伊勢ー白山 道

集団では無く、社会の中で心身の健康を正しく個人で目指します

御蔭様は誰?

2009-01-07 10:12:23 | Weblog
「おかげさま」と言う漢字は「御蔭様」と書きます。
‘他人から受けた助力や親切に対して感謝の意をこめていう
 言葉‘との意味だと辞書には有ります。
漢字の蔭(かげ、隠れた)の文字が使われているので、自分
が認識している特定の相手への感謝ではありません。
自分が気付いていない多くの援助してくれている存在が
蔭にいて、自分が「生かされている」事への感謝を現す言葉
だと感じます。

自分が気付いていない感謝するべき相手を知る事は、難し
い事です。 蔭に隠れているからなのか、自分の眼が曇って
いるからなのか・・・気付いてはいるが認めたくない、
感謝する気持ちに成れない、と自分の恩人に気付けないの
です。
色々と隠れた大恩人が誰にでも居るものです。
もし居なければ私達は生きていません。
今がどんなに苦しくて惨めな境遇であっても、今生きている
と言う事は、蔭に誰かが支えてくれて「来た」のです。
それは誰なのか?
人間は愚かな面が有りますから、蔭で支えている存在を無く
して初めて気が付けます。
蔭で支えてくれる存在が生きる人間の場合、その人が死ぬと
初めて深く認識できる事に成ります。
自分の人生の一時に関わってくれて支えて頂いたと、
その人の死を持って初めて素直に認知します。

既に亡くなった縁ある人々も、自分の心の小宇宙に存続して
おり、本当の蔭から支えて呉れているものです。
亡くなられた魂が次の旅にでるまでは、相互関係は存続して
います。 やはり、忘れずに供養する事が大事です。

御蔭様が誰なのか、その存在が生きている間に気が付く事
が出来れば、後々の自分の心に後悔は無いものです。
また、その人への態度も変わります。
生きている間に修正が出来る事は、稀有なる事であり
素晴らしい事です。
御蔭様に気が付く為には、自分が今生きている原点からの
視線で周りを眺める事が有効です。
「生かして頂いて ありがとう御座位ます」の視点で、仕事や
家族、縁有る人々と対峙すると、細かい事は気に成らなくな
り、相手を正しく観て受け入れる事が出来ます。

御蔭様には様が付いています。 一つの個性の様です。
そもそも、この喜怒哀楽の世界を蔭で支えて提供してくれて
いる個性かも知れません。
苦しい? 良いではないですか。 高い切符をやっと手に入
れて乗り込んだジェットコースターです。 直ぐに終わります。
今、動いている最中に飛び降りると、魂の意味で死んでしま
います。 最後まで上へ下へとスリルを楽しまなければ損し
ます。 スリルが大きいほど終着駅に付いた時に、
再度また
乗りたくなるものです。
ジェットコースターの管理人は、何様でしょうか?

生かして頂いて ありがとう御座位ます

人類の 5% 運動を広めたいです。
  

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コメント (224)
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