三界の狂人は狂せることを知らず
四生（ ししょう）の盲者は盲なることを識（さと）らず
生まれ 生まれ 生まれ 生まれて 生のはじめに暗く
死に 死に 死に 死んで 死の終わりに冥（くら）し
これは空海さんが詠んだとされる詩です。
「現実界に生きる人間は、自分が間違っている事に気が付け
ない。 生き物の全ては、真理（本当に求めるべき物）を自分
自身が分かっていない事さえも自覚できない。
この状態のまま永遠に、
人の魂は何回も何回も生まれるが、何回生まれ直しても
分からないままであり、死ぬ時も何回も経験するが、やはり
分からないまま死んで行きます。
そろそろ、自分自身が御仏＝宇宙そのものである事に気が
付きましょう。」
と、空海さんが言っているように私には感じられます。
人間は、この世で色々と悩みます。
なぜ悩むのでしょうか？
それは、この短い数十年の人生を失敗したく無いと恐れ
考えるから悩むのです。
結婚問題でもそうです。
自分には、もっと良い人が居るのでは？
自分がより幸福に成れる人を選びたい！
そして中には、この丁半博打に勝ちたいが故に悩み、金銭と
交換に神様を食い物にして生きる人間の一言に、一喜一憂し
て人生を左右させる人もいます。
人間の地位や金銭などは、何れ無くなる物だと思って相手
を見る必要があります。例えそのようなものが無くても結婚
したい相手かどうかを自分の良心を基準にして相手を見る
べきです。
より良い選択をしたいと悩んだ結婚は、駄目に成るものです。
人様を見る基準自体が間違っています。
結婚するには、
・感謝の先祖供養、神仏への感謝だけの参拝をして、自分の
良心を育てる生き方をする事。
・相手が、自身の親や年寄りに対する態度を見る。
結婚相手への優しさでは無く、他者への態度を見る事。
・自分で相手の事が分からない場合は、親や周りの意見を
参考にする。
などなど有りますが、本当に大事な事は空海さんが詠んだ
様に、こんな事が人生の目的では無いのです。
こんな目先の事をゴールにして生きていると、永遠のループ
状態は終わりません。
全ては自分と他人の中に、神仏の心を見る為の遊戯です。
失敗を恐れず自分の良心を基準にして「自分が欲する事」
をすれば良いのです。
結婚したければ、失敗を恐れずにすれば良いのです。
独身の時には思いも付かない色々な事に苦しむ事も有るで
しょうし、その逆の事も多々あります。
もちろん、結婚をしない人生もあります。
前世で結婚の課題から来る学びを卒業した魂とも言えます。
昭和の後半から特に、このような魂が増加していると感じま
す。 違う形で他者からの学びを選んでいます。
思いっ切り社会の中で泳げば良いのです。
全ては最善を尽くして、思いっ切り生きれば何とか成るさ～。
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