詩人の血

今日も作詩、明日もまた、本格詩人のブログ。

四行詩NO.1

2017-07-10 12:22:04 | Weblog
四行詩

NO.1
緑色の夏
高原の爽やかな風は
ふと
透明な記憶を落とす
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土屋昌巳作曲

2017-07-10 10:58:00 | Weblog
DAYDREAMS OF YOU
作詞 松尾由紀夫 作曲・編曲 土屋昌己

手のひらに 透きとおる
あの頃の 遠い空
まぶしさと 甘い風
誘われて 見つめあう


きみの名を 呼びかけた
木霊する 森で


Daydreams of you
ゆれながら 心まで
Daydreams of you
なつかしい夢の中
とけてゆく 誰のせい


守るのは きみのこと
果てしない 無垢な夢
近づけば 遠ざかる
心へと招く声


ふりむいて 迷いこむ
微笑みの 森に


Daydreams of you
恋人の ふりをする
Daydreams of you
嘘つきな 子どもだね
くちづけも かわさずに


Daydreams of you
ゆれながら 心まで
Daydreams of you
なつかしい 夢の中
とけてゆく 誰のせい


*80年台に発売されたレコードの歌詞を転載
自身の鉛筆で文字数を数えた形跡あり。
作詞家になりたかったな…
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はじめてのものに(立原道造)

2017-07-10 10:49:23 | Weblog
はじめてのものに(立原道造)

ささやかな地異は そのかたみに
灰を降らした この村に ひとしきり
灰はかなしい追憶のやうに 音立てて
樹木の 梢に 家々の屋根に 降りしきった

その夜 月は明るかったが私は人と
窓に凭れて語りあった(その窓からは山の姿が見えた)
部屋の隅々に 渓谷のように 光と
よくひびく笑い声が溢れていた

ーー人の心を知ることは……人の心とは……
私は その人が蛾を追ふ手つきを あれは蛾を
捕えようとするのだろうか 何かいぶかしかった

以下な日にみねに灰の煙が立ち初めたか
火の山の物語と…また幾夜さかは 果して夢に
その夜習ったエリザベートの物語を織った
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夏NO.3

2017-07-10 10:41:31 | Weblog
夏 NO.3

満天の
星が
降る


君の
瞳に
星が
流れ

消え
去る
思い出が
去り行く

このしじまの
瞬き
無辺の
時に
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