭で絵を描けるように話す
 モニュメントのビジュアル
 「伝える力」の両輪を鍛えるには
 アメリカ大統領選挙に学ぶプレゼンテーション能力
 ハリケーン対策で国民から高い評価
 紙の新聞を読もう
 ラジオアナウンサーの描写力
 ラジオの久米さん
 サイズ感を伝える
 「相手は何がわからないのか」を考えながら
第4章 読書の楽しさ
 人生を変えた一冊の本
 ショーペンハウエルの衝撃
 読書はザルでの水汲みのようなもの
 読むことと考えること
 ビジネス小説の魅力
 リアル書店の棚で勉強できる
 情報収集、本でなくネットでいいのでは?
 「君たちはどう生きるか」といじめ
 読書は「現実逃避」
 すぐ役に立つ本・すぐ役に立たない本
 学問のすすめ
第5章 学ぶことは生きること
 いまの教養
 アメリカの大学の教養教育
 リベラルアーツセンターで学んだこと
おわりに

面白かった本まとめ(2013年上半期)

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「美々卯」のうどんすきはオススメ!

2013年08月21日 01時00分00秒 | 外食
<水曜は食べ物のおはなし>

 JR新大阪駅で何を食べようかと悩んでいると、食べログ美々卯があることを発見し、また以前から一度行ってみたいとは思っていましたので、ランチに行ってきました!

1img_9427
↑店の入口

 お店はJR新大阪駅の駅ビルの2Fと1Fにあります。
食べログの地図を見ると、駅ビルの外にあるように見えますので注意が必要です。
 当初2Fに行ったのですが、うどんすきを食べるには電磁調理器が必要なためテーブルが広い方が良いとのことで、近くの1Fの店へお店の方から案内してもらいました^_^;)

 美々卯楼とは、元々は大阪の堺で200年続いた料亭とのことです。大正14年に麺類専門店として美々卯を始め、谷崎潤一郎など文化人や政財界がひいきにしているようです。

2img_9428
↑店の由来

 なので、このJR新大阪駅にある他のお店とは違って、落ち着いた清潔感のあるきれいな店内で、お値段も少し高く、接待にも使われているようでした。
 現に私の左側の席は、中国の方が接待されているようでした^_^)

 席に着いてお店の方に「うどんすき」のセットはないかと訊くと、ランチタイムにぴったりなミニサイズの「雛すき」セット2500円があるとのことなので、それを注文します。
 三種の前菜とドリンクが付いたものです。
 ドリンクは生ビールを選べるとはすごいですが、ここは我慢して100%オレンジジュースを注文します。

3img_9429
↑「雛すき」のメニュー

そして、すぐに飲み物と三種の前菜が運ばれます。
野菜のお浸しや冷たい茶碗蒸し、漬け物がさすが美味しい!
また、うどんすきの薬味や最後に入れる餅も運ばれました。
餅にはさすが「美々卯」と焼印が押されています。
最初から餅を入れると溶けてしまうので、後で入れてくださいとのことでした。

4img_9431
↑三種の前菜など

そして、うどんすきが、電磁調理器にセットされます!
小振りの金属鍋ですが、鶏肉、白菜、さやえんどう、カブ、しいたけ、ウナギ?、湯葉などバラエティな具材で、そしてたっぷりうどんで、十分なボリュームです!

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↑うどんすき

ぐつぐつ煮て、鶏肉が白くなれば食べて良いとのことでした。

6img_9434
↑ぐつぐつ「うどんすき」

鶏肉が白くなってきたので、さっそくスープを味見します。
うぉぉ~さすが薄味ですが出汁が効いていて、美味しい!
あまりに美味しくてついつい飲んでしまいます。

薬味も赤い大根だけでなく、「しょうが」や「レモン」、卓上には「さんしょ?」もあり、どれも美味しく楽しめます。

白菜等の野菜や、鶏肉ももちろん美味しいです!
特に白菜や鶏肉は上質さを感じましたね!
さすが美々卯!
うどんもコシがあって美味しいです!
真夏でしたが、美味しく最後のスープ一滴まで楽しんでしまいました!
満腹です!
「雛すき」は、ミニサイズのうどんすきとのことですが、十分なボリュームでしたね。

美々卯はとてもオススメです!
なお、そのほかの和食メニューも1500円程度からあり、美味しそうでした。

美味しかったものまとめ(2013年上半期)

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美々卯 新大阪店

昼総合点★★★★ 4.0
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関連ランキング:うどんすき | 新大阪駅西中島南方駅南方駅



コメント (2)
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筑後川昇開橋(福岡県大川市)へ行って来ました!

2013年08月19日 01時00分00秒 | イベント・外出
<月曜はお勧めなおはなし>

 さいたま市の鉄道博物館には、外国の万博に出品された筑後川昇開橋の模型があり、ぜひ実物を見たいと思っていましたがその福岡県大川市に寄る機会があったので思い切って筑後川昇開橋へ行ってみました。

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↑筑後川昇開橋

 現地へ行ってみると、実は筑後川昇開橋展望公園となって整備されていて、実際に見学することができました。
当時の線路は撤去され、遊歩道となってはいますが、その橋の昇降を見ることができます。

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↑筑後川昇開橋展望公園の案内

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↑筑後川昇開橋展望公園案内図

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↑公園の様子

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↑公園にある写真

 この筑後川昇開橋は、旧国鉄の鹿児島本線瀬高駅と長崎本線佐賀駅を結ぶ佐賀線の鉄道橋として1935年(昭和10年)に造られたもので、通常は船が通れるように可動橋が約23mの高さまで上っていて、電車が通る際に可動橋を下げるものです。
単線で電車の運行が少なかったこともあると思いますが、あくまで船の運航が主だったようです。
当時は国鉄の職員がその操作のために常駐していたようです。

 1986年(昭和62年)に佐賀線は廃線ちなりましたが 1996年(平成8年)に筑後川昇開橋遊歩道として開通し、2003年(平成15年)に国指定重要文化財に指定され、 2007年(平成19年)に機械遺産として認定されたようです。
 現存する可動橋としては最古のようです。

6img_9705
↑国指定重要文化財の案内

 筑後川昇開橋の全長は約507メートルあり、実際に上下に可動する部分は約24メートルで、約23メートルの高さまで上るようになっています。
 鉄塔の高さは約30メートルで、可動橋の自重は約48トン、約20トンのウェイトが両側の鉄塔に下がっています。

 現在は基本的には約30分毎に上下に可動しているようです。

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↑上下可動のスケジュール

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↑筑後川昇開橋

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↑筑後川昇開橋遊歩道

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↑筑後川昇開橋遊歩道を歩く

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↑筑後川昇開橋の可動部分

 可動部分まで歩くと、係の方が大きな声で気さくに挨拶してくれます。
ちょうどサイレンが鳴って、可動部分が上に上がっている状況でした。
係のおじさんは、美人が来ると特別に上下させますと言って、おばさんたちは大喜びでしたね^_^;)
また、子供にも気さくに話をしてくれ、話がはずむと、特別にということで昇降のボタンを押させてくれて、子供も大喜びでした。
サイレンのボタンも押せました^_^)

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↑筑後川昇開橋が下がる

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↑筑後川昇開橋が下がる

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↑筑後川昇開橋が下がる

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↑筑後川昇開橋が下がる

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↑筑後川昇開橋が下がる

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↑筑後川昇開橋が下がる

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↑筑後川昇開橋が下がる

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↑筑後川昇開橋が下がる

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↑筑後川昇開橋が下がる

係のおじさんはそのほか明るく冗談を言いながら色々と教えてくれましたね。
ウェイトが2つあるけど28tと20tとそれぞれ重さが違うのは、同時に昇降させないほうがうまくいくためのようです。
また、地盤が緩いせいか、きっちり精密に作っているのではなく、あそびを入れて上手く造られているとのことでした。
当時の職人技とのことですね。
また、人間も遊びが必要と力説していました^_^;)
なお、可動部分の歩道にいるので、そのまま上げて欲しいと頼みましたが、それはさすがに却下されました^_^;)
一応近くには救命用の浮き輪はありましたね。

21img_9737
↑可動橋を歩く

それから、近くの郵便局の先の団子屋が美味しいとのことで、後で買って食べましたが確かに甘くて美味しかったです^_^;)
1串3個で90円でしたね!

 筑後川昇開橋は重要文化財や機械遺産として認定され、その可動部分を見学でき、また気さくなおじさんが色々と説明してくれて、とてもオススメです!
なお、日没から22時まではライトアップもされるようで、それもきっと美しいかと思います。

蛇足ですが、のだめカンタービレの主人公は確かこの大川市出身の設定で、この近くでロケがあったようです・・・^_^)

お勧めなお話(2013年上半期)
自動車保険を安く!

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「新幹線をつくる(早田 森)」という本はとてもオススメ!

2013年08月16日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

「新幹線をつくる(早田 森)」の購入はコチラ

 この「新幹線をつくる」という本は、著者が2012年の夏から冬にかけて、東海道新幹線の新型車両であるN700Aを製造しているJR東海と日本車両製造株式会社の技術者・技能者たちにインタビューし、そのN700Aなど製造の技術や努力を分かりやすく明らかにしたものです。

 新幹線はスピードをアップするだけではなく、騒音対策、空調の工夫、トイレの開発、「トンネルドン」を低減させる工夫、アルミ合金の活用、溶接の工夫、塗装の工夫など様々な改善が行われていて、さすが世界最先端の乗り物だなぁと感心しました。

さすが日本の技術です!

とてもオススメな本です!

以下はこの本のポイントなどです。

・東海道新幹線は1964年10月の開業以来、故障や不具合による重大な死亡事故を起こしていない。と同時に、東海道新幹線では定期列車だけでも1日に323本の列車が、東京~新大阪の約515kmをきわめて高密度に行き来している(2012年現在)。1300人以上の乗客を乗せた16両編成、全長400mの列車が、ラッシュ時にはわずか3~4分の運転間隔で、しかも最高時速270kmという猛スピードで疾走しているのだ。加えて、2011年度実績で1年間に走る全列車は約12万2000本あるが、その運行1列車あたりの平均遅延時間はたったの0.6分。これは地震やゲリラ豪雨など自然災害による遅延を含めての時間だから、通常であれば、ほとんど数秒の遅れしか記録していないのではないか。このように安全に、正確無比に、故障することなく、しかも驚くべき速さで、半世紀近くも走り続けている東海道新幹線。まさに「メイド・イン・ジャパン」の誉れというべきだろう。

・N700系は、車体傾斜システムの採用により、東京~新大阪間の所要時間を5分短縮した。また、同時期に開発された、連結部を完全に覆い、風切り音など外部からの騒音を低減させる「全周ホロ」、新型パンタグラフ、高性能セミアクティブ制振装置の採用などにより、居住性も向上させている。

・「N700Aの開発コンセプトは、「さらなる安全安定輸送の実現」と「700系との置き換えによる省エネルギー化」です。安全安定輸送に関しては、制動距離を従来より1~2割短くできる中央締結ブレーキディスク、鉄道車両の走行装置である台車の不具合を軽微な段階で自己診断できる台車振動システム、ATCの速度制限に沿って自動運転できる定速走行装置という3つの技術開発が柱になりました。また、今後700系をN700系Aに置き換えていくことで、1編成あたりの電力消費量を19%削減できます。

・新幹線の車体は、アルミニウムにマグネシウムやシリカなどを添加したアルミ合金でできている。かつての車体は鋼鉄製だったが、1992年にデビューした300系から、車体を軽くしてスピードアップを図るために、アルミ合金製に切り替えられたのだという。ちなみに、アルミニウム100%だと金属として軟らかすぎるため、マグネシウムなどを加えて強度を高めているそうだ。

・この日本車輌製造株式会社の豊川製作所では、新幹線だけでなく、国内の私鉄電車やアメリカ、台湾などに輸出される電車も数多くつくっている。製造する鉄道車両のうち5割が実は海外向けだという。

・N700系の製造に携わった車両メーカーは、日立製作所さん、川崎重工業さん、近畿車輛さん、それに日本車輌の4社ですが、実際にはもっといろいろな企業が関わっています。私たち車両メーカーがつくるのは、基本的に車体と台車の部分だけなんです。しかし、現実の新幹線を見ていただければわかりますが、もっといろいろな工業製品が積まれていますよね。たとえば、主電動機や車両・車軸などの駆動装置や制動装置、システム制御を行うコンピュータなどの電子機器、エアコンなどの空調機器、天井灯や前照灯などの照明器具、トイレ回りの水道設備などです。これらの多くは新幹線用に特別につくられる「特注品」ですから、それぞれの装置は、それぞれの専門メーカーが設計し、製造することになります。大手メーカーでいえば、東芝さんや三菱電機さんですね。そのため、実際に仕様を決め、基本設計、詳細設計と作業を進めていく際には、JR東海さんと私たち車両メーカー、さらには多くの機器メーカーさんとが長い時間をかけて作業をすり合わせながら進んでいくことになります。

・走行中の音や振動は、号車や座席位置によって意外に大きな違いがある。たとえば、パンタグラフの付いている5号車と12号車の車内では、パンタグラフによる風切り音が聞こえる。また、各車両の床下には、走行装置である台車以外に架線から送られてくる単相交流2万5000Vの電気を変圧するトランス、交流を直流に変換するコンバータ、さらには空調機器や電子機器など、様々な機材を積んでいる。しかも、その種類や配置は号車によっても違う。そのため、床下から聞こえる音や振動も、乗っている号車や座席位置によってかなり違ってくるのだという。しかし、座る座席によって騒音や振動に差があっていいhずはない。そこで、どの座席でも音と振動が均等に小さく感じられるよう、内装材の厚さを部分的に変えるなど、内装設計者はいろいろと頭を悩ませているようだ。「内装材が軽くなればなるほど、車両の速達性と省エネルギー性能は高まります。ところが、内装材が軽くなればなるほど、音の透過率が上がって、聞こえてくる車内騒音のレベルは上がってしまいます。そこのところのせめぎ合いというか、軽量化と遮音性のあいだでどうバランスを取っていくかが難しかったですね」

・700系とN700系では、実は座席シートの幅が変わっている。700系普通車の場合、3人掛けの両側A・C席と二人掛けのD・E席は幅430mmだったのが、N700系ではそれぞれ440mmに10mmずつ広くなったのだ(B席は460mmのまま)。この変化はもちろん、居住性・快適性を高めるため。とはいえ、ただでさえ限られた空間しか確保できない車内で、座席全体の幅が40mmも増えたことになる。その一方で、N700系は700系より、車体外形の全幅が3380mmから3360mmへと20mmも小さくなった。何度も書いているように、N700系は車体傾斜システムを採用したため、車体が傾いたときでも地上の建築物に接触しないよう、小さめに作らなければならないのだという。つまり、N700系は700系より外側の幅が20mm短くなり、内側にある座席の幅が40mm長くなっている。単純に計算すれば、客室の通路の幅が差し引き60mmも短くなってしまう。「そうならないために、60mmの差を構体や内装材で吸収することになりました。具体的には、座席がぎりぎり回転できるまで座席と化粧パネルの間隔を狭めるなど、涙ぐましい努力をしています。それでも遮音性は犠牲にできませんから、厚くできるところは厚くするなどして、トータルで遮音性を確保しました。このときの設計は、一手間、二手間加えていくという、細かな工夫の積み重ねでしたね」

・N700系では、客室の前後方向で空気の温度が変わらないようにしただけでなく、実は客室の左右方向でも、空気が均一に流れるようにしています。そのために工夫したのは、空調吹き出し口から吹き出す空気の角度と、荷物棚下面の曲面形状ですね。空気を室内に循環させたいときには、壁に沿って空気の流れをつくってやればいい。そこで、空調吹き出し口から荷物棚の下面に向かって、斜め上向きに空気をぶつけてやることにしました。そのとき、荷物棚の下面が上向きのカーブ形状になっていれば、吹き出された空気はそのカーブに沿って客室の天井まで上っていく。天井にぶつかる角度をうまくコントロールしてやれば、そこで空気が跳ね返って対流が起こり、吹き出された空気は通路付近に下りてきます。この状態がつくれれば、窓側の席と通路側の席とのあいだで、温度ムラが生じにくい。

・N700系を設計していたときは、作業工程の「基本設計」に入るか入らないかのタイミングで、随分いろいろなモックアップをつくりました。そのうちの一つが、われわれのチームが設計した多機能トイレのモックアップ。便座やおむつ交換台などすべて現物を配置して本物そっくりにつくり、自分自身が車椅子に乗って、トイレ内であちこち動いてみました。すると、実際には思いのほか動きにくくて、ちょっとした出っ張りがすごく邪魔になることがわかった。そこで、張り出した壁面を思いきってえぐるなど、図面をかなり手直ししたのを覚えています。また、オストメイト対応のトイレも初めて本格的につくったので、オストメイト用福祉機器の評価を行っている団体の人に関西から来ていただき、モックアップを見てご意見を頂きました。私たちの図面は、一般の方にはわかりにくいものなので、実際にモックアップの形にしてお見せすることはとても有意義だと思いました。

・N700系のグリーン車のカーペットについて。床下からの振動を低減させるため、乗客が座席に座ったときにちょうど両足を置く部分にのみ、カーペットの下にクッション材を敷いて、厚さを10mmだけ厚くしてあるとか。この処理に気づいた乗客は、おそらく一人もいないだろう。だが、この誰も気づかないような、ささやかなホスピタリティを実現させるために、大石さんたちは何週間もかけてクッション材を吟味し、振動計で何度もデータを取っている。こうと決めたら、妥協はしない。「できることは、とにかく全部やる」。大石さんの設計の仕事には、そんなすごみさえ感じられるのだ。

・トンネル微気圧波とは、自動車や鉄道列車が高速でトンネルに進入した際、トンネル内の空気が急激かつ一気に圧縮され、圧力波となって押し出される現象のこと。その圧力波は自動車や列車に先行してトンネル内を進み、トンネル出口付近で衝撃波となって「ドーン」と大きな破裂音を発生させる。「トンネルドン」とも呼ばれるこのような現象を考慮することも、新幹線では重要である。

・1992年デビューの300系では、時速270kmでの営業運転を可能にするため、100系よりも先頭車両の断面積を小さくした。が、トンネル微気圧波対策を徹底したのが、1997年にJR西日本が投入した500系だ。500系の先頭形状はロケットのように先の尖った円筒形であり、しかも先頭部が15mときわめて長かった。そのため500系は、東海道区間で時速270km、山陽区間で時速300kmと、当時最速の営業速度が実現できた。シャープな先頭形状を持っていたから加速がよくなったのではなく、シャープな先頭形状を持っていたからこそ、時速300kmで走行してもトンネル微気圧の影響が小さく抑えられたからだ。しかし500系は、この最高速度を手に入れるために、いくつかのものを手放した。まず、全長27mの先頭車両のうち先頭部だけで15mも使ってしまったため、先頭車両の客室面積が圧縮されてしまった。300系に比べ、1号車・16号車の定員が12名ずつ減ってしまったのだ。1車両16両で300系と同数の定員を確保するには、普通車での前後の座席間隔を20mm詰めざるを得ず、居住性が犠牲になった。また、スペース確保のために先頭車両の運転席寄りの客用扉を廃止したが、その結果1号車と16号車には乗降口が1ヶ所しかなくなってしまった。そのためラッシュ時には客の乗降に時間がかかり、それがダイヤの乱れにつながることもあった。

・これらの点を考慮しつつ、500系登場の2年後にJR東海が投入したのが700系だ。300系では6mだった先頭部分を9.2mまで伸長し、「エアロストリーム形状」という独自の流線型フォルムを採用したため、トンネル微気圧波をかなり抑え込むことができた。とはいえ、500系ほどの思い切ったトンネル微気圧波対策は取れず、最高速度は東海道区間で時速270km、山陽区間で時速285kmに留まった。

・遺伝的アルゴリズムとは、人工知能の分野で活用されている進化的計算方法のこと。簡単にいえば、人工知能事態が膨大なパターンの組み合わせを1秒間に1兆回もの速さで計算・シュミレートしていき、最終的に最適な値を見つけ出すというプログラムだ。その掛け算の様子が、両親の遺伝子を組み合わせたり、組み換えたり、突然変異させたりして生物が進化していく様子に似ているため、「遺伝的」と呼ばれる。ともあれ、N700系の場合は、膨大な数のパターンがある車体の断面積形状のなかから、最適と思われる形状が導き出された。N700系の、あのなんとも形容しがたい複雑な先頭形状は、こうして生まれたのだ。先頭部の長さは10.7m。700系より1.5m伸びただけ。にもかかわらず、トンネル微気圧波を500系並みに小さくできたため、N700系は東海道区間で時速270km、山陽区間で時速300km走行を実現したのである。

・東海道新幹線の車体に使われている白は、正式には「オイスターホワイト」といいます。色彩の国際的な基準であるマンセル値でいえば、N9.05.黒がN1.0、白がN9.5ですから、オイスターホワイトは純白よりも少しだけ黒に近い、つまりほんの少しくすんだ白になります。一方、東海道新幹線の青は「ディープブルー」。ブライトブルーともいいます。先ほどのマンセル値でいえば、4.5PB 2.5/7.8.色相が4.5PBでやや紫に近い青、明度が2.5でかなり濃いめの色、彩度が7.8でかなり鮮やかな色、ということになります。

・近藤さんのお話を伺っていて、内装工場は一つの「バッファ」なのだと強く感じた。内装工場に送られてくる新幹線の車体は、それまでにかかわった多くの技能者たちの努力の結晶だ。現図工場、鉄工工場、機械工場、ブロック工場、構体工場で働く技能者数百名分の、緻密で精度の高い仕事ぶりが1台の車両に集約されている。とはいえ、人間のやる仕事だから、どうしても誤差は出るだろう。その誤差を、各工程の技能者はなんとか自分たちのところで吸収しようとするが、吸収しきれない誤差がやっぱり残るのである。この工程に来るまでに少しずつ積み重なってきた、誤差や歪み。それらを最後に吸収するのが、近藤さんたち内装工場の仕事だ。そして全体の帳尻を合わせるために、内装工場の技能者たちはカンナやノミを振るって、自分たちにしかできない仕事をし、最終的には図面どおりに調整していく。

・台車は、鉄道車両の安全走行を司る最重要パーツである。N700系・N700Aの車輪径は860mm、1編成(16両)の質量は約700t。たとえば、N700系が時速270kmで走行しているとき、各車輪は5t以上の荷重を支えながら、1秒間に約28回という超高速回転をしていることになる。また、新幹線車両の台車検査はおおよそ走行距離60万km(東京~新大阪間580往復以上)ごとに行われるが、最初の台車検査の時点で、車輪の回転数はすでに2.2億回転以上に達している。これだけ酷使されても、絶対に壊れないこと。新幹線の安全性は、まさに台車の堅牢性・耐久性によって守られているのだ。

・鉄道車両の動力方式には、大きく分けて2つあるらしい。「動力集中方式」と「動力分散方式」。前者の例がかつてのSLやブルートレインだ。動力を持つ機関車が、動力を持たない客車を牽引するスタイル。だが、動力を1両に集中させ、その1両で長い列車を牽引する場合、高速走行したくても限界がある。そこで、新幹線はデビュー当初から動力分散方式を採用してきた。架線の交流2万5000Vを交流2000V程度まで落とす主変圧器、走行用モーターへの電力を制御する主変換装置など、動力を得るのに必要な重たい装置を1両にすべて積み込むのではなく、複数の車両に振り分けて積むことにしたのだ。0系・100系は必要な装置を2両に、300系は3両に、500系以降は16両中4両に分散。つまりN700Aも4両1組でないと走れないわけだ。そのため、走行試験を含むこの最終試験も、4両単位で行われるという。

<目次>
〔はじめに〕メイド・イン・ジャパンを見に行く
第1章 より速く、より安全に、より快適に ~コンセプト策定~
 新型車両のコンセプトとは?
 あくまでも技術開発を先行させる
 車体傾斜システムを実用化したN700系
 最新型N700Aはなぜ生まれたのか?
 最先端の技術は使わない
第2章 いざ、製造現場へ ~豊川製作所探訪~
 新幹線のふるさと豊川製作所
 新幹線をつくる10の工場
 工場見学1・アルミ合金の板を加工する
 工場見学2・台車枠を溶接する
 工場見学3・構体を組み立てる
第3章 未来に線を引く ~基本設計・詳細設計~
 新幹線設計の大まかな流れ
 設計は車両メーカー4社で分担
 基本設計・詳細設計・生産設計の違い
 内装から「コンセプト」を考える
 内装材の化粧パネルの秘密
 空調ダクトで空気の流れを読む
 モックアップでトイレを研究
 喫煙ルームでタバコを吹かす
 できることは、とにかく全部やる
第4章 先頭に続け ~車体製造その1~
 新幹線の先頭はなぜ尖っているのか
 トンネル微気圧波対策とは?
 空力性能に優れたN700系の先頭車両
 先頭構体を構成する12ブロック
 溶接には繊細な動きが必要
 骨組を削るために機械工場へ
 複雑な形の部品はアルミ削り出しで
 現場を知る者だけができる作業
 アルミ溶接には捨て材が必要
 12ブロックで先頭構体を組み立てる
 100点を目指す終わりのない旅
第5章 美しく、整える ~車体製造その2~
 オイスターホワイトとディープブルー
 ブラスト打ちで表面に傷をつける
 防錆効果のあるプライマーを塗る
 パテ付けには技量が問われる
 サーフェイサーの二つの働き
 トップコートは青から塗る
 塗装現場の二人の専門家
 伊藤さん自身の色に染める
 塗装工程を終えて内装工場へ
 客室に設けられたキャンバーとは?
 車体は小さめにつくられる
 内装の取り付けは大工仕事
 すべての誤差を吸収する
第6章 安全の砦 ~台車製造~
 はじめに台車枠を溶接する
 台車枠溶接の2つの手法
 歪み取りにはコツがある
 重要な溶接部には特別な加工を施す
 美しい溶接ほど強度は高い
 溶接した台車は検査を受ける
 芯出し作業用のお手製治具を開発
 機械工場に送り加工する
 プログラミングして終わり、ではない
 新幹線への特別な思い
 台車組立でモーターなどを取り付ける
 機器の配置は点対称が基本
 車軸を装着する意外な方法
 台車は10日間かけて組み立てられる
 自ら発明した治具で特許を取る
 これまでの知恵をファイルに残して
第7章 スイッチを入れて命を吹き込む
 納入前に完成検査を実施
 試験は4両単位で行われる
 およそ3万本の配線を1本ずつチェック
 通電試験でトラブルシューティング
 走行試験を行う構内運転士とは?
 試験転線を3ノッチで走行
 輪重測定は走行試験の後で
 JR東海の浜松工場へ
 新幹線に灯された火
〔おわりに〕わが心のG4編成16号車

面白かった本まとめ(2013年上半期)

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国立市のオススメ食事・レストランまとめ

2013年08月14日 01時00分00秒 | 外食
<水曜は食べ物のおはなし>

 約5年ほど国立市で食事をする機会があり、このブログでもかなり紹介してきましたので、今回はそれらについてまとめたいと思います。
どのお店もオススメですが、特に素晴らしかったお店については以下の通り店名の前に「☆」を付けています。
「☆☆☆」が一番オススメですね。
やはり2度行ったお店はとてもオススメなですね。
なお、残念ながら閉店してしまった店が5店ほどあり、それらについては今回は控えさせていただきました。

<洋食>

☆☆☆カリーサロン さむくら
☆☆☆再び「カリーサロン さむくら」
オレンジハウス すえひろ亭
いんでぃ庵
スメターナ
BROCANTE et CAFE Somoan (ソモアン)

<和食>
☆☆☆和風炭火ステーキ 桜乃
☆☆☆和風炭火ステーキ 桜乃 ランチ
☆☆夏の家
うなちゃん
あんず亭
籠太
つり舟
千成寿司

<フレンチ>

☆☆ランコントル
☆☆シエル ドゥ リヨン(Ciel de Lyon)
ルミエール ドュ ソレイユ
木乃花 国立

<イタリアン>

リストランテ文流
フィオレット
イルマーレ
再びイルマーレ
いたりあ小僧
東京パスタgiappone

<麺類>
手打ちそば 俊(しゅん)
らーめん さんさん
まっこうや
更科甚吾郎

<エスニック>

焼肉亭いなみ
FUL BARI
バーンキラオ
インド・ネパール料理 ミトラ
名物 すた丼の店

<中華料理>

万豚記


 洋食では、「カリーサロン さむくら」のカレーが100時間と、とてもよく煮込まれていて美味しかったですね!
またそのほかのツマミやお酒も店主が気に入ったものだけを置いていて美味しかったです。
フロアもゆったりしていて、まさにサロンで、そして床に16個も埋め込まれたウーハーが心地よいサウンドを醸し出していました。
また家族の記念日に行ったのですが、店主が色々と気遣いをしてくれて、感動の良い思い出になりましたね。
席数が少なく、また売り切れになる可能性が高いので事前予約をオススメします。とてもオススメです!

 それからオレンジハウス すえひろ亭は、谷保駅近くで店内は樽が置いてあったりして昭和を感じさせ、またお値段が少々高いお店ですが、とにかくデミグラスソースが美味しかった!美味しい洋食を食べたい方はオススメですね!

そしていんでぃ庵でも美味しいカレーを頂けました!
こちらは3日間煮込んでいるようです。
オススメです!

 それから和食では、和風炭火ステーキ 桜乃がピカ1で美味しかったですね!
初めて食べた牛刺やステーキ等が旨かった!
桜通りにあって国立駅からは少し遠く、また少々お値段が高くまたランチも少なめですが、上質な料理を楽しめました!
とてもオススメです!
人気店なので事前予約をオススメします。

また、夏の家も良かったですね。古民家を改造したお店のようで、個室で静かにゆっくり美味しい本格的和食を堪能できました!
国立駅近辺とは思えない静けさで、とてもオススメです!

 フレンチでは、ランコントルが素晴らしかったですね。店内はかなり綺麗だし、料理も美味しく上質さを感じ、そして記念日サービスもあり良かったです!
 シエル ドゥ リヨン(Ciel de Lyon)も店内は綺麗だし料理も美味しく、ルミエール ドュ ソレイユも地元や山梨の無農薬野菜や新鮮な魚などが美味しかったですね!

 イタリアンでは、リストランテ文流フィオレットイルマーレが、それぞれ店内は綺麗で、上質で美味しい料理があり素晴らしかったですね!
オススメです!

 麺類では、手打ちそば 俊(しゅん)が、綺麗な店内で美味しいそばや天ぷら、マリネ等を堪能できましたね!
オススメです!

 エスニックでは、焼肉亭いなみで上質なお肉を富士溶岩石を使って焼肉で楽しめ、良かったです!


 国立市は小さい街ながらも、比較的レベルの高い美味しいお店がたくさんありますので、ぜひこれらを参考に食を楽しんで頂ければと思います!

美味しかったものまとめ(2013年上半期)

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「白水大池公園 星の館(福岡県春日市)」で天体観測を楽しみました!

2013年08月12日 01時00分00秒 | イベント・外出
<月曜はお勧めなおはなし>

 福岡県春日市にある白水大池公園には「星の館」があって、無料で天体観測を楽しめるとのことなので行って見ました!
 駐車場ももちろん無料で、駐車場から少し約200mほど坂を登ったところにあります。

1img_9677
↑星の館

「星の館」は、ドーム型で中に望遠鏡のある建物と、ヒノキ?の香りが心地よい建物で構成されます。
基本的には毎週金曜・土曜・日曜の14時~21時に開館しているようです。

2img_9985
↑インフォメーション

 ドームの中には望遠鏡があり、パソコン画面でたとえば土星を指定すると、自動的に望遠鏡が動いて土星を見ることができるようです。
また、地球の自転も考慮して自動的に追尾してくれる優れものです。
どうもドームと合わせて数千万円かかったようです。
結構費用がかかりますね。

3img_9673
↑ドームの中の望遠鏡

 さっそく土星を見てみますが、想像以上に輪が綺麗に見え、美しくてビックリ!
この土星には感動しましたね!
それでもこの日は曇りだったので条件はあまりよくないようで、条件が良ければ土星の衛星も見れるとのことでした。
土星の衛星タイタンなどが見れなかったのは残念でしたね。

4img_9674
↑パソコン上の土星

また、天候が悪いときは「おはなし会」が開かれ、小学生にも分かりやすく説明してくれました。
この日は夏の大三角形のこと座のベガ(織姫)やわし座のアルタイル(彦星)、白鳥座のデネブについてはギリシャ神話の絵を交えながら面白く説明してくれましたね。
そのほかさそり座アンタレスが赤く、他の星と比べて年老いていて温度が低いなど教えてくれましたね。
また、春の星座の紹介として、北斗七星の取っ手から延ばしたところにあるうしかい座のアルクトゥールスやおとめ座のスピカ等についても教えてくれましたね。

 それから別の日の昼間に行ったのですが、太陽のプロミネンスが左上に少し見えたのには感動しました!
以下の写真では分かりにくいですが黒点も多かったですね。
黒点が多いということは太陽活動が活発ということで、これでは地球が暖かくなってしまいますね!

5img_9984
↑太陽のプロミネンス

他のイベントとしては星座キーホルダー工作や太陽スライム工作、手作り望遠鏡工作など楽しそうでしたね。
また、流星群や国際宇宙ステーションの見学会もあるようです。
面白そうですね。

6img_9987
↑国際宇宙ステーションを見よう

白水大池公園の星の館は、無料で天体観測等を楽しめとてもオススメです!
ボランティアで運営されているようです。

お勧めなお話(2013年上半期)
自動車保険を安く!

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「心を上手に操作する方法(トルステン・ハーフェナー)」という本はとてもオススメ!

2013年08月09日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

「心を上手に操作する方法」の購入はコチラ

 「心を上手に操作する方法」という本は、ドイツ人でマインド・リーダー(読心術者)としてドイツ各地でステージショーを行うほか講演会やセミナー、テレビやラジオで人気を博しているトルステン・ハーフェナーが著者となります。
 初の著書は「心を上手に透視する方法」という本で、以前このブログでも紹介していますが、世界中でベストセラーとなっています。

 この本では、以下のこと等について書かれていてナルホドと思いましたね。

・良い人間関係を作るために「ラポール」を築く方法
・世代別の心理的特徴
・催眠術について
・心理操作の6つの原理(返報性・一貫性・社会的証明・好意・権威・希少性)
・決断するときに影響を受けるもの
・相手を操る質問の仕方
・顔の表情から心を読み解く
・嘘を見破る方法



 特に「ラポール」を築いて人間関係をよくしていきたいと思いましたし、心理操作の6つの原理に基づいた悪徳商法からは身を守れるなぁと思いましたね。

 また、冒頭に書かれていたトランプの手品(相手が選んだカードを当てる)ができるようになって嬉しかったですね^_^;)
(失敗率が意外と高いですが・・・)

「心を上手に操作する方法」という本はとてもオススメですね!

以下はこの本のポイント等です。

・ラポールの語源はフランス語で、信頼関係という意味だ。ラポールとは、男女関係に限らず、広い意味での人間関係を指す。誰かにきちんと話を聞いてもらおうと思ったら、相手との間にラポール、つまり信頼関係を築く必要がある。普通は、簡単にラポールを築くことができる。話をしている相手と波長が合うと感じるときは、無意識のうちにそれを行っているからだ。たとえば、関わった相手が好感のもてる人物だった場合を考えよう。その人は、あなたが感心するほど気品のあるように見える。するとあなたは知らぬ間に、相手の話し方に自分の話し方を合わせているはずだ。逆のことも起きる。相手がひっきりなしに悪態をついていたら、あなたも使う言葉のレベルを下げ始める。

・堅苦しい表現で課題を出されると、学生たちの解答の文体も堅苦しくなった。課題が気軽な文体だと、学生たちもラフな調子で答えた。興味深いことに、女性や裕福な家庭出身の学生の解答は、特に適応性が高かった。教授たちは、心理学者ジクムント・フロイトやカール・グスタフ・ユングといった有名人の書簡を調査した。すると、二人がよく理解し合い交友関係にあったころは、文体もよく似ていることが多かった。たとえば映画を観たあと、あなたの使う言葉は映画の主人公に同化しているだろう。また、本書を読んだあとは僕の文体に似てきているはずだ。この研究は、非常に役に立つ結論で締めくくられている。その結論とは、二人の会話のつりあいがとれていればいるほど、二人は幸せを感じるということだ。これは、夫婦が円満かどうかを推しはかる指標としても使える。大事なことは話の内容ではなく、お互いが使う言語レベルであるのだ。

・「ラポール」を築くには、相手をしっかりと観察し、自分の行動を相手の行動に合わせること。その際、次の指標を活用するとよい。
 ・体の姿勢と身振り
 ・話す声の大きさとスピード
 ・呼吸のリズム
 ・語調や抑揚

・体の姿勢をミラーリングするときは、小さいことから始めるといい。ゆっくりと一歩ずつだ。はじめはそっくり真似するのではなく、似たようなしぐさをするだけでいい。相手が両腕を組んだら、あなたは自分の右手で左腕を触る。つまり、相手の動作と似た動作を、縮小した形で行うのだ。こうした控えめな動きは効果的だ。さらに、相手の動作を真似るとき、同時にではなく30秒ほど遅らせて行うミラーリングもある。すると、相手は何も気づかないまま、あなたとは波長が合うと感じるだろう。ほかにも効果があるのが、相手の動くスピードに合わせることだ。このときも相手の動きを真似る。

・あなたが善意で提案したのに、「そんなのまったく意味がない」という冷たい答えが返ってきたとする。すでに口調はけんか腰だ。そうしたら、あなたはこう言えばいい。「たしかに、僕の提案がベストなものとは言えないかもしれないよ。だからって、あなたがなぜそんなに腹を立てているのかわからない」これはまさに、魔法の呪文だ。関係のレベルが、内容のレベルを決めるのだ!「問題は、問題が生まれたのと同じレベルでは絶対に解決できない」と言ったのは、アインシュタインだった。視点変え、レベルを変えれば、ラポールが生まれる。さっきの例のように意見が食い違うときは、関係のレベルでしか解決できない。こんなふうに対応すれば、素っ気ない返事をした理由について、相手が穏やかに話し始める可能性は劇的に高まる。

・けんか腰の相手にいつでも使える魔法の呪文がある。それは、「あなたの立場だったら、私もまったく同じように考えます」。こう言ったあとで、あなたの意見を述べればよい。そうすればラポールを築き直すことができる。ちなみに、ラポールをすぐに築くことができる方法がもう一つある。相手が自分のことを話し始めるきっかけをつくるのだ。自分自身のことに興味がない人はいない。相手が自分のことを話し始めるよううまくもっていく。それができたら、相手はあなたのことをとてもよい話し相手だと思うだろう。このときも、先に紹介した「ミラーリング」「ペーシング」「リーディング」を試すといい。相手は、自分自身ことや考えていることについて話している間は、あなたが今何をしているかに気づかないだろう。自分の話で忙しいからだ。

・ラポールを切ってしまうか、あるいははじめから築かないでおくほうがいいときは、そうしよう。それは、相手との間に距離を置いたり、声のトーンを変えたり、いつもと違う言葉を選んだりすることで、段階的に行うことができる。やんわりと「いいえ、結構です」と言うのも効果的だ。極端な例としては、相手と目線を合わせないようにしたり、相手に背中を向けたりすることもできる。そうすれば、ラポールは切れる。

・親近感やラポールをつくり上げるために、まずこの7つのテーマから一つを選び、話しかけるとよい。その際、相手を観察し、あなたの推測が当たるかどうかを調べよう。相手の立場になって考えてみよう。たとえば、誰かに相談しに行くとしたら、おそらく次のいずれかの分野で思い通りにいかないことがあるからだろう。
 ①健康
 ②恋愛(セックス含む)
 ③お金
 ④仕事
以上が4つの重要な分野だ。まだある。
 ⑤願望や将来
 ⑥教育(知識の習得)
 ⑦旅行や引っ越し

・年齢というのは、じつは大事なポイントだ。人間は一人ひとり違っていて、悩みもまったく違うと思いがちだが、実際には、抱えている問題はたいていその年代に特有のもので、予測しやすい。それぞれの年齢層の特徴や条件に影響を受けるからだ。18歳の頭の中にあることは、60歳の人とは違う。

・以下の6つのカテゴリーの内容は、僕たちの行動に決定的な影響を与える心理的な原理である。
 ①返報性の原理
 ②一貫性の原理
 ③社会的証明の原理
 ④好意の原理
 ⑤権威の原理
 ⑥希少性の原理
6つの原理をここで紹介するのh、それらを悪用させるためではまったくない。あなたにそういうテクニックがを使ってほしいのではなく、知ってもらいたいのだ。本書を読めば、確かにそのテクニックが使えるようになるだろうが、使うのはやめてほしい。僕が目指しているのは、ただ、これらの方法を理解してよく考えてもらうことだ。他者を操作しようとする人を見抜いて、ひっかからないようにしてほしい!他者を操作しようとする人が、言葉巧みに商品を買わせたり、寄付をさせたり、何かを譲歩させたりしたいときに、どんな方法を使っているのか。その方法を知れば、あなたは不用意にだまされずにすむ。

・客に大金を支払わせたいとき、ずるがしこい店員はどうするか?コントラストの法則を利用する。まず一番高い商品を客に見せてから、もっと手ごろな値段の商品を見せるのだ。ある男性がスーツとワイシャツを買いに来たとする。手際のよい店員なら、まず高価なスーツを勧めてから、ワイシャツを勧める。ワイシャツも高いものを勧めるかもしれない。スーツに比べたら、ワイシャツのほうが安いに決まっている。安いものを先に勧めるより、この順番で商品を勧めるほうが、客がスーツとワイシャツの両方を購入する可能性が高くなる。店員ですら、コントラストの法則の影響を受ける。たとえば最初により安い商品を見てから高い商品を見ると、後者は本来の値段よりもずっと高く感じられてしまうそうだ。車の販売業者も、まず車そのものの値段を客と交渉して決めてから、オプションを勧めるというやり方で、この原則をよく用いている。車を買うために数千ユーロという金額を支払うとなったとき、客観的に見たらかなりの大金を払っているのに、そのあとだと、数百ユーロの額でどうこう言うのはケチくさい気がしてしまうのだ。

・誰かを完璧に操作したかったら、まずとても面倒なことを相手に頼む。相手が断ったら、今度はもっと小さなことを頼む。実はこの小さな頼みごとが、もともと頼みたかったことなのだ。こうやって頼まれると、応じてしまう可能性がものすごく高い。コントラストの法則も働いている。

・影響を受けることを恐れて、無料の試供品や試食、親切な行為を断る必要はない。受け入れたければ差し出されたものを気にせず受け入れればよい。ただし、視点を変えて、この試供品や差し出されたものは、プレゼントではなく販売策の一つと考えることだ。そうすれば、相手に対して借りがあるような気持ちにならないですむ。

・誰でも、自分の言ったことを守り、一貫性のある行動をとりたいと思っている。まさしくそういう努力のおかげで、この原理は、人に影響を与える効果的な武器となる。気持ちが変わりやすいと思われたくない人は多く、狡猾な人間はそういう心理を利用するのである。そして僕たちは、自分の利益にならないのに、イメージを落とさずに自分がいい気分でいられるような行動をとってしまう。

・一度決めた考えを変えずにいれば、生きるのがとても楽になる。-これは皮肉ではない。僕たちは日常のさまざまなことをこなし、膨大な情報と格闘し、どれが自分に関係してくるかをフィルターにかけている。そのために、たくさんのことを考えたり、決めたりしなければならない。あらゆる情報のうち、多くても9件、少なくても5件ほどしか頭に入らないのが普通だ。だから、思考の負担を軽くするために、「エネルギーの節約方法」があると便利なのだ。日常の複雑な物事をうまく処理できるように備わっているのが、この一貫性の原理のメカニズムである。だから一貫性の原理は、不都合なことばかりではない。

・本当に達成したいことがあったら、その目標をメモすると効果があるということだ。ただ漠然と思い描いていることよりも、紙に書いた目標のほうにずっと多くのエネルギーが注がれる。また、目標について友人に話すのも役に立つ。そうやって決意を固めていくからだ。

・映画では、引っ込み思案な子がついにグループに加わってほかの子と遊んだり、突然遊びの輪に加わったりするという場面が何度も出てきた。被験者としては選ばれた引っ込み思案な子どもたちにそれを見せると、効果は絶大だった。映画を見たあと、子どもたちは、いきなり同じ年ごろの子どもたちと遊び始め、その輪の中にとけ込んでいったのだ。さらに驚くのが、この映画の効果が長続きすることだ。映画を観なかった内気な子は、6週間たっても前と同じように孤立していたが、映画を観た子どもたちの中には、グループの中でもとりわけ活発になった子がいたほどだった。映画の上映時間はたったの23分で、子どもたちは一度見たたけだ-それでも効果は持続した。大事なのは、この映画に、子どもではなく、グループに入る大人や、犬と遊ぶ大人が登場していたら、子供たちには効果がなかっただろうということだ。つまり、登場人物が自分自身と似ているときに気持ちがひきつけられる。登場する人が自分と似ていれば似ているほど、強い影響を受けるのだ。

・広告も、好意の原理をいつも利用している。容姿のいい人たちはかっこいい車に乗る。容姿のいい人たちはいつでも正しい。そういう心理操作だ。ドイツのテレビコマーシャルでは、スーパーモデルで女優のハイディ・クルムがマクドナルドで食事をし、元ミスユニバースのドイツ代表のタレント、ヴェローナ・ポートが電話帳サービスの助けを借りている。広告のポスターで、車の横に魅力的な女性が立っていたら、男性はその車が実際よりも速く走ると思うそうだ。これは事実だ。その瞬間、脳は休み、感情だけが働くからだ。これは広告だけではなく、日常生活でも使うことができる。誰かにすばらしい体験をさせることで、あなたの好感度を高めることができるのだ。さほど特別なことである必要はない。誰かを夕食に招待するだけでいい。それだけでも、あなたが親切だと思われる。恋に落ちたことがある人なら、どういうことかわかるだろう。おいしい料理が食べられるすてきなレストランで最初のデートをすえば、たいてい親密になれる。

・たとえば電車の中で、あなたが気分が悪くなってしまったとする。誰かに助けを求めたい。そんなときは、周りに大勢の人がいても、その中の一人にだけ話しかけること。普通なら、相手はすぐに責任を感じて動いてくれるだろう。こう言うのだ!「そこの赤いジャケットを着た男性の方、助けてください。気持ちが悪くて吐きそうなんです。救急車を呼んでください」その場にいる人の中で、一番助けてくれそうな人の特徴を言おう。相手は自分のことだとわかり、あなたからはっきりとした要請を受けたことになる。誰かが手を差し伸べてくれる可能性が、劇的に高くなる。

・名前も大事だ。名前は何かを連想させ、特定のイメージをもたれやすい。1960年代に、名前についてどんな固定観念があるかという調査が行われた。結果はこうだ。珍しい名前の人は、目立つことが多い。また、人気のある名前の生徒は、人気のない名前の生徒よりも、教師がよい成績をつけたという調査結果も出た。人気のない名前の人は、よくある名前の人よりも孤立しやすく、劣等感をもちやすい。

・僕たちの頭のどこかで、「背の高い人が低い人よりも力が強く、有能で忍耐力があり魅力的だ」というプログラムが動いている。この事実は、銀行口座からも証明されている。2004年にミュンヘン大学が行った調査では、身長が1cm高くなるごとに、月給が平均で0.6%多いのだという。いまこれを読んで、あなたが自分の身長で悩み始めたなら、ニコラス・サルコジもダスティン・ホフマンもトム・クルーズもマドンナも、身長が170cmなくても大成功しているという事実があることをお忘れなく。

・ほとんどの歴史家が、ハーディングはアメリカ史上最悪の大統領の一人であると認めている。その容姿と身長のインパクトがなければ、大統領の座につくことんど絶対に無理だっただろう。このことから、ハンサムに見える人物のほうが好感をもたれるという不公平な事実を「ウォーレン・ハーディング効果」と呼ぶ。

・西欧諸国では、ひげをきれいに剃った男性のほうが、ひげを生やした男性よりも信用できると思われる。ひげは、清潔さに欠けることや、抜け目のなさ、腹黒さを連想させるからだ。

・嘘をつくときのシグナルの一つは、嘘をついている本人の行動や態度が、突然変わることだ。それまで見られなかった動きや身振りをしたら、かなり確かなシグナルとなる。また、話をしている相手が突然、手で口を-口の端だけのこともある-隠したら、嘘をついていることの明白なシグナルの可能性がある。ただしそのシグナルは、疑いの気持ちを表していることもあるし、吐きそうになっている場合もある。確信を得るためにはほかの特徴を見る必要があり、直感や洞察力もいる。嘘を見破るには、3つのレベルがある。
 ①身振り、表情、話し方などの非言語コミュニケーション
 ②相手がどんな言葉を使い、何をどのように強調しているか
 ③脈拍数が変わったり、手に汗をかいたりするなどの、体に表れるシグナル

・相手が男性の場合には、喉頭のあたりを見るといい。その男性が発言したあとで-またはその男性が話を聞いているときでも-喉頭の筋肉がものを飲み込む動きをしたら、ストレスや恐れや、今の発言を拒絶するシグナルである。「会えてうれしいよ」と言ったあとに飲み込む動きが見えたら、本当は大して喜んでいない。

・まばたきもシグナルの一つだ。通常、僕たちは20秒おきにまばたきしている。相手と波長の合う状態で話をしているとき、相手はあなたとほぼ同じ回数、まばたきをするだろう。たいてい、あなたが話して間を置いたときに、相手がまばたきをするはずだ。まばたきの回数が多いときは、相手が罪悪感をもっているか、不安になっているか、恥ずかしいと感じているか、または、コンタクトレンズがズレているかのどれかだ。たとえば意識を集中させて、うまく嘘をつく方法を考えているときには、たいていまばたきの回数が増える。

・嘘の話をすばやく見抜く方法を、一つ紹介しよう。まずは、最初から最後まで話をさせる。ただ耳を傾けよう。相手が長く話せば話すほど、こちらは有利だ。話が終わったら、今度は相手にもう一度今の話を、後ろから、つまり逆の順に話してもらう。嘘をついていたら、きちんと話せないはずだ。本当の話ならできる。ただし嘘の達人なら別だ。これは本当に効果がある。つくり話をしているときは頭の中が忙しく、普通は出来事の時系列を正確に覚えていない。だから、つくり話を後ろからは話せないことが多い。

・ポリグラフは必ずしも信頼できるものではないため、ドイツでは裁判での使用は認められていない。それが妥当だろう。アメリカではポリグラフの間違った解析で、多くの人が処刑された。ポリグラフテストを欺くことができたために、自由に外をうろついている犯罪者もいる。「ガリレオ」というテレビの情報番組で、どうやって欺けるのかを見たことがある。括約筋をコントロールすれば、嘘発見器を欺くことができるのだ。本当のことを言うときに括約筋を緊張させ、嘘をつくときは緩める。それだけのことだ。もっとうまいトリックを使った女性がいた。彼女は本当のことを言うときに、不快n場面を想像した。火事で燃え盛る家の中にいる場面や交通事故に遭った場面などを思い浮かべたのだ。嘘をつくときは、何かよいことを想像した。海辺でバカンスを過ごしているとき等を思い出した。そんな状況を視覚化するときの感情がともなうと、それだけポリグラフの結果は役に立たないものになった。

<目次>
はじめに
 37歳の誕生日に起こったこと
 ドクターが教えてくれた処方箋代わりの話
 自分の心を自分で操作するために
1 お気に入りの手品の種明かし
 僕を一番うまくだました「究極のカードトリック」
 相手の選んだカードを見事に当てる「しかけ」とは?
 あなたはすでに相手の選んだカードを知っている
 カードトリックの最終種明かし
2 玄関先での心理操作
 僕が出会った、あるセールスマンの話
 本書の目的は「心理操作の方法を明かすこと」である
3 相手と「ラポール」を築く方法
 「他者の目線」で物事を見ることの重要性
 仲のよい二人は、話し方や文体まで似てくる
 コミュニケーションで大事なのは「内容のレベル」と「関係のレベル」
 「ミラーリング」と「マッチング」で親近感を高める
 体の動きだけでなく、心の様子も鏡のように真似る
 さらに強固なラポールを築くための「ペーシング」と「リーディング」
 子どもがわがままを言ったときの上手な対応法
 部屋に閉じこめられた男が脱出するための「1回だけの質問」
 なぜ、ささいなことでけんかをしてしまうのか?
 信頼関係を築くための、簡単でエレガントな方法
 けんか腰の相手には、こうすればうまくいく!
 ラポールを切ったほうがいい場合
4 世代別の特徴を意識する
 「マインド・リーディング」と「占い」の共通点
 誰でもできる、占いを的中させる方法
 「18歳から35歳」の人に共通する関心事
 「18歳から35歳」の人の心理的特徴
 「36歳から55歳」の人の心理的特徴 
 「56歳以上」の人の心理的特徴
5 催眠術の歴史をひもとく
 古代ギリシャに残された、催眠術の記録
 自己催眠で麻痺を克服した催眠療法家エリクソン
 催眠ショーの危険な実態
 他人の手によるのが「催眠」、自分で行うのが「瞑想」
 人さし指が引き合う「磁石の指」の実験
 催眠術を行うための具体的な方法
 相手の「五感すべて」に働きかける
 「聞いたこと」よりも「見たこと」に影響を受ける理由
6 催眠術の具体的な手順
 催眠状態に誘導するための5段階
  ①準備
  ②深化
  ③確認
  ④誘導
  ⑤覚醒
 「責任」がなければ、他人を操作してはならない
7 他人を操作することの危険性
 催眠状態の人に、犯罪を命じることはできるのか
 暗示にかかった人は、どこまで指示に従うのか?
8 自分の「ものの見方」を操作する
 現実を「4つの視点」でとらえる
 ①客観的な視点
 ②主観的な視点
 ③象徴的な視点
 ④ホリスティック(包括的・全体的)な視点
9 相手に気づかれずに影響を与える
 簡単だけど成功率の高いガードマジック
10 心理操作の6つの原理
 なぜ、自分が望んでいないことをしてしまうのか?
 人間の備わっている「刺激と反応のメカニズム」の効用
 アイドルを見たあとは、パートナーへの不満が大きくなる!?
 客の財布のひもをゆるめる、商品の巧妙な勧め方
 親切にしてくれた人に、親切を返したくなる心理的原理
 試食したものをつい買ってしまうのはどうして?
 先に「とても面倒なこと」を頼み、次に「小さな頼みごと」をする
 交渉能力の高い人がやっていること
 史上最大の詐欺師の大作戦
 「一度決めたことは、ころころ変えたくない」という心理を利用する
11 なぜ、私たちはだまされるのか
 ペテン師の手に落ちる理由
 「固く信じる人」と「まったく信じない人」が存在する
 「目標は紙に書くとかなう」ということの心理的意味
 「よい知らせ」と「悪い知らせ」、どちらを先に伝えるべきか
12 決断するときに影響を受けるもの
 なぜ、噂話を信じてしまうのか?
 「みんながそうしている」ということの絶対的な効力
 「社会的原理」をプラスに活用する
 「共通点」があると、相手に好感をもつ
 好感度アップのためのテクニック
 人は「偉い人」の指示に無意識に従ってしまう
 有名人の自殺の報道があると、自殺率が上がるのはなぜか
 不特定多数の人ではなく、限定した一人にお願いする
 すべての物事には、二面性がある
 「意見の内容」よりも「好感の有無」によって心が動く
 「名前」の心理的影響が、人気や寿命までも左右する
 人に好感を与える「外見」の驚くべき特徴とは?
 「完璧」や「立派」を目指してはいけない
 「権威の力」を日常生活で効果的に使う
 「希少性の原理」のテクニックで人を動かす
 クッキーをお皿に山盛りにのせてはいけない理由
13 相手を操る「質問の仕方」
 あの電車事故を振り返って思うこと
 エネルギーは注意を向けたほうへ向かう
 「リーディング・クエスチョン」と「クローズド・クエスチョン」
 「二者択一の質問」をしただけで、売り上げが上がった!
 「適切な質問」をする者が、会話をリードする
 人によって「経路」の優先度が大きく異なる
 視覚、聴覚、触運動覚、どれが一番優れているか?
14 「顔の表情」から心を読み解く
 口では嘘をつけても、顔は嘘をつけない
 人間の表情は、7種類に分類できる
 微妙な表情の存在を理解する
  表情① 驚き
  表情② 恐怖
  表情③ 悲しみと絶望
  表情④ 憤りと怒り
  表情⑤ 嫌悪
  表情⑥ 軽蔑
  表情⑦ 喜びと歓喜
15 嘘を見破る方法
 嘘を見破るための3つのシグナル
 特徴的なしぐさが教えてくれること
 「まばたき」と「目線」で真意がわかる
 自分の身体を頻繁に触るのは、自信のなさの表れ
 つくり話をすばやく見抜く方法とは?
 機械で嘘を見破ることは可能なのか
 「尋問のプロ」は相手のどこを見ているのか?
 相手の嘘のサインがわかる「コイン当てゲーム」
16 言葉の魔力
 「言葉」の使い方によって「視点」を変えることができる
 心理操作は”幸せになる”ためにある
おわりに
謝辞
訳者あとがき


面白かった本まとめ(2013年上半期)

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映画フォレスト・ガンプ好きにはBubba Gump Shrimp(後楽園ラクーア)というお店はオススメ!

2013年08月07日 01時00分00秒 | 外食
<水曜は食べ物のおはなし>

 念願の東京ドーム近くの後楽園ラクーア1FにあるBubba Gump Shrimpというお店へ行ってきました!

1img_9387
↑店構え

 映画フォレスト・ガンプをテーマにしたお店です。
店内入口近くには実物でしょうか映画の最初のシーンでガンプが着ていた白い服やカバンがあり嬉しかったですね!

2img_9383
↑映画フォレストガンプ当初のシーンの白い服など

 それから映画撮影時の写真がふんだんにありました。

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↑映画のシーン

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↑台本?

そしてあの印象的なガンプの家の写真や設計図もありました。

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↑ガンプの家

それから驚いたのですが、あの白い羽は細い糸で操っていたんですね^_^;)

6img_9379
↑白い羽

それからダン中慰の足先は、実は青いストッキングを履いていて、特殊効果で消していたようです。
なるほどね~。

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↑ダン中慰

それからプレスリーのシーンもそういや面白かったですね。

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↑プレスリーのシーン

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↑映画に関する写真


 店内は天井が高くアメリカンなお店で、雰囲気はFRIDAYSに似てますね。
レジのシステムも同じ感じです^_^;)

10img_9365
↑店内

さっそく席に座ってメニューを見ます。
やはり店名にもありますが、戦死したバーバが誘い、ガンプが大儲けしたエビがメインのようです。
あのバーバには涙しましたね・・・。

11img_9385
↑メニュー

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↑メニュー

 お値段はどれもちょっと高めでどれを選ぶか悩みますが、やはりここはエビがセットになったもので、そして魚料理が食べたいと思いましたので、「バーボン ストリート マヒマヒ(1990円)」を注文しました。
 ケイジャンスパイスで味付けしたマヒマヒの炭焼きをシュリンプ入りバーボンソースで食べるものです。
マッシュポテトかバターライスを選べ、今回はバターライスを選びました。

飲み物は、バドワイザーSサイズ270mlが580円でした。
なお、このお店はサービス料として+10%加算されます。

 それからこのお店で店員を呼ぶには、テーブルに置いてあるパネルを「RUN FORREST RUN」から「STOP FORREST STOP」へ表示させるとは面白い!!
あのアメフトでガンプが走り抜けてしまうシーンで表示が変わっていましたね!
もちろん表示を変えると、すぐ店員が止まってくれました^_^;)

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↑RUN FORREST RUN

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↑STOP FORREST STOP

それから、メニューの一部が卓球のラケットに貼ってあるのも面白かったですね。
ガンプは卓球も活躍しましたもんね。

15img_9372
↑卓球のラケットのメニュー

 ビールを楽しんで、しばらくすると「バーボン ストリート マヒマヒ」が運ばれました!

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↑バーボン ストリート マヒマヒ

 大きなマヒマヒが2つもあり、そしてエビがたっぷり!
 ケイジャンスパイスで味付けしたマヒマヒの炭焼きが、シュリンプ入りバーボンソースとマッチして美味しい!
バターライスとも合います!
さすがお値段なりの品質ですね!
こりゃぁ美味いです!

それから、店内を見ると、テレビモニターでは映画フォレストガンプをやっていました。
ついつい映画に見とれてしまいます。

それから他のテーブル席では、店員さんによるハッピーバースデーサービスが元気良くなされていました。
さすがアメリカンなお店です^_^)

Bubba Gump Shrimpというお店は、映画フォレスト・ガンプ好きにはとてもオススメです!



美味しかったものまとめ(2013年上半期)

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ババ・ガンプ・シュリンプ 東京

夜総合点★★★☆☆ 3.6
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ハウステンボス(2013年7月)で楽しみました!

2013年08月05日 01時00分00秒 | イベント・外出
<月曜はお勧めなおはなし>

 約3年ぶりに、ハウステンボスへ訪れて、かなり楽しめましたのでその紹介をしたいと思います。

 前回と比べると、かなりアトラクションが増えたり変わったりしていましたね。
そのため新鮮に色々と楽しむことができました。
大まかにアトラクションの以下の変化には気づきました。

<新規に加わったもの>

・アドベンチャーパーク(シューティングスター、天空の城、The Maze、メルヘン不思議の森)
・ハーバータウン(HTBハーバーシネマズ)
・スリラーシティ(監禁病棟、5D MIRACLE TOUR)
・アトラクションタウン(エクストリーム・イン・ライン等)
・アートガーデン(ドームシアターi-4、白い観覧車等)

<パワーアップしたもの>
・水の王国

<なくなったもの>
・運河での魚釣り?

 当日は、開園9:00ちょうどに車で到着しました。
駐車料金は600円でしたね。
 入口で1DAYパスポートを買い、入国します。

 入国して右側に新しくアドベンチャーパークが出来ましたので、まずThe Maze(ザ・メイズ)にチャレンジします。

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↑The Maze(ザ・メイズ)

 5階層からなるツリーハウスに、400ほどのブロックから構成されたコースを上下左右、縦横無尽に動き回りながら、秘宝「龍玉」が隠されているゴールを目指すものです。
ゴールの他に4つのポイントがあって、そこでスタンプを押すこともできます。
ゴールの他の3つのポイントは比較的早く見つけることができたのですが、残りの1ポイントを見るけるのに結構手こずりました。
最初にスタートに戻ってしまったり、ニセのゴールに行きそうになったり・・・
上下に急な階段を昇降するし、風通しがよくないので、汗だくでしたね。
諦めそうになりましたが、残りの1ポイントを見つけるとすぐ近くにゴールがあってラッキーでした。

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↑龍玉を見つけゴール!

 次に、The Mazeに隣接している「天空の城」という日本最大級の空中アスレチックを楽しみます。

3img_9773
↑天空の城

 「天空の城」は地上から張り巡らされたロープや丸太等の上を進むもので、高さ3m・6m・9mのコースがあります。
今回は高さ3mのコースを選びました。
事前にヘルメットと命綱セットを装着し、進みます。
一応、地面は木のチップが敷かれていて安全そうですし、脚立が置かれていて、非常時には救出してくれるようです。
しかしながら、かなり不安定で、足はかなりぷるぷると振るえ^_^;)、そして足場やロープを揺らしながら進みます。
思わず足裏が汗をかいていましたね^_^;)
こんなことは初めてです・・・。
またあまりの怖さに泣いている子や、なかなか進めない子もいましたね。
大人もかなりビビッてしまいます・・・。

9mのコースはかなり高さがあり、自分は多分無理です・・・^_^;)
かなり本格的に楽しめるアスレチックでとても良いと思います。
これはかなりオススメです!

それから、4人乗り用の自転車をレンタルしたかったのですが、13時過ぎまで予約でないとのことで諦めて、カナルクルーザーでドムトールンの近くへ行き、その塔にエレベーターで上ります。
ハウステンボス全体を眺めることができ、全体を把握できてよいですね。
記念のメダルコーナーもあり、思わず買って刻印してしまいます^_^;)

そして昼食の時間になったのでフォレストヴィラにある自然派レストラン トロティネへ行きます。
太陽の光がたぷり入る開放的な雰囲気のレストランです。

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↑店内

野菜を中心とした自然派食のブッフェ形式のお店で、ランチは大人2300円、小人1000円です。
さまざまな種類の料理と、アップルや野菜ジュース等のドリンク、デザート、珈琲などを含めてのお値段なので比較的リーズナブルだと思います。
野菜が多いのでとても嬉しかったですね。
ハウステンボスの中のレストランとしては今のところ一押しで、とてもオススメです!

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↑ランチの一部^_^;)

それから、水の王国で子どもたちを遊ばせますが、以前と比べて場所も変わって広くなり、スライダーもたくさんあり、とても楽しめる内容となっていました。
2時間ほど遊ばせますが、まだ遊び足りないようでしたね。

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↑観覧車から水の王国など

それから、近くの白い観覧車に乗ります。別途一人600円必要ですが、冷房も効いていて気持ちよかったですね。
そして、ドームシアター i-4を見ますが、ストーリーはイマイチですか。
ただチューリップや妖精などの画像はドーム上で広がりかなり綺麗でしたね。
ドーム内で音がかなり反射しているのが凄かったです。

そして、急いでアトラクションタウンの噴水広場屋台へ行き、ハウステンボス歌劇団によるファンタスティック・レビューを堪能しました。
宝塚歌劇出身者等で動きもよく、踊りや歌が素晴らしかったですね。
特に男役がさすが格好いい!
最後にCDを売り出すのには驚きましたが、かなり楽しめるショーでとてもオススメです!

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↑ハウステンボス歌劇団

それから、マジックミラーメイズを楽しみ、スリラーシティの5D MIRACLE TOURを楽しみます。
5D MIRACLE TOURは、前面だけでなく上下左右囲まれた映像空間の中に人が入り込み、美しい映像や浮遊感を体験するものです。
確かに映像は綺麗だし、音もかなり響いてよく、ビルとビルの間などでは浮遊感を感じました。
これはとてもオススメですね!

そのほか4人乗り自転車を楽しんだり、ジパング探偵倶楽部で、初級編ですが園内の宝探しゲームを楽しめました!

 ハウステンボスは、アトラクションや美味しい食事を楽しめ、とてもオススメです!!

お勧めなお話(2013年上半期)
自動車保険を安く!

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「ひっかかる日本語(梶原しげる)」という本はオススメ!

2013年08月02日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

「ひっかかる日本語(梶原しげる)」の購入はコチラ

 「ひっかる日本語」という本は、アナウンサーや司会業で活躍している梶原しげる氏が書いたもので、著者が実生活でひっかかる言葉や良い話し方などを基に、その理由やコミュニケーション術等を楽しくわかりやすく説明したものです。

 特に以下については、なるほど面白いなぁと思いましたね。

・数字のゼロは英語で、レイは日本語

・話は間が大切

・池上彰さんの説明の特徴は以下の通り
 ①直接話法の多用
 ②擬人化
 ③受講生に質問させる技

・質問は興味があるからこそ出るのだし、質問された人間は頼りにされ、尊敬されている

・インタビュワーの吉田豪さんの技は以下の通り
 ①事前取材で好きになる
 ②綿密な事前取材により関係性を築く
 ③情がわかないくらいの距離間を保つ
 ④うそをつかない
 ⑤否定したり説教したりしない

・カリスマキャバクラの技は以下の通り
 ①嫉妬するやっかいな身内にはメリットを与えて仲間に取り込む
 ②客の誘いは拒まず、身内を連れてマンツーマンの関係を避ける
 ③お客様を楽しませようと考えるのは傲慢。お客様の話をしっかり聞いて面白がるのが仕事
 ④客本人さえも気づいていない細かい良いところを見つけ出し言葉にして褒める

・文字だけの指示より音読を伴った読み聞かせの指示が仕事を効率化

・隠されたカリキュラムが大切

・見た目勝負の商品ではラジオショッピングがテレビショッピングより返品率が低い

・人を励まし自信を与えるコンプリメントが大切

・口下手が口無精にならないポイントは次の5つ
 ①話す相手に関心を持ち続けること
 ②具体的な返答は短くする
 ③何を口にすべきか自問自答しながら話す
 ④自分の良い例外を探す
 ⑤話しかける相手は親しい一人だけとイメージする 

・ネット動画撮影のコツは以下の4つ
 ①レンズを「恋人」と思って話す
 ②時間制限を意識する
 ③リハーサルは必須
 ④台本は必要

・話の上手な人は、正確な数字データを織り込む

・思考を変えるときに活躍するのが気分の数値化

・下戸の場合は、うなずき、相づち、笑顔、適切な質問、傾聴及び誠意が重要

・ダメ出しをする場合の基本は以下の3つ
 ①穏やかに
 ②ダメ出しをするのは企画であって本人ではない
 ③解決策を考える

・講演会では女性客が多いと反応がよく話しやすい

・講演会で男性客が多い場合は論理的に組み立てた話が良い

・口下手な場合は次の3つがポイント
 ①笑顔のすてきな人を目指す
 ②気配り・気働きの人を目指す
 ③聴き手に徹する

・恋愛は、相手の心を読み取りそれに沿った行動をすること

 著者は生来の粘着質をフル稼働して日本語を対象としてこの本を書いたと卑下していますが、全然そんなことはないと思います。
真っ当な考えだと思います。
また、分かりやすい例を用いながら、またポイントをよくまとめて書かれているのでとても理解しやすい内容となっています。

 この「ひっかかる日本語」という本は、人生に役立つヒントが満載でとてもオススメですね!

以下はこの本のポイント等です。

・090-0123-××××。携帯など電話番号を人に伝える時、0にあたるところをあなたは「ゼロ」と言う?それとも「レイ」と言う?私は「ゼロキュウゼロ」と読むゼロ派だが、「レイキュウレイの」と言う「レイ派」も少数派ながら存在する。ところがテレビやラジオに耳を澄ますと「お問い合わせは東京レイサン、レイイチニイサンの×××までお願いします」と0を言う時「ゼロ」ではなく「レイ」が使われていることがふつうだ。テレビ、ラジオのアナウンサーが番組内で電話番号、郵便番号などを口にする時は「レイ派」が圧倒的、支配的だ。何故か?その答えはNHK放送文化研究所のホームページに書いてあった。要するに「ゼロ」は英語、「レイ(零)」は日本語。「ゼロ、キュウ、ゼロ」というのは「ワン、ツー、サン」とか「彼は我が社のナンバーイチです」というのと同じようなもの、ということである。なるほどこれが論理的な正解だろう。

・「ごめんなさいね、自分の成績が思うように伸びないからあなたにあたっているのよ。あなたは確かにセールスには向いていないかもしれない。でも説明しているときの声、とても魅力的よ。百科事典売りは無理だと思うけど、その声は大事にすることよね。あんな酔っぱらい、無視してお帰りなさい」早々にお宅を退散しながら、そこの奥さんが大船観音のように思えた。「どうしてアナウンサーになったんですか?」と聞かれることがあるが、今にして思えばこの奥さんの助け船の一言がそのきっかけのひとつだったのかもしれない。

・1時間番組のためにスタジオ収録で2時間カメラを回した時、粗編集を済ませた後が編集マンの腕の見せ所だ。特にバラエティーでは発言者の面白さを生かすため、「落ち」の前後の「間」をどう作ればより面白さが伝わるのか、0.1秒単位での編集作業を行っている。「とにかく決められた時間に収まればいい」という編集をしたら、番組はめちゃくちゃになる。「この人のこの場面での「間」はこの長さ」「受ける側の「間」はこれくらい」-こういう作業に何十時間もかけているのだ。同じ話でも「間を的確に作り出した作品」と「適当につなげた作品」では雲泥の差が出る。

・池上彰さんの説明の三大特徴は、①直接話法の多用、②擬人化、③受講生に質問させる技、である。北朝鮮が世界中から「やめろ!」と言われながらも、なぜ「核開発」を続けるのかについての池上さんの説明はこんな感じだ。池上「北朝鮮はこんな風に心配したんです。「アメリカは強いなあ。もし今度アメリカと戦争ということになったらやられてしまうかもしれないなあ」。一方で、アメリカは「北朝鮮がもう一度韓国に攻め込んで来たら大変だ。じゃあ韓国を守ってあげるために核爆弾を韓国国内に置いておこう」と考えました。すると北朝鮮は「韓国にある核兵器が怖くてしかたないよー」と不安を感じたんですね。そこで「よし、うちだって、自分のところで核兵器を開発すればいいんだ!」と決心することになったんです」北朝鮮やアメリカといった国家を擬人化したうえで、彼らの思考を台詞にして直接話法でしゃべっているのがおわかりだろう。

・池上さんの特徴的なフレーズとされる「いい質問ですねぇ」が飛び出すのも、生徒が質問しやすい流れを作っているから。そのために池上さんは、生徒たちの個人的な情報(趣味や近況)も仕入れたうえで、その種のことも「突っ込みのネタ」として使う。こうして生徒たち(と視聴者)は、話にどんどんのめり込むことになる。

・本来、質問は興味があるからこそ出るのだし、それ以外に「あなたと仲良くなりたい」「あなたをリスペクトしている」という感情の発露でもある。質問された人間は、頼りにされ、尊敬されているのだから、喜ぶべきところだ。

・吉田豪さんは、取材対象者に会う前に、徹底的にその人物について調べる。著名人である場合は、著作のすべて、その人物に関する新聞・雑誌・ネット上の記事、ブログ、ツイッターに至るまで試験前日の徹夜の一夜漬けのように、大事な部分は書き取りながら、読みまくる。どこまで調べたら、納得するのか聞いてみると、こんな答えだった。「その人について、自分場好きになれるポイントを見つけ、自分にとっての好奇心のアンテナがピピッと反応するまでです。どの角度から見ればこの人のことが「好きだ!面白い」になるのかを探す作業が完了した時点で納得です。睡眠時間1日1~2時間に削って調べれば自分にとって「ここはおもしれーなあ、好きだなあ」というところが一つや二つは大抵見つかるもの。従って、取材対象者に直接会う時は、その人のある部分がとても「好き」な、好奇心一杯な自分になっているわけです。自分のことが心から好きなインタビュアーには本音を語りたくなるものです。

・感動が信頼へと変わり、最終的には、インタビューは、人生相談からカウンセリングのようになっていく。「僕のインタビューは、相手の良いところを徹底的に探して、そこを肯定していく作業です」これはまさにカウンセリングだ!

・瞬時に「よい関係性」を構築した豪さんは、それを、その場限りと決めている。すなわち、私的交際に発展させることを自らに禁じている。これはまさにカウンセリングの論理綱領と同じだ。カウンセラーは原則的に相談室以外で私的にクライアントと会うことはない。「よい関係性」は、インタビューという「仕事」を成立させるためのものと割り切らないと筆が鈍る、という豪さんの考え方はまさにプロの仕事人ならではだ。「客観的な線引きをして、情がわかないくらいの距離間を保つことが必要。アイドルに限らず、取材対象者は個性的でありアクの強い人が多い。好きだ、面白い、という、その面白がりの距離を心得ておかないと、問題となる場合がある」過度な依存や、近づきすぎて逆に嫌いになったり、なられたりという事態が起きかねない。大事なのはヒット&アウェーのスタンスなのだ。

・嫉妬するやっかいな相手を、憎んだりいじめ返したりするのは簡単だが、あえてメリットを与えて仲間に取り込む。ビジネスパーソンの見習いどころだ。

・お客様を楽しませよう、なんて考えるのは、とても傲慢なこと。お客さんが楽しんでいる所にいる、というのが理想ですね。私たち、芸人さんじゃないから、笑わせたり、楽しませたりなんて能力ないじゃないですか。お客さんが話す話をしっかり聞いて、面白がるのが仕事ですね。お客さんたちは、話を聞くよりも、自分の話を聞いてもらう方がずっとお好き。話すキャバ嬢より聞くキャバ嬢の方が出世する。これはこの世界の常識ですよ。お客様の中にはあえて難しい業界の話をしてくる人もいらっしゃる。そういう時は、中途半端に分かったふりなんかしない。お利口さんぶらないで「なんかすごーい!面白そう!私なんかでも分かるように教えてくださーい」と素直に聞いた方が喜んでもらえる。とにかく、お客さんに気分良くしゃべっていただくお仕事なんですから。正直あんまり好きなタイプじゃないなあ、というお客さんでも、しっかり聞いて、観察してると、その人の本当に良いところが見えてくることがあるんです。そこはすかさず口に出します。お世辞はすぐにばれて、かえっていやがられるけど、本人さえも気づいていない細かい良いところを見つけ出し言葉にして褒めると感激してくださいますね。

・田原総一朗さんはいつも「顧客満足」をねらう、流行っている店の経営者と同じ姿勢だ。だから常に視聴者の視点を忘れない。だからよく、こんなフレーズを使う。「その今言った、何とかという横文字、よく分かんないから、誰か説明してよ」「何だか良いことを言ってるみたいだけど、話が速すぎて僕じゃついて行けない。もっとゆっくり、僕でも分かるように話して」どう考えても田原さんなら理解できていそうな場面でも、あえてこういう質問を入れて、議論のペースをわざと落としたりする。獰猛にして老獪。

・「文字だけの指示」より「音読を伴った、読み聞かせでの指示」は、仕事の効率化を促進する上で実に効果的だ。「読み聞かせ」を家庭内だけのことと決めつけるのは、もったいない話である。

・フリーのアナウンサーになりたてのころ、あるシンポジウムの司会を担当した。テーマは「女性の生き方」といったもので、直木賞作家、ベテラン女優、女性起業家、等々、その頃話題の女性が「人生を熱く語る」という類のイベント。テレビもラジオも関わらない純粋なイベントというものに不慣れだった私は、それなりに緊張していた。放送局の人間は放送がないと緊張するのだ。しかし下調べをしていたおかげもあって無事終了。さあ、早く帰って、友達と連絡して一杯やろうかと思い、そそくさと帰り支度を、と思ったら、当時のマネジャーが私にこう言った。「梶さん。こういう場合は、本番以上に終わった後に、皆さんとどういう風に交わり、どういうお話をするかが大事。食後のデザートが一番大事で、美味しいんですよ。ほら、だれもすぐ帰らないでしょう。こういう雰囲気にはいっていかなきゃ。またいつどこで、ご一緒するかもしれないんですから」「なんだこりゃあ!?」本番では聞けなかった、ぶっちゃけトーク炸裂。「さっきはあれでうまく話を引き出せたと思っていたけど、みんなまるで話し足りていなかった。今聞く話の方がよほど面白い!」この時は随分自分を責めたものである。公開シンポジウムは正式なカリキュラム。その後に展開されている「講義」は「隠されたカリキュラム」といえる。

・グラビアアイドルを撮っているカメラマンと話をした時も、これに近いことを聞いたことがある。「「ハイ撮りますよ、笑って笑って」なんて言うのはド素人。「いいね、いいですよ。最高」と乗せて撮るのは当たり前。「はい、以上です。お疲れさまでしたー、いやー、おかげで、とてもいい写真撮れました。最近、写真も大分なれたでしょう、ね」なんて油断させ、機材を片づけるふりをしながら、本人が気を抜いて素で笑ったところを撮るんです」仕事という公的な緊張から解放された安堵感から、もっとも本人らしい魅力が伝わってくるというわけだ。こちらの方が雑誌に掲載される確率は高いとプロは言うのである。

・大事な仕事は会議室だけで進められているわけではない。むしろヒットするアイデアは、さりげない立ち話のようなものから生まれることがある。人の心に響く企画や商品はきっちりしたカリキュラムの組まれた「公的な場」ではなく、なんでもない隙間の時間、喫煙ルームでのぼやきや、290円均一の立ち飲み屋で気持ちがゆるゆるになった時こそ生まれる場合がある。そこにあるのは非公式な、いわば「隠されたカリキュラム」の世界だ。

・利用者にとってはお馴染みのラジオショッピングだが、そうでない人は、この形式自体に疑問を持つようだ。見ないで買うなんて人がそんなにいるのか?と。そういう懐疑派に、ダイヤの指輪のような、「見た目勝負」のものが、ラジオでよく売れ、返品率も低いと説明すると、本当か?とさらに怪しむ。売っている私も、そのことが気になって、担当者に聞いたことがある。「テレビは映像の工夫で、1カラットのダイヤを葡萄1粒ぐらいに見せてしまうこともできる。で、届いたものをみると、その落差に愕然として、返品ということもあるかもしれないね。ところがラジオではリスナーは自分の指を見ながら、この位なんだろうなあ、と常識的にイメージする。過剰な期待を抱かない。ラジオを聞き慣れている人は、言葉から映像を頭の中で作り上げる訓練が出来ているから、とんでもないかいりというのがないんだ。ダイヤに限らず、宝飾品のような高価なものを買う時は当然迷う。ましてや見ることのできないラジオで買うなんて、と思うだる。そこが日頃馴染んだパーソナリティーの強み。親戚は隣近所の人より身近で信頼できると感じているラジオの○○さんが勧めるんなら買ってみるか、という方が少なくない。というわけで、ラジオショッピングで「見た目勝負」の商品はよく売れ、返品率はテレビに比べ二桁少ない。」

・カウンセラーの仕事はクライアントの言葉を聞いてその真意をくみ取り、そこから援助につながるきっかけを見つけ出すことだ。ぱっと見は単なる雑談のように見えても、カウンセラーはクライアントの言葉の背後にある本音や感情を読み取ることに集中している。精神分析であれ、来談者中心療法であれ、認知療法であれ、基本は「聞くこと」。

・「コンプリメント」とは辞書的な解説では「賛辞、表敬」。ただし本稿でいうところの「コンプリメント」とは、最近話題の心理療法、SFAにおける最強の武器のひとつ。簡単にいえば、人を勇気づけるのに多大な効果を発揮する「ほめるワザ」だ。評価し、賛同し、敬意を表し、労苦をねぎらう。お世辞、お追従とはまるで違う。「五感を総動員して観察し、相手の心に響くフィットした真実のほめ言葉」のことを言う。「コンプリメント」とは、人を励まし、自信を与える、魔法の言葉である。

・話の上手な人には「上手な数字の見せ方」の技を持っている人が多い。以前、テレビ局の友人に「最近、しゃべりで感心した人って誰?」と聞いた時に、彼が名前を挙げたのは、宇宙飛行士の山崎直子さん。さっそくそのトークを拝見したが、確かに素晴らしい。魅力のひとつは、話の中にさりげなく正確なデータが簡潔に織り込まれている点だ。

・思考を変えるときに活躍するのが、気分を数量化(数値化)する「スケーリングクエスチョン」。具体的な「見える数字」を提供しながら「できている自分」「解決している自分」という面に焦点を当てる。実現可能な小さな目標をクリアしていることを数字の上昇で実感させる。これを小刻みに何度も繰り返し、達成感を体験させる。その中から徐々に解決のイメージが見えてくる。これを粘り強く行っていくうち、気がついたら大きな目標に向け前進していた。これが理想だ。ここでのポイントが具体的な「数字」を上手に使うことだ。

・お酒を飲むことができない分、お客様のお話にはしっかり集中して反応することを心がけました。具体的にはうなずき、相づち、笑顔、適切な質問、傾聴ですね。こちらは酔っていませんから、お客様が時間の経過と共に、徐々に本音を語り出す場面が感じ取れる。そこにはお客様からの宿題が提出されていることがあるんです。それをぬかることなく受け止め、翌日お礼のご挨拶の中にさりげなく織り込んでお伝えすようにしています。下戸の武器は「誠意」しかないんです

・私が「女好き」というわけではない。「話のしやすさ」が、男女まるで違うからだ。明治大学教授でテレビのコメンテーターとしてもおなじみ斎藤孝先生の講演を聴くチャンスがあったが、先生はこのようなことをおっしゃっていた。「今日は会場を見渡して安心しました。女性の方が多い!女性はレスポンスがいいですね。しっかり聞いてきっちり反応してくださる。面白いことを言うと、わっと笑っていただける。これが男性、特にある程度の年齢のおじさんばっかりだとクスリともしない。「笑ったら一生の恥だ!」と言わんばかりの方もいる。そういう男性ばかりの時、私は全員の方に立っていただき、ジャンプしてもらうんですね。緊張をほぐす。そうしてから話しはじめることにしています」

・「その場の気分、ノリ」を大事にする女性が多い一方で、男性は「理屈」を大事にする傾向がある。このポイントを心得た話し方をすれば、男性相手でもはずさないで済む、というのがこの10年で得た結論だ。男性は、きっちり論理的に組み立てた話、自分の好奇心に沿った話が好きだ。冒頭で好奇心と思考力を刺激するちょっとした○×クイズを5~6問、立て続けに出し、必ず○か×かに手を挙げさせ、身体と頭を活性化させるのも効果的。ただし「知らないと恥だ、間違ったら笑われる」というプライドに関わる問題はダメだ。どうでもいいのがいい。斎藤孝先生の「ジャンプ」と同じ役割だ。これを素早くやったあと、深呼吸を一緒にやってから、さあ、本論をぶつける。「今日話すのはこの3つ」と全体を予告してから「これを知ったら得られる成果がこの3つ」と、「知っておいたら特だ」ということをアピールしてから話し始める。ここまでやれば、まじめな男性は必ずメモを取り始める。こちらもメモが取りやすいように、簡潔に、筋道立った話を心がける。数字や形など、ディテールを押さえた話に気を配る必要がある。話しているうちにどんどんメモを取る人が増えて来たら「ウケている」と思っていい。男性聴衆の頭の中では「じゃあ、○はどうなる?そう言うけど、×はどうだ?で、結論は?」と、論理の柱が何本も立っている。それに次々と答えるように話を展開していけば男性聴衆は満足する。節目節目で「ここまでで、質問のある人?」と手を挙げてもらったり、歩きながら、「何か気になることありました?」と近くの人に聞いてみたりすることも、飽きさせない有効なテクニックだ。そんな時に、思いもよらぬ、ラッキーなクエスチョンが出てくることがある。その質問に答えることで、話がさらに豊かになる。こういう場面で適切な「質問」をようだいするということは、「聞いていますよ」というなによりの証拠だ。こんな風に的確な質問が出たときは、女性に「がははは!」と笑ってもらったときと同じように、話し手の中で脳内麻薬が分泌され、聴衆との、静かだが熱い連帯を構築することができる。結果として、聴衆の満足につながる。

・「口下手な自分」に落ち込んでいる人もいるだろう。私はそういう人には、輝ける未来があると信じている。「自分は達者なしゃべり手ではない。むしろ口下手である」という自覚があるからだ。ただし、そういう人は無理に「話し上手」を目指すことはない。話す以外の自分の「資源」を伸ばしていこうと知恵を働かせるといいと思う。たとえば笑顔のすてきな人を目指す、気配り気働きの人を目指す、聴き手に徹する。

・「解読スキル」は文字通り「スキル」だ。簡単に言えば、相手の心を読み取り(解読し)、それに沿った行動ができる能力のこと。スキル=技術=テクニックだから、訓練次第で熟達可能である。恋愛では身体的、金銭的ハンデを過度に気にする必要はない。身の回りを見渡して欲しい。二枚目や美女が必ずしもいい恋愛を育んでいるとは限らない。むしろパッと見「?」というタイプが素敵な恋をして、結婚。素晴らしい家庭を築いているという例はそこかしこにあるのではないか。「相手の気持ち」を推し量り、理解する技。言い換えれば、相手の立場にたった「配慮」や「思いやり」に基づく「愛他的心(自分以外の相手への愛を重視する気持ち)」を持つ「スキル・能力」は恋愛の必須アイテムだ。


<目次>

まえがき
第1章 ひっかかる日本語
 1 「いつもきれいに使っていただきありがとうございます」
 2 あなたはゼロ派?レイ派?
 3 「ワンエルディーケー」の将来
 4 無礼な葬儀屋と親切な葬儀屋
 5 ニュースは紋切り口調で一杯
 6 しつこいセールス撃退法
 7 上から目線
 8 敬語が出来ない政治家って
 9 「常套句」に逃げ込む人たち
10 私が見た「最悪の講演」
11 「名詞+です」問題を考える
12 「間が悪い」東電幹部
第2章 脱帽する日本語
 1 池上彰さんの説明はなぜわかりやすいのか
 2 池上彰さんとサンデル教授の共通点
 3 日本一のインタビュアーの裏技
 4 カリスマキャバクラ嬢はすごかった
 5 梨元勝さんはつかみ名人だった
 6 田原総一朗さんの獰猛さ
第3章 伝えるには知恵が要る
 1 上司から部下への「読み聞かせ」のススメ
 2 「ちょっとした立ち話」をあなどるな
 3 ラジオ通販はなぜ売れる
 4 聞き方訓練のススメ
 5 最強のホメ技とは?
 6 口下手はいいけれども口無精はだめ
 7 ネット動画での作法
 8 毒になる数字、薬になる数字
 9 下戸のための酒場遊泳術
第4章 印象は口と舌で変わる
 1 ダメ出しの作法
 2 機内アナウンスに「新生JAL」を見た
 3 女性はなぜ面接に強いのか
 4 口下手のためのコミュニケーション講座
 5 若手に贈る「中高年克服法」
 6 「モテたいなら話を聞け」は本当か
 7 テキパキにこだわらない

面白かった本まとめ(2013年上半期)

<今日の独り言> 
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