伊勢ー白山 道

集団では無く、社会の中で心身の健康を正しく個人で目指します

逆転ホームラン

2008-12-11 18:40:46 | Weblog
マザー・テレサは道端で死に掛かっている人々を集めて介護
をして、沢山の人々の最後の時を看取りました。
マザーの元に来る時点で、だいたいの方の死期は近づいて
いました。介護をするマザーは、何時も「ある想い」で心中を
満す事を意識して介護にあたっていた様です。
その想いとは、「行き倒れている人は、皆さん生まれてから
愛情を掛けられた経験も無く、ゴミの様に扱われて生きて来ら
れました。最後は道端のゴミとして終わろうとしています。
せめて最後の瞬間ぐらいは沢山の愛情を受けて、自分がゴミ
では無く人間なんだと思いながら旅立って欲しい」
と言う彼女の想いと願いが、私には観応して来ます。
だから末期の方々が色々な我がままを言っても、それが逆に
彼女には嬉しかった様です。 もっと甘えても良いよと。

これは霊的に見ても大変に素晴らしい事です。
人間とは、人生最後の時期の心境が一番大事です。
人生の途中での栄華や苦境などは、あの世へ旅立つ時には
関係ありません。
人生の最後の最後に、他人からの愛情に包まれて逝く事が
出来たならば、それまでの悲惨な人生も祝福に変わります。

たとえ人生の最後を一人きりで迎えても、
「よく生きた、十分だ」と自分で本心から満足できれば最高で
す。 しかし、これが難しいのです。
いよいよ最後の時は、それまでの自分の生き方全てが心に
反映してきます。 自分に嘘は付けないのです。
誰にも知られていなくても、自分に後ろめたい事が有ると、
やはり死期が近づくと懺悔と後悔の思いが浮いて来ます。
もし、悔やまれる過去が有るならば、普段の思い出した時に
自分なりの謝罪の磁気を置き、それが有るから今の自分が
在ると感謝の磁気を発する事です。そして、その嫌な過去の
代わりに何か自分が出来る善行を、生きている間にする事が
大事です。
この様な過程を経ると、いよいよ最後の時は自分の出来る
事はしたと言う「潔さ」が出てきます。
安心の境地に成れるのです。
苦労をし過ぎた人の中には、認知症に成る人が多いです。
これは神の恩寵かも知れません。 最後の時期を、苦しかっ
た過去の思い出の磁気から離れる為に。

亡くなる前の人がマザーの手を握り、無言のままマザーの
目を見つめるその瞳には、マザーへの感謝の磁気で溢れて
います。 感謝の磁気を自ら発しながら、この世を去るのです。
感謝が溢れた世界へ引き寄せられる事でしょう。

生かして頂いて ありがとう御座位ます

人類の 5% 運動を広めたいです。
  
 
応援して下さる方は、この3箇所をクリックして下さい。
クリックして現れるランク一覧の中から伊勢白山道を押してね。
初めての人は、左側の「
真客検索システム
」を利用して下さい。
読者のコメント欄には、大いなる学びが有りますので必読です。
コメント (256)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする