輸入盤 最新新譜情報  【BUYER'S EYES】

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BRANDI CARLILE / BY THE WAY, I FORGIVE YOU

2017-12-20 | Rock&Pops
<発売日> 2018/2/16予定

<JAN(規格番号)> 0075678659188

<内 容>
ありふれていない物語から、誰もが心に抱く感情が溢れだす――。 実力派シンガー・ソングライター、ブランディ・カーライルが紡ぐ、この生きづらい時代を生きる人たちへの愛と赦しの10章。ロックやポップ、フォークにカントリーと様々な要素を一つに紡ぎながら、そのどこかハスキーで力強い声で描く彼女の歌が今心に沁みる。

■  グラミー賞にもノミネートされた経験を持つ、ワシントン州レイブンズデール出身の実力派女性シンガー・ソングライター、BRANDI CARLILE(ブランディ・カーライル)。エレクトラ移籍第一弾となる通算6作目の最新作『BY THE WAY, I FORGIVE YOU』を完成させ、彼女がシーンに戻ってきた!

■ 2015年にリリースされ、ビルボード200アルバム・チャートの9位、そしてグラミー賞の”最優秀アメリカーナ・アルバム”にもノミネートされた『FIREWATCHER'S DAUGHTER』に続くスタジオ・アルバムとなる本作。プロデュースを手掛けるのは、デイヴ・コブとシューター・ジェニングス。レコーディングも、彼の地元ナッシュヴィルにあるRCAスタジオAで行われた。アルバムに収録されている10曲は、ブランディが長年ソングライティングでもコラボレートしているバンドメイトのティムとフィル・ハンセロス(Tim & Phil Hanseroth)。ちなみに二人は双子である。二人とのコラボレーションについて、彼女はこう語っている:「双子たちと私は、もうかなり長い間一緒のバンドでやってる。もうバンド仲間というより、文字通り家族みたいなもの。彼らと一緒に曲を作っていると、自分がどこまでやったか、彼らがどこから始めたのかが曖昧になってくるほどよ」 ヴォーカル、ギター、ピアノを手掛けるブランディ、ヴォーカルとベースを担当するティム、そしてヴォーカルとギターを担当するフィルに加え、プロデューサーのブレント・コブもギターとパーカッションで参加、この他、シューター・ジェニングスもピアノとオルガン、そしてドラムにはクリス・パうエル、チェロにはジョシュ・ニューマン、さらにはフレンチ・ホルンでジョン・マーク・ペインターがクレジットに名を連ねている。また、ストリングスのアレンジと指揮をとるのは、エルトン・ジョンやローリング・ストーンズなども手掛けてきたポール・バックマスター。

■ アルバムの発売に先駆けてリリースされたのは、2曲目に収録されている「The Joke」([https://youtu.be/2adTSxUqnc4)。ブランディ曰く、“あるがままの自分を受け入れて欲しいと思いつつも、そんな自分自身を受け入れようと必死にもがいている男子”や“未だに多くの世界で半人前だとか、リーダーシップが無いと見下されている娘たち”など、「法に反しているとか、価値が無いとか、受け入れられないとか、愛せないと言われたことがある人みんな――私たちは既に勝利を手にしているの。笑われるべきなのは、かりそめの権力を手にした人たち。愛は既に世界を征しているのだから」。そう、この曲は、あるがままの自分や、自分の力を認めてもらえずに、この時代に生きづらさを感じている多感な少年少女たちへの、力強くエモーショナルな応援歌なのだ。

■ また続けて公開された「The Mother」は、タイトル通り“母”であることについて。ブランディ曰く:「最も尊い夢が実現したと感じる人もいるだろうし、その一方でこれに伴う犠牲に耐えられなくて、自分なりの過激なまでの赦しを求める人もいる。多分ほとんどの人、そして私にとっては、そのどちらも同じぐらい感じているのだと思う。私はただの母親じゃないけど、それが自分であることには変わりない」

■ この他、生まれたばかりの娘を持った父親が、身元不明の女性の遺体がジョージア州のフルトン・カウンティで発見されたというニュースを読むところから始まる「Fulton County Jane Doe」や、両親への愛を歌った「Most Of All」、“忘れることによって、赦すことができる”と語る「Harder To Forgive」など、自分たちの両親や子供時代の物語を通して、誰もが日常でふと感じるような葛藤や痛み、愛や赦しを、ロックやポップ、フォークにカントリーと様々な要素を一つに紡ぎながら、そのどこかハスキーで力強い歌で描いている。デイヴ・コブが語るように本作『BY THE WAY, I FORGIVE YOU』は、ブランディにとって「メインストリームに押し上げる1作」であり、また「名盤を愛する人、グレイトなソングライティングやグレイトなシンガーが好きな人」の為のアルバムとなるに違いない。

https://www.youtube.com/user/BrandiCarlile

THE TEMPERANCE MOVEMENT / A DEEPER CUT

2017-12-20 | Rock&Pops
<発売日> 2018/2/16予定

<JAN(規格番号)> 5055006560619

<内 容>
ブリティッシュ・ロックの本流を受け継ぐ5人組、THE TEMPERANCE MOVEMENT。 ブルージーでソウルフルなロックンロールを聴かせる彼らが、お届けする骨太のロック・サウンド。通算3作目となる最新作『A DEEPER CUT』完成!

■ ブリティッシュ・ロックの本流を受け継ぐ5人組、THE TEMPERANCE MOVEMENT。2013年のデビュー作、2016年の前作『WHITE BEAR』が2作連続で全英アルバム・チャートのTOP20入りを果たし、英国のみならず、ヨーロッパを始めとする世界各地をツアーしてまわり、さらには大御所ローリング・ストーンズの2014年のヨーロッパ・ツアーそして2015年の北米ツアーのオープニング・アクトにも抜擢された彼らのサード・アルバムが遂に完成した。

■ 最新作『A DEEPER CUT』は、そんな彼らが絶え間ないツアーで磨いた実力と、バンドとして、そしてソングライターとして大きく成長した姿が、12曲にぎっしり詰まったアルバムである。実際、本作について、バンドのギタリストであるPaul Sayerはこう語る:「今まで作ってきた中で、このアルバムが一番気に入っている。これまでのアルバム以上にリリースが楽しみなんだ。バンドとしての自分たちを本当に捉えることが出来たと思う。聴いてもらうのが楽しみだし、ツアーに出てみんなの前でこれを演奏するのが待ちきれないよ」

■ 彼の言うとおり、1曲目の「Caught In The Middle」を聴いてもらえば、彼らが前作『WHITE BEAR』の流れを組みつつも、よりパワフルに、そしてよりソウルフルにそのサウンドを広げていっているのが分かるだろう。

■ 続く「Built-In Forgetter」と「Love and Devotion」は、THE TEMPERANCE MOVEMENTらしいグルーヴ感のあるキャッチーなロック・ナンバーである。そして「Buckwater Zoo」はファンキーなナンバーであり、その後にはソウルフルでブルージーなバラード、「Another Spiral」が控えている。さらにはレイドバックした「Beast Nation」や「Higher Than The Sun」、ライヴで盛り上がること間違い無しのも思わず一緒に歌いだしてしまいそうなコーラスが印象的な「The Way It Was And The Way It Is Now」、ヴォーカルのフィル・キャンベルのソウルフルで感情豊かなヴォーカルが静かに心揺さぶるタイトル・トラック「A Deeper Cut」まで、このアルバムには、英国屈指のブルージーなぶブリティッシュ・ロック・バンドへと大きく成長した彼らのサウンドが最初から最後まで溢れているのだ。

■ ライヴ・パフォーマンスが大きな魅力であるTHE TEMPERANCE MOVEMENT。アルバムからの新曲をいち早く聴けるという英国クラブ・ツアーを11月に行ったばかりだが、その全日程がたちまちソールド・アウトになったという。当然、アルバムの発売に合わせ全英、そしてヨーロッパ・ツアーを行うことになっており、既にその日程も発表されている。

■ 近頃、ブルージーで骨太な男のロックが少ないとお嘆きのロック・ファンに激レコメンのアーティスト、それがTHE TEMPARANCE MOVEMENTである。フリーやルースターの流れを組む、英国ロックの後継者がここにいるのだ。

https://www.youtube.com/user/temperanceband

WILEY / GODFATHER II

2017-12-20 | R&B,SOUL,HIPHOP,RAP,GOSPEL他
<発売日> 2018/2/16予定

<JAN(規格番号)> 0190296959578

<内 容>
グライムというシーンを開拓し続ける真なる"ゴッドファーザー・オブ・グライム"が、再びその神髄をシーンに叩きつける! UKガラージや2ステップといったハウス系クラブ・ミュージックとラップを融合させた「グライム」という音楽を定義づける存在である、真のパイオニア:WILEYによる最新作が早くも登場! 自らが提示してきたサウンド、そしてその未来をも見据えた究極のグライム・アルバムなのだ!

◆その強烈な存在感でUKダンス・シーンに大きな影響を与え続けてきた“ゴッドファーザー・オブ・グライム”、WILEY。 デビュー以来そのジャンルを牽引し、UKシーンに大きな影響を与えてきたパイオニア的存在が、前作『GODFATHER』(2017年1月)に続く続編とも言うべき最新作『GODFATHER II』を早くも完成させた…!

◆「今まで一番誇りに思えるアルバムであり、本当の俺がここに表れている」と本人が語る前作『GODFATHER』は、その言葉通り、デビュー以来約14年間、グライムのパイオニアとしてシーンに君臨してきた彼が、大きく成長した現代シーンに、グライムというジャンルを決定づけるような傑作だった。グライムが現在のミュージック・シーンのどこに位置しているのか、またどこに行こうとしているのか、それを宣言するような作品で、”ゴッドファーザー”にふさわしい貫禄の作品を作り上げたのだ。

◆前作発売時、『GODFATHER』というアルバムがWILEYの最後の作品になる、と噂されていたのだが、前作から約1年という短いタームで、早くもその続編ともなる最新作を完成させたのだ。鬼気迫る内容とシーンの未来をも見据えたそのサウンドで、自らが築き上げたジャンルを再び定義づけた彼が、前作を凌駕するかのような強力な作品を再びシーンに投下する…。

◆この嬉しい驚きとなった最新作の情報と共に、彼はJMEをフィーチャリングに迎えた最新楽曲「I Call The Shots」を公開、シーンの最高峰のアーティスト達による最高のグライム・サウンドを見せつけてくれている。

◆既にUKシーンでは“伝説的存在”となっているWILEYだが、彼はその地位に甘んずることなく、ジャンルそしてシーンを牽引したものとして、前作『GODFATHER』と今回の最新作『GODFATHER II』で、グライムの現在そして未来を見せてくれるのだ…。

https://www.youtube.com/user/officialwiley

THE GLORIOUS SONS / YOUNG BEAUTIES AND FOOLS

2017-12-20 | Rock&Pops
<発売日> 2018/2/23予定

<JAN(規格番号)> 5055006560510

<内 容>
誰にもきっと覚えのある、若気の至りにまつわる10章。 地元カナダだけでなくUSでもファンの指示を集めつつあるTHE GLORIOUS SONS。悩めるヤング・アダルトたちが抱く無気力さと混乱を捉えたリアルで等身大なストーリーとロック・サウンドが心を打つ。

■ ブレットとジェイのエモンズ兄弟を中心に結成されたカナダのロック・バンド、ザ・グローリアス・サンズ。地元カナダ、そしてUSで着実にファンの指示を集めている彼らの最新作がリリースされる。前作『UNION』は、USとカナダで累計一千万回以上のストリーミング数を記録し、カナダのロック・ラジオでは最もエアプレイされたアーティストとなった。さらにカナダのグラミー賞とも呼べるJUNOアウォードで最優秀ロック・アルバムにもノミネートされた。

■ 最新作『YOUNG BEAUTIES AND FOOLS』は、ザ・グローリアス・サンズのメイン・ソングライターであるブレットの実体験から生まれたアルバムであるという。「基本的には24歳の男の物語なのさ」そうブレットは語り、さらにこう続ける。「ここにあるのは、アルコール依存症と、自分の人生を描いた自伝的な曲がほとんどだ。自分のことを良くわかっていないだけでなく、自分の行いの結果も考えられないガキの想い、行動、そして感情から生み出されているんだ」

■ ロックンロール・ナンバー「My Poor Heart」から、ちょっとズレているボーイ・ミーツ・ガールの物語「Josie」、そして結婚にまつわる恥ずかしい話を赤裸々に綴った「Everything Is Alright」まで、ここに収録されている10曲には、ブレット自身、そして彼の作品の中に登場するキャラクターを通し、人間性を不完全さ描き出している。しかし、テーマの“リアルさ”を捉えるのは決して楽な作業ではなかったという。

■ 前作『THE UNION』で得た成功を自分たちの成長へと繋げたかった彼らは、18ヶ月かけてレコーディングを行ったが、そこから生まれたは決して満足の行くものではなかった。そこで彼らは、ロサンゼルスへ行き、プロディーサー・チーム、Fast Friendsと共に、ブレットのiPhoneにあった古いボイス・メモをチェックし始めた。「彼らと仕事をするのは初めてだったから、お互いを探ることから始めていた」とブレットはその時を振り返る。「まるでお見合いみたいだな、と思う瞬間もあったよ。以前、他のプロデューサーと仕事をした時、何も得られずに終わってしまったという経験もしたしね。アイディアに関する軽い質問をいくつかしてから、俺は彼らに”聴かせたいものがあるんだけど“って言ったんだ。そうやってiPhoneを取り出し、”Josie“を聴かせたら、彼らはすごく盛り上がってね。彼らは、俺たちがソングライターとしても、またニュージシャンとしても自分自身に挑んで欲しいと思い、俺に自分が経験したことを書けとプッシュしてくれた。その後、最も大変だったのが、そうやって出来上がった楽曲から何をアルバムに入れるべきか選ぶことだった。俺は、ソングライターとしての自分を信じることを教え、自分の”声“を探すのを助けてくれた彼らに永遠に感謝しつづけるよ」

■ 誰にもきっと覚えのある、“若気の至り”にまつわる、ほろ苦い想い出や、悩めるヤング・アダルトたちが抱く無気力さと混乱を捉えた独りの男の物語が、本作『YOUNG BEAUTIES AND FOOLS』に描かれている。

https://www.youtube.com/user/TheGloriousSons

NIPSEY HUSSLE / VICTORY LAP

2017-12-20 | R&B,SOUL,HIPHOP,RAP,GOSPEL他
<発売日> 2018/2/16予定

<JAN(規格番号)> 0075678659034

<内 容>
俺のマラソン人生、常に勝利のウイニングラン――これがウェッサイ新世代の生き方。 インディーHIPHOPシーンの大物、NIPSEY HUSSLE(ニップシー・ハッスル)が、遂にメジャー・デビュー確定!!!自身のレーベル、ALL MONEY INと名門アトランティック・レコーズとパートナーシップを結びリリースするのは、2013年頃からずーーーーっと巷の噂になっていた超待望のデビュー・アルバム『VICTORY LAP』!!!

■ インディーHIPHOPシーンの大物、NIPSEY HUSSLE(ニップシー・ハッスル)が、遂にメジャー・デビュー確定!!!自身のレーベル、ALL MONEY INと名門アトランティック・レコーズとパートナーシップを結びリリースするのは、2013年頃からシーンで噂になっていた待望の新作アルバム『VICTORY LAP』!!!

■ 現代のウェッサイを代表する新生代の実力派である彼は、ここ日本でも数年前、小室哲哉のソロ・アルバムに参加していたことが一部で話題を集めたが、2010年XXLの”2010年ベスト100ミックステープ”に選出された『THE MARATHON』を発表し、注目を集めた。翌年、前作の続編とも呼べるミックステープ『THE MARATHON CONTINUES』をドロップした彼は、2013年に発表した『CRENSHAW』が、その内容だけでなく、フェアファックスにあるALL MONEY INのポップアップ・ストア限定で発売された初回生産限定のカセットが100ドルという値段が付けられていたにも関わらず、24時間以内に1000本が完売したこともメディアを騒然とさせた。(その後彼は2014年にも1本1000ドルの値付けがされたミックステープ『MAILBOX MONEY』を100本限定で発売している)

■ その後2016年に、毎週更新の#MarathonMondayシリーズで発表した最初の17曲をまとめたミックステープ『SLAUSON BOY2』を発表した彼は、同年、YGと組んで問題作「FDT(F*** Donald Trump)」をリリース。ロサンゼルス・タイムスから「2016年最も預言的で、怒気を含んだ、一体感のあるプロテスト・ソング」と絶賛された。

■ またリード・アーティストとしてだけでなく、ケンドリック・ラマーやドレイク、リック・ロス、YG,、タイ・ダラー・サイン、ミーク・ミル、DJマスタード、ヤング・サグなどなど、数多くのアーティストともコラボレートしてきたことでも知られている。

■ そして2018年――いよいよ満を持して、正式なデビュー・アルバムとなる『VICTORY LAP』がドロップする。先行シングルとして現在公開中なのは「Rap N****s」(https://youtu.be/_4LsQ_kdLh0)。西海岸スタイルの本流を受け継ぎながらも、モダンな要素も取り入れた、新世代のウェッサイ・サウンド。同時に黒塗りの高級オープンカーでクルーズするNIPSEYを捉えたジャケット写真も公開された。まだアルバムの全貌は明らかにされていないが、アルバムが発売される前日にあたる2018年2月15日にハリウッド・パラディアムでホームタウン・ライヴを行うことは既に発表されており、15ドルという破格のチケット代ともども話題を集めている。

■ ラッパー/ミュージシャンとしての活躍だけでなく、地元クレンショーにアパレル・ショップTHE MARATHON CLOTHING STOREをオープンし、アプリやスマホを活用した”スマートストア”は、幅広い注目を集め、実業家としての面も順調なNIPSEY HUSSLE。(ちなみにWORLD STAR HIPHOPは、地元でTHE MARATHON CLOTING STOREをオープンする彼を追ったドキュメンタリーを撮っている) インディーHIPHOPシーンの大物がメジャー・デビューという大きな勝負に出た、シーン注目のデビュー・アルバムが2018年、その全貌を明かす!

https://www.youtube.com/channel/UCm1s2VS9BdyXL9FU4a-W_cQ


SIMPLE MINDS / WALK BETWEEN WORLDS [STANDARD]

2017-12-20 | Rock&Pops
<発売日> 2018/2/2予定

<JAN(規格番号)> 4050538349672

<内 容>
あのロマンティシズム溢れる歌声が、再び世界を包み込む… グラスゴーが生んだ伝説的スタジアム・アクト、SIMPLE MINDSの最新作が登場! ポスト・パンク時代のグルーヴ感を持つ側面とドラマティックで映画的なサウンドを持つ側面、彼らのサウンドの幅広さを、古き良きアナログ時代のA面B面というコンセプトの元で表現した、新たなる傑作の登場だ。

◆77年にスコットランドのグラスゴーで結成され、ニュー・ウェーヴ・ムーヴメントの初期となる79年にアルバム・デビュー、その後数々のヒット曲を放ち、80年代には3作連続で全英チャート1位を記録、85年には「ドント・ユー?」の世界的大ヒットによりイギリスだけでなく世界のミュージック・シーンを席巻してきた、ジム・カーをフロントに擁するロック・アクト、SIMPLE MINDS。2010年代に入っても精力的に高水準の作品を発表し続けている彼らが、新作としては約3年振りとなる最新作『WALK BETWEEN WORLDS』を完成させた!

◆2014年に発表した前作『BIG MUSIC』は、エレクトロやシンセポップ、ニューウェーブといったサウンドに乗せた往年のメロディアスなスタイルが高く評価され、MOJO誌からは「SIMPLE MINDS史上最高のアルバム」という賛辞が送られるなど、今なおロック/ポップ・シーンに確固たる存在感を見せつけてくれる作品となった。その後、2016年に発表した自分達の楽曲をアコースティックでカヴァーした企画作『SIMPLE MINDS ACOUSTIC』を挟んで完成させたのが、この最新作なのだ。

◆Andy WrightとGavin Goldbergという、前作『BIG MUSIC』と同じ制作陣を迎え、バンドのセルフ・プロデュースという形で制作されたこの『WALK BETWEEN WORLDS』は、全8曲、42分というシンプルな構成な作品となっている。が、ここにはメンバーのジム・カーとチャーリー・バーチルが音楽ファンとして過ごしてきた時代の、古き良きオールド・スクールなアルバム・フォーマットを現代に再現させるという意図が隠されているのだ。昔のアナログ盤の収録分数にのっとっているだけでなく、彼らはA面とB面、というスタイルを踏襲し、二つの異なる音楽性を前半と後半にまとめる、という手法をこの作品で取っているのだ。

◆いわゆるSIDE 1のパートとなる、「Summer」や「The Signal And The Noise」といった楽曲が収録されている前半の4曲は、滑らかなギター・サウンドとポスト・パンク時代のニュー・ウェーブなグルーヴに満ちたスタイルでまとめられており、その後続くいわゆるSIDE 2となる「Barrowland Star」といった楽曲を収録している後半4曲では名門Abby Road Studiosでレコーディングされたドラマティックなオーケストレーションをフィーチャーした、より映画的な作風でまとめられている。

◆この作品に関して、創立メンバーの一人であるジム・カーはこうコメントを残している:
「いわゆるトラディショナルな男性ロック・バンドというよりも、もっとSLY & THE FAMILY STONEといったバンドに刺激を感じるようになっているんだ。この作品を手掛けている時間は本当に喜びに満ちた時間だったし、同時にスタジオでもライヴでも、SIMPLE MINDSというバンドの物語が今も進化し続けているという事実を感じられたことが、とてつもなくスリリングだったよ」

同時発売情報
●上記アルバムのデラックス盤も同時発売(4050538349689)
◆この最新作『WALK BETWEEN WORLDS』は、全8曲を収録したスタンダード・エディションに加え、3曲のボーナス・トラックを追加収録した全11曲入りのデラックス・エディション

PIANOS BECOME THE TEETH / WAIT FOR LOVE

2017-12-20 | Rock&Pops
<発売日> 2018/2/16予定

<JAN(規格番号)> 8714092754421

<内 容>
絶叫だけが、内に燃え盛る激情を吐き出す手段じゃない。感情は、歌とサウンドで爆発させることだってできる。 USボルチモアが生んだ激情系ポスト・ハードコア/エモ/スクリーモ・アクト、PIANOS BECOME THE TEETH(ピアノズ・ビカム・ザ・ティース)が放つ通算4作目となる最新作、堂々完成! 内に秘めた感情をほとばしらせながらメロディを疾走させる彼を、全ロック・ファンに捧げよう…!

◆2006年にボルチモアで産声をあげ、数々のスプリット作品をリリースしながら2009年にアルバム・デビューを果たし、その美麗スクリーモ・サウンドでありながらただ勢いにまかせただけではなくしっかりと練り上げられたサウンドで、エモ/スクリーモ・シーンから一気に注目を集めていったバンドが、このPIANOS BECOME THE TEETHだ。

◆2009年のデビュー・アルバム『OLD PRIDE』、そして2011年発表のセカンド『THE LACK LONG AFTER』と、聴く者の感情を揺さぶるあの90年代のエモ/スクリーモ直系ともいえるスタイルで一気に人気を獲得、激情ハードコア・バンドの中でも別格の存在感を持って活動していった彼ら。疾走感溢れるサウンドと絶叫を駆使しながら感情を爆発させるスタイルをベースに、そこにHOPESFALLにも通じる叙情的なハードコア・スタイルを徐々に加えたり、メロディ/歌そのものによりフォーカスし、悲壮感すら感じさせる歌声を持ち込んだりと、その活動を通して、絶叫だけではない方法でその感情を吐き出す術を手に入れてきたのだが、名門EPITAPH移籍第一弾として2014年に発表した前作となる『KEEP YOU』では、彼ら特有のあのドラマティックな曲展開に、「歌」で全ての感情を表現するという手法をとり、さらに進化/深化した激情サウンドをシーンに提示し、さらに幅広いロック・オーディエンスの心を鷲掴みにすることとなった。

◆そんな彼らが完成させた、通算4作目となるこの最新作『WAIT FOR LOVE』。前作同様、CIRCA SURVIVEやBRAIDらを手掛けるWill Yipをプロデューサーに迎え制作された今作では、前作で見せたそのサウンドの深化をより際立たせ、ヘヴィでダークなサウンドの中に輝く切ないメロディ・ラインや、感情をほとばしらせながら抑え目に歌われるそのヴォーカル・スタイルで、より深層に潜む感情を揺さぶるサウンドを確立しているのだ。2013年にスプリットをリリースしたTOUCHE AMOREにも通じる感動的なまでにドラマティックな激情ロック・サウンドと、まるで聴く者の心に沁み込んでいくような歌声は、彼らをさらに別格の存在へと押し上げるほどの完成度を誇っている。

◆初期から彼らをチェックしているファンには、その彼らの進化の過程をまざまざと見せつけてくれるような作品であり、EPITAPH移籍以降彼らの存在を知ったファンには、その深みのあるエモ・サウンドでさらに彼らの魅力のとりこにしてしまうほどの力強さのある作品であり、そして今まで彼らの事を知らなかったロック・ファンには、生々しい感情を広がりのあるサウンドスケープと疾走感あるロック・サウンドに乗せて吐き出す彼らの「音」に、かならずはまり込ませるほどの存在感に満ちた作品だ。メロディック・スクリーモ・アクトがさらに高みへと登っていく瞬間、それが、今僕達の目の前にある…。

https://www.youtube.com/channel/UCNVxo5Ty_1Rs2nwCeQjEqaw